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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
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盆踊りを愛する“盆バサダー”佐藤智彦さんが登場!

  • ON AIR
  • 2023/07/23

盆バサダー 佐藤智彦さんをお迎えして

写真 今回は、盆バサダーの佐藤智彦さんをお迎えしました。
小山「“盆オドラー”とも言うんですか?」

佐藤「我々は盆踊りをする人を“盆オドラー”と呼んでいるんですけど、僕の場合その盆オドラーにアンバサダーの意味をかけて、“盆バサダー”に」
写真 写真 小山「なるほど、ただ踊るだけは盆オドラーだけど、それを外に向かって発信する人を盆バサダー、と言うんですね」

佐藤「自称なんですけど、盆踊りの楽しさを発信していけたらいいなと思っておりまして。草の根活動をしていきたいなという想いで盆バサダーと自称しています」

小山「盆踊りは夏のものだという印象があるんですが、1年中やられているんですか?」

佐藤「東京でいえば、6月13日の日枝神社で山王音頭と民踊大会が、我々盆オドラーの共通認識として踊り始めなんです。踊り終わり、というか踊り納めは、10月20日の大伝馬町でのべったら盆踊り大会というのがありまして、べったら市の開催とあわせて行う盆踊りなんです。つまり5ヶ月間は東京で盆踊りシーズンが続いているんですね」

宇賀「結構長いんですね」

佐藤「最近ですと、クリスマス盆踊りだとかお正月盆踊りだとか、お花見盆踊りとか、何が盆なのかわからないような状況ではあるんですけど、なんやかんや1年中踊っている感じです」
写真 宇賀「佐藤さんはその間、どのくらいの盆踊りに参加されるんですか?」

佐藤「おおむねなんですけど、大体100ヶ所くらいですね」

宇賀「100ヶ所! 全部都内ですか?」

佐藤「東北地方から九州までの範囲でして、稀に海外のマレーシアだったり、ハワイの盆踊りに参加することもあります」

宇賀「盆踊りはルールはないんですか? 何種類くらいパターンがあるんですか?」
写真 佐藤「基本的には、どこに行ってもその地域で踊っている踊り方で、同じ踊り方を全員で踊るというのが基本ですね。よく、『言葉の方言みたいなもの』って言うんです。最初は同じ踊りのはずなんですけど、微妙に手数が違ったりとかそういうことが多種ありまして。そういうのも楽しさの1つなのかなと思っています」

宇賀「何種類、みたいなのは正確には数えられないんですね」
写真 佐藤「わからないんですね。『いったい日本にはどれだけ盆踊りがあるんだろう』とよく我々も話題にするんですけど、誰も調査をしたことも統計をとったこともないので、本当にわからないという答えしかできないんですね。北海道から沖縄まですべての都道府県で盆踊りがありますし、地域の数だけ盆踊りがあるってことは、自治体の数じゃないですけどそのくらい盆踊りはあるんじゃないかなと思っています。
実は、わからないというのだと曖昧すぎるので、東京都内で盆踊りがどれだけあるのかを調べたんですね。2019年なんですけど、東京23区で約970の盆踊りがあったんです。僕が知らない、調べきれていない盆踊りもあるでしょうから、きっと1,000以上はあると」

小山「すごい! ではその数だけ櫓(やぐら)も立つということですか?」

佐藤「そうですね。東京だと夏場であれば、一晩で何ヶ所も盆踊りが行われているわけなんですね。自分が行きたい盆踊りは重なることが多くて、ハシゴも避けられないです。下駄履いたまま走って電車に乗るとかは日常茶飯事ですね。お盆の周辺は本当に重なるんですよ。一晩で3ヶ所とかはめずらしいことではないですね」
写真 小山「佐藤さんは他の踊りは興味ないんですか? ディスコに行く、とか」

宇賀「ディスコ(笑)」

佐藤「もともと踊ることは好きなんですよね。普通にライブに行ってわーっと踊るとか。ライブは基本的にみんな好き勝手に踊るじゃないですか。盆踊りは、みんな同じ踊りで踊る」

小山「それがいいんですか」

佐藤「そうなんです。不思議な一体感というか、いわゆるグルーヴみたいなものが生まれてきて、今どきの言葉で言えばバイブスみたいなものかもしれないですね。エネルギーを感じるんですよね。そこがやっぱり、1人ひとり踊っているのと、みんなで同じ踊りをすることの違いで。盆踊りの不思議な魅力なんじゃないかなと思います」
写真 宇賀「今日は、『今、想いを伝えたい人』に宛てたお手紙を書いてきていただいているんですよね。どなたへのお手紙ですか?」

佐藤「実は身内なんですけど、あえてAという名前にさせていただきたいんですけど、Aは7月5日に他界しまして、親族とかそういうものを超えて僕にとってはソウルメイトというか、そういったすごく重要な人間だったんですね。なので、今回はそのAに向けて手紙を書きました」
写真 佐藤さんのお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(7月30日まで聴取可能)。

宇賀「今日の放送を聞いて、佐藤さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 佐藤智彦さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

佐藤さんの著書『東京盆踊り天国 踊る・めぐる・楽しむ』も、ぜひチェックしてみてください。

『東京盆踊り天国 踊る・めぐる・楽しむ(山と溪谷社)』

盆バサダーの佐藤智彦さん、ありがとうございました!
写真

ポストカーが茂原七夕まつりに登場

7月29日(土)、30日(日)に、ポストカーが千葉県茂原市の「茂原七夕まつり」に登場します。4年ぶりの開催となる茂原七夕まつりは、関東三大七夕祭のひとつでもあり、例年80万人が訪れる大きなお祭りです。華やかな七夕飾りが街を彩り、「もばら阿波おどり」や「YOSAKOI夏の陣」など、踊り練り歩くイベントも開催されます。
ポストカーは定番の写真を撮ってポストカードに印刷するサービスを行います。浴衣や踊りの衣装を着たポストカードは夏の思い出にピッタリ! 臨時出張所では夏にまつわる切手、ハガキなども販売します。
ポストカーの登場時間は、両日11時から16時までです。
ぜひ、夏の思い出を手紙で届けてみてください。

詳しくは茂原七夕まつりの公式サイトをご覧ください。

茂原七夕まつり公式サイト

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、青森県〈横内郵便局〉柴谷いく美さんでした!

「大学入学を機に初めて一人暮らしをした時、実家の母がよく手紙を書いて送ってくれました。内容は他愛もないことでしたし、電話をかければ済む内容だったのですが、誰もいない暗いアパートの部屋に帰った時に、母からの手紙が届いていると心が温かくなりました。自分自身も母になり、子を想う、あの時の母の気持ちが分かるようになってきました。20年以上前の手紙ですが、今でも大切に取ってあります。それまでは母が毎日家にいるのが当たり前だったのですが、実際は遠くにいても、私のすぐそばに母がいてくれるんだと思い、安心しました。」
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