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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
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登山と温泉を楽しむ! 温泉紀行ライターの飯出敏夫さんが登場

  • ON AIR
  • 2024/10/20

温泉紀行ライターの飯出敏夫さんをお迎えして

写真 今回は、温泉紀行ライターの飯出敏夫さんをスタジオにお迎えしました。
宇賀「温泉紀行ライター、かっこいい肩書きですよね」

小山「あこがれますよ! どうやったらなれるんですか?」
写真 飯出「温泉界には別にルールがないので、名乗ったもの勝ちみたいなところはありますね。普通は温泉ライターと言うんですけど、私の場合は実際に現地に行って、自分で見て、感じて書くのをモットーにしているので、あえて紀行と入れました」

小山「何ヶ所くらい温泉には入られているんですか?」

飯出「まあ、3,000」

小山「そもそも日本には何ヶ所あるんでしたっけ」
写真 飯出「宿泊施設があるところが温泉地として数えられて、最近多くなった日帰り温泉施設は数えられてないんですよ。温泉地として数えられるのは約3,000。日帰り温泉施設を入れると、もうすごい数。8,000とか、10,000とか」
写真 宇賀「こちらに、2022年に飯出さんが出版された『温泉百名山』があります」

飯出「日本百名山を、私は70歳の時に登り終えたんですね。それで次に何を目標にしようかと考えた時に、私はずっと温泉の仕事をしてきましたので、温泉のある百名山を。日本百名山は半分くらい温泉がないんですよ。なので、温泉のある名山を100選んで、まとめてみたいなと思ったんですね」

小山「いま、おいくつですか?」

飯出「いま77です」

小山「7年間で百名山を回られたということですか?」

飯出「2018年から、4年ですね」
写真 小山「たった4年でこれだけ! 山頂まで行かれて、下りて、湯に浸かる?」

飯出「その時は、カラーの本にまとめたいと思っていたから、8合目9合目まで登って山頂が霞んでいて見えなかったら、もう一度登り直しています」
写真 宇賀「お写真も全部ご自身で!」

小山「だって我々、お風呂入りに行く時に車でしか行かないですよね」

宇賀「わざわざ登っていく感覚はなかったですね」

小山「やっぱり山頂まで行って疲れた体で湯に浸かると、違いますよね、きっと」

飯出「まったく違いますね。ただ温泉めぐりをしていた時に感じる温泉とは別物くらい。格別ですね」

小山「この中で、初心者が比較的ラクに登れて最高の気分を味わえるのは、どれになりますか?」
写真 飯出「私の中ではですね、長野県の高峰高原に高峰温泉というのがあるんですね。標高約2,000メートルの稜線上にある温泉宿なんです。そこから登る東篭ノ登山という山が、大体温泉から50分ですかね。登山口まで温泉から歩けば1時間。ただ、登山口までは車でも行けるんですよ。そうすると約50分で山頂に立てる。そこの山はすごいパノラマビューでして、日本百名山だと20いくつも晴れた日には見えると言われるほどの展望の山なんですけど、どなたでも1時間くらいで登れちゃう。おすすめしています」
写真 小山「飯出さんは人生最後に入る温泉は決めているんですか?」

飯出「そうですね、2つあります。1つは、乳頭温泉郷の鶴の湯。あそこはやっぱり温泉のあらゆる魅力を凝縮している温泉だと思いますね。特に足元から湧く露天風呂で、ぬるめで。ここで昇天してもいいくらい」

小山「雪の日もいいですよね」
写真 飯出「雪の日がいちばんいいと思います。雪の鶴の湯は最高。ちょっと遠いなという関東の人たちには、群馬県の法師温泉かな」

小山「ああ、長寿館」

飯出「行かれたことありますか?」

小山「あります。ここは学生の頃からよく行っていました」

飯出「この2つが両横綱と私は思っています。両方とも下からお湯が湧く足元湧出泉です」

小山「やっぱり足元湧出泉はいいですか」

飯出「いちばん鮮度がいいですからね。温泉の究極のスタイルだと思います。しかも少しぬるめでゆったり入れる」
写真 飯出さんには他にも、日本でいちばん標高の高いところにある温泉や、歩いてしか行けない温泉など、いろいろな温泉百名山を教えていただきました。こちらはradikoでお楽しみください!(10月27日まで聴取可能)
写真 宇賀「今月の25日には、初心者向けの『日帰りで登れる 温泉百名山』が出版されるということで。こちらはまた違う山と温泉が出てくるんですか?」

飯出「そうですね。同じ山もいくつか出ていますが、別の登山口から登っています。前は岩手県側から登ったのが、今回は宮城県側から登って、違う温泉を選ぶ感じで。テーマとしては、初級者と年配者もそんなに無理なく登れる山ということで、主に故郷の山。山育ちの人は都会に出てきて思い描く故郷の山が必ずあると思うんですよ。そういう山を主に選んで、日帰りで登れる。それでもランクがあるので、星1つはファミリーでも登れる。星2つはやや頑張って登る。星3つはちょっと大変だけど、日帰りできますよ、と分けています」
写真 写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、今日は『いま、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきてくださっているんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」

飯出「思い入れのある個人の方もたくさんいるんですけど、今回は登山をこれから目指す初級者、年配者の皆さまへという宛名にしました」
写真 飯出さんのお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。

宇賀「今日の放送を聞いて、飯出さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 飯出敏夫さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
写真 飯出敏夫さん、ありがとうございました!

『日帰りで登れる 温泉百名山』(集英社)

『温泉百名山』(集英社)

公開収録が決定しました!

今年も、大分県での番組公開収録が決定しました!
11月30日(土)午後3時から、別府市にあるトキハ別府店ブルーテラスにて行われます(オープンスペースです)。
たくさんのお越しをお待ちしています!

皆さんからのお手紙、お待ちしています

写真 毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

10月から郵便料金が上がりましたが、より多くの方にお手紙を書いてもらいたいということで、番組の公式Xをフォローしていただき、「#手紙を書きたい」を付けて10月26日(土曜日)までに投稿してくださった方の中から3名様に、SUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。受け取った方はぜひ、番組にお手紙を書いてください。
写真

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、神奈川県〈横浜万騎が原郵便局〉北瑛理奈さんでした!

「私は郵便局に入社して10年経ちました。仕事をする中で、お客さまに便利に郵便局を利用していただくためのアイデアを思いつき、ノートに書きためていました。2年前に『みらいの郵便局コンテスト』という社内のアイデアコンテストが実施され、ノートに書いていたアイデアの中から2点を応募したところ、2点とも特別賞をいただきました。この10年間で、スマートフォンで出来ることが増えた一方、未だに郵便局の窓口を頼ってくださるお客さまも多くいらっしゃいます。デジタルの『便利さ』に対して、誰も置いていかない方法を、これからも郵便局視点で考え、関係する方と連携しながら、アイデアの実現に向けて動いていきたいです。」
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