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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.03.16

ヨーロッパで深刻化、スペインの“非常事態宣言”

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


ヨーロッパで深刻化、スペインの“非常事態宣言”

このニュースのあらましは…


新型コロナウイルスの感染拡大がヨーロッパで深刻化しています。日本時間の15日未明、スペインが非常事態を宣言したほか、フランスは生活必需品関連を除く飲食店などを全て閉鎖すると発表しました。


鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:スペインが第二のイタリアになっている、という声や、中国のように、地域を封鎖する措置を取らざるを得ない事態に対する驚きの声などが多いです。あとは、少し前にヨーロッパでアジア系の人がコロナ関連で差別される…という出来事が何件かありましたが、要は他人事と思って十分な対策が出来ていなかったのではないか、といった意見も見られました。


鈴村:コロナウイルスについて、スペインの現状はどうなっているんでしょう?


米重さん:最新の数字では6千人以上が感染していまして、2万人を超えているイタリアには及ばないんですが、ヨーロッパでは2番目に多い数字となっています。またスペインの場合は、感染者数はもとより死者数の多さが問題となっていて、すでに200人以上が亡くなっているんですね。


鈴村:スペインもイタリアも死者数が多いですよね。これはどうしてなんでしょう?


米重さん:医療機関のキャパシティーが一定以上超えたと思われる国では、若干致死率が高くなる傾向が、統計上見られますね。


鈴村:スペインの非常事態宣言とはどういうものですか。


米重さん:スペイン全土で、通勤や通院、食料品や医薬品の買い物など「どうしてもやらなければならない」ことを除いて、不要不急の外出を禁止する、という措置です。


鈴村:ヨーロッパの他の国はどうなっていますか?


米重さん:イタリア・スペインに次いで感染者数が多いのがフランスで、やはりフランスも生活必需品を売る店以外は閉鎖されていまして、カフェやレストランに行けなくなっていますし、ルーブル美術館も閉鎖されています。イギリスも感染者数が千人を超え、日本を上回っています。イギリスでは来月予定されていたロンドンマラソンが10月に延期され、5月に予定されていた統一地方選挙は、来年の5月に延期されました。


鈴村:ヨーロッパの現状に対して、世界ではどういう影響が出ているんでしょう?


米重さん:ヨーロッパから入国する人に対する措置が急速に広まっています。これにいち早く取り組んだのがアメリカで、ヨーロッパ26カ国からの入国を一時停止すると表明しています。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!



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