明るい未来を感じる、黄色の花。中でも、厳しい冬景色の中で鮮やかな黄色の花を咲かせる水仙は、春をいち早く予感させ、前向きな気持ちにしてくれます。
毎月の花をご紹介する「マンスリーフラワー」。今月は、1年の初めに元気をくれる水仙の魅力をご紹介します。
明るい未来の花、黄色の水仙
水仙は地中海沿岸が原産地で、平安末期に中国から渡来したとされています。日本でも自生していますが、冬から春先にかけて開花することから、雪中花(せっちゅうか)とも呼ばれています。
白や黄色、オレンジなどの清らかな花を咲かせますが、中でも黄色の水仙は、一足早い春を感じることができる花として愛されています。「春は黄色の花から始まる」ともいわれ、黄色い花の50%は春に咲くとか。まさに、明るい未来を感じ、暖かな春を予感させる花といえますね。
新年に飾りたい水仙のおすすめアレンジ
明るい希望を感じさせてくれる黄色い水仙の花ですが、同時にすっと伸びた緑鮮やかな茎と葉も元気な気分にしてくれます。数本で1輪挿し風にアレンジしても、ボリューム感を出しても、上に向かってすっと伸びたその姿に、すこやかさと希望が感じられます。
一輪挿し風アレンジ
たっぷりの水仙をアレンジ
また、水仙は花がついた茎と葉の部分を簡単に切り分けることができます。茎を短くして花だけを束ね、ブーケのようにして小ぶりのガラスの花瓶に飾ると、可愛らしく華やかなアレンジが出来上がります。1、2本の葉を添えても緑が映えて、花が咲き誇る春の息吹が感じられます。
ブーケ風アレンジ
水仙はとても香りのよい花ですが、強すぎると感じる方もいらっしゃるため、食卓ではなく、玄関や廊下、居間などに飾るのがおすすめです。新年のお客さまをお迎えする際、きっと、新春のひとときを幸せに彩ってくれますよ。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
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アレンジ 市村美佳子(緑の居場所デザイン)
http://www.midorinoibasho.jp/