腹話術師のいっこく堂さんが登場!
- 2022/12/25
いっこく堂さんをお迎えして
今週は、腹話術師のいっこく堂さんをお迎えしました。
まずは人形の師匠とカルロス・セニョール・田吾作くんとともにご登場です。
宇賀「いっこく堂さんは腹話術はいつ頃から始められたんですか?」
いっこく堂「腹話術を始めたのは31年前ですかね。突然始めたわけではないんです。中学2年の時に、女性警官の演じる交通安全の腹話術をテレビのニュースで見たんです。それを見た時に感動したんです。『いいなあ、やってみたいなあ』と心が震えるというか。すぐにやってみたくなったので、警察に電話をしました。110番をしました。中学生ですからね。沖縄出身なんですけど、『もしもし、警察に腹話術の人形は売ってますか?』『あんた、何を言っているね? 警察は事件とか事故の時に電話しなさい。中学生だったらそのくらいは考えなさい』と怒られました。人形は手に入らず、しばらく忘れていました。
でも、28歳になった時です。当時、僕は『劇団民藝』というところで役者をやっていました。悩んでいたんですね、このままやっていてもしょうがないな、と。劇団に入る前は、モノマネ芸人をやっていたんですね、19歳から3年くらい。その後に劇団に入ったんですけど。劇団に入った後に、一人でモノマネ芸人をやっていた頃って、自由で楽しかったなと思い返すことがあったんです。宴会がありまして、宴会の席でモノマネ芸をやったら、米倉(斉加年)さんにその芸を褒めていただいて、『やっぱり芸人になろう』と思って。何をやろうかと考えて、14歳の時に見た腹話術。28歳で始めました」
宇賀「そこで思い出したわけなんですね。でも、やろうと思ったらどうするんですか?」
いっこく堂「図書館に行きまして、『誰でもできる腹話術』という本を借りてきまして、それで独学で」
宇賀「誰かに弟子入りをしたわけじゃないんですね! 喋りの技術というか、どちらに何を喋ってもらうとか、そういうことを考えるのも難しいですよね」
いっこく堂「やっぱり人形がいると声が出る。今はいなくても出るようになりましたけど、いると自然と出るようになりますね。これはやっぱり訓練、練習ですね」
宇賀「海外でも腹話術を披露されていらっしゃるんですよね」
いっこく堂「17、8カ国でやっていましたね」
宇賀「日本との違いはあるんですか?」
いっこく堂「日本よりも、どういう外国でも海外の方が反応がいいですね。たとえば第一声、『Hello,everyone.I’m SHISHO.Nice to meet you』と言っただけで、『おっ!』と入ってくれる。日本では審査するというか、厳しい目でずっと腕を組んだまま観る、というのが続きまして。海外ではそういうのがないですね」
宇賀「最初の人形は誰だったんですか?」
いっこく堂「最初はカルロス・セニョール・田吾作くん。そのあとにジョージくんというのがいて、師匠がいて。サトルがいて、そのあとはガイコツくんが来て。そのあと、サトルくんのおばに当たるサトリもいます。そんなふうにどんどん増えていきましたね。あとはアルフレッド」
宇賀「それは様々なステージで誰と一緒に行くのかを考えて」
いっこく堂「そうですね。サトルくん、師匠、カルロス、ジョージくんは一軍ですね。30分ものだと一軍で、1時間ものだともっと増えて。2時間ものになるとさらに芝居バージョンとか、人形を持たないバージョンとかも出てきますね」
宇賀「この番組は手紙をテーマにしているのですが、受け取ったり書いたりした中で印象に残っているお手紙はありますか?」
いっこく堂「俳優であり画家でもある米倉斉加年さんが劇団の大先輩だったんですね。僕が宴会芸をやった時に褒めてもらって、それがきっかけでこの芸の世界に行くことになったのですが、腹話術師になって3 、4年経った時に、仕事の幅を増やしたいがために推薦文を書いてもらったんです、米倉さんに。それが結構力を発揮して仕事もたくさんとれて」
宇賀「そのお手紙も持ってきてくださったんですね」
いっこく堂「それを読み返してみて、返事を書いてきました」
小山「その手紙はいつも近くにお持ちなんですか?」
いっこく堂「家の中でちゃんと保管して。でも読み返したのは久しぶりで、今になってわかることってあるんだなと思いました」
いっこく堂さんが米倉斉加年さんに宛てたお手紙の朗読は、ぜひ、radikoでお聞きください(2023年1月1日まで聴取可能)。
宇賀「今日の放送を聞いて、いっこく堂さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。ご本人に責任をもってお渡しいたします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST いっこく堂さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
いっこく堂さん、ありがとうございました!
いっこく堂 オフィシャルWEBサイト
宇賀「いっこく堂さんは腹話術はいつ頃から始められたんですか?」
いっこく堂「腹話術を始めたのは31年前ですかね。突然始めたわけではないんです。中学2年の時に、女性警官の演じる交通安全の腹話術をテレビのニュースで見たんです。それを見た時に感動したんです。『いいなあ、やってみたいなあ』と心が震えるというか。すぐにやってみたくなったので、警察に電話をしました。110番をしました。中学生ですからね。沖縄出身なんですけど、『もしもし、警察に腹話術の人形は売ってますか?』『あんた、何を言っているね? 警察は事件とか事故の時に電話しなさい。中学生だったらそのくらいは考えなさい』と怒られました。人形は手に入らず、しばらく忘れていました。
でも、28歳になった時です。当時、僕は『劇団民藝』というところで役者をやっていました。悩んでいたんですね、このままやっていてもしょうがないな、と。劇団に入る前は、モノマネ芸人をやっていたんですね、19歳から3年くらい。その後に劇団に入ったんですけど。劇団に入った後に、一人でモノマネ芸人をやっていた頃って、自由で楽しかったなと思い返すことがあったんです。宴会がありまして、宴会の席でモノマネ芸をやったら、米倉(斉加年)さんにその芸を褒めていただいて、『やっぱり芸人になろう』と思って。何をやろうかと考えて、14歳の時に見た腹話術。28歳で始めました」
宇賀「そこで思い出したわけなんですね。でも、やろうと思ったらどうするんですか?」
いっこく堂「図書館に行きまして、『誰でもできる腹話術』という本を借りてきまして、それで独学で」
宇賀「誰かに弟子入りをしたわけじゃないんですね! 喋りの技術というか、どちらに何を喋ってもらうとか、そういうことを考えるのも難しいですよね」
いっこく堂「やっぱり人形がいると声が出る。今はいなくても出るようになりましたけど、いると自然と出るようになりますね。これはやっぱり訓練、練習ですね」
宇賀「海外でも腹話術を披露されていらっしゃるんですよね」
いっこく堂「17、8カ国でやっていましたね」
宇賀「日本との違いはあるんですか?」
いっこく堂「日本よりも、どういう外国でも海外の方が反応がいいですね。たとえば第一声、『Hello,everyone.I’m SHISHO.Nice to meet you』と言っただけで、『おっ!』と入ってくれる。日本では審査するというか、厳しい目でずっと腕を組んだまま観る、というのが続きまして。海外ではそういうのがないですね」
宇賀「最初の人形は誰だったんですか?」
いっこく堂「最初はカルロス・セニョール・田吾作くん。そのあとにジョージくんというのがいて、師匠がいて。サトルがいて、そのあとはガイコツくんが来て。そのあと、サトルくんのおばに当たるサトリもいます。そんなふうにどんどん増えていきましたね。あとはアルフレッド」
宇賀「それは様々なステージで誰と一緒に行くのかを考えて」
いっこく堂「そうですね。サトルくん、師匠、カルロス、ジョージくんは一軍ですね。30分ものだと一軍で、1時間ものだともっと増えて。2時間ものになるとさらに芝居バージョンとか、人形を持たないバージョンとかも出てきますね」
宇賀「この番組は手紙をテーマにしているのですが、受け取ったり書いたりした中で印象に残っているお手紙はありますか?」
いっこく堂「俳優であり画家でもある米倉斉加年さんが劇団の大先輩だったんですね。僕が宴会芸をやった時に褒めてもらって、それがきっかけでこの芸の世界に行くことになったのですが、腹話術師になって3 、4年経った時に、仕事の幅を増やしたいがために推薦文を書いてもらったんです、米倉さんに。それが結構力を発揮して仕事もたくさんとれて」
宇賀「そのお手紙も持ってきてくださったんですね」
いっこく堂「それを読み返してみて、返事を書いてきました」
小山「その手紙はいつも近くにお持ちなんですか?」
いっこく堂「家の中でちゃんと保管して。でも読み返したのは久しぶりで、今になってわかることってあるんだなと思いました」
いっこく堂さんが米倉斉加年さんに宛てたお手紙の朗読は、ぜひ、radikoでお聞きください(2023年1月1日まで聴取可能)。
宇賀「今日の放送を聞いて、いっこく堂さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。ご本人に責任をもってお渡しいたします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST いっこく堂さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
いっこく堂さん、ありがとうございました!
いっこく堂 オフィシャルWEBサイト
皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
2023年の年賀状、お待ちしています
SUNDAY’S POSTでは、今年も皆さんからの年賀状を募集します。「2023年の目標」を書いて、送ってください。1月7日まで受け付けます。番組からは、その目標にエールを送るお手紙でお返事をします。目標は、1人1つでお願いします。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】です。お待ちしています!
今週の後クレ
今回のメッセージは、大阪府〈西成花園南郵便局〉今澤まみさんでした!「私が勤めている郵便局のある大阪市西成区は人情味溢れた街です。 私が右も左も分からない新入社員だった頃、お客さまから『私のことは後でいいからゆっくり対応していいよ』と声を掛けていただいたことがあります。不安な気持ちでいっぱいだった私ですが、その言葉が力となり、自信を持ってお客さまと関わることができました。今の私があるのは、地域のお客さまに育てていただいたからだと感じております。 そんな人情味溢れる街に是非みなさまにも足を運んでいただきたいです。」
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