「ジューンブライド」という言い伝えにならい、ホテルなどでも結婚式を挙げるカップルを見かけることが多くなる6月。そんな、どこか幸せムードいっぱいの月にぴったりなのが、幸福感をよぶハーブとして知られている「ローズ」と「クラリセージ」です。
高揚感をもたらす甘くて気品高いローズの香り
“永遠の愛”というロマンチックな花言葉が広く知られる「ローズ」。ローズは鑑賞用だけでなく、ハーブとしても古くから利用されてきた植物のひとつです。乾燥した花びらやつぼみは、ポプリやハーブティーに。生の花びらから抽出した精油やローズウォーターは化粧水や香水に。たとえば「花香の女王」ともいわれる「ブルガリアンローズ」の精油は、7〜8万枚もの花びらから、わずか1gしか得られない希少価値の高いもの。その奥深く、気品溢れる香りで知られています。
そんな甘く気品高い「ローズ」の香りには、女性の感性を刺激し、気分を高揚させ、幸福感をもたらす効果があるといわれています。またローズオイルには、血液のめぐりをよくして、冷えを軽減する効果も。まさに、女性のためのハーブともいえる「ローズ」ですが、もしハーブティーで楽しむなら、つぼみもカップに浮かべることを忘れずに。これで見た目を素敵に演出することができます。
心身のバランスをリセットできるクラリセージのリラックス効果
ローズと同じく、幸福感をもたらすことで知られているのが「クラリセージ」。ハート型の葉っぱを持つ愛らしい植物で、初夏にピンクやパープル、ホワイトの小さな花を咲かせます。マスカットのような甘い香りを特徴とするこのハーブには、心を穏やかにする鎮静作用があり、明るい気持ちへと導いてくれます。
季節の変わり目で、女性がホルモンバランスを崩しやすいといわれるのも6月。アロマポットやディフューザーを使って、お部屋で「クラリセージ」の香りをたっぷりと楽しめば、心身のバランスをしっかりと整えることができます。お気に入りの映画や本と一緒に楽しめば、より至福の時間を満喫することができそうですね。
女性を優しく支えてくれるふたつのハーブ。ドライタイプのものなら、その香りをぎゅっと閉じ込めて“サシェ”にするのもおすすめ。お友だちにも素敵な香りをおすそ分けをして、その良さを分かち合えば、さらに幸福が舞い込んでくるのではないでしょうか。
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