- 2019.07.28
夏のいやな風物詩 蚊のお話1
夏休みということで、自然のあるところへおでかけになる機会が増えますが、そうなると気になるのが蚊ですよね。
そこで今回は、夏の風物詩、そして夏場のうっとおしい生き物の代表、「蚊」の専門家、東京慈恵会医科大学教授の嘉糠洋陸さんをお招きして、生き物としての蚊のお話、そしてみなさん知りたい蚊に食われないようにする方法など伺っていきます!

世の中にはいろんな昆虫がますが、人間の健康に影響を及ぼす虫ということでいちばんわかりやすいのは蚊です。2014年にデング熱という病気が東京で流行ったことを覚えてらっしゃるかと思います。デング熱は感染症で、病気のもとになるウィルスを運ぶのは蚊です。蚊が皆さんの血を吸うことによって病気が広まるといったことがあります。それを主なメインテーマとして私は研究をしています。
~かゆいだけじゃなくいろんな病気を運んでしまう虫なんだなというのは改めて思いましたが、ここからのシーズン。7月はどうですか。)
蚊が勢いがつくシーズンです。蚊は4月から5月にちらほら生まれていて、コツコツ卵を産んでは増えているんですが、どんどん数が増えてきて7月下旬から8月位に最初のピークが来ます。その後に9月下旬ぐらいからもう一度ピークが来ます。冬の前にたくさん卵を産む関係で、秋に入る前にたくさん血を吸ってたくさん卵を産むんです。
~蚊が発生するのを防ぐ方法はありますか?
蚊は幼虫の時期がありますが、それは水が必要です。ボウフラは蚊の幼虫ですが、大体水の中に入ることが多いです。身近なところでは皆さんのおうちの周りにある植木鉢の受け皿とか、古いタイヤとか、空き缶などの中に雨水が溜まりますね。あそこがボウフラの発生場所になります。ですから、雨水が溜まっているところをなるべくなくしたり、水が入っていたらそれを捨てるということをするだけでだいぶ数が減ります。蚊は24時間、48時間という単位で生まれてしまいます。ですから梅雨の時期は蚊にとっては嬉しい時期です。毎日毎日雨が降って水が溜まり、そこに卵を産んでボウフラが育って大人の蚊が出てきます。

~蚊はどうやって人を刺すのですか?
我々がご飯を食べるのと同じで、蚊にも好みがあります。その好みはいろんな要素で左右されますが、主なものは3つです。まず、我々の呼吸の二酸化炭素、そして私たちの体から出る熱、我々の体が何かしら持っている匂い。この3つの組み合わせで蚊は我々を人間だとみなして寄ってきます。ですからたくさん二酸化炭素を出して、ある程度熱があって、それなりに匂いを持っている、そういう人が刺されやすいことになります。いちばんわかりやすいのは赤ん坊。赤ん坊は代謝が活発なのでちょっと体温も高い。二酸化炭素もよく出します。
~匂いというのはどういう匂いなのでしょうか。
蚊が感じる匂いと我々がいいと感じる匂いはだいぶ違うと言われています。例えば我々は香水などを嗅いだら非常に良い匂いだというふうに思いますが、蚊は香水の匂いが嫌いです。それとは逆に、汗の成分のひとつであるオクタノールは人間が嗅いでもそんなに嫌な匂いではないんですね。だけど蚊はオクタノールが大好きで、それを感知して寄ってくるんです。ですから汗かきな人、オクタノールを含んでいる汗をたくさん出す人は蚊によく刺されます。ですから、普段から綺麗にしている、におわなそうな人でもたくさん刺されるというのはそういう理由なんです。その人は蚊が好きな匂いを体から発しているんです。
~蚊はどうやって人間をみつけるのでしょうか。
蚊は普段は隠れています。野外だと葉っぱの裏や木の幹の穴の中にじっとしています。家だと軒先の裏などにいて、できるだけ余計なエネルギーを使わないようにしてじーっと待っています。そして、我々人間をどのように感知するかというと、いちばんわかりやすいのは二酸化炭素なんですね。我々が吐く二酸化炭素を、距離としては10メートルくらい先から検知します。我々は呼吸をしているので二酸化炭素を出すわけですが、そうするとじっとしていた蚊たちがその二酸化炭素を10メートル先から、来た!と認識して飛び始めます。ただその時は人間が来たという信号だけなんですね。その後は徐々に、飛びながら我々を探していくんです。彼らは目を持っていますが、何メートル先も見えることができるわけではないので、その先は臭いを頼りにします。飛びながら臭いの強い方向へ行って、最後は、大体距離が50センチ位の距離になると熱を感知して、いよいよ獲物がいるということで我々の肌に泊まるんです。
嘉糠先生のお話、いかがだったでしょうか。来週も引き続き蚊のお話、続きをお届けします!
【番組内でのオンエア曲】
・Could I Love You Any More ft. Jason Mraz / Reneé Dominique
・ビールボーイ / ケツメイシ
そこで今回は、夏の風物詩、そして夏場のうっとおしい生き物の代表、「蚊」の専門家、東京慈恵会医科大学教授の嘉糠洋陸さんをお招きして、生き物としての蚊のお話、そしてみなさん知りたい蚊に食われないようにする方法など伺っていきます!

世の中にはいろんな昆虫がますが、人間の健康に影響を及ぼす虫ということでいちばんわかりやすいのは蚊です。2014年にデング熱という病気が東京で流行ったことを覚えてらっしゃるかと思います。デング熱は感染症で、病気のもとになるウィルスを運ぶのは蚊です。蚊が皆さんの血を吸うことによって病気が広まるといったことがあります。それを主なメインテーマとして私は研究をしています。
~かゆいだけじゃなくいろんな病気を運んでしまう虫なんだなというのは改めて思いましたが、ここからのシーズン。7月はどうですか。)
蚊が勢いがつくシーズンです。蚊は4月から5月にちらほら生まれていて、コツコツ卵を産んでは増えているんですが、どんどん数が増えてきて7月下旬から8月位に最初のピークが来ます。その後に9月下旬ぐらいからもう一度ピークが来ます。冬の前にたくさん卵を産む関係で、秋に入る前にたくさん血を吸ってたくさん卵を産むんです。
~蚊が発生するのを防ぐ方法はありますか?
蚊は幼虫の時期がありますが、それは水が必要です。ボウフラは蚊の幼虫ですが、大体水の中に入ることが多いです。身近なところでは皆さんのおうちの周りにある植木鉢の受け皿とか、古いタイヤとか、空き缶などの中に雨水が溜まりますね。あそこがボウフラの発生場所になります。ですから、雨水が溜まっているところをなるべくなくしたり、水が入っていたらそれを捨てるということをするだけでだいぶ数が減ります。蚊は24時間、48時間という単位で生まれてしまいます。ですから梅雨の時期は蚊にとっては嬉しい時期です。毎日毎日雨が降って水が溜まり、そこに卵を産んでボウフラが育って大人の蚊が出てきます。

~蚊はどうやって人を刺すのですか?
我々がご飯を食べるのと同じで、蚊にも好みがあります。その好みはいろんな要素で左右されますが、主なものは3つです。まず、我々の呼吸の二酸化炭素、そして私たちの体から出る熱、我々の体が何かしら持っている匂い。この3つの組み合わせで蚊は我々を人間だとみなして寄ってきます。ですからたくさん二酸化炭素を出して、ある程度熱があって、それなりに匂いを持っている、そういう人が刺されやすいことになります。いちばんわかりやすいのは赤ん坊。赤ん坊は代謝が活発なのでちょっと体温も高い。二酸化炭素もよく出します。
~匂いというのはどういう匂いなのでしょうか。
蚊が感じる匂いと我々がいいと感じる匂いはだいぶ違うと言われています。例えば我々は香水などを嗅いだら非常に良い匂いだというふうに思いますが、蚊は香水の匂いが嫌いです。それとは逆に、汗の成分のひとつであるオクタノールは人間が嗅いでもそんなに嫌な匂いではないんですね。だけど蚊はオクタノールが大好きで、それを感知して寄ってくるんです。ですから汗かきな人、オクタノールを含んでいる汗をたくさん出す人は蚊によく刺されます。ですから、普段から綺麗にしている、におわなそうな人でもたくさん刺されるというのはそういう理由なんです。その人は蚊が好きな匂いを体から発しているんです。
~蚊はどうやって人間をみつけるのでしょうか。
蚊は普段は隠れています。野外だと葉っぱの裏や木の幹の穴の中にじっとしています。家だと軒先の裏などにいて、できるだけ余計なエネルギーを使わないようにしてじーっと待っています。そして、我々人間をどのように感知するかというと、いちばんわかりやすいのは二酸化炭素なんですね。我々が吐く二酸化炭素を、距離としては10メートルくらい先から検知します。我々は呼吸をしているので二酸化炭素を出すわけですが、そうするとじっとしていた蚊たちがその二酸化炭素を10メートル先から、来た!と認識して飛び始めます。ただその時は人間が来たという信号だけなんですね。その後は徐々に、飛びながら我々を探していくんです。彼らは目を持っていますが、何メートル先も見えることができるわけではないので、その先は臭いを頼りにします。飛びながら臭いの強い方向へ行って、最後は、大体距離が50センチ位の距離になると熱を感知して、いよいよ獲物がいるということで我々の肌に泊まるんです。
嘉糠先生のお話、いかがだったでしょうか。来週も引き続き蚊のお話、続きをお届けします!
【番組内でのオンエア曲】
・Could I Love You Any More ft. Jason Mraz / Reneé Dominique
・ビールボーイ / ケツメイシ