3月を迎え、窓から差し込む陽射しもいっそう輝きを増してきています。おしゃれなガラス容器に入った花や植物を、瑞々しい光の中で楽しんでみませんか。
ハーバリウム (HARU COLLE)
今月のハーバルライフは、花や植物をガラス容器で楽しむ、今、人気のハーバリウムやテラリウムをご紹介します。
ドライフラワーの新しい楽しみ方 ハーバリウム
花や植物を様々な形のガラス容器の中に収めた「ハーバリウム」が、新しいボタニカルインテリアとして人気を集めています。ハーバリウムとは「植物標本」という意味。特殊なオイルに浸けられているので、長く保存、鑑賞することができます。
おすすめはドライフラワーを使ったもの。ドライなのに、さっきまで野原で咲いていたかのような瑞々しい表情に溢れています。置くだけで、周りの雰囲気を明るくしてくれますね。さまざまな瓶の形や大きさ、花の色や形から選べるので、インテリアに合わせてセレクトしましょう。いくつか並べて、野原やお花畑をイメージして飾るのもおすすめです。
ガラスの中に植物の息遣い テラリウム
一方、透明なガラス容器の中に砂や腐葉土を入れ、植物を栽培するのが「テラリウム」です。時々水やりしたり、霧吹きで湿気を与えたりするだけで、お部屋の中で植物を長く楽しむことができます。緑のアートと呼ばれ、苔やシダ、エアプランツや多肉植物まで様々なテラリウムが人気です。テラリウムの楽しさは容器選びにもありますが、瓶やグラスジャーはもちろん、電球(バルブ)の形をしたものや、フラスコ、試験管などユニークなものもたくさん。お部屋や置き場所に合わせて選ぶことができます。ガラスを通してより間近で植物の世界に触れ、癒しを感じることができるのが魅力です。
GLOBE (RICHARD CLARKSON STUDIO)
テラリウムの中でもユニークなのが、ニューヨークのRICHARD CLARKSON STUDIOが手がけるLEDライトが付いた球状のテラリウム容器「GLOBE」。細くて丈夫な電気コードで吊り下げられるようになっており、ライトを点けるとまるでそこだけ陽の光を浴びたように緑がみずみずしく輝きます。容器の大きさは直径20センチと30センチの2サイズ。ちなみに、この光るテラリウムは水やりも可能だそうです。LEDライトが付いたテラリウム容器は他にも数多く発売されています。白熱電球と違い熱の発生量が低いLEDライトは、乾燥が発生しにくく、中に入れた植物に悪影響を与えにくいとか。夜の照明代わりにも使え、テラリウムの楽しみ方が広がっています。
GLOBE (RICHARD CLARKSON STUDIO)
ガラスの中の植物の世界、ハーバリウムとテラリウム。あたたかな陽射しの中で、ガラスのきらめきと植物の美しさを楽しんでみてはいかがでしょう。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。3月3日は指揮者の西本智実さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。
HARU COLLE www.herbarium.jp/
GLOBE (RICHARD CLARKSON STUDIO) www.richardclarkson.com/globe/