華やかに咲いたバラの花。生花で楽しむのも素敵ですが、ポプリにすることで、その姿と香りを長く楽しむことができます。お気に入りの容器に飾って、癒しのインテリアとしてはいかがでしょうか。
今回のハーバルライフは、バラのポプリの作り方と飾り方をアロマクラフターの篠原由子さんに教えていただきます。
バラの手作りポプリ
ポプリ作りは難しいと思われている方もいらっしゃると思いますが、花を乾燥させるところからはじめてみませんか。生花を購入し、花の部分をそっと茎から切り離します。大きめのカゴを用意して、カゴの中に紙を敷き、花を並べて約2週間ほど自然乾燥。吊るして乾燥すると花が下向きになり、少し閉じて小さめの姿になりますが、カゴの中に上向きに置くことで、咲いているバラの姿そのままのポプリが出来上がります。カゴなら、乾燥させる場所に簡単に移動することができるのも便利です。水分が残らないよう完全に乾燥させましょう。
カゴに入れて自然乾燥
時間がなく早く乾燥させたい場合は、耐熱容器に花を入れ、そこに園芸用のシリカゲルを花の周りから静かに入れます。シリカゲルで花が隠れる状態になったら、2分ほど電子レンジに入れて加熱乾燥させる方法もあります。
出来上がったポプリの飾り方
出来上がったバラのポプリは、お気に入りの容器に入れて飾りましょう。かすみ草やミモザなどの小ぶりな花、ダスティーミラー、レースリーフなどのシルバー系の葉ものは、吊るすだけで簡単にドライにすることができますので、トッピングフラワーとして使えば、より華やかなアレンジになります。
たとえば、ガラスのお皿に飾れば華やかで明るく、ポプリの色もいっそう引き立ちます。
ガラスのお皿のアレンジ
かすみ草、スターチス、プラチーナをトッピング
陶器の鉢に飾れば、落ち着いて上品な雰囲気に。
陶器の鉢のアレンジ
ミモザ、ダスティーミラーをトッピング
そして、蓋のあるガラス容器に飾れば、埃を防げるうえ、ガラスを通しても花の色を楽しめます。
蓋つきガラス容器のアレンジ
スターチス、ピンクペッパー、レースリーフをトッピング
ナチュラルな雰囲気のお部屋を演出し、手軽にインテリアとして楽しめるバラのポプリ。エッセンシャルオイルをポプリに数滴かければ、香りも豊かに楽しめます。家族で過ごすリビングや、仕事場のデスクなど、ふとした時に目に入る場所におくのがおすすめ。玄関に置いて帰宅のたびに癒されたり、ベッドサイドに置いてリラックスするなど、様々に楽しみましょう。
TOKYO FM
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篠原由子 アロマクラフター
Salt Lake Community College 人文学部卒業。株式会社ライフキッチン 代表取締役。著書は『バスボムレシピ』(河出書房新社)、『アロマワックスサシェの作り方』(主婦の友社)など。