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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
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知っているようで知らない楽器? 鍵盤ハーモニカの演奏者・南川朱生さんが登場!

  • ON AIR
  • 2023/08/20

鍵盤ハーモニカ奏者・研究家の南川朱生さんをお迎えして

写真 今回は、鍵盤ハーモニカ奏者で研究家の南川朱生(みなみかわ・あけお)さんをお迎えしました。
宇賀「南川さんは、鍵盤ハーモニカの独奏というスタイルで多彩なパフォーマンスを行いながらも、『鍵盤ハーモニカ研究所』のCEOとして、大学をはじめとする各所で、講習やセミナーも行っています」

小山「『鍵盤ハーモニカ研究所』ではどういうことをされているんですか?」
写真 南川「鍵盤ハーモニカのパーツの開発とか、あとは歴史の研究とか鍵盤ハーモニカに関することを全部、何でもやっています」

小山「実は鍵盤ハーモニカという言葉をはじめて聞いたんです。ピアニカって子どもの頃は言っていた記憶があるんです」
写真 南川「ピアニカとかメロディオンというのは商標名なんです。商標名の方がよく知られているというパターンですね」

宇賀「学校で必ず習うというか、みんなやりますよね」

南川「今の子たちも小学校1年生と2年生でほとんどの学校で使っています」

小山「いつ頃から教育で使うようになったんですか?」

南川「1960年代から教室の中に浸透してきて。最初は音楽に力を入れている学校で1、2台という感じだったのが、政府とか楽器産業界とか、教育業界とか、そういうところのいろんな思惑とかがあって、1人1台使うようになった感じです」

小山「たて笛はありますよね、あとはハーモニカ。鍵盤があるものを、ピアノとかオルガンだとちょっと1人1台ずつは無理だから、鍵盤ハーモニカになったんですかね」
写真 南川「一応そういう建前になっていますね。ハーモニカだと口元が見づらいじゃないですか。だから先生たちが『指導しづらい』となって鍵盤のインターフェイスのある楽器に、というのが1つの理由ですね」

宇賀「でもよく考えてみたらすごいことですよね。1人1台持って練習するって」

小山「他の国もそうなんですか? 日本だけですか?」

南川「他もアジアの国でそういうところは何ヶ所かありますね。でも日本ほど普及している国はあまりないと思います」
写真 小山「鍵盤ハーモニカの国別の普及率は日本がトップなんですか?」

南川「家庭にある台数でいうとやっぱり日本はトップだと思います」

宇賀「南川さんはどうして鍵盤ハーモニカを好きになったんですか?」

南川「最初のきっかけは高校生の時に学園祭バンドでキーボード担当をしていたんですけど、キーボードを2本弾くやつとか見たことありませんか? あれにすごく憧れたんですけど、ちょっと2台は買えなかったので、鍵盤ハーモニカをキーボードの上に載せて左手でキーボード、右手で鍵盤ハーモニカというのをやって。そのあたりから好きになって今に至ります」

宇賀「そこからどうやって『よし、奏者になろう』と思ったんですか?」

南川「そこからだんだん、『運搬が重いな』と思って、鍵盤ハーモニカだけに切り替えたんですよ(笑)。20歳の時には鍵盤ハーモニカ奏者になろう、ということを周囲に宣言して、それで今までやってきました」
写真 写真 スタジオでは、夏休み中のお子さんに向けて、学校でも馴染みのある曲をメドレーで生演奏していただきました。曲は「蛍の光」「コメディアンズ・ギャロップ」です。南川さんの演奏はぜひ、radikoのタイムフリーでお聴きください!(8月27日まで聴取可能)。

演奏を聴いた薫堂さんと宇賀さんは……

宇賀「すごい! あのピアニカから出ていると思えない音ですね。ものすごい肺活量ですね」

南川「そうですね、他の吹奏楽器のトランペットとかと違って抵抗がないんですよ。風船を膨らませているのと同じ状態なので、トランペッターの方は、鍵盤ハーモニカの方がしんどいとおっしゃられたりとかしますね」

小山「息の吹きかけ方によって音の震えみたいなものを出すわけですか?」

南川「そうですね、吹き方と、あとは鍵盤の深さとかいろんなものでコントロールしていますね」

宇賀「結構全身を使われていますよね。体を前後にしたり、右足を上げたり左足を上げたりしながら演奏をされていて」

南川「角度とかを調節して。運指が良くなったりするので」

宇賀「実際に演奏されているところを見たら、大変そうというか結構苦しいですよね?」

南川「鍛えています!」

宇賀「どうやってトレーニングしているんですか?」

南川「週に2回、テコンドーという競技をしています。あと、週に1回、空手をやって、肺活量とか瞬発力とか集中力みたいなものを鍛えています」
写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、今日は『今、想いを伝えたい人』に宛てたお手紙を書いてきてくださっています。どなたに宛てたお手紙ですか?」

南川「私の鍵盤ハーモニカの師匠であるピアニカ前田先生に宛てて書きました」

小山「ピアニカ前田先生とはどうやって出会ったんですか?」

南川「もともと日本で鍵盤ハーモニカの奏者の第一人者としてとても有名な方だったので、上京してきてすぐに弟子入りしました」

妊娠・出産をきっかけにピアニカ前田さんとの稽古を断念した南川さん。9年間、会えていないというピアニカ前田さんへのお手紙を朗読していただきました。
写真 小山「ピアニカ前田先生に、最近の南川さんの演奏を聴いていただいたことはないんですか?」

南川「ちょっと聴かせられないですね、恥ずかしくて」

小山「一緒に演奏を最後にしたのはいつですか?」

南川「最後は出産前なので、2014年とかですね」

小山「それから演奏スタイルは全然変わっているんですか?」

南川「変わっています」

宇賀「ということで今日は……なんと、ピアニカ前田さんにお越しいただいております!」
写真 ここで、サプライズでピアニカ前田さんが登場! 南川さんから事前にピアニカ前田さんのお話を聞いていたスタッフが、お声がけをしていました。

宇賀「どうですか、久しぶりに師匠と対面して」

南川「非常に嬉しいです」

宇賀「せっかくお越しいただいたので、一緒に演奏をするとかいかがですか?」
写真 打ち合わせを経て、南川さんとピアニカ前田さんによる9年ぶりの共演、「星に願いを」を演奏していただきました。

小山「すごい! 9年ぶりなんですね?」
写真 宇賀「こんなに即興でできるんですね!」

南川「この曲を吹いたのも本当に久しぶりでした。汗かきました……」

宇賀「どうですか、師匠と演奏されてみて」

南川「あの時のレッスンが甦ってきました(笑)」
写真 鍵盤ハーモニカ奏者で研究家の南川朱生さん、そしてピアニカ前田さん、ありがとうございました!

宇賀「今日の放送を聞いて、南川さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 南川朱生さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
写真 今年の4月、南川さんの著書『鍵盤ハーモニカの本(春秋社)』が出版されました。こちらもぜひお手に取ってみてください。

『鍵盤ハーモニカの本(春秋社)』

南川朱生さん 公式WEBサイト

ピアニカ前田さん 公式WEBサイト
写真

お知らせ ズッキュン♡郵便局

大切な人に想いを届ける郵便局の新しい取り組みがスタートしています。普段、郵便局に馴染みのない方にも手紙体験を楽しんでもらいたいという思いからハートをモチーフにしたKAWAIIをぎゅっと詰め込んだ「ズッキュン♡郵便局」がオープンしました。
場所は渋谷駅から徒歩8分の「ヘルツシブヤ」です。コンテンツの1つである「ドッキン♡ハートレター」は、手紙の半分はその場で手渡し、もう半分はポストへ投函することで、自宅に届いてから合体させるとハート型が完成する手紙です。「ズッキュン♡切手プリ」は撮影したプリントシールが切手となり、手紙に貼ればその場で投函できます。その他にもオリジナルグッズが盛りだくさんです!
8月30日までの期間限定です。郵便局にぜひ足を運んでみてください。
詳しくは特設サイトか、ぽすくまのSNSをご覧ください

ズッキュン♡郵便局

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、神奈川県〈座間郵便局〉中川智美さんでした!

「座間郵便局の自然豊かな配達地域では、座間市の花であるヒマワリがたくさん咲いています。郵便配達では、座間市のキャラクター「ざまりん」とコラボした、『ざまりんバイク』というバイクで市内を走っています。 私にとって手紙とはライフステージと密接につながっているものです。家族ができて、子どもたちから、保育園の卒園式や小学校の卒業式の際にお手紙をもらった時には泣いてしまいました。 また、以前、遠方に住んでいた祖母が、生前、よく手紙を送ってくれたのですが、達筆な字を見ていたら色んな思い出がよみがえってきました。手紙は一生の宝物だなと思います。」
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