2014/11/08 開催 愛知県 豊田市 根川小学校
「地域安全MAP教室」レポート in 愛知県豊田市 (2014/11/8 開催)
2014年度3回目の、『LOVING HOME 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × 「だいじょうぶ」キャンペーン』を愛知県豊田市立根川小学校にて、11月8日(土)に開催しました!
今回のイベントには根川小学校の子どもたち28名、その家族や地元民生委員の方など総勢70名にご参加頂きました。
小学校はトヨタ自動車の本社がある豊田市駅から車で10分ほど、実際に在校生の親御さんはトヨタ関連企業で働いていらっしゃる方が多いそうです。
小学校の運動グラウンドには大きな木が茂り、学校の周囲にも沢山の緑があります。
二宮金次郎の像もあり、何だか懐かしい感じの雰囲気です。
午前中は「地域安全MAP教室」の指導員として参加頂く東京海上日動の保険代理店の皆さんや東京海上日動三河支店の皆さんが、立正大学の小宮信夫教授による「地域安全MAP教室」の指導者養成講義を受講しました。この講座には根川小学校の校長先生もご参加されました。
小宮教授は犯罪社会学を専攻する傍ら、地域安全マップの考案者として全国で講演や技術指導を行っています。
この午前中の指導者養成講座では、地域安全マップの理論や海外で取り入れられている安心・安全な街づくりの基本、児童達がどうすれば危険を予測できるかについて学びます。
小宮教授のお話によると、近年「地域安全MAP」という名称は全国的に知られつつあるものの自治体や学校単位で作られるMAP=地図は自然災害や火災、交通事故多発地点など、ハザードマップや防犯マップが混在しており、しかもその地図を作ったことで満足して終わり、という事が多く残念な状況であるという事でした。
講義のポイントになるキーワードは「入りやすい」「見えにくい」、このWEBレポートを初めてご覧になる方は…是非、下記をクリックして下さい。
詳しい講義内容はこちらから
講義の後は、根川小学校周辺のフィールドワークへ出発です。
小学校の周りは名鉄豊田市駅周辺や国道248号線沿いの大きなビルや店舗、幅の広い道路と違い、昔ながらの細いクネクネした道や背の高い家塀、大きな木が茂る神社などがたくさんあります。
実際に歩いてみる事で先程の講義で小宮教授から説明を受けた「入りやすい」「見えにくい」場所とはどういう場所かが具体的にわかってきます。
午後は自分達が指導者として児童に教える立場になるので、周囲の見方や説明の方法、子どもたちとのコミュニケーションの取り方などを、小宮教授や地域安全マップ協会のスタッフに質問しながら、真剣に学びました。
フィールドワークを終えて学校にもどり指導者養成講座は終了。
小宮教授より皆さんに受講修了証が手渡されました。
小宮教授は平日も立正大学での講義や犯罪社会学の研究などのスケジュールの合間を縫って全国各地の小学校や中学校を訪れ、子供たちを相手に「地域安全MAP教室」を行っています。
しかしこの「LOVING HOME 地域安全MAP教室」は午前中の指導者養成講座で地元の大人が学ぶ機会があるのが特徴であり、地域安全MAPについての正しい知識を持った大人たちが全国各地に増え、その知識を地元の子供たちに広げていく事が大事なのだとお話しされていました。
これで午前中のプログラムは終了。
指導者の資格を得た皆さんはお弁当を食べながら、この後の授業の進め方や最近発生している子供が被害者となった犯罪などについて活発な会話をしています。
お昼を過ぎて、イベントに参加する子どもたちも徐々に集まってきました。
元気な男の子、女の子が集まり、午後のイベントがいよいよスタート!
今回は、FM AICHIで「ラジマル!!」などを担当するパーソナリティの「原さやか」さんがイベントの司会進行を務めました。
原さんの軽妙なトークには少し名古屋弁が挟み込まれていて、ちょっと緊張気味の子どもたちだけでなく、保護者や指導者の皆さんもあっという間にほぐれていきます。
おそろいのジャンパーを着た東京海上日動の代理店・社員の皆さんも子どもたちとご挨拶。
そしていよいよ小宮教授による講座がスタートします。
「景色から危険を予測し、予防する為の講義」を経て、クイズ形式で「入りやすい」「見えにくい」場所を学んでいきます。
子どもたちはクイズが大好き。そして2択の質問が続くのでシンプルに考えやすいようです。あっという間に子供も大人も授業に集中していきます。
約50分の講義を終えて、いよいよフィールドワークへ出発です。
外は快晴。日差しで暖かいほどです。
子どもたちは学年の近いもの同士で5つの班に分かれます。
それぞれのグループには午前中で指導者養成講座を受講した地元保険代理店や東京海上日動火災三河支店の皆さんも参加。そして保護者の皆さんや校長先生も一緒になって根川小学校周辺を歩きます。
午前中に行った指導者向けのフィールドワークで目星をつけたポイントに来るとグループは立ち止ります。
その場所で指導者は「ここから見た景色で気づいた事はある?」と子供たちに問いかけます。
先程の小宮先生の講義を積極的に聞いていた子どもたちには様々な発見があります。
中には見当違いの答えを言う子や、正解を見つけられない子もいますが、子供たちの発見を否定することなく、徐々にその場所が「入りやすいのか/入りにくいのか」「見えやすいのか/見えにくいのか」という2つのキーワードに沿って結論を導いていきます。
最終的にグループの皆でその場所についての結論を得たのち、インスタントカメラで写真を撮ります。
このカメラで写真を撮るというのも子供たちにとってはお楽しみ。
携帯電話やスマートフォンを持っている子もいますが、インスタントカメラから吐き出される小さな写真の出来具合に一喜一憂しています。
神社の脇道の窪地になっているところの近くでは、ある指導者が「あ、お財布が落ちている」と言ってその窪みを指差します。
子供たちは「え? どこどこ?」「警察に届けよう!」と言いながらその窪地に走ります。
そうすると指導者の人が「ほら、捕まった。」
「さっき小宮先生はみんなが犯罪に会うときは、犯人に騙されるんだよ、って言ったよね?」
「みんな、騙されたよね? 騙されたこの場所から見える景色はどうかな?」
このように会話の中で、周囲の景色を見る事の意味、具体的に犯罪に会わないためにはどのような意識づけをすると良いのかを子どもたちは習得していきます。
楽しかったフィールドワークも無事に終了し、小学校に戻ってきた各グループはさっそく大きな模造紙にデザインされた白地図で「地域安全MAP」の製作に取り掛かります。
さきほどのフィールドワークで撮った写真の場所が「入りやすい」のか「入りにくい」のか、「見えやすい」のか「見えにくいのか」、子どもたちに自分で考えてもらえるよう配慮しながら、指導を行いました。
子どもたちも講師の話を聞くだけではなく、ハサミとノリを使って地図を作る作業に熱心に取組み、元気な声が会場に響いていました。
そして、根川小学校の地域安全MAPが5つ、完成しました!
地図が完成した後はもう一度みんなで集まって小宮教授が編集した子供向けの映像で「入りやすい」「見えにくい」というキーワードの再確認です。
今、目の前にいる小宮先生が沢山のテレビの人気番組に出演している事を知って子どもたちはビックリ。
イベント終了後には小宮先生にサインをねだる子供もいて微笑ましかったです。
最後は自分達で作成した地域安全MAPを持って全員で記念撮影!
「LOVING HOME 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × だいじょうぶキャンペーン」
今回のイベントにも沢山の方に参加頂き、大成功となりました。
児童の皆さん、ご家族の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。
今回学んだ事を実際に毎日の生活に役立て、お友達にも広めて頂けると幸いです。
~~~~今回参加頂いた東京海上日動の代理店の皆様~~~~
株式会社IDKコンサルティング
株式会社コンサルティング東海
株式会社ロイヤル保険コンサルタント
2014年度3回目の、『LOVING HOME 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × 「だいじょうぶ」キャンペーン』を愛知県豊田市立根川小学校にて、11月8日(土)に開催しました!
今回のイベントには根川小学校の子どもたち28名、その家族や地元民生委員の方など総勢70名にご参加頂きました。
小学校はトヨタ自動車の本社がある豊田市駅から車で10分ほど、実際に在校生の親御さんはトヨタ関連企業で働いていらっしゃる方が多いそうです。
小学校の運動グラウンドには大きな木が茂り、学校の周囲にも沢山の緑があります。
二宮金次郎の像もあり、何だか懐かしい感じの雰囲気です。
午前中は「地域安全MAP教室」の指導員として参加頂く東京海上日動の保険代理店の皆さんや東京海上日動三河支店の皆さんが、立正大学の小宮信夫教授による「地域安全MAP教室」の指導者養成講義を受講しました。この講座には根川小学校の校長先生もご参加されました。
小宮教授は犯罪社会学を専攻する傍ら、地域安全マップの考案者として全国で講演や技術指導を行っています。
この午前中の指導者養成講座では、地域安全マップの理論や海外で取り入れられている安心・安全な街づくりの基本、児童達がどうすれば危険を予測できるかについて学びます。
小宮教授のお話によると、近年「地域安全MAP」という名称は全国的に知られつつあるものの自治体や学校単位で作られるMAP=地図は自然災害や火災、交通事故多発地点など、ハザードマップや防犯マップが混在しており、しかもその地図を作ったことで満足して終わり、という事が多く残念な状況であるという事でした。
講義のポイントになるキーワードは「入りやすい」「見えにくい」、このWEBレポートを初めてご覧になる方は…是非、下記をクリックして下さい。
詳しい講義内容はこちらから
講義の後は、根川小学校周辺のフィールドワークへ出発です。
小学校の周りは名鉄豊田市駅周辺や国道248号線沿いの大きなビルや店舗、幅の広い道路と違い、昔ながらの細いクネクネした道や背の高い家塀、大きな木が茂る神社などがたくさんあります。
実際に歩いてみる事で先程の講義で小宮教授から説明を受けた「入りやすい」「見えにくい」場所とはどういう場所かが具体的にわかってきます。
午後は自分達が指導者として児童に教える立場になるので、周囲の見方や説明の方法、子どもたちとのコミュニケーションの取り方などを、小宮教授や地域安全マップ協会のスタッフに質問しながら、真剣に学びました。
フィールドワークを終えて学校にもどり指導者養成講座は終了。
小宮教授より皆さんに受講修了証が手渡されました。
小宮教授は平日も立正大学での講義や犯罪社会学の研究などのスケジュールの合間を縫って全国各地の小学校や中学校を訪れ、子供たちを相手に「地域安全MAP教室」を行っています。
しかしこの「LOVING HOME 地域安全MAP教室」は午前中の指導者養成講座で地元の大人が学ぶ機会があるのが特徴であり、地域安全MAPについての正しい知識を持った大人たちが全国各地に増え、その知識を地元の子供たちに広げていく事が大事なのだとお話しされていました。
これで午前中のプログラムは終了。
指導者の資格を得た皆さんはお弁当を食べながら、この後の授業の進め方や最近発生している子供が被害者となった犯罪などについて活発な会話をしています。
お昼を過ぎて、イベントに参加する子どもたちも徐々に集まってきました。
元気な男の子、女の子が集まり、午後のイベントがいよいよスタート!
今回は、FM AICHIで「ラジマル!!」などを担当するパーソナリティの「原さやか」さんがイベントの司会進行を務めました。
原さんの軽妙なトークには少し名古屋弁が挟み込まれていて、ちょっと緊張気味の子どもたちだけでなく、保護者や指導者の皆さんもあっという間にほぐれていきます。
おそろいのジャンパーを着た東京海上日動の代理店・社員の皆さんも子どもたちとご挨拶。
そしていよいよ小宮教授による講座がスタートします。
「景色から危険を予測し、予防する為の講義」を経て、クイズ形式で「入りやすい」「見えにくい」場所を学んでいきます。
子どもたちはクイズが大好き。そして2択の質問が続くのでシンプルに考えやすいようです。あっという間に子供も大人も授業に集中していきます。
約50分の講義を終えて、いよいよフィールドワークへ出発です。
外は快晴。日差しで暖かいほどです。
子どもたちは学年の近いもの同士で5つの班に分かれます。
それぞれのグループには午前中で指導者養成講座を受講した地元保険代理店や東京海上日動火災三河支店の皆さんも参加。そして保護者の皆さんや校長先生も一緒になって根川小学校周辺を歩きます。
午前中に行った指導者向けのフィールドワークで目星をつけたポイントに来るとグループは立ち止ります。
その場所で指導者は「ここから見た景色で気づいた事はある?」と子供たちに問いかけます。
先程の小宮先生の講義を積極的に聞いていた子どもたちには様々な発見があります。
中には見当違いの答えを言う子や、正解を見つけられない子もいますが、子供たちの発見を否定することなく、徐々にその場所が「入りやすいのか/入りにくいのか」「見えやすいのか/見えにくいのか」という2つのキーワードに沿って結論を導いていきます。
最終的にグループの皆でその場所についての結論を得たのち、インスタントカメラで写真を撮ります。
このカメラで写真を撮るというのも子供たちにとってはお楽しみ。
携帯電話やスマートフォンを持っている子もいますが、インスタントカメラから吐き出される小さな写真の出来具合に一喜一憂しています。
神社の脇道の窪地になっているところの近くでは、ある指導者が「あ、お財布が落ちている」と言ってその窪みを指差します。
子供たちは「え? どこどこ?」「警察に届けよう!」と言いながらその窪地に走ります。
そうすると指導者の人が「ほら、捕まった。」
「さっき小宮先生はみんなが犯罪に会うときは、犯人に騙されるんだよ、って言ったよね?」
「みんな、騙されたよね? 騙されたこの場所から見える景色はどうかな?」
このように会話の中で、周囲の景色を見る事の意味、具体的に犯罪に会わないためにはどのような意識づけをすると良いのかを子どもたちは習得していきます。
楽しかったフィールドワークも無事に終了し、小学校に戻ってきた各グループはさっそく大きな模造紙にデザインされた白地図で「地域安全MAP」の製作に取り掛かります。
さきほどのフィールドワークで撮った写真の場所が「入りやすい」のか「入りにくい」のか、「見えやすい」のか「見えにくいのか」、子どもたちに自分で考えてもらえるよう配慮しながら、指導を行いました。
子どもたちも講師の話を聞くだけではなく、ハサミとノリを使って地図を作る作業に熱心に取組み、元気な声が会場に響いていました。
そして、根川小学校の地域安全MAPが5つ、完成しました!
地図が完成した後はもう一度みんなで集まって小宮教授が編集した子供向けの映像で「入りやすい」「見えにくい」というキーワードの再確認です。
今、目の前にいる小宮先生が沢山のテレビの人気番組に出演している事を知って子どもたちはビックリ。
イベント終了後には小宮先生にサインをねだる子供もいて微笑ましかったです。
最後は自分達で作成した地域安全MAPを持って全員で記念撮影!
「LOVING HOME 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × だいじょうぶキャンペーン」
今回のイベントにも沢山の方に参加頂き、大成功となりました。
児童の皆さん、ご家族の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。
今回学んだ事を実際に毎日の生活に役立て、お友達にも広めて頂けると幸いです。
~~~~今回参加頂いた東京海上日動の代理店の皆様~~~~
株式会社IDKコンサルティング
株式会社コンサルティング東海
株式会社ロイヤル保険コンサルタント