怖い話を買い取ってくれる!? 怪談師の宇津呂鹿太郎さんが登場!
- 2022/08/07
怪談師の宇津呂鹿太郎さんをお迎えして
暑い夏に涼しくなるようなお話を……ということで、今週は、怪談師の宇津呂鹿太郎(うつろ しかたろう)さんがご登場。怖いお話、いろいろうかがっていきます。
宇賀「なぜ、今回、宇津呂さんをお迎えしたのかと言いますと……宇津呂さんは、怪談を買い取ってくださるんですよ」
小山「買い取ってくださるってどういうことですか? たとえば、僕が怖い話をしているとします……すると、それを宇津呂さんが買ってくれるということですか?」
宇津呂「世の中には不思議な体験とか怖い体験をされる方がたくさんいらっしゃるんですね。そういった方から詳しくお話を聞かせていただいて、1話につき100円で買わせていただく、ということをやっています。基本、実体験です。同じような話はあるのですが、それが実体験であれば、一律100円で買わせていただいております」
小山「今まで何本くらい買い取られたんですか?」
宇津呂「数えたことないですけど、600以上は優に超えるんじゃないかなと」
小山「どこで買い取るんですか?」
宇津呂「普段はですね、兵庫県尼崎市にある三和市場という市場、ほとんどシャッター通りになっているところなんですけど、そこの空き店舗に月2日間だけ『怪談売買所』というお店を出させてもらって、そこで買い取っています。売買所なので、100円をお支払いただきましたら、僕の方から今まで集めた怖い話、不思議な話を語らせていただくということにしていますので、聞きに来られる方もいらっしゃいますね」
小山「お話を聞いて、『本当かな?』とか疑ったり、何か裏付けを取るようなことはされるんですか?」
宇津呂「来られる方がすべて話し慣れている方ではなく、よく分からない場合もありますので、その時は細かくこちらから質問させていただいて、疑問点がないようにします。裏付けという意味では、不思議な体験をした場所が特定できるようであれば、後日、僕の方でそこを訪れて、体験されたことが本当にあったのか、疑っているわけではなくどんなところで起きたのか調べる、ということはさせてもらっています」
小山「検証までちゃんとされるんですね」
宇賀「宇津呂さんご自身は、もともと怪談とか怖い話はお好きだったんですか? 怖くて眠れなくなっちゃうこととかはないんですか?」
宇津呂「怖い話は小さい頃から大好きで。子供の頃はね、昼間とか明るい時は怖い話を聞いて喜ぶんですけど、暗くなってからはすごく怖いですよね。さすがに今はですね、怖くて眠れないということはないですね。逆に怖い話を聞いた方がテンションが上がって、眠れないとすれば興奮して眠れない(笑)」
小山「100円で売りに来た人の話がものすごく怖かった時は、『やったー!』と思うんですか?」
宇津呂「思いますね。『さすがにこの話は100円では申し訳ないな』と思って、300円とか500円とか、ちょっと上乗せして払わせてもらったりすることもあります」
小山「宇賀さんは怖い話、体験したことはないんですか?」
宇賀「私はそういうのまったくないんですよね、不思議な話とか怖い話。大体、自分が怖いっていう話になります。酔っ払って記憶がないとか(笑)。薫堂さんは?」
小山「僕もあんまり経験したことないんですよね。霊感がないので」
宇津呂「霊感ある、ないはあまり関係ないですね。霊感というものがなかったとしても、よくよく思い出してみたら、1個だけ不可解な体験がある……っていう方が結構いらっしゃるんですよ。そういう方の体験に限って、すごく怖かったりすることがあるので。忘れているだけかもしれないですね」
宇賀「確かに、子どもの頃は結構あったような気がする。宇津呂さんご自身はそういう体験はあるんですか?」
宇津呂「僕も鈍感な方なのであんまりないですが、小さい頃のことを思い出してみると、いろいろ変なものは見ましたね。あれって何やったんやろう?たろう? というのは思い出すことができますね。たとえば夜にですね、家でおばあちゃんと二人で部屋でテレビを見ていて、ふっと部屋の入り口の方を見たら、戸が開いていて、その戸から……折り紙で“やっこさん”って折るじゃないですか? そのやっこさんの人間大のでかいのが、扉の隙間から覗いていたとか、そういうのを見た記憶はありますね。そんなのはたくさんあります、小さい頃は。最近はさすがにないですけど」
放送では、宇津呂さんに怪談話も披露していただきました。とっておきの怖い話は、ぜひradikoでお聞きください……!(8月14日まで聴取可能)
宇賀「宇津呂さんに怪談を買ってもらいたい、と思った方はどうすればいいですか?」
宇津呂「普段は兵庫県尼崎市の三和市場で月に2日間やらせてもらっていますが、遠方の方は僕にご連絡いただきましたら、電話であったり、リモートという形で遠隔怪談買取りみたいなこともさせていただいています。ご連絡いただければと思います」
宇賀「そういう話、お持ちの方は結構いらっしゃるでしょうね」
宇津呂「多いですね、本当に。びっくりするような話を持ってはる方もいらっしゃるので、ぜひご一報ください」
宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いてくださっているんですよね」
宇津呂「うちの亡くなった祖母に対する手紙です」
宇津呂さんがおばあ様に宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聴きください。
宇賀「宇津呂さんにとって、怪談はどんなものですか?」
宇津呂「ありきたりな言い方になるかもしれませんが、人生そのものですね。怪談のない人生はもう考えられませんね。怪談というものに接していると、もう怖い話だけが怪談ではなく、亡くなった人と生きている人間、残された人間を繋ぐ絆のようなものだと思うんです。いろいろな怖い話、不思議な体験を聞いていると、死をもってしても人と人との繋がりを断つことはできないんだなと思います。怪談に触れていると、すごくホッとするんですよね。亡くなってしまったおばあさんも、存在をすごく身近に感じられますし。大切な、あっちの世界に行ってしまった人が見守ってくれている実感がわきますから。その実感がわいたら、今日を生き生きと楽しく、元気に生きていけると思います」
宇賀「今日の放送を聞いて、宇津呂さんへお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しいたします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST宇津呂鹿太郎さん 宛】にお願いします」
怪談師の宇津呂鹿太郎さん、ありがとうございました!
「宇津呂怪談事務所」
小山「買い取ってくださるってどういうことですか? たとえば、僕が怖い話をしているとします……すると、それを宇津呂さんが買ってくれるということですか?」
宇津呂「世の中には不思議な体験とか怖い体験をされる方がたくさんいらっしゃるんですね。そういった方から詳しくお話を聞かせていただいて、1話につき100円で買わせていただく、ということをやっています。基本、実体験です。同じような話はあるのですが、それが実体験であれば、一律100円で買わせていただいております」
小山「今まで何本くらい買い取られたんですか?」
宇津呂「数えたことないですけど、600以上は優に超えるんじゃないかなと」
小山「どこで買い取るんですか?」
宇津呂「普段はですね、兵庫県尼崎市にある三和市場という市場、ほとんどシャッター通りになっているところなんですけど、そこの空き店舗に月2日間だけ『怪談売買所』というお店を出させてもらって、そこで買い取っています。売買所なので、100円をお支払いただきましたら、僕の方から今まで集めた怖い話、不思議な話を語らせていただくということにしていますので、聞きに来られる方もいらっしゃいますね」
小山「お話を聞いて、『本当かな?』とか疑ったり、何か裏付けを取るようなことはされるんですか?」
宇津呂「来られる方がすべて話し慣れている方ではなく、よく分からない場合もありますので、その時は細かくこちらから質問させていただいて、疑問点がないようにします。裏付けという意味では、不思議な体験をした場所が特定できるようであれば、後日、僕の方でそこを訪れて、体験されたことが本当にあったのか、疑っているわけではなくどんなところで起きたのか調べる、ということはさせてもらっています」
小山「検証までちゃんとされるんですね」
宇賀「宇津呂さんご自身は、もともと怪談とか怖い話はお好きだったんですか? 怖くて眠れなくなっちゃうこととかはないんですか?」
宇津呂「怖い話は小さい頃から大好きで。子供の頃はね、昼間とか明るい時は怖い話を聞いて喜ぶんですけど、暗くなってからはすごく怖いですよね。さすがに今はですね、怖くて眠れないということはないですね。逆に怖い話を聞いた方がテンションが上がって、眠れないとすれば興奮して眠れない(笑)」
小山「100円で売りに来た人の話がものすごく怖かった時は、『やったー!』と思うんですか?」
宇津呂「思いますね。『さすがにこの話は100円では申し訳ないな』と思って、300円とか500円とか、ちょっと上乗せして払わせてもらったりすることもあります」
小山「宇賀さんは怖い話、体験したことはないんですか?」
宇賀「私はそういうのまったくないんですよね、不思議な話とか怖い話。大体、自分が怖いっていう話になります。酔っ払って記憶がないとか(笑)。薫堂さんは?」
小山「僕もあんまり経験したことないんですよね。霊感がないので」
宇津呂「霊感ある、ないはあまり関係ないですね。霊感というものがなかったとしても、よくよく思い出してみたら、1個だけ不可解な体験がある……っていう方が結構いらっしゃるんですよ。そういう方の体験に限って、すごく怖かったりすることがあるので。忘れているだけかもしれないですね」
宇賀「確かに、子どもの頃は結構あったような気がする。宇津呂さんご自身はそういう体験はあるんですか?」
宇津呂「僕も鈍感な方なのであんまりないですが、小さい頃のことを思い出してみると、いろいろ変なものは見ましたね。あれって何やったんやろう?たろう? というのは思い出すことができますね。たとえば夜にですね、家でおばあちゃんと二人で部屋でテレビを見ていて、ふっと部屋の入り口の方を見たら、戸が開いていて、その戸から……折り紙で“やっこさん”って折るじゃないですか? そのやっこさんの人間大のでかいのが、扉の隙間から覗いていたとか、そういうのを見た記憶はありますね。そんなのはたくさんあります、小さい頃は。最近はさすがにないですけど」
放送では、宇津呂さんに怪談話も披露していただきました。とっておきの怖い話は、ぜひradikoでお聞きください……!(8月14日まで聴取可能)
宇賀「宇津呂さんに怪談を買ってもらいたい、と思った方はどうすればいいですか?」
宇津呂「普段は兵庫県尼崎市の三和市場で月に2日間やらせてもらっていますが、遠方の方は僕にご連絡いただきましたら、電話であったり、リモートという形で遠隔怪談買取りみたいなこともさせていただいています。ご連絡いただければと思います」
宇賀「そういう話、お持ちの方は結構いらっしゃるでしょうね」
宇津呂「多いですね、本当に。びっくりするような話を持ってはる方もいらっしゃるので、ぜひご一報ください」
宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いてくださっているんですよね」
宇津呂「うちの亡くなった祖母に対する手紙です」
宇津呂さんがおばあ様に宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聴きください。
宇賀「宇津呂さんにとって、怪談はどんなものですか?」
宇津呂「ありきたりな言い方になるかもしれませんが、人生そのものですね。怪談のない人生はもう考えられませんね。怪談というものに接していると、もう怖い話だけが怪談ではなく、亡くなった人と生きている人間、残された人間を繋ぐ絆のようなものだと思うんです。いろいろな怖い話、不思議な体験を聞いていると、死をもってしても人と人との繋がりを断つことはできないんだなと思います。怪談に触れていると、すごくホッとするんですよね。亡くなってしまったおばあさんも、存在をすごく身近に感じられますし。大切な、あっちの世界に行ってしまった人が見守ってくれている実感がわきますから。その実感がわいたら、今日を生き生きと楽しく、元気に生きていけると思います」
宇賀「今日の放送を聞いて、宇津呂さんへお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しいたします。
【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST宇津呂鹿太郎さん 宛】にお願いします」
怪談師の宇津呂鹿太郎さん、ありがとうございました!
「宇津呂怪談事務所」
#手紙にしよう
様々なポストカードを無料でダウンロードできる「#手紙にしよう」の更新情報のお知らせです。番組ディレクターのまろたんが手がける「薫くんとなっちゃんシリーズ」から、なっちゃんのポストカードが3種類更新されています。ぜひ、夏のお手紙としてダウンロードしてお使いください!
「#手紙にしよう」
暑中見舞い、お待ちしてます!
SUNDAY’S POSTでは、現在、番組宛ての暑中見舞いをお待ちしています。ご応募してくださった方全員に、お宝QRコードが付いたはがきを返信します。5種類あるので、何が届くかはお楽しみに!宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 暑中見舞い係】までお願いします。
皆さんからのお手紙お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ
今回のメッセージは、熊本県〈鏡郵便局〉高倉清子さんでした!「初めて勤めた郵便局に、よくお母さまに連れられて来ていた男の子がいました。初めて会ったのは、保育園児の頃だったと思います。その子から暑中見舞いをもらったことがあったのですが、『おしごとがんばってください』と書いてあって、自分のために書いてくれたと思うと、心にジーンと来るものがあり、今でも大切にとってあります。 その局には14年間勤めていたので、その子が小さいときから高校を卒業するまで成長を見ていました。免許を取ったときも『免許証取ったよ!』とわざわざ持ってきてくれるくらい仲良くしていただき、大人になったなと感慨深かったです。」
MORE
MORE
この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛