- 2019.07.21
小笠原諸島・父島のオガサワラオオコウモリ
今週は東京の離島、小笠原諸島での自然体験レポートです。




場所は小笠原諸島の父島。イルカと一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム」をはじめ、さまざまな自然体験アクティビティがありますが、さらに夜にも楽しみがあるんです。それが、天然記念物オガサワラオオコウモリのウォッチング!
ガイドの方の案内で小笠原の夜の森へと入っていきました。

そこにリュウゼツランという花が咲いていましすが、ここにオガサワラオオコウモリというコウモリが最近目撃されています。そこに逆さになっていま花に群がっていますね。彼らは天然記念物の指定を受けていて、小笠原諸島にしかいない動物です。フラッシュ撮影は厳禁です。なぜかというと、コウモリは洞窟に住んでいて超音波を出すというイメージがあるかと思いますが、小笠原ではそうじゃないんですね。グアムやサイパンにいるコウモリが同じ祖先なんですけれども、洞窟には暮らしていません。日中は木にくっついて過ごしています。樹上種というんですけれども、木の上で暮らしていて、夜になると出てきますが、彼らは目でものを見て判断して飛びます。だから超音波を出していないんですね。目が発達している動物なのでフラッシュかを炊いちゃうと逃げてしまいますし、超音波を出さないので出さないので、人に聞こえる声で鳴きます。
オガサワラオオコウモリはどれぐらいのサイズだと思いますか?。足から頭の先まで25センチくらいといわれていますが、翼を広げると80センチくらいあります。いまリュウゼツランの花の蜜をペロペロと、花に顔を突っ込んでなめているところですね。片方の手で寄せて、顔を突っ込んで食べているのがなんとなく伝わるでしょうか。
小笠原で夜間は、オガサワラオオコウモリの敵になる動物はいません。ですので、非常に警戒心が薄。沖縄やグアム、サイパンのコウモリたちはすぐに逃げるそうです。だから研究者の方からするととても珍しいケースだということなんです。天敵のいない島で育った動物はこうなっていくというすごくわかりやすい見本なんですね。だから彼らはすごく減りました。なぜかというと、彼らは花の蜜だけではなくて、マンゴーだとか、グアバ、農産物を荒らします。昔は害獣でしかなかったので、駆除されていました。ところが小笠原にしかいない種とわかって、非常に希少な動物として指定されましたし、彼らの生態を見ていると彼らは小笠原にはいなければいけない動物だということがわかりました。小笠原の植物の種を別の島への運搬ができるのは彼らしかいないんです。だから彼らは守らなければいけないんですね。こういった動物のことをキーストーン種といいます。この地域に絶対いなければいけない動物のことをそう指します。
オガサワラオオコウモリは目が大きいのが特徴。鼻が長いのは果物や花の香りをかぎ分ける必要があるからです。だから鼻が長いのが特徴。見た目で性別はわからないので彼か彼女が分かりませんけれども、いま花の香りをかぎ分けてここにきているわけです。




以前番組にご出演いただいた、父島在住の写真家・映像作家 MANA野元学さんと。
今回のお話いかがだったでしょうか。今日ご紹介した小笠原・父島のナイトツアーの模様はポッドキャストでも詳しくご紹介していますので、そちらもぜひお聞きください!
【今週の番組内でのオンエア曲】
・ロアー ~最強ガール宣言! / Katy Perry
・Banana Pancakes / Jack Johnson




場所は小笠原諸島の父島。イルカと一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム」をはじめ、さまざまな自然体験アクティビティがありますが、さらに夜にも楽しみがあるんです。それが、天然記念物オガサワラオオコウモリのウォッチング!
ガイドの方の案内で小笠原の夜の森へと入っていきました。

そこにリュウゼツランという花が咲いていましすが、ここにオガサワラオオコウモリというコウモリが最近目撃されています。そこに逆さになっていま花に群がっていますね。彼らは天然記念物の指定を受けていて、小笠原諸島にしかいない動物です。フラッシュ撮影は厳禁です。なぜかというと、コウモリは洞窟に住んでいて超音波を出すというイメージがあるかと思いますが、小笠原ではそうじゃないんですね。グアムやサイパンにいるコウモリが同じ祖先なんですけれども、洞窟には暮らしていません。日中は木にくっついて過ごしています。樹上種というんですけれども、木の上で暮らしていて、夜になると出てきますが、彼らは目でものを見て判断して飛びます。だから超音波を出していないんですね。目が発達している動物なのでフラッシュかを炊いちゃうと逃げてしまいますし、超音波を出さないので出さないので、人に聞こえる声で鳴きます。
オガサワラオオコウモリはどれぐらいのサイズだと思いますか?。足から頭の先まで25センチくらいといわれていますが、翼を広げると80センチくらいあります。いまリュウゼツランの花の蜜をペロペロと、花に顔を突っ込んでなめているところですね。片方の手で寄せて、顔を突っ込んで食べているのがなんとなく伝わるでしょうか。
小笠原で夜間は、オガサワラオオコウモリの敵になる動物はいません。ですので、非常に警戒心が薄。沖縄やグアム、サイパンのコウモリたちはすぐに逃げるそうです。だから研究者の方からするととても珍しいケースだということなんです。天敵のいない島で育った動物はこうなっていくというすごくわかりやすい見本なんですね。だから彼らはすごく減りました。なぜかというと、彼らは花の蜜だけではなくて、マンゴーだとか、グアバ、農産物を荒らします。昔は害獣でしかなかったので、駆除されていました。ところが小笠原にしかいない種とわかって、非常に希少な動物として指定されましたし、彼らの生態を見ていると彼らは小笠原にはいなければいけない動物だということがわかりました。小笠原の植物の種を別の島への運搬ができるのは彼らしかいないんです。だから彼らは守らなければいけないんですね。こういった動物のことをキーストーン種といいます。この地域に絶対いなければいけない動物のことをそう指します。
オガサワラオオコウモリは目が大きいのが特徴。鼻が長いのは果物や花の香りをかぎ分ける必要があるからです。だから鼻が長いのが特徴。見た目で性別はわからないので彼か彼女が分かりませんけれども、いま花の香りをかぎ分けてここにきているわけです。




以前番組にご出演いただいた、父島在住の写真家・映像作家 MANA野元学さんと。
今回のお話いかがだったでしょうか。今日ご紹介した小笠原・父島のナイトツアーの模様はポッドキャストでも詳しくご紹介していますので、そちらもぜひお聞きください!
【今週の番組内でのオンエア曲】
・ロアー ~最強ガール宣言! / Katy Perry
・Banana Pancakes / Jack Johnson