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とーやま委員「7月14日(金)、SCHOOL OF LOCK!教育委員会、本日も、もちろん生放送ということで、Twitterの方でもね、#SOL教育委員会でたくさんツイートもしてくれて嬉しい。ありがとう。みなさん。それから、『ミクチャ』。動画配信アプリ『ミクチャ』の方でも、こちらはなんと、生配信ね。動画、配信しております。え〜、着実にファンが増えてっております。はい。先週、なんと大台に乗りまして、なんと、この番組、『ミクチャ』で2013人のファンがいるということで、ファンが2013人、今、表示されております。右のガチファンは、いまだ0人ってことで、浅ファンが2013人いるという『ミクチャ』の中でお送りしているSCHOOL OF LOCK! 教育委員会。本日もみなさんよろしくお願いしたい」

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とーやま委員「『未確認フェスティバル』。2015年から2019年まで、ラジオの中の学校・SCHOOL OF LOCK!がずっと続けてきた、10代限定、夏の音楽フェス。これはオーディションではありません。いまだ誰にも知られていない10代の才能に出会うために開催してきたイベント。
2018年。この『未確認フェスティバル』に、1人の10代アーティストが応募してくれました。
名前は、諭吉佳作/men
応募当時、14歳。なんと14歳だったんだね。2018年の2月から本格的な音楽活動をスタート。『未確認フェスティバル』は、例年、3月、4月ぐらいとかかな?多分、応募がスタートしていたのは。だから、その、本当に少し前に、本格的に音楽活動をスタートさせていたわけだけども。あの時、14歳だった諭吉佳作/men。iPhoneに入ってるGarageBandという音楽を作るアプリがありますけれども、そこで作った曲をSCHOOL OF LOCK!に届けてくれました。それがこの曲」


M 非常口 / 諭吉佳作/men




とーやま委員「2018年の応募音源。諭吉佳作/menで、『非常口』。とても懐かしい。このブースでね、聴いてたわけですよ。当時、あしざわ教頭と。どこのタイミングで生徒のみんなと一緒に聴いたかは定かではないが、でも、ヘッドホンで、ちゃんと両耳で聴いて、“なんか、とんでもないことになってんな”って思ったのもめちゃくちゃ覚えているし、このイントロを聴いただけでね、すごく思ったわけですけども。
諭吉佳作/men。この年の『未確認フェスティバル』で、応募総数3067組の中から、見事ファイナリストになり、審査員特別賞を受賞。東京、新木場 Studio Coastで行ったファイナルステージに立っていた時は、15歳。Twitterでも曲の感想とかも届けてくれている中、あれが2018年。現在、2023年7月14日(金)。あれから5年。いいよね。これ」

諭吉佳作/men(以下:諭吉)「(笑)」

とーやま委員「よくない?自分で聴いて」

諭吉「久し振りに聴きました」

とーやま委員「どう?久々に、5年前、14歳。GarageBandでしょ?これ、作ったの」

諭吉「はい。そうですね」

とーやま委員「どう?久々に聴いて」

諭吉「最初は、“なんか歌い方違う”ってシンプルに思って、で、その後、なんとなく、まあちょっと、“わ〜”っていう…何て言うんだろう…?」

とーやま委員「例えば、普通通りに行けばですよ。5年前の曲を聴いたら、ここでアーティストの方に同じ質問した時に、“ちょっと恥ずかしいすね”とか言うことが結構多いなと思うんだけど、そういう感情?」

諭吉「まあ、恥ずかしさもあるような気がするし、でもなんか、変わってないっちゃ変わってない?ような気もするし。でもこれ、1番最初にiPhoneで作ってたんだよなって思ったら、“何やってんだろう?”っていう感じもあるし(笑)まあ、いろんな意味で、なんかちょっと新鮮。みたいな感じでした」

とーやま委員「歌って、どうやって録ってるんの?これ」

諭吉「その時は、普通に、何も…ただ、iPhoneのマイクにそのままいってたと思います」

とーやま委員「自分でトラック作って」

諭吉「はい」

とーやま委員「マイクのとこに口つけて。口つけてっていうか(笑)まあ、そうか(笑)」

諭吉「ある程度距離を(笑)」

とーやま委員「声吹き込んでやってたってことよね」

諭吉「そうですね」

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とーやま委員「で、生放送に今日は、諭吉佳作/men。いわゆる諭吉ちゃんが来てくれていて」

諭吉「はい」

とーやま委員「誕生日さ…今、19歳でしょ?」

諭吉「はい」

とーやま委員「誕生日っていつなんだっけ?」

諭吉「明日」

とーやま委員「明日なんだよ」

諭吉「(笑)」

とーやま委員「もう52分後には20歳ってことでしょ?」

諭吉「わぁ〜怖いです」

とーやま委員「すごいね」

諭吉「すごいし、怖いです」

とーやま委員「僕自身は、お会いするのは、僕はTOKYO MXの『69号室の住人』っていう番組で、そこで、2年ぐらい前かな?あれね。去年じゃないよね?」

諭吉「そうですね」

とーやま委員「2021に多分会ってるから、約2年振りぐらいとかに、こうしてちゃんと会って話すんだけども、でも、その間もだし、『未確認フェスティバル』に出た2018年から今の間まででも、“諭吉”という名前は、提供している作品だったりとか、いろんなとこで聞くもんね」

諭吉「ありがとうございます」

とーやま委員「忙しい?」

諭吉「いや。全然(笑)」

とーやま委員「でも、いろんなところで自分の活動が広がっていたりとかするって実感はどう?」

諭吉「でも、例えば、(楽曲を)提供させていただいた先で、自分のことをまだ特に知らなかったよっていう方が、提供したことで知ってくれて、なんかすごい褒めてくださったりとか。元々、その提供先の方のファンだったことで自分のことを知ってくださって、何て言うんだろう?そちらの方のファンとして喜んでくださるっていうことがあったりすると、なんか…なんて言うんだろう?いろんな方向に行っている感じがするというか(笑)」

とーやま委員「じゃあ、そこら辺の話とかも詳しく、今日はお聞きしたいと思いますし、もちろん曲もね、聴きたい曲もいっぱいあるんで、今日のSCHOOL OF LOCK! 教育委員会は、諭吉佳作/menのこれまで、そしてこれからを聞いていくけど、いい?」

諭吉「はい」

とーやま委員「嫌だという選択肢はないか。さすがに(笑)ここに来たら」

諭吉「はい。です(笑)」

一同笑い

とーやま委員「SCHOOL OF LOCK! 卒業生訪問プロジェクト『終わらない歌を歌おう』諭吉佳作/men 編!!!

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<『未確認フェスティバル2018』のリプレイ音源>

とーやま校長「久し振り!よお!たくさんの手拍子、ありがとう。ようようよう」

あしざわ教頭「ようようよう」

とーやま校長「元気にしてた?みんな。元気にしてた?」

「いぇ〜い!」

とーやま校長「ほんと?どう?フロア、暑い?」

あしざわ教頭「どう?」

「暑〜い!」

あしざわ教頭「暑いよね」

とーやま校長「でもね、最大限に冷房、効かしてんだって」

あしざわ教頭「そうなのよ」

とーやま校長「だけども暑いのは、多分、みんなの気持ちから来てる暑さじゃないのか!?」

<歓声>

とーやま校長「そうだろ?!別に、考えたわけじゃねぇぞ。今、ほんとに思った事、言ったぞ。そんな俺は誰か?って言ったら、未来の鍵を握るRadio、SCHOOL OF LOCK!、校長のとーやまだ。改めて、よろしく!」

<歓声>

あしざわ教頭「校長〜!教頭のあしざわで〜す!」

とーやま校長「それでは、ここからついに、後半戦、スタートしたいと思う。準備は、よろしいか?」

<歓声>

とーやま校長「よし!それでは、参ります。『未確認フェスティバル2018』、ファイナル。8組中、5組目のアーティストは?!」

ジングル「The next artist is!諭吉佳作/men!」

<会場で手拍子が始まる>

とーやま校長「あ〜、いい手拍子!いい手拍子」

あしざわ教頭「諭吉佳作/men。もう、初めて、曲聴いた時に、“なんだ?これは?”となって、ライブやった時も、また、そこでも思ったし、今日も更なる進化を遂げているんじゃないか?そんな予感もします」

とーやま校長「この間、15歳になったばかり」

あしざわ教頭「はい」

とーやま校長「静岡県から1人でやって来てくれている」

あしざわ教頭「さあ、みんな、1人で戦う諭吉に、力を与えてやってくれ」

とーやま校長「後半、戦参ります!『未確認フェスティバル 2018』、ファイナル、本日、5組目のアーティストは!諭吉佳作/men!」

<歓声>


M 水槽のガラスだけだよ(LIVE at 未確認フェスティバル2018) / 諭吉佳作/men



<生放送に戻る>

とーやま委員「SCHOOL OF LOCK! 教育委員会のとーやまです。SCHOOL OF LOCK! 卒業生訪問プロジェクト 『終わらない歌を歌おう!』。今夜は 、10代限定夏の音楽フェス『未確認フェスティバル2018』、この大会に応募してくれた諭吉佳作/menが この5年間、どう過ごしてきたのか?そして今、どんな毎日を送っているのか?聞いていこうと思っております。諭吉ちゃん」

諭吉「はい」

とーやま委員「5年前の、自分の、このライブ。新木場 Studio Coast、満タンの生徒のみんなの中の、このファイナルでのパフォーマンスの音は、今聴いて、どう?」

諭吉「いやぁ…頑張ったなぁって思いますね。なんか(笑)」

とーやま委員「“頑張ったなぁ”は、どういうところから来る言葉?」

諭吉「なんか、その時は、ほんとやるしかなかったからやったんだろうけど、今考えたら、すごい頑張ってる。なんか、この声聴いても、すごい…何て言うんだろ?頑張って歌ってますよね(笑)なんか頑張ってるなっていう感じします(笑)」

とーやま委員「短い時間で“4頑張ってる”出ましたよ。諭吉ちゃん(笑)」

諭吉「力を入れている。頑張っている。なんか、さみしかった記憶あるんで。1人で」

とーやま委員「当時、言ってたよね?たしか。みんな、バンドとか、4人だったりとかで、一緒にライブとかよくやってる、会ってる、顔見知りのバンドの子達がいたりとかで、話し相手もいたけど、まあ、当然、1人でね。ソロだし」

諭吉「そうなんです」

とーやま委員「そういう、なんかさみしさもあった、みたいな話したんじゃなかったかな?」

諭吉「自分だけ、母親と一緒に、なんか“親と一緒に来てるちっちゃい子”みたいな感じで、誰も別に知ってる人いないし、仲間もいないしで、なんかすっごい、もうほんとに“うわぁ〜”ってなっちゃってたんで」

とーやま委員「でもね、あの姿も、やっぱ俺、めちゃくちゃ覚えてるんの。お客様達から見たら左側の袖に僕とあしざわ教頭がいて、斜め後ろぐらいから観てるんだけど、テーブルの上に、あれ、Macかなんか置いてたっけ?違ったっけ?なんか、機材?」

諭吉「あ〜、でも、当時はなかったかな…?何もなかった…身、1つだったですかね?」

とーやま委員「そうだっけ?だからまさに、そのちっちゃい女の子がね…もしバンドだったら、ドラムセットもあって、ベースアンプなんやらいっぱい、機材もあったりとかするけどさ。で、新木場 Studio Coastのステージもさ、まあ、でかいじゃん」

諭吉「そうですよね」

とーやま委員「上から下への長さもあるし、奥行きもあるし。で、会場は4000人とか入ったりとかするバカでかいところで、この女の子がだよ。1人で。なんか、ちょっと不安もあったわけ。俺はね」

諭吉「そうですよね」

とーやま委員「15歳でしょ?しかも。ライブの経験とかは?この時は」

諭吉「そんなになかったと思いますね」

とーやま委員「そうだよね。だけどもう、曲が始まった瞬間に、もちろん今聴いてもらってわかると思うけども、トラックのかっこよさと、なんか俺には堂々として見えたし、自分の大好きな音楽と歌をありのまま乗せて届けている姿を見て、めちゃくちゃかっこいいいいなって思ったのも、めっちゃ覚えてる」

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諭吉「ありがとうございます」

とーやま委員「あと、なんか、覚えてることとかある?5年前。ちょうど5年前だけど」

諭吉「変な話なんですけど、すごい覚えてることがあって(笑)直前でスタンバイしてる時に、控えてる時に、水を飲んでたんですよ。そしたら、スタッフの方に、“それ、硬水だよね?”みたいなことを言われて。自分、軟水と硬水の概念を、その時知らなくて。“硬水って、喉にあんまり良くなくない?”みたいなことを言われて、“え?硬水ってなんですか?”って言って、“硬水と軟水があるんだよ”って教えてもらって、“知らなかったです”っていう話をしたのを、すごい覚えてます」

とーやま委員「ほんとに変な話(笑)」

諭吉「それ、ほんとに覚えてて(笑)まあでも、それでちょっと緊張を解してもらったところもあったのかもしれないですね。なんか、“ここでもこんな普通の話してていいんだ?”っていう…」

とーやま委員「男性の方?女性の方?」

諭吉「男性だったと思います」

とーやま委員「特徴、ちょっと、後から聞いとこうかな?多分、絶対、俺らは知ってる人だから。そこにいるってことは。その人は、多分、そんな自覚なかっただろうからね。きっとね。“実は、あの時のあの一言、すごい感謝してたらしいよ”ってことは、ちゃんと責任もって伝えておこうか。
当時の特別審査委員長の蔦谷好位置さんが、曲を聴いて、もう、大絶賛していて。裏でもずっと言ってたね。その話したのもすごく覚えてる。“諭吉佳作/men、いいね。めちゃくちゃすごいね”っつって。で、さらに、多分、蔦谷さん的にもすごく感激したはずで、閉会式直前に、急遽、『個人賞』も設けたいって言って。閉会式直前に。で、そこのメンバーのみんなと、さっき1曲目で聴いた『非常口』の特別remixバージョン、作ってやったんだよね?あれとか、覚えてる?」

諭吉「そうですね。でも、なんか、自分だけ、なぜか参加出来なかったっていう思い出が…(笑)」

一同笑い

とーやま委員「歌とかは、だから、ボーカルのデータがもうあって…ってことか?」

諭吉「そうですね。それで、演奏だけ新しくしていただいて、それで、自分はそれを聴くっていう。家で(笑)」

とーやま委員「たしか、蔦谷さんは個人賞を受賞したメンバーでレコーディングしてるじゃん。でさ、焼肉とか、多分、食べ行ってんだよね。そこには行ってんだよね?」

諭吉「行ってないです」

とーやま委員「蔦谷。おかしいんじゃない?シンプルに、おかしいよね?(笑)」

諭吉「ちょっとさびしくはありましたよね(笑)たしかに」

とーやま委員「声かけてくれたらいいじゃんね?会ってない?それ以降」

諭吉「お会いしてはないと思う…」

とーやま委員「LINEしとくわ。どうなってんすか?っつって。言っとく。責任もって。
音楽を始めたのが…『未確認フェス2018』が、さっきの音源が8月の26日だけど、この年の2月ぐらいなの?」

諭吉「う〜んと…iPhoneで、編曲とかをちゃんと考えるようになったのがそのぐらいですかね?」

とーやま委員「“作りたいな、自分でやりたいな”って思うようになったのは、いつ頃?」

諭吉「音楽に限らず、そういう願望は、結構、ずっと、ちっちゃい頃からあったと思うんですけど。音楽を自分でピアノ弾きながらとかで作り始めたのは、小6の時ですかね?でもその時は、やっぱり、ピアノ弾きながら、ただ1人でやってるだけだから。別に誰かに聴いてもらおうとか、どっかにアップロードしようとかは、別に考えずに」

とーやま委員「誰か、自分の好きなアーティストの曲とかを、いいなって弾いてたって事?」

諭吉「いや。なんか、歌詞を、一応書いて」

とーやま委員「小6で?」

諭吉「ピアノ弾きながらメロディー考えて、みたいな」

とーやま委員「もうオリジナルだったんだ?」

諭吉「そうですね。その時は。はい」

とーやま委員「どういう音楽を聴いてたの?その小6の時ぐらい」

諭吉「そうですね。その時は椎名林檎さんが好きだったと思います」

とーやま委員「で、自分で。だから、12歳とかでしょ?」

諭吉「そうです」

とーやま委員「最初に作った曲のタイトルとか覚えたりする?」

諭吉「人に見せようと思ってないから、タイトル付けをしようっていう発想がなかったかもしれないです」

とーやま委員「じゃあ、自分の中で作って、“あ、これいいな”って言って、そこでもう満足していたってことなのかな?その時点では」

諭吉「一応、ボイスメモに録るだけ録って、で、母親には聴いてもらってたかもしれないですね」

とーやま委員「なんて言ってくれてたとかは覚えてる?お母さんは」

諭吉「そんなに明確なことは言われてないんじゃないかなと思います」

とーやま委員「お母さんは、音楽好きなの?」

諭吉「いや。家族は、自分が音楽を始めてからよく聴くようになったですね。普通に聴いてはいただろうけど。そんなに、“こういう音楽いいよ”とか言われたことないし。何か楽器をやってたとかっていうことも、別に、特にないんで」

とーやま委員「『未確認フェスティバル』っていうものは、いつ知った?」

諭吉「その当時、なんとなく、そういうきっかけみたいなものを探してはいたので、それで多分、母親が見つけてきてくれたと思います」

とーやま委員「誰かに聴いて欲しいなぁとか、そういう欲が出て来たって事?」

諭吉「そこまで考えてもなかったです。“何かしらやってみる”みたいな感じで、“何かをしてみる”っていう段階ですね」

とーやま委員「お母さんが、“こういう、10代限定の夏フェスっていうのがあるよ”って言って、それを聞いて、どう思ったの?」

諭吉「どう思ったんだろう?」

とーやま委員「“じゃあ出してみるか?”とか?」

諭吉「ちょっと怖い気持ちがあったような気はします。それ以前は、やっぱり…もう、今は、結構、慣れちゃったところもあるけど、何かをネットに発信するようなことすら、したことがなかったんで。最初は怖かったと思いますね。“アップロードして応募出来る”っていうのがあったじゃないですか。だから、“直接公式の方に送って”っていうわけじゃなかったから、みんなに聴いてもらう前提じゃないですか。だからやっぱり、初めて、世の中の、ネットの海に流すのは、ちょっと不安はあったと思いますね」

とーやま委員「それでも参加を決意して、曲が、僕らの元、リスナーだったりとかに、しかも、SCHOOL OF LOCK!は、全国でやってるからね。届くわけじゃん」

諭吉「はい」

とーやま委員「で、変わったこととかは、何かあった?自分の中で」

諭吉「本当に、『未確認フェスティバル』全体、ずっとそうだったんですけど、あんまりよくわかってないというか…(笑)本当に、ずっと、流れるプールで浮き輪でふわふわ浮いてるだけ、みたいな感じで。本当に、流れに任せる感じだったと思いますね。あんまり深く考えてなかったと思います」

とーやま委員「でも、なんか、それもすごいけど。“力入れて踏ん張る”とか、“向こうに行ってみたい”とか(気持ちが)ある人も、当然いるじゃん?『未確認』とか『閃光ライオット』に出すみんなも、当然、そういう気持ちがある人もいるし。でも、そういうのはないんだ?」

諭吉「だって、本当に初めてだったから、何も比べられる経験がないので。もう、本当に、1回目として、ただ状況を見るしかないっていう感じだったと思いますね(笑)」

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M 別室で繭を割った(LIVE at 未確認フェスティバル2018) / 諭吉佳作/men


とーやま委員「演奏も、めちゃくちゃかっこいいよね」

諭吉「ありがとうございます」

とーやま委員「これもだって、別に、誰に習ってるわけでもないんでしょ?」

諭吉「そうですね」

とーやま委員「それもすごいよ。曲のタイトルが、『別室で繭を割った』

諭吉「そうですね(笑)」

とーやま委員「なんの笑い?」

諭吉「懐かしいなって(笑)」

とーやま委員「最近、あんまり演ってない?そしたら。この曲は」

諭吉「全く、もう、この時代の曲は、一切触れてないです」

とーやま委員「なんで?」

諭吉「この話、結構、いろんなところですることがあるんですけど、なんか、普通に考えてですよ。普通に考えて、今、大学2年の年なんですけど、これ、中学の時に作った曲じゃないですか。演らなくないですか?(笑)」

一同笑い

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とーやま委員「え〜そうなのかな?」

諭吉「逆に、もうちょっと年取ったら、“こんなのもあったよね”って言って出来るかもしれないけど、ちょっと、一番微妙な時というか。一番やりづらい…かな?」

とーやま委員「アーティストの方によっては、あるか?」

諭吉「もしかしたら、その…だから、端から見たら、あんまりそういう感覚、聴いてる分には思わないかもしれないんですけど、自分からしたら、やっぱ、どんどん新しい曲を作っていってる中で、あえて昔の曲を演ろうっていう発想にならないです」

とーやま委員「じゃあ、久々に聴いて。聴きながらも、なんかね、“うわ〜”とかって言ったり(笑)」

諭吉「(笑)」

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とーやま委員「という、感想がある中、2018年では、審査員特別賞を受賞して。で、その後、翌年の2019年は、崎山蒼志君と一緒に、『むげん』という曲が発表されたりとか。それから、でんぱ組.incにも、曲を提供していたりとか。それから2020年は、坂元裕二さんの…あの、脚本家。今回、Netflixでしたっけ?5年契約とかされた。とんでもない方じゃん」

諭吉「そうですね」

とーやま委員「その方の、坂元裕二さんの朗読劇の主題歌、サウンドトラックも担当していて」

諭吉「はい」

とーやま委員「3年前」

諭吉「3年も前か?」

とーやま委員「そうよ。で、あと、AppleのCMに出たりとか。今年だったら、早見沙織さんの『エメラルド』という曲の、作詞、作曲、編曲も担当されていたり。すごいな!」

諭吉「ありがとうございます(笑)」

とーやま委員「すごいね。いろんなところから、お話が来るってことだ。したら」

諭吉「ありがたいことに、提供とかは、ちょくちょくさせていただいていますね」

とーやま委員「2018から比べたら、最近の毎日は、全然違うかもしれないけど。別にそんなこともない?劇的な変化とかは」

諭吉「そうですね…なんかこう、地続きというか、流れで来てるから、そんなに、“ここで何かすごく変化した”っていう実感を抱いたことは、あんまりないかなって思いますけど。単純に、学校がなくなったとか。学校を卒業してずっと家にいるとか(笑)そういうのはありますけど。別に、音楽を作ってるっていうことに関しては、ずっと変わらないかなという気もします」

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とーやま委員「こうして、活動も続けていく中で、7月12日に、新しいEPをリリースされていて」

諭吉「はい」

とーやま委員「『・archive:EIEN19』。“19”は、19歳の年ってことでいいの?」

諭吉「はい」

とーやま委員「なんでこのタイトルなのかっていうのは、聞いてもいいすか?」

諭吉「本当に直球に、ただもう、次は20代に突入しちゃうので、それが…本当にもう、ちょっといろんな思いがあって(笑)“嫌だな”っていうのもあれば、焦りみたいなのもあれば、“10代に戻れないな”っていうのがすごく不安だったので、なんか、10代だった証拠を残しておかなきゃいけないと思って。ここまで19年生きて来た、この“若者”みたいなものを、永遠に残しておこう、アーカイブしておこう、みたいな。まんまですね。だから」

とーやま委員「例えば、何が具体的に“嫌だな”ってとこなの?」

諭吉「年齢に限らず、本当に、“戻れない”っていうことが不安で。だって20代になっちゃったら、10代になれないじゃないですか。当然。増えていく一方なんで」

とーやま委員「何が違う?10代と20代の」

諭吉「何も違わないです。何も違わないんですけど…何だろうな?だから、わかってはいるんですよね。20歳になったからって、別に何の変化もないことはわかってるんですけど、まあ、お酒飲めるとか、そういうのはあるけど、別に、人間として何の変化もないことはわかってるんだけど、やっぱ10代って、ちょっとこう…バッジとして、なんかあったよな、大きいものがあったよなっていうのもあるし、なんかキラキラしてたんじゃないか、でも、10代のうちのキラキラをまだそんなに残せてないんじゃないか、みたいな不安があって」

とーやま委員「このタイトルをまず見た時に、俺の中で、結構、意外だったの。勝手なイメージだけど、諭吉ちゃんは、そういうところをあんまり気にしない人だと、俺は勝手に思っていた。そういう人、多いかな?周りの人でも」

諭吉「たしかに、でも、自分でもそう思いますね。なんか、”年齢なんてただの記号でしょ?“って言ってると思われてそうな気がしますけど」

とーやま委員「そうだね」

諭吉「自分は、意外と…なんて言うのかな?ちょっと夢のないように聞こえるかもしれないんですけど、“年齢は関係ない”みたいなことはあんまり思わないタイプ。“関係ないってことはないな”って。なんか、何を始めるにも、何歳だったとしても遅いってことはない、みたいなのは、まあ、わかる。何歳でも始めればいいと思うんですけど、ただ、当然、小さいうちから始めてた方が長く関われる可能性が高いわけじゃないですか。だから、年齢は関係ないってことはないと思うんですよ。まあ、もちろん、小さい頃からやったからこそ、長くやりすぎて嫌いになっちゃって、結局辞めちゃったっていうこととかもあるかもしれないから、一概にどっちがいいって言えないですけど、なんか、“関係ないってことはないだろう”って思うタイプなんですよね。で、やっぱり、さっきも言ったんですけど、何に関しても、“もう戻れない”っていうのが、結構、苦手で。例えばそれで言うと、全然関係ないけど、自分、大富豪のルールを知らないですよ。トランプの。みんな楽しそうにやってるの見たことあるけど、“知っちゃったら、もう知らなかった頃に戻れない”って思うと、“もう知らないでいいよ”って思って。一生、大富豪のルールは知らないで行こうって決めてるんですよ(笑)みたいな感覚が、結構、何に対してもあって。まあ、大富豪っていうのは、ちょっとくだらない話なんですけど(笑)っていう感じです」

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M 2.0.0.3 / 諭吉佳作/men



とーやま委員「今、この曲を聴きながら、さっきの話の続きも、ちょっとね、この場で一緒にしていたりとか。だけども、曲も、ちゃんと左の耳では聴いてたし。これは、アルバムの1曲目の『2.0.0.3』。だから、生まれた年の数字よね?」

諭吉「そうです」

とーやま委員「この曲もだし、全部で8曲入っていて、他の曲も聴いてだね、どの曲も、前のアルバムとかを聴いてもやっぱ思ったけど、聴いたことのない音楽が目の前にあることの喜びをすごく感じるなって思うの。諭吉ちゃんの音楽を聴く。この年になって、まあ、音楽っていろんなジャンル分けもされるしさ。で、“この人の音、多分これは、こういう音楽が好きで、影響を受けて、今、自分なりにアウトプットしてる”とか。もちろん、それも素晴らしいし。だけどやっぱ、諭吉の曲は、なんつうのかな?子供の時に音楽を初めて聴いてるみたいな気持ちってこんなんだったなって思うんだよ。“これも知らないぞ”“これも知らないぞ”みたいなワクワク感はある」

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諭吉「めっちゃ嬉しいです」


とーやま委員、諭吉さん、こんばんは。私は諭吉さんより2歳下の高校3年生です。2018年の『未確認フェスティバル』で諭吉さんに出会ったことは、当時中1だった私にとって、それまでの人生で一番の衝撃でした。それから諭吉さんの影響で作曲を始め、今、音楽系の進路を目指しています。諭吉さんの楽曲は、今も昔も変わらず、私を突き動かす大きな原動力です。これからもお体にお気を付けて。諭吉さんの今後の活動もとても楽しみにしています。
RN なひ
北海道 18歳 女性

とーやま委員「諭吉ちゃんがいなかったら、今のなひはない」

諭吉「すごいですね」

とーやま委員「何か、ある?届けてあげられること。一言でも、気持ちだけでも」

諭吉「上から言えることは何もなくて、そんな風に言ってもらえて、本当に嬉しいなっていうことだけですね。もう。なんか。感激。頑張って欲しいし。本当に嬉しいです。ありがとうございます。伝えてくれて、嬉しいし」

とーやま委員「『閃光ライオット』がね…まあ、俺たち的には、『未確認フェスティバル』の前身。新たに2023年に復活(『マイナビ閃光ライオット2023』)して、7/12の放送でファイナリストが発表になって…なんすよ。なひは応募したのかな?それか、もしも来年あったりとかしたら、(応募)するのか、ちょっと定かではないんだけど。今、ファイナルに進んでるみんなだったり、進めなかったみんなも、まあ、いるわけですよ。でもみんな、おそらく、音楽活動は続けていくわけで。そんなみんなに、何か、どうすか?諭吉ちゃんから何か一言いただけたら、みんなも嬉しいかなとか思うんだけど」

諭吉「自分は、結構、ふわふわ来た方なんじゃないかなと思うから、あんまりお伝え出来ることはないかもしれないけど、でも、なんかそういうことを、全部喜びながらやれたら、後々もすごく嬉しいし、いろんなことをあんまり気負わずに、“記念だな”って思えるのっていいなって、今回、アルバムを作ってて、すごく思ったんですよね。なんか、“ここは節目だな”とか思うようなことがあったら、そういうイベント事だったりに、進めても進めなかったとしても、“こういうことがあったよな”って後から思えるようなことがたくさん出来たら、その時も嬉しいし、後からも嬉しいだろうなってすごく考えるんで、気負わずに、自分もそうだし、みなさんもいろいろやっていきましょうね、という感じです」


M Youth / 諭吉佳作/men



とーやま委員「いい。いい音楽」

諭吉「ありがとうございます(笑)」

とーやま委員「これを聴いている、例えば、今年、『閃光』がダメだったみんなも、こんなに自由な音楽があって、作りたいように作っていいんだよっていうのが伝わったらいいなって、僕的には、今、思いました」

諭吉「自分もそう思います」

とーやま委員「だって、この曲、そうでしょ?きっと。鳴らしたい音鳴らして、伝えたいこと言葉にして…って曲だもん」

諭吉「やりたいことやってるかなと思います」

とーやま委員「そうだよね。いい。曲中も、これ、6回ぐらい、俺、ずっと言ってたけど」

諭吉「私に“頑張ってるってめっちゃ言う”みたいなことを仰ってたけど、とーやまさんも、さっき、“いい”しか言わなかったですよね?(笑)」

とーやま委員「そういう風にさせる作品だということだ。これは」

諭吉「ありがとうございます」

とーやま委員「他にもね、5曲目の『PrintClub』とかもね、まさに、プリクラよね。これはね」

諭吉「そうです」

とーやま委員「音も入ってるし、めちゃくちゃおもしろいから、これも聴いて欲しいなとかって思いながら、もう、放送も終わりでして」

諭吉「おぉ」

とーやま委員「この後、ちょっとね、『ミクチャ』の方で、謎の『居残り委員会』っつーのがあるんで、ちょっといい?付き合ってもらって」

諭吉「はい」

とーやま委員「でも、あと7分ぐらいで、あれなんだよね?誕生日…俺達と一緒に、もしかしたら過ごすことになっちゃうかもしんないけど」

諭吉「そういうことになりますね(笑)」

とーやま委員「やだ?」

諭吉「いえいえいえいえ。記念です。これも」

一同笑い

とーやま委員「ラジオは、ここで終わり(笑)また、来週!」

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この後記の放送を聴く

聴取期限 2023年7月21日(金)PM 11:00 まで




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