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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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島田秀平さんおすすめの日本のパワースポットとは? 父へ贈る手紙も

  • ON AIR
  • 2022/08/14

手相芸人 島田秀平さんをお迎えして

写真 今週は、手相芸人の島田秀平さんをお迎えしました。
小山「“手相芸人”というカテゴリーがあるんですね!」

島田「僕もびっくりしているんです。『何やっているんだろうか?』と普段、思っています(笑)。正直、占いは大嫌いだったというか、今もそんなに実は信用していないんですけど。血液型占いで人間4パターンなわけがないだろうと思っていたんです。でもその時に、『手相だけはまったく同じ人が絶対にいない』と。ハマったきっかけが、後輩にザ・たっちという双子の芸人がいるんですね。彼らは生まれた日も同じですし、画数も同じだし、血液型も一緒。占いでは同じ結果が出るはずなのに、性格は全然違うんですよね。それで手相を見た時、全然違うんです。びっくりしたのが、弟のかずや君の方だけ、人気線、モテ線という線がくっきりあったんですね。これを事務所のスタッフさんに話したら、『弟のかずやの方だけファンレターが来るんですよ』と。さらに本人たちに話したら弟のかずやの方だけ学生時代に彼女がいた、と聞いて。何だこれ? めちゃめちゃ当たってるじゃん! なんて感激して、ハマったって感じでしたね」
写真 宇賀「夏も後半戦ですが、こういう場所に行くといいですよ、とかおすすめってありますか?」

島田「2022年は“水”というものが、1つキーワードの年なんですね。占星術を見ていくと魚座が支配をしていて、水の性質を持っていて。さらに、干支が壬(みずのえ)の寅、これも水を表します。パワースポットはいっぱいあるんですけど、水があふれている、水の近くのパワースポットが非常にいいと言われています」

小山「お風呂はどうですか?」

島田「お風呂、いいですね」
写真 小山「やった! このあいだ発表したんですけど、『湯道』という映画をやることになりまして。お風呂に入る映画なんですけど、茶道や華道があるように湯道があるということ前提にした、ちょっとハートウォームなコメディです」

島田「今年は温泉とか銭湯とかは全部パワースポットと言ってもいいくらい素晴らしい場所ですよ。山形の方に出羽三山という霊山が3つあって、その1つの湯殿山をご存知ですか?」

小山「もちろん、知っています」

島田「よく御神木って言うじゃないですか。ここは『御神湯』というお湯があるんです」

宇賀「入れるんですか?」

島田「入れます。信じるか信じないかはあなた次第です……なんですけど、ここは結構芸能界で有名で、ここに行くと仕事が決まるとか。つい先日も、僕の知り合いのスタッフさんが女優さんと一緒に行ったら、女優さんはレギュラーのドラマが決まって、スタッフさんの方は番組が3つくらい決まった、なんて言っていました」

小山「ここ、行きます!」

宇賀「入りに行かないとですね! 何か、私たちにおすすめのパワースポットはありますか?」
写真 島田「考えてきました。今、ソムリエの気分です(笑)。どちらから行きましょうか?」

宇賀「では、私からお願いします」

島田「三重県の伊勢志摩のあたり、こちらに神明神社という場所があることをご存知ですか? 神明神社自体も素晴らしいんですけど、その奥に小さい祠があるんです。“石神さん”と通称呼ばれていまして。女性の願いだったら、何でも一つだけ叶えてくれるという。有名になったきっかけが、マラソンの野口みずきさんがそこに行って、『オリンピックで絶対に金が欲しいんです』とお願いをして、その後、金が取れたということで。この話はもともと日本代表だったバレーボール選手の方から聞いたんですけど、その方が彼に振られちゃって傷心で。それを見たお友達が『一緒に旅行に行こうよ』と石神さんにお参りに行くんですね。その元バレーボール選手の女性の方は『恋愛運が最悪なんで結婚したいです』、もう一人の方は『恋愛はいいので、お金持ちになりたいです』とお願いをするんです。そうしたら、(元バレーボール選手の女性は)帰ってきた東京駅で男性と出会って、その方と結婚しちゃうんです」

小山・宇賀「えー!」

島田「もう1人の方が作家さんだったんですけど、その辺のことをまとめた本がすごく売れてお金が入ってきたんだそうです」

小山「2人とも願いが叶ったんですね」

島田「でも、1個だけなんですよね」

小山「1回だけなんですね」

島田「どうしますか?」

小山「今はまだ大丈夫です!」

宇賀「私はとっさに、『小山薫堂さんみたいなお金持ちになれますように』(笑)」
写真 そして、薫堂さんにおすすめのパワースポットも教えていただきました。

島田「薫堂さんは素晴らしい頭脳をお持ちですけど、その頭脳がさらに活性化されるんじゃないか、という場所を。東京にお住まいなので行きやすい場所で、明治神宮。宝物殿という大きい建物があるんですね」

小山「ありますね」

島田「その前が芝生のきれいな庭になっているんですね。その端にですね、亀石という高さ1メートルくらいで幅が2メートルくらいの亀の形をした大きな岩があるんですね。不思議な話がいっぱいあって、都市伝説的な話なんですけど、『宇宙から飛んできた隕石なんじゃないか』みたいなことを言う人もいるくらいの場所なんですよ。ここをですね、反時計回りで周りを3周したあと、その上に座っていいので、座ると充電できて元気になる。それ以上に、そこで考え事をしていると宇宙からのインスピレーションじゃないんですけど、めちゃくちゃいいアイデアがバチコーン! と、来ると言われているんです。ここはお笑い芸人さんなんかはネタに行き詰まったりすると行く方もいるんですけど……名前は言えないんですけど、○○さんがよくそこで新作の構想を練ったりしている」

小山「本当ですか!?」

宇賀「私、絶対行こう!」

宇賀「この番組はお手紙をテーマにしていまして、これまで受け取ったり書いたりした中で、心に残っているお手紙はありますか?」
写真 島田「忘れられない手紙があって。父親からの手紙なんですよ。僕の父親は高校時代にガンで亡くなるんですけど、亡くなった後、僕が漫才コンビを解散して仕事をやめようか、手相をやるかどうか……という時期に、実家の母から電話がかかってきて。長野県なんですけど、『蔵から〈島田秀平へ〉というノートが出てきた』と。それは父から僕への手紙がびっしり書かれたノートだったんですよ。
人のためにいつも働き回る父で。僕も大好きで尊敬していたんですけど、ガンで亡くなって。覚えているのは、高校受験に失敗しちゃった時、地元の高校に行けなくて、往復3時間かかる高校に行くことになったんですね。すごく落ち込んでいた時に、『よかったな。これから3年間、すごくいっぱい本が読めるじゃないか』というようなことを言うお父さんで、すごくポジティブだったんですね。最後、父が入院をしてすぐに亡くなってしまうんですけど、入院する最後の晩、ご飯を食べ終わって準備をみんなでしていた時に、『父ちゃんのことをおんぶしてみろ』と言うんです。思春期だから恥ずかしいじゃないですか。でも、自分なりに……僕は姉が2人と母がいるんですけど、『俺はこれから入院するから、家では男がお前1人になるんだぞ。お前は俺のことをおんぶできるくらい力持ちになったのか、頼むぞ』という意味があるのかなと思ったので、『できるよ』とおんぶをして、お座敷を走り回ったという思い出があったんですね。そんな父だったんですけども、手紙は僕が生まれからの細かな、『今日はこんなことをして泣いて帰ってきた』とか、『仕事とはこうだ』という僕が欲しかった答えが書かれていたノートで。(取り出して)このノートなんですけど」

小山「島田さんが生まれた時から書いていたノートなんですね」

島田「働くというのは、“傍(はた)を楽にする”。傍というのは他人とか周りという意味があるから、その人たちのことを楽にする、これが働くということだよ、とか。すごく大事な言葉で。そういうことがずっと書かれていて」

島田さんには、ノートに書かれていたお父様からの手紙についてさらにお話をうかがいました。そして、島田さんからお父様に宛てたお手紙も、時折、涙ながらに朗読していただきました。ぜひ、radikoでお聴きください(8月21日まで聴取可能)。
写真 さらに島田さんには、薫堂さんと宇賀さんの手相も見ていただいています。宇賀さんは“まわりに幸せを振りまくラッキーボイス”、薫堂さんは“天下取りの手相”がある!? など、こちらも詳しくはぜひradikoで!
写真 宇賀「息子さんにもノートは引き継いでいけますね」

島田「僕はこのノートは宝物で、完成品だと思っていたんですけど……途中で終わってずっと白紙が続くんですよ。ある方が言ってくれたのが、『白紙に意味があるんだよ。白紙のところに今度はお前が息子のことを書いて、そのノートを今度は息子に引き継いでいくんだよ』と」

小山「島田家の家伝書みたいなものができていくんですね」

宇賀「今日の放送を聞いて、島田さんへお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しいたします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 島田秀平さん 宛】にお願いします」
写真 手相芸人の島田秀平さん、ありがとうございました!

手紙作文コンクールのお知らせ

写真 「第55回手紙作文コンクール」の応募受付が始まっています。今回のテーマは、〈特定の相手に、自分の体験したことや考えなどを伝える〉。「はがき作文部門」と「絵手紙部門」があり、「こんな手紙をもらったら嬉しい、楽しい」と感じられる作品をお待ちしています。
応募の締め切りは、9月16日(金)当日消印有効です。応募いただいた全員に、参加賞をプレゼント。何がもらえるかは、届いてからのお楽しみです。「教師応援賞」「団体賞」もあります。
詳しくは、手紙作文コンクールのホームページをご覧ください。

「手紙作文コンクール」

暑中見舞い、お待ちしてます!

SUNDAY’S POSTでは、現在、番組宛ての暑中見舞いをお待ちしています。ご応募してくださった方全員に、お宝QRコードが付いたはがきを返信します。5種類あるので、何が届くかはお楽しみに!
宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 暑中見舞い係】までお願いします。
写真

皆さんからのお手紙お待ちしています

写真 毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
写真

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、沖縄県〈浦添郵便局〉屋良薫さんでした!

「4年前、宮古島に単身赴任をしており、家族と離れて寂しい時に、当時5歳と3歳の娘から暑中見舞いのはがきが届きました。はがきいっぱいに絵が描かれていて、子供たちの成長を感じることができました。それから何度か手紙のやり取りをして、毎日、娘たちから手紙が届いていないか、帰宅後に自宅のポストを開けるのが楽しみで、届いた手紙やはがきを部屋中に飾り、元気をもらっていました。 娘が送った大切な手紙が、沖縄本島から海を渡って私の手元に届いたとき、私は、やりがいのある素晴らしい仕事をしているなと改めて思いました。手紙の大切さ、手紙の文化を大事にし、これからもお客さまのお手紙を1通1通大切に届けたいと思います。」
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