パンサーの向井慧さんとラジオのお話を
- 2022/05/08
パンサーの向井慧さんをお迎えして
スタジオに、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんをお迎えしました。
宇賀「向井さんはいま、ラジオのレギュラーが5本もあるんですね」
小山「“令和のラジオ王”とディレクターが言っていましたよ」
向井「それはやめてもらっていいですか(笑)」
小山「どんな番組をやられているんですか?」
向井「各局でやっているんですけど、AuDeeという音声アプリで『向井と裏方』というラジオ番組を作る側の方を呼んでお話を聞くという番組で、この番組のスタッフさんの竹原さんに来ていただいて。その時に似顔絵とか出演依頼書を手紙でいただいて。断れないなあ、と(笑)」
宇賀「ご自分の番組に臨む時に、心がけていることとかポリシーはあるんですか?」
向井「ラジオはリスナーさんとの距離が近い、寄り添えるメディアだからこそ、寄り添いたくないなという気持ちを常に持つように。寄り添おうと思ったら、いくらでも寄り添う言葉って出てきちゃうんですよね。喋りながら、その人たちを気遣う言葉とか、一緒に頑張っていきましょうよとか、出てくるんですけど言いたくないんですよね、なるべく。言わずに寄り添いたいという、ちょっと面倒くさい感じというか。結果、『寄り添ってくれてありがとうございました』と言っていただけたらもちろん嬉しいんですけど、なるべく自分のルールとしては言わないように、みたいなのはあります」
宇賀「これまでラジオを通して、素敵な出会いや、印象に残っていることってありますか?」
向井「僕が地元(名古屋)でやっている番組は、全部自分でおはがきやメールに目を通して自分で選ぼうとしているので、年齢が幅広い方のネタメールをどんどん読みたいと思っていて。8歳の女の子が考えた大喜利から、70歳、80歳の方の大喜利も一緒で読みたいというのがあって。その中の8歳のいつも送ってくれる女の子に、去年会いに行ったんですよね。すごくありがたいことに僕のことを好きでいてくれていて。栃木県の子なんですけど、栃木まで僕が電車で行って、クリスマスでその子にプレゼントを買って。それはラジオはまったく関係なく、プライベートで行って、すごく楽しくて。その子は僕が出ている劇場とかにも来てくれて、『こども電話相談室』というコーナーをTBSの朝にやっているんですけど、そこにまで出てくれたりして。でも名古屋での関係性を言うと説明がややこしいから、お互い知らないふりをしてやって(笑)。それがまた秘密の関係みたいでドキドキして」
小山「さっき、リスナーには寄り添わないと言っていた割に寄り添っているじゃないですか(笑)」
向井「寄り添いまくってますよね」
宇賀「何をあげたんですか?」
向井「その子とおもちゃ屋さんに行って、その子が欲しいものを全て買ってあげました」
宇賀「サンタさんですね」
向井「僕は独身で子どももいないので。リスナーの子どもたちが自分の子どもだと思って、大事に。そういう繋がりもいいな、と思いますけどね」
小山「向井さんにとって、ラジオはどんな存在、場所ですか?」
向井「学生時代は逃げ場という感じでしたね。しんど過ぎて。友達関係とか、学生時代いろいろなことに悩んでいた時に、逃げ込んでいたというイメージなんですよね。そこにパッと入れば楽しい人たちが喋っていて、それをこっちが相槌を打たなくてもいいし、入っていかなくてもいいけど、ずっと面白い会話が続いていくというのがすごく心地良かったから」
小山「ラジオによって救われたこともありましたね」
向井「若干、登校拒否みたいになった時期もあったりして、その時期はずっとラジオを聞いているという感じでしたね」
宇賀「ラジオ番組にお手紙を書いたりしたことはあったんですか?」
向井「それが1回もなかったんですよ。でも、公開収録に応募したことはあって。名古屋のラジオ局でココリコさんがやっていた番組の最終回だったんですけど、それに応募して当たって、見に行って。今、ココリコの田中さんと、火曜日の朝の番組で一緒にやっているというのが……」
小山「感慨深いものがありますね」
向井「あの時、客席とステージにいたのに、一緒に番組をやれているというのはすごく嬉しいですね」
宇賀「この番組はお手紙をテーマにしているのですが、もらったりしたもので印象に残っているものはありますか?」
向井「(ピースの)又吉さんですかね。一緒に住んでいた時期があるんですね。家に帰って、各々部屋があったんですけど、部屋のドアにちょっとしたお手紙があったりして。なんとなく僕の雰囲気を見て『こいつ疲れているな』『ストレス溜まっているな』と感じたら、お手紙で〈ストレスにはカレーがいいと聞きました。美味しいカレーをたくさん食べて元気を出してください〉みたいな、本当にお母さんみたいな手紙が添えられていたりして」
小山「それはまだ持っているんですか?」
向井「持っています」
小山「それは価値がありますね」
向井「誕生日の時も、部屋のドアのノブにブランドものの紙袋が下げてあって、〈いつも頑張っているので、こちらのお財布をあげます〉と、お財布をもらったり」
宇賀「彼女とか奥様みたいですね(笑)」
宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いていただいているんですよね。これは、もしかして又吉さんに?」
向井「違います」
小山・宇賀「(笑)」
向井「すみません、ごめんなさい(笑)」
小山「いい振りになっていると思ったのに(笑)。よければ20分くらい待ちますよ」
向井「大丈夫です!」
小山「では、どなたに?」
向井「3年後の自分に向けて書かせてもらいました」
向井さんが3年後の自分に向けて書いたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(5月15日まで聴取可能)。
宇賀「今日の放送を聞いて、向井さんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。責任をもって本人にお渡しさせていただきます。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST向井慧さん宛】 にお願いします」
パンサーの向井慧さん、ありがとうございました!
小山「“令和のラジオ王”とディレクターが言っていましたよ」
向井「それはやめてもらっていいですか(笑)」
小山「どんな番組をやられているんですか?」
向井「各局でやっているんですけど、AuDeeという音声アプリで『向井と裏方』というラジオ番組を作る側の方を呼んでお話を聞くという番組で、この番組のスタッフさんの竹原さんに来ていただいて。その時に似顔絵とか出演依頼書を手紙でいただいて。断れないなあ、と(笑)」
宇賀「ご自分の番組に臨む時に、心がけていることとかポリシーはあるんですか?」
向井「ラジオはリスナーさんとの距離が近い、寄り添えるメディアだからこそ、寄り添いたくないなという気持ちを常に持つように。寄り添おうと思ったら、いくらでも寄り添う言葉って出てきちゃうんですよね。喋りながら、その人たちを気遣う言葉とか、一緒に頑張っていきましょうよとか、出てくるんですけど言いたくないんですよね、なるべく。言わずに寄り添いたいという、ちょっと面倒くさい感じというか。結果、『寄り添ってくれてありがとうございました』と言っていただけたらもちろん嬉しいんですけど、なるべく自分のルールとしては言わないように、みたいなのはあります」
宇賀「これまでラジオを通して、素敵な出会いや、印象に残っていることってありますか?」
向井「僕が地元(名古屋)でやっている番組は、全部自分でおはがきやメールに目を通して自分で選ぼうとしているので、年齢が幅広い方のネタメールをどんどん読みたいと思っていて。8歳の女の子が考えた大喜利から、70歳、80歳の方の大喜利も一緒で読みたいというのがあって。その中の8歳のいつも送ってくれる女の子に、去年会いに行ったんですよね。すごくありがたいことに僕のことを好きでいてくれていて。栃木県の子なんですけど、栃木まで僕が電車で行って、クリスマスでその子にプレゼントを買って。それはラジオはまったく関係なく、プライベートで行って、すごく楽しくて。その子は僕が出ている劇場とかにも来てくれて、『こども電話相談室』というコーナーをTBSの朝にやっているんですけど、そこにまで出てくれたりして。でも名古屋での関係性を言うと説明がややこしいから、お互い知らないふりをしてやって(笑)。それがまた秘密の関係みたいでドキドキして」
小山「さっき、リスナーには寄り添わないと言っていた割に寄り添っているじゃないですか(笑)」
向井「寄り添いまくってますよね」
宇賀「何をあげたんですか?」
向井「その子とおもちゃ屋さんに行って、その子が欲しいものを全て買ってあげました」
宇賀「サンタさんですね」
向井「僕は独身で子どももいないので。リスナーの子どもたちが自分の子どもだと思って、大事に。そういう繋がりもいいな、と思いますけどね」
小山「向井さんにとって、ラジオはどんな存在、場所ですか?」
向井「学生時代は逃げ場という感じでしたね。しんど過ぎて。友達関係とか、学生時代いろいろなことに悩んでいた時に、逃げ込んでいたというイメージなんですよね。そこにパッと入れば楽しい人たちが喋っていて、それをこっちが相槌を打たなくてもいいし、入っていかなくてもいいけど、ずっと面白い会話が続いていくというのがすごく心地良かったから」
小山「ラジオによって救われたこともありましたね」
向井「若干、登校拒否みたいになった時期もあったりして、その時期はずっとラジオを聞いているという感じでしたね」
宇賀「ラジオ番組にお手紙を書いたりしたことはあったんですか?」
向井「それが1回もなかったんですよ。でも、公開収録に応募したことはあって。名古屋のラジオ局でココリコさんがやっていた番組の最終回だったんですけど、それに応募して当たって、見に行って。今、ココリコの田中さんと、火曜日の朝の番組で一緒にやっているというのが……」
小山「感慨深いものがありますね」
向井「あの時、客席とステージにいたのに、一緒に番組をやれているというのはすごく嬉しいですね」
宇賀「この番組はお手紙をテーマにしているのですが、もらったりしたもので印象に残っているものはありますか?」
向井「(ピースの)又吉さんですかね。一緒に住んでいた時期があるんですね。家に帰って、各々部屋があったんですけど、部屋のドアにちょっとしたお手紙があったりして。なんとなく僕の雰囲気を見て『こいつ疲れているな』『ストレス溜まっているな』と感じたら、お手紙で〈ストレスにはカレーがいいと聞きました。美味しいカレーをたくさん食べて元気を出してください〉みたいな、本当にお母さんみたいな手紙が添えられていたりして」
小山「それはまだ持っているんですか?」
向井「持っています」
小山「それは価値がありますね」
向井「誕生日の時も、部屋のドアのノブにブランドものの紙袋が下げてあって、〈いつも頑張っているので、こちらのお財布をあげます〉と、お財布をもらったり」
宇賀「彼女とか奥様みたいですね(笑)」
宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いていただいているんですよね。これは、もしかして又吉さんに?」
向井「違います」
小山・宇賀「(笑)」
向井「すみません、ごめんなさい(笑)」
小山「いい振りになっていると思ったのに(笑)。よければ20分くらい待ちますよ」
向井「大丈夫です!」
小山「では、どなたに?」
向井「3年後の自分に向けて書かせてもらいました」
向井さんが3年後の自分に向けて書いたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(5月15日まで聴取可能)。
宇賀「今日の放送を聞いて、向井さんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。責任をもって本人にお渡しさせていただきます。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST向井慧さん宛】 にお願いします」
パンサーの向井慧さん、ありがとうございました!
今週の後クレ
今回のメッセージは、北海道〈帯広郵便局〉千葉幸俊さんでした!「帯広という街は道路幅が広くて直線道路も多い土地で、爽やかな気候の中で、配達のためバイクを運転するのはとても気持ちがいいです。帯広のある十勝地方は特に食の宝庫でもあるので、配達先のお客さまから野菜をいただくこともあり、人にも土地にも恵まれている場所だなあと思っています。当社では、年に一度『安全運転コンテスト』というものが開催されています。運転技術はもちろん、乗車前の日々の点検や、道路交通法に関する学科試験などを行い、安全運転の技術と知識の向上を目指し、社員が互いに競い合う大会です。私は2019年度の北海道大会に出場して、優勝することができました。交通ルールを守り、安全・確実・迅速・丁寧に配達することをモットーに、配達作業をしております。」
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