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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
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“時刻表”、使っていますか? 『JTB時刻表』編集長の田代浩一さんが登場

  • ON AIR
  • 2023/01/29

『JTB時刻表』編集長 田代浩一さんをお迎えして

写真 今回は、『JTB時刻表』編集長の田代浩一さんです。
写真 写真 小山「よく駅には置いてありますね。僕は昔、買ったことはありましたけど……毎月、出ているんですか?」

田代「毎月です。月刊誌です」

小山「月刊で何万部なんですか?」

田代「平均で4万部です」

小山「4万部って言ったら、人気雑誌よりも多いですよね」
写真 田代「資料本として使われる方や会社さんもまだいますので、それも含めて4万部ですね」

小山「これは何ページあるんですか?」

田代「千ページ以上ありますね」

宇賀「時刻表は今年で創刊何年目になるんですか?」

田代「大正14年、1925年の4月に創刊をしています」

小山「その時はすでに全国の時刻表だったんですか?」

田代「全国の時刻表です」

小山「その時はまだ薄そうですね」

田代「いえ、そんなことはなくてですね、そのお手元にお見せしたのが、創刊号の復刻版です」
写真 小山「形は違いますが、結構厚いですね……230ページくらいあります」

田代「その頃には日本全国に鉄道網が整備されていましたので」

宇賀「もうすぐ100周年なんですね!」

田代「2025年ですね」

小山「当時の路線図もありますが、あんまり変わってなさそうですね」
写真 写真 田代「北海道もですし、今はなくなっていますが沖縄にも昔鉄道が走っていたので、そういう意味では今よりも走っている路線があるので、楽しい本になっています」

小山「当時の時刻表って誰が買うんですか?」

田代「今の時刻表はだいたい50代から70代くらいの方が購入されているんですけど、その方達が昔の時刻表を資料として買っているのを見ていますね」

小山「昔の旅を頭で想像する、みたいな?」

田代「そうなんです。妄想時刻表ですね、楽しみは」

宇賀「田代さんはもともと鉄道や旅がお好きだったんですか?」
写真 田代「正直なところ、鉄道好きかというとそうではなかったかな、と。旅行がやはり大好きだったので、旅に携わる仕事がしたいなと思ってJTBに入って。2年前にですね、時刻表の編集長になったという感じです」

小山「時刻表は紙も特殊だったりするんですか?」

田代「そうなんです。薄いんですけど丈夫につくられていて。ビリビリって破ろうとしてみても、なかなか。結構硬いんです。さらに1キロを超えないようなかたちで作るということで。時刻表用の特別な紙を使っているというのがこの本の特徴ですね」
写真 小山「田代さんが最も好きな路線はどの辺なんですか?」

田代「僕はですね、終着駅が好きでですね。そういう意味では結構短い路線で、たとえば静岡の岳南電車さんとか、千葉県のいすみ鉄道さんとか。そこまで長くはないんですけど終着駅に行ってそこで終わる。逆に言うとそこは始発駅でもあって。そういうところに行くのが大好きですね」

小山「鉄道好きの方がこの編集部に行ったら幸せですよね」

田代「幸せなんですけどね、編集作業は大変ですね(笑)」

宇賀「鉄オタはよく聞きますけど、時刻表オタクみたいな方もいらっしゃるんですか?」
写真 田代「いますね。時刻表を調べて旅をするかたちで。ネットの場合は目的を決めてそこまでの最短距離を調べていくっていうのが良くて、私も使ったりはするんですけど、時刻表のいいところはそこまでの過程をこの中で調べられるというところがあって。この駅とかこのタイミングで列車がすれ違う、みたいな。そういうのを時刻表が好きな人は調べるんですよ」

小山「松本清張の小説の、東京駅の何番ホームで……みたいな」

田代「そうです、そうです。昔は時刻表ミステリーみたいなものもあったんですけど、最近は寝台列車が減ったりとかして。在来、鈍行と呼ばれる列車を通り過ごしてそこでミステリーが起きる……という楽しみ方を昔の方はよくやっていたと聞いたことがありますね」

宇賀「今、寝台列車はどのくらいあるんですか?」

田代「2つしかないですね。サンライズ出雲とサンライズ瀬戸」

小山「カシオペアってもうなくなったんですか?」

田代「ないですね」

宇賀「それ、乗りたい! 乗ったことありますか?」
写真 小山「カシオペアはありますよ。サンライズのどちらかも乗りました。あれもいいですよね」

宇賀「どこから出ているんですか?」

田代「東京から出ています」

宇賀「東京から!? 何時間かかるんですか? あ、時刻表で調べればいいんですね」

田代「これで調べて行くのが楽しいですね」
写真 小山「(調べながら)東京発、21時50分」

宇賀「本当だ、始発 21時50分。姫路に朝の5時25分に着くんだ。岡山に、6時27分」

小山「高松に7時27分」

田代「その右の方に、岡山・出雲市間とあって、ここでサンライズ出雲が切り離されて分かれて出雲の方に行くんです」

宇賀「9時58分?」

田代「9時58分に出雲に着きますね」
写真 宇賀「12時間くらいかかるんですね。これ乗ってみたい! 行きましょうよ、今年」

小山「乗ってみたいですね」

宇賀「寝台列車って人気なんですか?」

田代「はい、すごい人気なんです。ただ、やっぱり本数が本当に少なくなったので」

小山「これはなんでこんなに少なくなったんですか? ビジネス的に難しいんですか?」

田代「やっぱり新幹線と飛行機の普及ですね。それに尽きるかなと思います」

小山「絶対に今、寝台列車作ったらね」

宇賀「逆に贅沢ですよね。寝ながら行けるなんて」
写真 宇賀「この番組は手紙をテーマにしていますが、これまで書いたり受け取ったりした中で、印象に残っているお手紙はありますか?」

田代「大学の頃、ドイツに1年間だけ留学をしていたことがあって。その頃は1990年頃だったんですけど、やっぱり電話はなかなか。その時に母親とか友人からもらう手紙はやっぱり、ホームシックにかかるものなので、よかったなという記憶があります」

小山「列車の中で手紙を書くのもよさそうですよね」
写真 写真 田代「いいと思います。時々、そういうふうに絵葉書を書いて、途中の郵便ポストで……駅の前に昔のポストが残っているんですよね。筒形の郵便ポスト。そこに投函して、楽しむみたいなことをよく聞きます」

宇賀「そして今日は、『今、お手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いいてきてくださったんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」

田代「ありきたりなんですけど、父親に向けた手紙を書いてきました」
写真 田代さんのお手紙の朗読は、ぜひ、radikoでお聞きください(2月5日まで聴取可能)。

宇賀「今日の放送を聞いて、田代さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 田代浩一さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

『JTB時刻表』編集長の田代浩一さん、ありがとうございました!
写真 写真

ポストカーin福島のお知らせ

2023年最初のポストカーについてのお知らせです。
昨年、初めて四国に登場したポストカーが、今度は東北に初登場します!
「活字」を楽しむため福島民報と日本郵便と郡山市等がコラボイベントを開催。
日時は、2月4日(土)午前10時から夕方4時まで、開催場所は、福島県郡山市のS-PAL郡山です。福島県出身の切手デザイナー 中丸さんのトークイベントや、イベント限定のスタンプを使ったスタンプラリー、ぽすくまと仲間たちが8人全員が揃うステージもあります(8人揃うのは東北初)。
ポストカーとぽすくまたちと撮った写真を手紙にして、届けてみてはいかがでしょうか?
雪などの悪天候により、ポストカーが現地に行けない場合でも、写真を撮って手紙を出す体験はできますので、ぜひ足をお運びください。
詳しくは&Postのwebサイトをご覧ください。

「&Post」

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、埼玉県〈川越西郵便局〉遠藤史記さんでした!

「最近は携帯で写真を撮ったりするので、撮った写真を現像することはなかなか無いと思うのですが、私は、旅行先などで撮ったたくさんの写真の中から厳選した1枚・2枚を現像して、一緒に旅行に行った人にメッセージを書いて手紙を送っています。自分が郵便局に携わるまでは、こういったことはしていなかったのですが、やってみると、やっぱり想いが伝わるような気がして嬉しいので、これからも続けたいと思っています。 手紙には、ポストから受け取って家まで持って帰るまでに『どんなことが書いてあるのかな?』という、開封するまでのワクワク感がありますね。」
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