大沢たかおさんが映画『AI崩壊』の撮影を語る(2020/02/01 放送)
先週に引き続き、今週も俳優の大沢たかおさんをお迎えしました。
昨日から主演映画『AI崩壊』が公開されている大沢さん。この作品を撮影する前の2016年、17年はしばらく俳優の仕事を休んでいたそうです。
「なんか燃えなくなっちゃったんですよね」
「映画作ったりドラマ作ったりって見る人をハッピーにしたいじゃないですか。自分の自信のあるものを提供するから、自信を持って、これお金を払って見てください、って言えるんだけど、そういう自信がなくなっちゃったんですよね。自信を持った芝居ができない感じがしちゃったんですよね。新しい表現ができないというか」
「(休んでもそれを取り戻せるかどうかは)わからないですよね。はい。だから戻ってくる気もなかったんで」
そんな中でも大沢さんが続けていたのが、JFN38局で放送中のラジオ番組『JET STREAM』でした。
「ラジオ、それだけはやってたんで。声の仕事、その仕事だけはやらせて頂いてたんで…。ただ、恵さんがおっしゃるように、また自分のモチベーションが戻るなんてわからないじゃないですか。で、誰かの模範もいなかったんで。ただストップしてみようってストップしてみただけだったんで…」
「それ(休むことの怖さ)よりもやり続ける怖さのほうが大きかったんですよね。結果を出さなきゃいけないんで。臨む仕事に自信がなくて結果がでない時の方が、ファンとか見ている人を失望させちゃうし…ってのがあったんで、だったらストップした方が誰も嫌な思いをしないかなと思ったんですよね」
そんな大沢さんに再びスイッチを入れたのは、先週もお話を伺ったイギリスでのミュージカル『王様と私』だったとか。
「これが不思議なもんで、なんか歯車がカチャンって合う音が聞こえるんですけど、突然、例えばイギリスの話の連絡が来るわけですよね」「これだったら自分がもう1回挑戦するモチベーションになるかと思ったんですよ。これってもしかして、今まで自分がやってきた繰り返しじゃない、挑戦しないと、本気でやらないと勝ち目がない勝負かなと思ったんですよね」
「登ったことないし、どう見ても頂上が見えないんで。これはヤバいぞっていうのが…そもそも俳優を始めたのはその気持を味わいたくてやったのに、20何年目にもう1回その感覚が戻ったんですよね。自分はやっぱり挑戦したいんだと。道のないところに道を作るのが好きだったから、あ、自分はそういうことをしたかったんだと思って…」
「そのオファーを受けてる最中に、今度は『キングダム』っていう映画…それもまた原作の漫画を読んだら、難解で難しいなと思って。その時6キロぐらい増量しなきゃいけなかったんですけど、やったことないからやってみようって思ったんですよね」
「で、それも引き受けて、それの最中イギリス行ってる間に、さっき話した『AI崩壊』っていうのが来て。実はこれオリジナル脚本で近未来で…って、どう考えても日本じゃ当たらない要素が入った作品で、それでも大きなバジェットでトライしたいっていうのを聞いて。自分はこういう際どいことにトライしたくて生きてきたんだなと思ったんで、台本なかったんですけど一緒に挑戦しましょうと」
「なんか際どい崖っぷちを歩いてるんですけどね。だから生きてる感覚を掴めるというか」
大沢さんは映画『AI崩壊』の撮影についてこんなこともおっしゃっていました。
「僕がそういう状態で現場に行くから、トサカが立ってるじゃないですか。やっぱり殺気立ってるらしく…。僕はイギリスで死ぬ思いをしてきて、それよりも厳しい現場に行きたいと思って日本に帰ってきて、『AI』に入ったんで、求めるわけですよね、その空気を。それをみんなが察するとだんだん輪が遠くなっていって、現場で誰も周りに居なくなるんですね(笑)」
「でも、実際はこの現場って、かっくん(賀来賢人さん)も岩田(剛典)くんもそうなんですけど、みんな勝負に来てたというか、なぜか持ってる連中が不思議と集まってて、もの凄くみんな良い意味でピリピリしてて。そういう意味では、僕が求めてた緊迫した勝負の現場が日本にもあったんですよね。この作品やって良かったなと思って現場をやってましたよね」
「別に休憩時間とかに楽しくするのは全然いいと思うんですよね。プロなんで。ただ、物作りの時ってのはやっぱり、みんな血と肉を削ってる以上は和気あいあいと良いものができるはずないんですよね。だから僕はピリピリしてる方がいいし、でも終わった後とかに話すと、不思議と若い俳優さんたちも、こういう現場をやってみたかったんです、って…」
大沢さんは挑戦することについてこう話してくれました。
「人生で一番良いところだと思うんですよね。一番ワクワクするところだと思うんですよね」「挑戦するって自分を成長させてくれるし、すごい強くもなるし、良いことだらけなんですよね。悪いことないんですよね。後悔しないんで」
「挑戦という意味では、ようやくホントの挑戦が今からできるかなと。柔軟長かったなぁ、みたいな感じですかね。いろいろほぐしすぎました」
「挑戦ってある意味、打ち砕かれて終わるかもしれないんですけど、その覚悟ができたんですよね。だから思いっきりいってみようって思えるし、変にぶら下がっててもしょうがないし。もう思いっきり挑戦するなら、成功するか失敗するかハッキリさせたいんですよね。躊躇がなくなって、ようやくスタートラインに立った、みたいな感じで、毎日ワクワクしてますよね」
大沢さんにとっての挑戦とは「人生のすべて」なんだとか。
「ほぼそれだけでやってきたんで、尺度はそこがあるかないか、だけでしたね。つらいんですけど、その先の明るいところを目指すにはつらいところを通らないといけないんで」
ちなみに、大沢さんのこれまでの挑戦の勝率は「もしかしたら意外と高いかも知れない」そうです。
「ネタによるんですけど、例えば対恋愛に関しては負けっぱなしです。全敗。残念ながら。ただ仕事に関しては、7割ぐらい。比較的高い方だと思うんですよね。だからその7割を落としたくないから余計にピリピリするんですよね(笑)」
「恋愛は…1勝してたら僕、今幸せになって、結婚して、子供がいると思うんですよね。負け倒してるからこういうことになってますんで…はい。まぁその分、仕事の勝率が高いんで(笑)そっちの方が大事なんで…」
番組では、そんな大沢さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「大沢たかおさんの色紙希望」と書いてご応募ください!
昨日から主演映画『AI崩壊』が公開されている大沢さん。この作品を撮影する前の2016年、17年はしばらく俳優の仕事を休んでいたそうです。
「なんか燃えなくなっちゃったんですよね」
「映画作ったりドラマ作ったりって見る人をハッピーにしたいじゃないですか。自分の自信のあるものを提供するから、自信を持って、これお金を払って見てください、って言えるんだけど、そういう自信がなくなっちゃったんですよね。自信を持った芝居ができない感じがしちゃったんですよね。新しい表現ができないというか」
「(休んでもそれを取り戻せるかどうかは)わからないですよね。はい。だから戻ってくる気もなかったんで」
そんな中でも大沢さんが続けていたのが、JFN38局で放送中のラジオ番組『JET STREAM』でした。
「ラジオ、それだけはやってたんで。声の仕事、その仕事だけはやらせて頂いてたんで…。ただ、恵さんがおっしゃるように、また自分のモチベーションが戻るなんてわからないじゃないですか。で、誰かの模範もいなかったんで。ただストップしてみようってストップしてみただけだったんで…」
「それ(休むことの怖さ)よりもやり続ける怖さのほうが大きかったんですよね。結果を出さなきゃいけないんで。臨む仕事に自信がなくて結果がでない時の方が、ファンとか見ている人を失望させちゃうし…ってのがあったんで、だったらストップした方が誰も嫌な思いをしないかなと思ったんですよね」
そんな大沢さんに再びスイッチを入れたのは、先週もお話を伺ったイギリスでのミュージカル『王様と私』だったとか。
「これが不思議なもんで、なんか歯車がカチャンって合う音が聞こえるんですけど、突然、例えばイギリスの話の連絡が来るわけですよね」「これだったら自分がもう1回挑戦するモチベーションになるかと思ったんですよ。これってもしかして、今まで自分がやってきた繰り返しじゃない、挑戦しないと、本気でやらないと勝ち目がない勝負かなと思ったんですよね」
「登ったことないし、どう見ても頂上が見えないんで。これはヤバいぞっていうのが…そもそも俳優を始めたのはその気持を味わいたくてやったのに、20何年目にもう1回その感覚が戻ったんですよね。自分はやっぱり挑戦したいんだと。道のないところに道を作るのが好きだったから、あ、自分はそういうことをしたかったんだと思って…」
「そのオファーを受けてる最中に、今度は『キングダム』っていう映画…それもまた原作の漫画を読んだら、難解で難しいなと思って。その時6キロぐらい増量しなきゃいけなかったんですけど、やったことないからやってみようって思ったんですよね」
「で、それも引き受けて、それの最中イギリス行ってる間に、さっき話した『AI崩壊』っていうのが来て。実はこれオリジナル脚本で近未来で…って、どう考えても日本じゃ当たらない要素が入った作品で、それでも大きなバジェットでトライしたいっていうのを聞いて。自分はこういう際どいことにトライしたくて生きてきたんだなと思ったんで、台本なかったんですけど一緒に挑戦しましょうと」
「なんか際どい崖っぷちを歩いてるんですけどね。だから生きてる感覚を掴めるというか」
大沢さんは映画『AI崩壊』の撮影についてこんなこともおっしゃっていました。
「僕がそういう状態で現場に行くから、トサカが立ってるじゃないですか。やっぱり殺気立ってるらしく…。僕はイギリスで死ぬ思いをしてきて、それよりも厳しい現場に行きたいと思って日本に帰ってきて、『AI』に入ったんで、求めるわけですよね、その空気を。それをみんなが察するとだんだん輪が遠くなっていって、現場で誰も周りに居なくなるんですね(笑)」
「でも、実際はこの現場って、かっくん(賀来賢人さん)も岩田(剛典)くんもそうなんですけど、みんな勝負に来てたというか、なぜか持ってる連中が不思議と集まってて、もの凄くみんな良い意味でピリピリしてて。そういう意味では、僕が求めてた緊迫した勝負の現場が日本にもあったんですよね。この作品やって良かったなと思って現場をやってましたよね」
「別に休憩時間とかに楽しくするのは全然いいと思うんですよね。プロなんで。ただ、物作りの時ってのはやっぱり、みんな血と肉を削ってる以上は和気あいあいと良いものができるはずないんですよね。だから僕はピリピリしてる方がいいし、でも終わった後とかに話すと、不思議と若い俳優さんたちも、こういう現場をやってみたかったんです、って…」
大沢さんは挑戦することについてこう話してくれました。
「人生で一番良いところだと思うんですよね。一番ワクワクするところだと思うんですよね」「挑戦するって自分を成長させてくれるし、すごい強くもなるし、良いことだらけなんですよね。悪いことないんですよね。後悔しないんで」
「挑戦という意味では、ようやくホントの挑戦が今からできるかなと。柔軟長かったなぁ、みたいな感じですかね。いろいろほぐしすぎました」
「挑戦ってある意味、打ち砕かれて終わるかもしれないんですけど、その覚悟ができたんですよね。だから思いっきりいってみようって思えるし、変にぶら下がっててもしょうがないし。もう思いっきり挑戦するなら、成功するか失敗するかハッキリさせたいんですよね。躊躇がなくなって、ようやくスタートラインに立った、みたいな感じで、毎日ワクワクしてますよね」
大沢さんにとっての挑戦とは「人生のすべて」なんだとか。
「ほぼそれだけでやってきたんで、尺度はそこがあるかないか、だけでしたね。つらいんですけど、その先の明るいところを目指すにはつらいところを通らないといけないんで」
ちなみに、大沢さんのこれまでの挑戦の勝率は「もしかしたら意外と高いかも知れない」そうです。
「ネタによるんですけど、例えば対恋愛に関しては負けっぱなしです。全敗。残念ながら。ただ仕事に関しては、7割ぐらい。比較的高い方だと思うんですよね。だからその7割を落としたくないから余計にピリピリするんですよね(笑)」
「恋愛は…1勝してたら僕、今幸せになって、結婚して、子供がいると思うんですよね。負け倒してるからこういうことになってますんで…はい。まぁその分、仕事の勝率が高いんで(笑)そっちの方が大事なんで…」
番組では、そんな大沢さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「大沢たかおさんの色紙希望」と書いてご応募ください!
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