ON AIR REPORT

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この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年7月8日(金)PM 23:00 まで

今月の放送後記(文字起こし)を掲載する前に、こちらをご覧の皆様にお知らせを少し!

・今月の放送分は1週間以内(2022年7月8日まで)であればradikoのタイムフリー機能でお聴きいただけます。BOSSのトークと音楽を合わせて楽しめるのは実際の放送だけなので聴き逃したという方はぜひどうぞ!

・さらに放送から1週間後にはTOKYO FMの音声配信サービス「AuDee」にて放送されたナレーション音声も公開されます。放送尺の都合でカットされた未公開パートも含む完全版となっていますので、ぜひAuDeeの『YAZAWA LOCKS!』もチェックして下さい!(今月のオンエア分は7月8日に公開されます)

・そして『YAZAWA LOCKS!』では、皆さんからのメッセージも募集中!! BOSSに伝えたいこと、聞きたいこと、相談したいことなど内容はなんでもOK![ コチラ ]のメッセージフォームから送って下さい!




永ちゃん こんばんは。質問です。
永ちゃんでも昼寝する事があるのでしょうか?
50周年おめでとうございます。
RN キキョウ
静岡県 53歳 男性

とーやま「ということで…いろんな質問が届いている中、キキョウさんはこれが気になったんでしょうかね。」

矢沢「うん、ありますよ。やっぱ歳なのかな。歳、歳と言っちゃいけないんだけど、まあマジに歳は歳だから。やっぱり“いまは寝れる”っていうのは自分でわかってんじゃないですか?脳が。“ご飯食べて、今日はもうボイスのトレーニングをちょっとやるだけでいい”とかいうのが自分でわかってるんだよね。そんなに今バタバタ急がなくていいんじゃない、っていうときに、昼ごはん食べて、ちょっとこう、ニュースでも見てたら、いつの間にか寝てるんだよね。いつの間にか…それが10分なのか20分なのかわかんないけど…これ、最高だよね!昼寝最高!!!

とーやま「(笑)」

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矢沢「20分くらい眠れてた後の、あの気だるさ。昼寝はいいよ。だから、昼寝したいわけじゃないんですけど、そういう感じで気づいたら寝てた、みたいな(笑)」

とーやま「寝ようと思って寝るよりも、いつの間にか寝てるときの方がやっぱ気持ちいいんですか?」

矢沢「一番気持ちいいよね!」

とーやま「ボス、それソファーとかでですか?」

矢沢「そうそう!ソファでちょっとごろんとしながらニュース見てる。(ごはんを)食べ終わって。ゴロンって背もたれにかけてるんだけど、ボーっと見てるときそのままコテッっていってんだね。あれが、僕は大好きでね。ほんで、しょっちゅうですか、っていったら、そんなことないね。たまにそういう時ありますよ。で、基本的に人っていうのはわかってるんじゃないの。やらなきゃいけないことがあるとき寝ないよね、みんな。」

とーやま「でも僕は、例えば、お家で何か文章を書かないといけないという仕事があるときに、全然思いつかないってときほど眠くなってきちゃって。そのまま気絶するように寝ちゃって、2時間経って、ああもう時間時間!とかってなることも…。」

矢沢「たぶん、バランス取ってるんですかね。」

とーやま「あ、僕の中で!」

矢沢「…とか、フィーリングがバランス取ってるのかもしれないね。まあ、あのそんなわけで、この人の質問ですけれども。」

とーやま「“昼寝することがあるのでしょうか”。」

矢沢「ありますよ(笑)」

とーやま「そして、昼寝は最高ということで。」

矢沢「最高。」


BOSSこんばんは!
矢沢永吉一筋の父親に詠吉と名付けられ、早35年のファンです。

家族の車のナンバーは1830。E.YAZAWAです。
意識しながら車の運転をしていると、同じナンバーや、
830ナンバーがとても多く走っていることに気づきます。
その多くが矢沢永吉という1人の男に惚れ込んだ人たちだと思います。

近くを走っていると、車内で何のアルバムを聴いているんだろう?
向こうもこっちの存在に気づいていて、
チラッと見たら挨拶してくれるんじゃないか?など、
その瞬間はコンサートの開始直前に似たワクワク感に浸っています。
また、矢沢ステッカーや車内に矢沢タオルを飾ったトラックを
見かけると、見ず知らずの人なのに親近感が湧いてきて、
「いつも日本の物流を支えていただき、ありがとうございます!
運転どうかお気をつけて!」と心の中でつぶやいてしまいます。

BOSS本人はツーリング中などに
このようなナンバーの車やステッカーを貼った車を見かけたり、
後ろを走る時、何か意識されるのでしょうか?

「矢沢、後ろにいますので、そこんとこヨロシク!」と言った
感じなのでしょうか? ご回答の程よろしくお願い致します。
これからもずっと応援し続けます!
RN 本人エイキチ
栃木県 35歳 男性

とーやま「…という、RN 本人、エイキチさんからのメッセージ。」

矢沢「いや、僕はね、“830”が“矢沢”だとかは、知ってます。人から聞いてるし、ファンクラブの方からも聞いてるし。実際街でも見てるしね。“あ、ほんとにあるよ…“830”が!”みたいな。それがだんだんポピュラーになって、もう結構皆さんわかるとこになればなるほど……皆さん、道交法はちゃんと守ってね。頼むよ。」

とーやま「(笑)」

矢沢「キミらがピシッとやってくれないと、“やっぱり矢沢のファンはガラ悪い”って言われちゃうんですよ!目立たないようによろしくお願いします!」

とーやま「(笑)」

矢沢「ほんとに多いね。だんだんとよく街で見かけますよ。」

とーやま「やっぱり嬉しいお気持ちに?」

矢沢「いや、もう逃げるように、僕はそこからスッと途中の次の角で右曲がりますね。」

とーやま「え、目的地とは違っても?(笑)」

矢沢「うん、もう遠回りしてでもなるべく離れるようにしております!」

とーやま「でもたしかに、そうですよ!それで向こうの運転手さんがボス本人だって気づいたら、それこそもう…停止しちゃったりとか!」

矢沢「皆さん、本当にいい運転でお願いします!」


M  蒼いハイウェイ / 矢沢永吉


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とーやま「ボス!本日7月1日金曜日ですけれども、今週末7月2日と3日!『E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 2022』が開催されるということで…」

矢沢「 “矢沢フェス” ですね。これで2回目ですかね。コロナで予定が狂って、“毎年やれたらいいなぁ”とか言ってたら、コロナがドーンと来て…3年ぶりぐらいになるんですかね。フェスというか…ほら、もう矢沢は72だから、いま若手でギンギンきてるアーティスト、バンド、いっぱいいますよね。それと一緒になんか夏の夜やろうぜ!っていうのがこれの目的ですから。僕と2世代も3世代も違うような連中たちと集まって、やろうよ!と。楽しみにしております。」

とーやま「いまこの収録現在、絶賛リハーサル中ですかね。リハーサルの方は、どのような感じですか。」

矢沢「どのようなと言っても、僕のリハーサルは一緒なんですけども。やっぱり通常の矢沢のコンサートより、また形がちょっと違いますかね。構えて、がっちりショーのように決める、っていうのじゃなくて、“はい、オッケー!みんな、楽しもうね!”みたいな。もっと軽いですよ。その軽さが逆に大事、みたいなね。楽しくて軽い、みたいな。で、クソ暑いんですけど、みんなが同じ場所に集まってやれるような、そんな感じですね。」

とーやま「今回でしたら、布袋寅泰さん、SUPER BEAVER、BiSH!3日はサンボマスター、氣志團、打首獄門同好会…と。もちろん、二日ともボスも参加されるわけですけれども。ワンマンでのセットリストがあるじゃないですか。それと、いろんなバンド、アーティストの皆さんがいる場所でのセットリストは、やっぱり違うんですかね。」

矢沢「うん、一部ちょっと違うところもあります!」

とーやま「それは、どういうところをボスは意識されてるんですか?」

矢沢「僕のワンマンのショーとは違う…みんなでワイワイやるような曲を逆に入れてみたりね。僕の1人のステージというのは、ショー的要素もかなり入れたりしますから、それとはやっぱりテイストがちょっと違いますよね。それがまたいいのかな、と思います。」

とーやま「『E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 2022』!詳細はイベントのオフィシャルサイトをぜひチェックしてください!」


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とーやま「さあ、今夜も時間の限りボスに届いたメッセージ!今回もたくさん届いておりますので…」

矢沢「そんなに来てるんですか!」

とーやま「はい!めちゃくちゃ来ております。」

RN エクレア
岐阜県 20歳 男性

矢沢「エクレア…」

とーやま「エクレア、お好きですか?」

矢沢「たまにね(笑)」

とーやま「(笑)」

矢沢「そんなこの歳でエクレアバクバク食べるわけでもないしね(笑)」

とーやま「どういうときに、エクレア食べたいな…とかってなるんですか?」

矢沢「やっぱり、疲れたときですかね!(笑) 美味しいよね!」

とーやま「めちゃくちゃ美味しいです!チョコがコーティングされて、中のカスタードクリームが美味しいですね…!」

矢沢「ほんとだよね〜…!そういうことも……うん、感じるようになりました。」

とーやま「(笑)」


ボス、はじめまして。

自分は大学生で、部活に入っています。
その部活に入って1年と3ヶ月ほど経ちました。
入部して一年ほど経ったときに
周りの人間性と自分の人間性が合っていないことを感じ、
段々と居心地の悪さを感じてきました。
特に喧嘩などではなく、
そういう場の空気感が自分とは合わないと感じました。

自分は我が道を行くという性格で、
周りに合わせてどうこうというのが苦手なので、
腹を括って部活を辞めようとしましたが、
周りに相談したところ"今辞めるのはもったいない"と言われました。

確かにここまで続けてきたし、
周りに合わせて生きるということを学べるいい機会かもしれません。

矢沢さんならどうされますか? ぜひご意見を聞かせてください。
長々と拙い文章失礼いたしました。よろしくお願いします。
RN エクレア
岐阜県 20歳 男性

矢沢「もうあれだね、大人の扉というか、世間の扉というか。今開けてるんだね、もう。部活だから、仕事じゃないんだけれど、もう人間関係といったら始まったようなもんですよ。たぶん、大学卒業して社会に出ても、みんなとどう生きていくか、って意味では一緒だからね。だから、そのときにそういうことを自分で思ったんじゃないですか。 みんなと混ざって、合わせて、なんか向いてないな…とか思ったりしたんでしょう。

それ、いいんじゃない?それがその人なんだから。みんなと合わせなきゃいけないこともないし。でも、合わせないとやっていけない社会でもあったり、まあ、これ部活の話なんだけどね。僕は部活というのと、社会の扉と一緒にいま話をしてるわけなんだけど。」

とーやま「ボスだったらどうされますか?っていうのも、エクレアさんが質問されてるんですけども。」

矢沢「僕はその部活っていうか、そういうところで、こういう悩みをしたことがないぐらいバイトに明け暮れてたからね。学生の頃は。」

とーやま「でも、アルバイトのときもありましたか?例えば、バイトの先輩にいろいろ教わらなきゃいけないこともありますし。」

矢沢「バイトと言っても、僕なんて新聞配達したり、どっかの造船所に行って、大きな丸いシリンダを磨いたバイトもしたことあるね。あれは油が周りにあるから、高さも結構あったからね。ちょっと滑ってそのまま下に真っ逆さまに3、4メーターぐらいのところに落ちたらもうほんと危ないよね。それを気をつけながらやって。これいま、高校の時の話をしてるわけですけど。

とにかく東京に出ていく資金をためようとしてたから、目的がロック・シンガーになるんだ、と。そういう目的はちゃんとしてたから、危ねえなと思いながらやれるよね、目的があれば。だから、いまの質問とは一緒じゃないのかもわかんないけど、僕はいま振り返ってみたら、僕の場合、ある目的が定まった段階からすべてがオッケーになっていったのを、いまでも覚えてますね。もう“こうするんだ”と決めた段階に何やっても苦しくないと言ったらおかしいんですけど、“わかるわかる、これ全部予定通りだよね!これ来るよね!全部予定だよね!”っていう風に思えるようになっていった。だから、この人(RN:エクレアさん)の聞いてることと、僕が言ってることと答えてることと、は違うのかもわかんないけど。

世の中というのは合わせなきゃいけないように、社会の仕組みがあるし。このクラブ活動もそうなのかもしれないけど。だから、いいんじゃないの、それで。自分で、個でやるなら個で大いにやるし、それも答えだし。混ざるのも答えだし。どれが間違ってるってものは、下手したらないんじゃない?」

とーやま「僕は、いまボスがおっしゃってくださったように。エクレアさんは、いまなんで部活をやっていて、どういうところに行きたいんだろうとか、それを考えるいい機会なんじゃないかな、っていう風にも思いました。」

矢沢「そういうことよ!ぶつかるべきして、会わなきゃいけない人に会ってるんで、その場面に合ってるんだね!だから、それ全部含めて面白いんじゃない。20歳でやっと“いや、俺混ざることがあまり向いてないんじゃないか”と思うんだけど、でも、やめようかと思ったら、友達に“もったいないよ”と言われた、と。だから、いま“矢沢さん、どう思いますか”って言うんだろうけど。いいんじゃない?それ、全部引っくるめて20歳なんだよ。抽象的すぎて答えになってないと思うけど、答えなんかそんな出るわけないもんね。」

とーやま「いまのボスのお話を聞いて、エクレアさん自身がまた新たな答えを自分で掴めたらいいな、って思いました。」

矢沢「ですよね。」


中学3年生の永ちゃんファンです。
今年受験生なのですが、
受験は人生の中でも大きな選択だと思います。

永ちゃんもアメリカに行ったりと
大きな選択をたくさんして来たと思います。

そこでその時にどんな気持ちで選択して来たのか
教えていただけたら嬉しいです。
それと受験に向けての応援をしていただけたら嬉しいです。
RN 偽名のサイン
岡山県 14歳 男性

とーやま「ボスは、大きな選択をたくさん今までされてきてますよね。人生の中で。」

矢沢「ですね。したんだね。そんなつもりはなかったんだけど。走って走って走りまくったら、いろんな扉を開けざるを得なかったのかな。まあ、本当は開けたくなかったんだけどね。開けざるを得ないんですよ。」

とーやま「開けたくないというのは。」

矢沢「開けるとめんどくさいから。なんでもそうよ。新しい扉開けるって言ったら怖いし、行ったこともない。その先が見えないし。見えないこと、行ったことないこと、開けたことのないことはしたくないじゃない。やっぱりなるべく穏便に済ましておきたい。だって、世の中ってそうでしょ。なるべく穏便に、って言うじゃない。可もなく不可もなく、って。だから、“見てみないフリ”という言葉があったりするわけでしょ。だけど、やっぱり開けなきゃいけないときは、開けなきゃいけないのよ。怖くても、めんどくさくてもね。」

とーやま「そういうときはどのような気持ちで?」

矢沢「ところてんの原理みたいなもんだね。プチュッと出したら、もう行くしかないじゃない。僕はいつも言うの。ところてんの仕組みってのは、決断のときいるときあるよね、って。もう無理やりプチュっと出す。押されたら、もう行くしかないじゃない。こういうものは、人生でありますよ。この人(RN 偽名のサイン)にとっては、受験も大きな人生の大きな扉だよね。これまたいい経験だよね。これからもっともっと大学の受験から何から、下手したら今度大学出て、就職試験とか。いろんなものに行くなかのひとつが、受験だよね。“頑張ってください”って、みんな言うし、自分の問題だからね。だから、“親に言われるから、この学校の受ける”って言い方はしない方がいいね。中身まで全部知らなくていいから、14だったら全部わかるのは無理だから。でも、“せめて、ここの高校の在学生です、ぐらいのタイトルは俺欲しいんだよ。彼女のためにも、モテたいためにも!”って言うんだったら、目的がひとつはっきりするじゃない。だったら、自分のために、何がなんでもここの生徒になりたい、っていうのも、これも立派な目的じゃない。

で、受かったときうれしいよ!とりあえず第1個目の挑戦ですよ!受かって、自分の番号が出てきたら“あ、俺受かっちゃったよ!”って、それでいいじゃない。これからいっぱいいろんなところで待ってるんじゃないですか。」


M  ミッドナイトファイティングボーイ / 矢沢永吉


とーやま「あらためてボスは、いよいよ来月8月から、50周年を記念した全国スタジアム&ドームツアー『MY WAY』の開催が迫ってきていますね!8月27日(土)、28日 (日) 東京・新国立競技場!9月18日(日) 福岡・PayPayドーム!9月25日(日) 大阪・京セラドーム!詳しくは矢沢永吉オフィシャルサイトからお願いします!もう、2ヶ月は切ったと…」

矢沢「いまチケットがすごいことになってますね。嬉しい。で、一番予想に反して、九州はもうほとんど売り切れ状態だから。いや、なぜ予想に反してっていうのは、なんかあるじゃない。地区によって、チケット売れるスピードがとろくて最終的に満タンになるよね、っていうところと、クイックでパーンといっちゃうところ。東京なんかクイックだよね。その予想に反して、福岡っていままで矢沢に限らず、どのアーティストでも、ゆっくり(売れて)いって、最終的に超満員になるっていうのが、どこよりも最初に1番になります、っていうところに行くのが、皆さん喜んで応援してくれてんじゃないですか。もう絶対矢沢の50周年見るぞ、みたいな。ありがたいことだと思います。だから、とにかくあと残り2か月ですか。もう最高じゃない!行くよ!って感じですね!」

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とーやま「それでは続いて…」


初めまして。
いえ、ライブでは勝手に拝見させて頂いています。
いつもいつも、熱いライブをありがとうございます。

さて、先日の番組内で矢沢さんは
上手にスマホやSNSと向き合っているお話をしていました。
実際、公式サイトもホームページ、
Twitter、LINE、Instagramなどを活用しているし、
どのアーティストよりもいち早く電子チケットの導入をしました。

そんな矢沢さんは、
いまのSNSに振り回される人たちをどう思いますか?

食事をする前に写真を撮りまくったり
自分の目で見るより写真を撮っている時間が長かったり。
毎日、何かを自分のアカウントに投稿したり。

LINEの既読がついたつかない、返信が遅い早い、
自分を省いたグループラインがあるのかないのか。
全て、わたしが学生だった時代には無かったし
考えつかなかった悩みですし、
年齢ではなく時代の悩みだと思います。
もう、スマホの無い時代には戻れないと思います。

矢沢さんは、そういう人たちをどう見てどうお考えになりますか?
また、何かアドバイスとかはありますでしょうか?
アドバイスがありましたら宜しくお願い致します。
RN スクールオブロック聴講生
神奈川県 59歳 女性

矢沢「それが時代の流れなんじゃないんですか。僕なんかがそれに対してどうこうアドバイスを言う・言わないっていうことじゃないと思います。それだけ文明がここまで来たんですよ。食べる前に弁当ピシッと撮ったと。僕も見たことある。レストランで、料理がパッときたら、パチっと撮って。僕は撮らないけど、撮るその人の勝手だもんね。だから、あんまり気にしない。その人その人のやり方、感じ方があるし。それでそれだけここまで来てるんですよ。もっと来ますよ、これから。たぶんあれじゃないかな、パソコンの画面がどうしたとか、腕にはめてるマッキントッシュのなんとかいう時代より、もっと!ボタンかなんかピッと押したら、空中に画面がぱっと出るのは、もう目の前に来てるんじゃないかな。もっと進むよ。」

とーやま「だって10年前とかじゃ考えられなかったですもんね。でも、それがいま現実にあるわけで。」

矢沢「シュッとボタンかなんか押したら画面が空中にパッと立ち上がる!それで手元で(キーボードを)カタカタカタと押せるんじゃない?」

とーやま「VRとかも、僕もう信じられなくて。あのゴーグルをつけて360度どこにも映像があるっていう。」

矢沢「だから、それに深く入る人と、あんまり入りたくないって人に分かれて、あんまり入りたくないって人も最終的に入るんじゃないの?そこに!入って、やっぱりその文明やテクノロジーのすごさに楽しませてもらう、みたいな。」

とーやま「ボスは、そのワクワク感とかもやっぱりあるんですか?例えばこれからどういうものが開発されて…とか、どういう生活スタイルが変わっていくのか…とか。」

矢沢「(変わって)いくでしょ!ボンボン変わっていくし。ただ、自分もどのぐらい乗るか。普通一般的に社会は、例えばもう80ぐらい乗ってるのに、まあ俺はまあ40ぐらいでもいいかな、とか。その人その人でまた乗り方っていう量も違うだろうし。だけど、確実にすごい時代に来て、やっぱり恩恵受けてるよね。」

とーやま「なんかいまのお話で、僕もすごく、RN スクールオブロック聴講生さんの返信が遅いな、とか、来ないな、とか。さっきの食事のときに写真を撮る、撮らないとかも、ボスがおっしゃってたように、“気にしすぎ”になってしまって。でも、“俺は時代に乗るな”って、ボスおっしゃったじゃないですか。それでいいな、ってほんとに思いました。この人は100乗るけど、自分はもう40ぐらいにここはしとこう、みたいな。」

矢沢「うん、それでいいんじゃないの?」

とーやま「そうですよね!」

矢沢「“私らの若いときはこんなのなかったから、こんなめんどくさいようなことずっとやって…よくやるよね”って言うけど、別にいいんじゃない、どっちでも。一番大事なことは、自分はどういう風にしたいのか、ってことだけ。それで、自分はすぐそばにいる人たちとか、他の人たちに迷惑をかけてないだろうか、っていうことさえ、ちゃんとやってたら、マナーなんじゃないの。」

とーやま「……これ、もう(YAZAWA LOCKS!)3回目にして、すべての答えが出てしまったんじゃないかってくらい…」

矢沢「うん、そこさえやってれば、個々、自由よ。だけど、僕が思うには、みんなブーブーブーブー言いながら、気づいたらそのテクノロジーのすごさに乗っかっちゃってるんだと思うよ。乗る量はどうか知らないけど!だっていま、新幹線ですげえすげえと言ってたのに、今度はリニアモーターカーがもう具体的になるんだよ!東京〜大阪間が1時間で行ける時代が来るんだよ。だから、乗るか乗らないか…って、乗るに決まってんじゃん。俺、乗るよ!死ぬ前に絶対リニアモーターカーに乗りたい!」

とーやま「でも、あっという間すぎて!」

矢沢「そうなのよ!だから、大事なことは、これからもっともっと進んで、もっともっと選択肢も増えて、自分はどれだけ乗ろうかってのは、個々が勝手。ただ、周りの人、すぐそばの人、向こうにいる人含めて、迷惑かけてなければいい。」

とーやま「うん!ありがとうございます。」


お父さんの影響で永ちゃん大好きになって
20歳から父とライブ参戦してます!
永ちゃんを好きでいてくれた父に感謝しております!
国立と福岡のチケットが当たりました!
今年も父とライブ参戦します!

永ちゃんにとって親への親孝行ってなんだと思いますか?
良かったら教えて下さい!
RN ROCK大好き
山口県 27歳 男性

矢沢「僕の場合は、小学校2年で親父死んじゃうんだもん。小学校2年じゃよくわからん。やがて15になり、18になり、18ぐらいから親父がわかるんだよね。もっと前からわかってんのかな。ぼやんとわかったのは、具体的に18〜20歳。それで、男の子どもが親父を思う気持ちってのは、自分が親父になってくるとよくわかるのよ。僕なんてもう30過ぎてぐらいからは、親父のことを思ったね、すごく。それで、男って女性に比べたら、やっぱり僕は不器用だと思うんだよね。まあよく言えば“ドリーマー”とか“情熱的”だとか“非現実的”で、女性は…こんなこと言ったら怒られちゃうけど、やっぱりすごくしっかりしてるし、強いし、現実的だし…っていう風に、まあ分けたとしましょう。これまたこんなこと言ったら言われちゃうかもしんないけど。

自分が30ぐらい過ぎて、男盛りにだんだんなっていくと、男の不器用さとかこうだなと思ったとき、俺の親父も相当不器用だったんじゃないか、とか。結局お母さんが、まあ別れるってことで僕を置いて出て行くわけじゃない。まあ、“置いて出て行く”って言ったら、僕を産んだお母さんが非常に冷たい女性かって、そうじゃなくて、色々知らない大きな事情もあったと思うのよ。何しろ、お母さんが出て行ったわけだ。そしたら、女に出ていかれた男ってどんな気持ちだったのかな、っていうのが、30〜40ぐらいになったらさ、男の弱さ、男の切なさ、男のバカさ加減とかいうのが、わかるじゃん。女に逃げられた親父はどれだけショックで辛かったのかな。で、自分のことダメだな、とも思ったりしたかもしれない。そういうこともわかったりすると、やっぱりなんかもっと親父のことを愛するようになってきたね。僕の中の親父って、永遠にいるんだよ。

うちに仏壇があるんですけど。毎朝、僕は線香あげるからね、必ず。“お父さん、今日はSCHOOL OF LOCK!のインタビューやるからさ!とかって(笑) いや、独り言のように“お父さん、今年ね、新国立バチッと決めるから、ヨロシク。”みたいな(笑) 男は、もう不器用でバカで……だから、皆さん。全国の女性に言いたい。助けてやってください、男を(笑)」

とーやま「なんか、“親孝行ってどういうものですか。”っていう質問に対して、何をするとか、何かをあげるとかじゃなくて…」

矢沢「想うことよ!親父の切なさとか、男の弱さとかいうのを、“お父さん、俺もわかるよ、同じ男だからね“っていうのが、30〜40ぐらいになってくると、だんだんわかるんだよ。それが充分親父の孝行してるんだよ。」

とーやま「というのを、このRN ROCK大好きさんは、おそらくお父さんと一緒にラジオも聴いてらっしゃるでしょうから。」

矢沢「おお〜!いいね。」

とーやま「それもいいですよね。で、この話をするんだけども、何かをするわけでもなく、RN ROCK大好きさんは一緒にボスのライブに行くお父さんのことを、より想うんでしょうし。」

矢沢「それとね、“お父さんから教えられて、いまじゃ自分も立派な永ちゃんのファンになったんですよ”って言うとするじゃない。“毎年武道館やる時には俺親父と一緒にタオル投げてんですよ!”って、どれだけ親父から見たら“我が子よ、お前もとうとう染まってくれたね”って、やっぱり1番嬉しいんじゃないの!

とーやま「確かに…!ほんとだ。もう既に親孝行も果たしてますね!!!」

矢沢「もう、やりまくってる!」

とーやま「(笑) もう親孝行やりまくってますね!」

矢沢「そう、親孝行しまくってるよ!」


M アイ・ラヴ・ユー, OK (Live) / 矢沢永吉


とーやま「ということで、ボス。もうそろそろ時間になってしまいました。」

矢沢「よろしくお願いします!」

とーやま「いや、“よろしくお願いします”だと、また始まるみたいになっちゃいますけども(笑)」

矢沢「(笑)」

とーやま「今回いかがでしたか。いろんな質問が今日もありましたけれども。」

矢沢「僕は、いま現在、普通に思うことを言うことしかできないな、と思ってるんですけど。だから、今日の最初の質問だって、答えになってないと思うんですけど。ほんとにそう思うんだよね。これからだよ。右もオッケー、左もオッケー。全部オッケーなんだ、っていうのが、今日この頃ほんとそう思いますね。昔は、白黒つけたかったんですよ。白黒つけないと答えじゃない、と思ってた。でもそんなことないの。最近はもうなんか右もやり方によっては答えだし、左もやり方によっちゃ答えだよな、っていうのを思うと、“なんだよ、いっぱいあるじゃん、答えは。”って。で、絶対こうでなければならない、っていう、その堅苦しいのちょっとどけようよ。ちょっとずつ。それと、これは綺麗事になるかわかんないけど、とにかく税金ちゃんと払って、人に迷惑かけないで、自分が思うことはやりたいことやる。人生これだよね。

だから僕は幸せよ。なぜ幸せかって、まだロック・シンガーやってるんだよ。最高じゃない。ロックンロール歌って、チケットを買ってくれる人がいるんだもん。…という風な気持ちが、よりしっかり、はっきりしてきた今、って感じですかね。」

とーやま「そんなボスから言葉をこうやっていただけて、僕もですし、聴いてる皆さんもほんとに嬉しい、この『YAZAWA LOCKS!』となっております。また、次回の『YAZAWA LOCKS!』でも、たくさん皆さんからメッセージ募ってよろしいですよね。どんな質問でも。」

矢沢「よろしくお願いします!」

とーやま「そして!明日、明後日の幕張メッセでのライブ!大成功になることを我々祈っておりますので!」

矢沢「ありがとうございます!」

とーやま「今日は何より、ボスが“昼寝が大好きだった”ということを知ることができて、本当によかったな、と。」

矢沢「いやいや!(笑)」

とーやま「ということで、今月もどうもありがとうございました!!!」

矢沢「どうもありがとうございました!」



『YAZAWA LOCKS!』第3回目、いかがだったでしょうか!

お聴きいただいての感想、BOSSへのメッセージは、[YAZAWA LOCKS!公式サイトのメールフォーム]でお待ちしています。

SNSで呟かれる際には、ハッシュタグ「#YAZAWA LOCKS!」「#SOL教育委員会」をつけていただけると、YAZAWA LOCKS!チームも拝見いたします!

次回は【7月29日(金)】に開講!
お楽しみに!


SOL教育委員会

この後記の放送を聴く

聴取期限 2022年7月8日(金)PM 23:00 まで