7月7日は七夕。七夕伝説の主人公は、織姫と彦星です。天の川を挟む2つの星が最も輝くことから巡り会いの日であり、願いごとがかなう日としても愛されてきました。
7月のハーバルライフは、 そんな七夕のシーズンを迎え、この夏に素敵な運命の出会いを届けてくれる花たちを、フラワーセラピストの内田順子先生に教えていただきます。
心を整え、運命の出会いを待つ
運命の出会いを得るためには、まず、自分の内面を輝かせ、心を安定させることが大切です。内面が輝くことで、人はより魅力的になり、その魅力こそが人を惹き付け、出会いのチャンスに導いてくれるのです。また、どんな時に、どんな出会いがあっても、しっかりその出会いを受け止められるよう、花の力で心を整え、安定させましょう。
あなたの内面の魅力を引き出してくれる花のひとつが、6月から7月が旬の花、ベルテッセン(クレマチス)。つる性の花木で様々な色の花が咲きますが、出会い運を引き寄せるためにはピンクがおすすめです。花言葉は「精神の美、心の美」。花のイメージそのもののしっとりと落ち着いた大人っぽさと、凛とした美しさを引き出してくれます。様々な花びらの形がありますが、開花初期はかわいい釣鐘型で、まさに幸せのベルをイメージさせてくれ、開花してからは花自体の形が星のようになるのが特徴。見ているだけで心が洗われるような花です。
もうひとつは、グリーンのトルコキキョウです。花びらの重なり合いがかわいく、ブライダルブーケにもよく使われる花ですが、グリーン系の色は気分をリフレッシュさせ、心を整えてくれる力を持っています。 ニュートラルな心、安定した穏やかなたたずまいを、心にもたらしてくれます。また、トルコキキョウはこれからの暑い時期でも長持ちしますので、夏に飾る花として特におすすめです。
夏の素敵な出会いは、突然にやってきます。しっかりその出会いを受け止めることのできる自分でいたいですね。
積極的なコミュニケーションが出会いを呼び込む
これから旬を迎える、まさに夏の花「ひまわり」は、心を開放的にしてくれる花とされています。鮮やかなオレンジ色や黄色が積極的なコミュニケーションを後押ししてくれ、出会いに臆病になった気分の時にも、前向きにあなたの背中を押してくれるでしょう。 お部屋にひまわりが一輪あるだけで、心がぱっと華やぎます。内気な人、引っ込み思案な人にも元気をくれ、明るい気持ちにしてくれますね。素敵な出会いを呼び込むために大切なのは、積極的なコミュニケーション。ちょっとした勇気、チャレンジが運命の出会いに繋がります。
やはり欠かせない、恋愛力アップ
初夏の花の代表と言える「バラ」の中でも、その色と香りで女性の魅力をもっとも引き出してくれるのが、ピンクのバラです。特に淡く柔らかい色合いのピンクのバラは、優しさと、細やかさを女性の表情にもたらしてくれます。花言葉は、「上品」「しとやか」「あたたかい心」「恋の誓い」など。旬の花だけに強いパワーを持っていますので、たとえ一輪でもお部屋に飾るだけで、恋愛力をアップさせてくれることでしょう。
さて、この夏、運命の出会いへと導いてくれるラッキーフラワーですが、これからの時期は気温も上がり、花持ちも良くないため、飾り方にも秘訣があります。それは、緑を多くアレンジして飾ること。例えば、ベルテッセンにはアイビー、トルコキキョウにはブルーベリーなどの葉ものがおすすめです。特にブルーベリーは実がついているので、 花自体を控えめにしても大丈夫です。花の力と緑の力で心を整え、前向きな気持ちで、運命の出会いを引き寄せましょう。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。7月は歌手、女優の薬師丸ひろ子さんを迎えてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。
内田順子(うちだ・じゅんこ)
フラワーセラピスト・フラワーデザイナー
ブルーベル代表・JMFA代表。母が華道師範のため、幼少時より花に接し、欧米で認知され、医療分野でも活用されている「フラワーセラピー」を知り、「心理学と花」を融合したセラピー方法を実践。平成8年に「フラワーサロンブルーベル」を表参道に開業、講演やセミナーで活躍中。著書に『お花を飾る習慣が子どもを育てる』(中経出版)、『恋がかなうハッピー花セラピー』(メディアファクトリー)、『色えんぴつセラピー』(日本能率協会マネジメントセンター)など。