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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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富士山最多登頂記録保持者! 實川欣伸さんが登場

  • ON AIR
  • 2024/10/06

ミスター富士山こと實川欣伸さんをお迎えして

写真 今回は、“ミスター富士山”と呼ばれている實川欣伸さんをスタジオにお迎えしました。
写真 宇賀「實川さんはこれまでどのくらい富士山に行かれているんですか?」

實川「フジサンです」

宇賀「2(フ)、4(ジ)、3(サン)……243回?」

實川「いえ、2,230回で、フジサン」

宇賀「2,230回!?」
写真 實川「昨年が富士山の年だったんですよ。2023年。その年に偶然にも2,230回の富士山を達成することができたんです。9月10日の閉山の日に」

小山「何歳の頃から登り始めて、これだけ登れるんですか?」

實川「富士山は42歳からです」
写真 小山「え、ちょっと待って、いまおいくつか……当てましょう! 79歳?」

宇賀「75歳? 82歳?」

實川「惜しい!」

小山「81歳!」

實川「(ピンポン!)」
写真 宇賀「じゃあ40年近くかけて、ということですね」

實川「日本の山はどこでも夏山シーズンとシーズンオフがあります。その山によってシーズンが決まっているんですけど、一応富士山はね、山梨県側が7月1日から9月10日まで。富士宮が7月10日から9月10日までなんです」

小山「意外とシーズンという点では短いんですね。ほぼ毎日近く登るってことですか?」
写真 實川「ところが1日1回ではね、積雪期は足がやられますから。ですから、大体ゴールデンウィークから12月末まで、大体1日、2往復を基本として登りました」

宇賀「2回? 頂上まで行くんですか?」

實川「はい」

小山「どんなスケジュールなんですか?」

實川「大体登りに2時間半前後なんですね」

小山「2時間半で登るんですか!?」

實川「ゆっくり歩いてですよ。休憩はしません、その代わり。それで下りは大体1時間半」
写真 小山「それは實川さんだからですよね? 普通の人だったらどれくらいですか?」

實川「普通の人でしたら4時間から5時間、登りにかけて、下りに3時間前後ですね」

宇賀「そもそもどうしてそんなに富士山がお好きになったんですか?」
写真 實川「本当は登るつもりはなかったんです。たまたま、皆さんが『一生に1回』とか『1年に1回』とか記念に登りたいっていうので、家族5人で最初で最後の富士登山をしたんです。ところがその後、私が勤める会社に中国から研修生で来たんですね。20人が1年交代で来られたんです。それで『富士山に登りたい』って言うものですから、私の車で4人ずつ、年間5、6回案内しました。いろんな思い出が残ったんですね、研修生との。頂上に着いた途端に地に伏して泣き出す女性がいて、『登れたのが嬉しくて泣いた』と。下山時に、『中国どっち?』って言うから『こっちだよ』って指差すとね、国に残してきたお子さんの名前を呼ばれてね、涙ぐむ女性だとか。それからバブルが弾けて研修生が来なくなったんですけど、いろんな思い出が残ったものでね。夏になるとひとりでに足が向くようになりました」

小山「どちらかと言うと人をきっかけに富士山に登るようになったということですね」

實川「研修生との出会いがなければ、いまの富士山のとりこになっている私はありません」
写真 開山時には75日間、1日2登頂を続けたこともあるという實川さん。どのように富士山登山に臨むのか……そんなお話もたっぷりうかがいました。

小山「普通、山頂に着いた時は『やったー!』ってみんな言うと思うんですよ。實川さんの場合は一登目の時はどんな感じなんですか?」

實川「記録の写真を撮って、すぐに下ります」

小山「周りの人はびっくりしませんか?」

實川「多い時は、1日4回会いますから、同じ方に」
写真 宇賀「行き帰り、行き帰りで? はー……ゆっくり景色を楽しむとかそういうことはないんですか?」

實川「いまはありますけどね、余裕がありますから」

小山「いまも登られているんですか?」
写真 實川「登っています。でも今年はね、天候も悪くて。遭難も多かったですよね、風がすごかった。そんなもんで、私はペースメーカーが入っているんです。電池切れで8月に入院して入れ替えたものですから、そんな関係で今年は大して登らなかったんですよ。7回」

小山「いまちょっと、少ないなと思った自分が変だなと思いました(笑)。全然多いですよ」
写真 小山「富士山の山頂から手紙を出すのはどうですか?」

實川「昨年あたりは、山頂から暑中見舞いを出すと皆さん喜ばれますから。山頂のスタンプがありますから。皆さん感動して、返信をくれます」
写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、今日は『いま、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきてくださっているんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」

實川「いろんな方に書きたかったんですけどね、私が子どもの頃から山登りしていたものですから、『山だけは行くな』と言われたおふくろに対する手紙を書いてきました」
写真 實川さんがお母様に宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(10月13日まで聴取可能)

宇賀「今日の放送を聞いて、實川欣伸さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 實川欣伸さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
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皆さんからのお手紙、お待ちしています

写真 毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

10月から郵便料金が上がりましたが、より多くの方にお手紙を書いてもらいたいということで、番組の公式Xをフォローしていただき、「#手紙を書くよ」を付けて10月12日(土)までに投稿してくださった方の中から3名様に、SUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。受け取った方はぜひ、番組にお手紙を書いてください。
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今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、茨城県〈西金郵便局〉篠田萌さんでした!

「最近、応援しているシンガーソングライターにファンレターを書いたのですが、手紙の内容を考えて思いを伝えるということはすごく素敵だと感じました。1日24時間しかない中で、その内の1時間を手紙に注ぎ込むということが、応援になるし、手紙を書いている中で『このアーティストの方に対して、自分はこういう感じ方をしていたんだな』とか、『この曲に対してはこういう風に思っていたんだな』とか、自分の思いを改めて感じられるのが良いなと思います。」
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