新茶の季節! 櫻井焙茶研究所の所長・櫻井真也さんとお茶の話
- 2023/04/30
櫻井焙茶研究所 櫻井真也さんをお迎えして
今回は、櫻井焙茶研究所の所長・櫻井真也さんをお迎えしました。
宇賀「櫻井さんは東京・表参道にある『スパイラル』の5階に、主人を勤めていらっしゃる櫻井焙茶研究所があるということなのですが、こちらが連日、予約客でいっぱいなんですよね」
櫻井「そうですね、今はありがたいことに海外のお客様が非常に増えてきていまして。予約を入れてくださっています」
小山「これは研究所という名のお店なんですか?」
櫻井「そうなんです、日本茶の楽しみ方とか日本茶の価値観をこれからの時代に残せるように、そういった研究をしようと思って、櫻井焙茶研究所という名前をつけました」
宇賀「櫻井さんはもともとバーテンダーだったとうかがっているのですが」
櫻井「もともとはお酒の方から入っていまして。前職で和菓子屋と料理屋で働いて、そこにバーが併設されていたんです。バーテンダーで入って、そこでお茶も出すようになって。そこからいろいろと動き出したという感じです。お酒も扱っているんですけど、それはお茶とお酒を合わせた“茶酒”というものを出しています。洋酒をお茶に漬け込んで、洋酒から和酒への転換というかたちで作っているんですけども。たとえばジンだったら、苦味や渋みに合わせるために煎茶を一緒にディフューズしたりとか、ラムはほうじ茶と一緒にしたりとか。お酒からお茶に興味を持ってもらえるように、そういったところも自分たちで提案をしています」
宇賀「(お茶を求めて)いろいろなところに全国行かれているんですか?」
櫻井「日本茶は九州の種子島だったり、屋久島だったりから、鹿児島とか八女とか宮崎、あとは京都、静岡、北は新潟まで日本全国あるんですけども、自分たちも付き合いのあるお茶の生産家さんたちがいらっしゃいますので。1週間に1回ずつどこかへ行っている感じです」
宇賀「ちょうど今から新茶の時期だと思うんですけど、新茶を美味しくいただく方法はあるんですか?」
櫻井「新茶はやっぱり新緑の香り、若葉の香りが非常に特徴的ですので、いつもよりも熱めのお湯でサッと淹れるのがおすすめですね」
今回、櫻井さんには、薫堂さん宇賀さんのために新茶を淹れていただきました。
宇賀「今日はどんなお茶をお持ちいただいているんですか?」
櫻井「今年のはしりの新茶なんですけど、鹿児島、種子島の“しゅんたろう”という品種を持ってきました。新茶の生仕上げですね」
小山「“生仕上げ”ってなんですか?」
櫻井「お茶は揉んで乾燥させて作るんですけれども、製茶屋さんに行く前に“荒茶”といって、一旦乾燥したお茶が出来上がるんですね。皆さんの手元に届く前のお茶という感じなんですけど、水分量が多くてですね、結構フレッシュな香りが残るんですよ」
小山「よく日本酒では火入れをする前の“生”がありますけど、お茶もあるんですね」
櫻井「水分量が多いので、日持ちはしませんのでお客様の手元に来ることはなかなかないんですけども。今の時期だけ、私どもも用意しておりますので」
櫻井さんがお茶を淹れる模様はぜひradikoでお聴きください(5月7日まで聴取可能)。
宇賀「きれいな薄い緑色ですね」
小山「(飲んで)なんかものすごく品がありますね」
櫻井「爽やかな香りの中に、ちょっと新緑の感じがありますね」
宇賀「本当に苦味もなくて、すっきり爽やかですね」
小山「そこに甘みがあって、でも甘みのあと、余韻の中に苦味を感じますね。美味しい。新茶って聞いているせいかすごく若々しく感じます。淹れたあとの茶葉がもったいない気がするんですけど、何か使ったりするんですか?」
櫻井「新茶の場合は茶葉は召し上がってもらっています」
小山「どうやって食べるんですか?」
櫻井「ポン酢とか。ポン酢がいちばん美味しいですね。あとは白和えにしたりとか、土佐酢のゼリーで和えたりとか」
宇賀「この番組は『お手紙』をテーマにお送りしているのですが、今日は『いま想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきてくださったんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」
櫻井「お茶の生産家さん、製茶屋さんに向けてお手紙を書かせていただきました」
櫻井さんのお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
宇賀「今日の放送を聞いて、櫻井さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 櫻井真也さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
小山「櫻井さんのこれからの夢はなんですか?」
櫻井「やはり日本茶、お茶の良さを日本全国、世界の皆さんに伝えて、急須の作り手さん、お茶の作り手さんもそうなんですけどお茶から繋がる縁というのは非常にありますので、それを次の世代へしっかり残す。それが自分の役目だなと思っています」
小山「ぜひ、日本茶がもっともっと世界で愛されるといいですね」
櫻井真也さん、ありがとうございました!
「櫻井焙茶研究所」
櫻井「そうですね、今はありがたいことに海外のお客様が非常に増えてきていまして。予約を入れてくださっています」
小山「これは研究所という名のお店なんですか?」
櫻井「そうなんです、日本茶の楽しみ方とか日本茶の価値観をこれからの時代に残せるように、そういった研究をしようと思って、櫻井焙茶研究所という名前をつけました」
宇賀「櫻井さんはもともとバーテンダーだったとうかがっているのですが」
櫻井「もともとはお酒の方から入っていまして。前職で和菓子屋と料理屋で働いて、そこにバーが併設されていたんです。バーテンダーで入って、そこでお茶も出すようになって。そこからいろいろと動き出したという感じです。お酒も扱っているんですけど、それはお茶とお酒を合わせた“茶酒”というものを出しています。洋酒をお茶に漬け込んで、洋酒から和酒への転換というかたちで作っているんですけども。たとえばジンだったら、苦味や渋みに合わせるために煎茶を一緒にディフューズしたりとか、ラムはほうじ茶と一緒にしたりとか。お酒からお茶に興味を持ってもらえるように、そういったところも自分たちで提案をしています」
宇賀「(お茶を求めて)いろいろなところに全国行かれているんですか?」
櫻井「日本茶は九州の種子島だったり、屋久島だったりから、鹿児島とか八女とか宮崎、あとは京都、静岡、北は新潟まで日本全国あるんですけども、自分たちも付き合いのあるお茶の生産家さんたちがいらっしゃいますので。1週間に1回ずつどこかへ行っている感じです」
宇賀「ちょうど今から新茶の時期だと思うんですけど、新茶を美味しくいただく方法はあるんですか?」
櫻井「新茶はやっぱり新緑の香り、若葉の香りが非常に特徴的ですので、いつもよりも熱めのお湯でサッと淹れるのがおすすめですね」
今回、櫻井さんには、薫堂さん宇賀さんのために新茶を淹れていただきました。
宇賀「今日はどんなお茶をお持ちいただいているんですか?」
櫻井「今年のはしりの新茶なんですけど、鹿児島、種子島の“しゅんたろう”という品種を持ってきました。新茶の生仕上げですね」
小山「“生仕上げ”ってなんですか?」
櫻井「お茶は揉んで乾燥させて作るんですけれども、製茶屋さんに行く前に“荒茶”といって、一旦乾燥したお茶が出来上がるんですね。皆さんの手元に届く前のお茶という感じなんですけど、水分量が多くてですね、結構フレッシュな香りが残るんですよ」
小山「よく日本酒では火入れをする前の“生”がありますけど、お茶もあるんですね」
櫻井「水分量が多いので、日持ちはしませんのでお客様の手元に来ることはなかなかないんですけども。今の時期だけ、私どもも用意しておりますので」
櫻井さんがお茶を淹れる模様はぜひradikoでお聴きください(5月7日まで聴取可能)。
宇賀「きれいな薄い緑色ですね」
小山「(飲んで)なんかものすごく品がありますね」
櫻井「爽やかな香りの中に、ちょっと新緑の感じがありますね」
宇賀「本当に苦味もなくて、すっきり爽やかですね」
小山「そこに甘みがあって、でも甘みのあと、余韻の中に苦味を感じますね。美味しい。新茶って聞いているせいかすごく若々しく感じます。淹れたあとの茶葉がもったいない気がするんですけど、何か使ったりするんですか?」
櫻井「新茶の場合は茶葉は召し上がってもらっています」
小山「どうやって食べるんですか?」
櫻井「ポン酢とか。ポン酢がいちばん美味しいですね。あとは白和えにしたりとか、土佐酢のゼリーで和えたりとか」
宇賀「この番組は『お手紙』をテーマにお送りしているのですが、今日は『いま想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきてくださったんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」
櫻井「お茶の生産家さん、製茶屋さんに向けてお手紙を書かせていただきました」
櫻井さんのお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
宇賀「今日の放送を聞いて、櫻井さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 櫻井真也さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
小山「櫻井さんのこれからの夢はなんですか?」
櫻井「やはり日本茶、お茶の良さを日本全国、世界の皆さんに伝えて、急須の作り手さん、お茶の作り手さんもそうなんですけどお茶から繋がる縁というのは非常にありますので、それを次の世代へしっかり残す。それが自分の役目だなと思っています」
小山「ぜひ、日本茶がもっともっと世界で愛されるといいですね」
櫻井真也さん、ありがとうございました!
「櫻井焙茶研究所」
皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
いよいよゴールデンウィーク! ATMご利用はお早めに!
ゴールデンウィーク中は郵便局窓口だけではなく、ATMもサービスが休止します。ご用事のある方はお早めに! 詳しくはゆうちょ銀行HPをご覧ください。https://www.jp-bank.japanpost.jp/
今週の後クレ
今回のメッセージは、鳥取県〈鳥取中央郵便局〉山下諒さんでした!「鳥取県は、夏は海、冬はスキーや温泉など、1年を通じて楽しめる場所です。食べ物は梨やカニ、他にもたくさんの美味しいものがあり、全国に誇れる故郷です。 配達している地域に一人でお住まいのお客さまがいるのですが、配達時に出会うといつも「ありがとう」と声をかけてくださいます。 1月下旬の大雪の日に配達に行ったとき、お客さまから『この大雪で外出することができないから来てもらえて本当に助かる』と本当に喜んでいただけました。感謝の言葉をもらえて嬉しかったです。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛