高橋靖子 YACCO SHOWにようこそ4
大手広告代理店のコピーライターを経て、スタイリストとなった高橋靖子さん。
毎週末、クリエーターたちが集まる大規模なパーティーを催し、
「表参道のヤッコさん」として知られます。
そしてフリーランスのスタイリスト業として確定申告の登録者第1号となり、
以降、数多くのスーパースターの衣装を手掛け、70歳代の今も、現役として、
広告を中心に活躍されています。
そんな高橋さんのキャリアを振り返る回顧展「YACCO SHOW」が
つい先日まで、新宿ビームス ジャパンで開催されていたんですが、
その展覧会でもフィーチャーされ、とりわけ親交が深かったのが
あのデビッド・ボウイです。
高橋靖子さんは、ロンドンでの山本寛斎さんファッションショーをプロデュース。
伊丹十三さんの知り合いだけを頼りにロンドンへ向かい、予算規模もわからずも、
お金もない中、様々な手を尽くして、ショーは結果大成功を収めます。
そういったロンドン滞在を続ける中、街で見たジギースターダストのポスターに魅せられ、
デビッド・ボウイへの取材をレコード会社に直談判。そして、その会見は実現することに
なたのです。初めての出会いでは、デビッド・ボウイがピアノを弾くシーンを目撃、
彼の奏でる音楽とともに優しさに惹かれ、ついには彼のスタイリングも手がけることに
なって行きます。
まるで冒険のようなロンドンでのデビッド・ボウイまでのいきさつ。
そして、夢のようなデビッド・ボウイとの交流。
時代を駆け抜ける中で惹かれ合った2人の心の交流はまさに奇蹟と言える
出来事だったのではないでしょうか?