この夏、目にも優しく涼しげな緑の葉ものをお部屋に飾ってみませんか。香りも爽やかなフレッシュグリーンは、そのままでもリースにしても、涼やかな時間を過ごすことができます。
今回のハーバルライフは、夏におすすめのフレッシュグリーンの魅力を、緑の居場所デザインの市村美佳子さんに教えていただきます。
夏を涼しく。フレッシュグリーンの魅力
強い日差しが照りつける夏も、ちょっと緑の木陰があるとホッとするものです。緑の色には、安心感をもたらし、心を穏やかにしてくれる効果があると言われています。この時期は、お部屋にもフレッシュグリーンを飾って、その色や香りで自然の癒しの効果を取り入れてはいかがでしょう。この時期に手に入れやすいおすすめのグリーンは、ユーカリです。ユーカリにはたくさんの種類があり、葉の色や形も様々なので、選ぶだけでも楽しくなります。生の状態でも香りが良く、乾燥しても香りが続くので、ドライフラワーにして飾るのにも適した花材です。お部屋を涼しげな印象にしてくれます。
ユーカリのガラス花瓶アレンジ
また、ゼラニウムは綺麗な花を咲かせる観葉植物として人気のある植物ですが、その鮮やかな緑の葉も魅力的です。独特の香りとともに夏の厳しい暑さを和らげてくれますよ。
ゼラニウムの葉のガラス花瓶アレンジ
続いてホワイトセージ。ホワイトセージはネイティブインディアンが清めのために使ったとされていて、独特の香りと、シルバーがかった葉の色が、見た目も涼しく爽やかな気分にしてくれます。
ホワイトセージのガラス花瓶アレンジ
リースで飾るフレッシュグリーン
フレッシュグリーンは、ガラスの花器に飾ってもお部屋を涼しくしてくれますが、もう一つのおすすめの飾り方がリースです。緑の枝もののリースは日持ちが良く、飾ったままで綺麗なドライになり、2〜3ヶ月は楽しむことができます。ユーカリだけのリースなら、道具がなくても簡単につくれますよ。
■ユーカリリースの作りかた
花材は生の状態で作業しましょう。ドライになってから曲げたり、絡めたりすると、ポキポキ折れてしまいます。フレッシュなユーカリの枝は弾力性があるので、手で簡単に曲げられます。
丁寧に曲げたら端を手で固定して、枝と枝を絡ませ、広がらないようにしてゆきます。
輪になったユーカリの枝に別の枝を何重にも絡ませて、葉を増やしてゆきます。
しっかり葉が増えてリース状になったら、余分な葉や枝を切って形を整えれば出来上がりです。
リースができたら、紐をつけて室内の壁に飾りましょう。ユーカリは徐々にドライになるため、ドアの開け閉めの風や衝撃で乾いた葉がパラパラと散ってしまわないよう、吊り下げる場所に注意すれば長く楽しめます。夏は暑さでお花も傷みやすく種類も限られます。日持ちもよく、グリーンの視覚効果が癒しも届けてくれる葉ものをお部屋に飾って、夏を快適に過ごしましょう。
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市村美佳子(緑の居場所デザイン)
http://www.midorinoibasho.jp/