『まちづくり系医師』とは? 福井県から医師の井階友貴さんが登場
- 2023/07/09
まちづくり系医師の井階友貴さんをお迎えして
今回は、福井県から“まちづくり系医師”の井階友貴(いかい・ともき)さんをお迎えしました。
宇賀「井階さんは現在42歳で、兵庫県ご出身。福井大学医学部地域プライマリケア講座の教員を務めながら、医師として、地域全域の健康促進に取り組んでいらっしゃいます」
小山「具体的には何か企画をやられるんですか?」
井階「たとえば、『健康づくりを一緒にやりませんか?』とか、『体操しましょう』とか、いわゆる健康の取り組みなんかもいろいろな方と一緒にさせていただいているんですけども。クイズ大会をして地域の問題点を盛り上がりながら学んだりとか、あとはただ単に、ギネス世界記録に挑戦しようと、世界最大のちらし寿司プロジェクトとか。町民体操の取り組みだったり、高浜町のマスコットキャラクターである“赤ふん坊や”の絵付けをして展示会を開いたりとかですね」
小山「クイズ大会とかちらし寿司大会とか絵付けは、一見、健康とは無縁のものにも思えるのですが」
井階「もともとそんなことをやっていたわけではなく、普通に医者をやりながら街全体の方が健康になればいいなということで、健康を訴えかけていたんですよね。でも、健康になろうと訴えかけて関わってくれる方は、もともと健康に関心のある方だったりとかするもので。届けたいところにはなかなか届かない」
小山「健康ではない人には届きにくい、と」
井階「そうなんですよね。なので、“健康”って言ってはダメなんだと思って、健康は封印して取り組んでいることもたくさんあります」
宇賀「でも、結果的に健康にはちゃんと繋がっていくんですね」
井階「人が交流をしたりとか、社会参加、繋がりの力、専門的にはソーシャル・キャピタルというのですが、そういう繋がりの力で人が健康になれるというのが数多くの研究で明らかになっているんですね。健康を目的に集まっていなくても、ただ単に集まって交流が生まれるということ自体が、すごく健康にも繋がる。すごく人口減少時代の日本にも合っている取り組みなんじゃないかと思います」
宇賀「今のご活動の拠点は福井県の西の方にある高浜町というところだそうですが、どういう場所なんですか?」
井階「日本海側のイメージって断崖絶壁でザッパーン! みたいなイメージがあるかもしれないんですけど、実は8キロに渡って砂浜が続いている非常に美しい街でして。僕もはじめて来た時にびっくりしたんですけれど、とにかく海が自慢の街で。ブルーフラッグというビーチの国際環境認証基準があるんですけれど、それをアジアで初めて取得した、それくらい海が自慢の街ですね」
宇賀「オリジナルキャラクターも作ったんですよね」
井階「はい、これは作ったのではなくて、高浜町に昔からいる元祖ご当地キャラクターなんです。赤ふん坊やと言います」
小山「ずいぶん昔なんですか?」
井階「昭和63年からいます」
小山「ゆるキャラの元祖ですね」
宇賀「私、ほぼ同世代だわ」
井階「あ、でも赤ふん坊やは永遠の6歳です」
小山「どうして赤いふんどしなんですか?」
井階「よく、ふんどしの産地なのかとか聞かれるんですけど、そんなことはなくて(笑)。大昔の子どもたちが海で遠泳訓練をしている様子をイメージされたと聞いています」
小山「赤ふん坊や、今日は来ているそうですね?」
井階「そうなんです、今日どうしてもついてくると言って……呼んでよろしいですか? ちょっと、なぜか僕とのツーショットが珍しくなっておりまして……失礼いたしますが呼んできます」
スタジオに、赤ふん坊やも遊びに来てくれました!
赤ふん坊やとの会話の模様は、ぜひ放送でお楽しみください(7月16日まで聴取可能)。
宇賀「今、健康の街づくりの達成度は何%くらいまで来ている感じがしますか?」
井階「やればやるほどにまだできることが見つかってきたりとかするもので、正直、終わりが見えていないんですよね、まったく。9年間とかやっていくうちだけでも、どんどん街は時代とともに変わっていって。目指すべきところや課題も変わっていったりという中では、なかなか達成度と言われると難しいなと思っているんです。でも、ずっと向き合い続けることが大事だし、ずっと向き合い続けるためにはとにかく楽しく取り組まないといけないなと思っていて。僕はこういうキャラクターとか、絵をつけることが好きなので、そういうのを活用しながら楽しくさせてもらっているので。全然、終わりが見えなくて辛いとかそういうことは一切なくて、むしろ終わりが見えちゃうと気分が盛り上がらないみたいなところもあると思うので。楽しくさせてもらっている感じです」
宇賀「さて、この番組は『お手紙』をテーマにお送りしているのですが、今日は、『今、想いを伝えたい人』に宛てたお手紙を書いてきていただいているんですよね。どなたへのお手紙ですか?」
井階「やっぱり赤ふん坊やに書いてきました」
井階さんのお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
宇賀「今日の放送を聞いて、井階さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 井階友貴さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
井階友貴さん、ありがとうございました!
小山「具体的には何か企画をやられるんですか?」
井階「たとえば、『健康づくりを一緒にやりませんか?』とか、『体操しましょう』とか、いわゆる健康の取り組みなんかもいろいろな方と一緒にさせていただいているんですけども。クイズ大会をして地域の問題点を盛り上がりながら学んだりとか、あとはただ単に、ギネス世界記録に挑戦しようと、世界最大のちらし寿司プロジェクトとか。町民体操の取り組みだったり、高浜町のマスコットキャラクターである“赤ふん坊や”の絵付けをして展示会を開いたりとかですね」
小山「クイズ大会とかちらし寿司大会とか絵付けは、一見、健康とは無縁のものにも思えるのですが」
井階「もともとそんなことをやっていたわけではなく、普通に医者をやりながら街全体の方が健康になればいいなということで、健康を訴えかけていたんですよね。でも、健康になろうと訴えかけて関わってくれる方は、もともと健康に関心のある方だったりとかするもので。届けたいところにはなかなか届かない」
小山「健康ではない人には届きにくい、と」
井階「そうなんですよね。なので、“健康”って言ってはダメなんだと思って、健康は封印して取り組んでいることもたくさんあります」
宇賀「でも、結果的に健康にはちゃんと繋がっていくんですね」
井階「人が交流をしたりとか、社会参加、繋がりの力、専門的にはソーシャル・キャピタルというのですが、そういう繋がりの力で人が健康になれるというのが数多くの研究で明らかになっているんですね。健康を目的に集まっていなくても、ただ単に集まって交流が生まれるということ自体が、すごく健康にも繋がる。すごく人口減少時代の日本にも合っている取り組みなんじゃないかと思います」
宇賀「今のご活動の拠点は福井県の西の方にある高浜町というところだそうですが、どういう場所なんですか?」
井階「日本海側のイメージって断崖絶壁でザッパーン! みたいなイメージがあるかもしれないんですけど、実は8キロに渡って砂浜が続いている非常に美しい街でして。僕もはじめて来た時にびっくりしたんですけれど、とにかく海が自慢の街で。ブルーフラッグというビーチの国際環境認証基準があるんですけれど、それをアジアで初めて取得した、それくらい海が自慢の街ですね」
宇賀「オリジナルキャラクターも作ったんですよね」
井階「はい、これは作ったのではなくて、高浜町に昔からいる元祖ご当地キャラクターなんです。赤ふん坊やと言います」
小山「ずいぶん昔なんですか?」
井階「昭和63年からいます」
小山「ゆるキャラの元祖ですね」
宇賀「私、ほぼ同世代だわ」
井階「あ、でも赤ふん坊やは永遠の6歳です」
小山「どうして赤いふんどしなんですか?」
井階「よく、ふんどしの産地なのかとか聞かれるんですけど、そんなことはなくて(笑)。大昔の子どもたちが海で遠泳訓練をしている様子をイメージされたと聞いています」
小山「赤ふん坊や、今日は来ているそうですね?」
井階「そうなんです、今日どうしてもついてくると言って……呼んでよろしいですか? ちょっと、なぜか僕とのツーショットが珍しくなっておりまして……失礼いたしますが呼んできます」
スタジオに、赤ふん坊やも遊びに来てくれました!
赤ふん坊やとの会話の模様は、ぜひ放送でお楽しみください(7月16日まで聴取可能)。
宇賀「今、健康の街づくりの達成度は何%くらいまで来ている感じがしますか?」
井階「やればやるほどにまだできることが見つかってきたりとかするもので、正直、終わりが見えていないんですよね、まったく。9年間とかやっていくうちだけでも、どんどん街は時代とともに変わっていって。目指すべきところや課題も変わっていったりという中では、なかなか達成度と言われると難しいなと思っているんです。でも、ずっと向き合い続けることが大事だし、ずっと向き合い続けるためにはとにかく楽しく取り組まないといけないなと思っていて。僕はこういうキャラクターとか、絵をつけることが好きなので、そういうのを活用しながら楽しくさせてもらっているので。全然、終わりが見えなくて辛いとかそういうことは一切なくて、むしろ終わりが見えちゃうと気分が盛り上がらないみたいなところもあると思うので。楽しくさせてもらっている感じです」
宇賀「さて、この番組は『お手紙』をテーマにお送りしているのですが、今日は、『今、想いを伝えたい人』に宛てたお手紙を書いてきていただいているんですよね。どなたへのお手紙ですか?」
井階「やっぱり赤ふん坊やに書いてきました」
井階さんのお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
宇賀「今日の放送を聞いて、井階さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 井階友貴さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
井階友貴さん、ありがとうございました!
夏用はがき 販売のお知らせ
7月7日に二十四節気の「小暑」を迎え、暑中見舞いのシーズンとなりました。郵便局では夏の海と魚を描いた、夏らしい涼しげな夏用はがきを販売中です。夏のご挨拶にぜひご活用ください。詳しくは全国の郵便局、ネットショップをご覧ください
ゆうびん de 自由研究・作品コンテスト開催のお知らせ
切手の趣味を楽しむ方々の団体 日本郵趣協会が主催する、子ども達のコンテスト「ゆうびん de 自由研究・作品コンテスト」が開催されています。切手のデザインを調べ、発表する「切手部門」。街の名所や旧跡などを調べ、それらを組み合わせてオリジナルの風景印をデザインする 「風景印部門」の2つの部門があります。締切は7月29日までです。夏休みの自由研究にいかがでしょうか?詳しくは、日本郵趣協会のホームページをご覧ください。
ゆうびんde自由研究・作品コンテスト2023
皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ
今回のメッセージは、大阪府〈八尾郵便局〉堀口幸一さんでした!「大阪府八尾市はものづくりのまちとして全国的に有名ですが、東側に生駒山地という奈良県と繋がっている山が見え、都会と自然が融合している地域です。その自然の豊かさから枝豆と若牛蒡がおいしいと有名で、私達もゆうパックとして取り扱っており、全国の方に食べていただけたら幸いです。私がこの仕事に就く時に、父親に「ありがとうと言ってもらえる仕事だからいいやん」と言われたことがすごく心に残っています。「ありがとう」が当たり前ではなく、これからもずっと言ってもらえるような、丁寧な仕事をすることを心がけています。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
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〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
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