TOKYO FM / JFN 38 STATIONSTOKYO FM / JFN 38 STATIONS 番組宛に手紙を贈る

SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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間寛平さんが登場!

  • ON AIR
  • 2024/06/09

間寛平さんをお迎えして

写真 今回はスタジオに、間寛平さんをお迎えしました。
写真 小山「寛平さんは74歳になられたんですね」

宇賀「お若い!」

小山「変わらないですよね。イメージが変わらない」

宇賀「芸歴は何年になられるんですか?」

間「54年、アヘアヘ言うてるんですよ」

宇賀「現在は、よしもと興業のゼネラルマネージャーでいらっしゃるんですね」

小山「いわゆる、会社的にはいいポジションにいらっしゃるっていうことですか?」

間「僕はわかりませんけど、会社に頼まれまして」
写真 宇賀「寛平さんは小さい頃から芸人さんを目指していたんですか?」

間「じゃないんですよ。僕がちょっと車に乗ってぶつけられて、入院しているところに同級生が見舞いに来てくれて、何気なしにラジオを聴いていてね、『俺、こんなのやってみたいなぁ』言うたら、『紹介したろか?』と言われたのがきっかけでこの世界に入って行ったんですよ」

小山「それが20歳くらいですか?」
写真 間「19歳くらい。ほんで入れてもらうんですけど、アメリカ村って今あるでしょ? あそこがすごいダウンタウンで、怖いところやったんですよ。あのダウンタウンのすごい怖いところに、1軒だけ喫茶店があるんです。喫茶店に僕の同級生がバイトしていたんです。ほんでそこのママさんが吉本の社員さんを知っていて、紹介してもらって入ったんですよ」

小山「ネタも何もなく?」
写真 間「何にもなく。先輩の出番が終わったら食事運びとか、着替えとか、靴磨きとかそういうことばっかりやっていましたね。嫌で、もう辞めようかなあと半年くらい経って。博多淡海さんいう九州ですごい人がいて、その人の息子さんが入ってきたんです。木村進、いうてね。その息子さんと一緒に頑張ってきたわけです。『新喜劇を俺らで盛り上げよう!』言うて。その頃は先輩でも、岡八郎さんとか、花紀京さんとかすごい方がいてたんですよ。色物さんではやすし・きよしとすごかったんですよ、人気が。だからその人らが終わった後に新喜劇なんですよ。もう、しんどいわけですよ。でも入ったお客さんを、なんとか喜ばせなあかん。頑張らなあかん。木村進に『2人で頑張ろう!』って言われて、そこからやっていったんですよ」

宇賀「何をやったんですか、そこで?」

間「宇賀ちゃんに今、『こんなことやってん……』言うてもわからんと思うけど」

小山&宇賀「(笑)」
写真 間「セリフがないから、下手から上手にはけるだけなんですよ、ただ歩いて。雰囲気作りですよね。公園でアベックがイチャイチャするシーンで、その前で僕はただチンピラで歩いて通り抜けるだけなんです。そこでやるわけなんです。雪駄履いているじゃないですか、雪駄に紐をくくってズボンの中通して、ちょっと長めにしてダボダボのズボンを履いて出て、ずっと歩きながら『ああ〜、夜風がキツイなあ』とか言いながら、ベンチに蹴躓いてコケるわけですよ、わざと。それで雪駄を客席まで飛ばすわけですよ、ビョーンと。でも、紐つけてるから引っ張るわけですよ。『大丈夫やねん』って。お客さんがその雪駄を引っ張ったりするから、『おい、はなせ!』とか言いながら、そんなことをずっとやっていくわけです。先輩が『そういうことをすな』言うてもやるわけですよ。怒られても、怒られても」

小山「何でダメだって言うんですか?」

間「やっぱり潰してまうから、その雰囲気とか。アベックで出る前にめっちゃめちゃ笑いとるから。でも、怒られてもやるんですよ。そういうことをずっとやっていました」
写真 小山「寛平さんはいろんな人の保証人になりまくって『歩くハンコ屋』と呼ばれていたんですか?」

間「何でか言うたら、23歳くらいで座長になって、木村進と2人座長で、24で1人座長になったんです。だからみんな先輩なんです。頼まれるから保証して、先輩が逃げて行くわけです。返すのにまた僕が借りて……となっていって。今度は僕が一発当てよう思って、アメマバッジに手を出して、また膨らんで……。冷静に考えたら、ほんまにアホちゃうか思うわ」

小山「アメマバッジってそんなに売れなかったんですか?」
写真 間「売れなかったですね。番組で、僕がアメママンの役をやっていたんですよ。『ア〜メマ〜!』言うたら出てくる人形、これがえらい人気になってね。すごかったんですよ。これで一発当てて借金を返そうと思ったんですよ。アメマバッジ、それで失敗して」

小山「でもバッジで失敗するって、金額は知れているじゃないですか」

間「1個630円かかるんですよ、仕入れ値が」

小山「高い!」
写真 間「作る方も『10万個契約してくれないとうちも儲からへんから、10万個契約してくれ』と。でも、すっごい人気やったんですよ」

宇賀「なんで売れなかったんですかね?」

間「1個、1,500円するんですよ」

小山&宇賀「(笑)」

間「それで失敗したんです」

小山「それで借金を抱えてしまい……」
写真 間「にっちもさっちも行けへんようになって、でもまあ、そんなこともありながらね、僕も39の時に東京に出てきたわけですよ。そこから何とか頑張らな思って。さんまちゃんに大変お世話になって、返せるようになったんですよ」

小山「返したと思ったら、また災難が降りかかるんですよね」

間「阪神大震災で」

小山「それでご自宅が崩壊……」

間「いろんなことあるでしょ」

小山「いろんなことありますね」
写真 間「騙されて、騙されて、裏切られて。淡路島渡る時にね、いちばん上のお姉ちゃんが4歳か5歳の時に、手握って甲板に立っている時に『こいつ放り込もうかな』思ったもんね。その時に、嫁がパチっと撮った写真があるんですけど、この時がいちばん辛かったんやと娘に話をしていて。娘がそれを家宝に持っていますわ、ずーっと大事に。本当にその時がどん底だった。でもこのままではアカンな思いながら」

小山「このままだとダメだと思える源は何だったんですか?」

間「やっぱり家族を守るのは俺しかいてないわ思って。とにかく頑張らなあかんとやっていましたね。自分の中で嘘はついていない、人も裏切っていない。騙したこともないし、絶対に神様は見てくれているやろうと思って、毎日僕の頭の中にいてる神様と話をしていましたね。『俺、何悪いことした?』とか言いながら」
写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、今日は『今、想いを伝えたい人』に宛てたお手紙を書いてきてくださっているんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」

間「木村進くんですね」
写真 間寛平さんから、木村進さんへ宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(6月16日まで聴取可能)。

宇賀「今日の放送を聞いて、寛平さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 間寛平さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

間寛平さん、ありがとうございました!
写真 写真

今年も開催! 手紙作文コンクールのお知らせ

恒例の「手紙作文コンクール」が、今年も開催されます。今年でなんと、57回目の開催を迎えます。
「こんな手紙をもらったら嬉しい、楽しい」と感じるお手紙を、募集しています。お子さんから高校生の方まで、ご応募いただけるので、これからの夏休みの出来事などを、お手紙にしてみるのもいいかもしれません。クラスでの参加も、お待ちしております
応募していただいた方全員に、ぽすくまグッズの参加賞があります!
応募期間は、明日6月10日から、9月20日まで。当日消印有効です。
応募方法、部門などの詳しい情報は、「手紙作文コンクール」の特設サイトをご覧ください。

第57回手紙作文コンクール

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、沖縄県〈沖縄高原郵便局〉宮城香緒理さんでした!

「沖縄県内の郵便局では『うれシーサーカード』という取組みをしています。社員間で『感謝したい』、『お礼を言いたい』、『相手を褒めたい』という時に、カードに書いてお礼状として渡すというものです。人は相手の悪いところに目が行きがちですが、相手の良いところを探さないと、この『うれシーサーカード』を書くことができません。そのため、普段のゴミ集めや掃除など、何気ない作業への感謝をカードに書くことで、『この人にもこんな良いところがあったんだ』と気づくことができますし、これがきかっけで仲良くなったという声をいただいた時は嬉しかったです。
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