沖縄・島太鼓の音を受け継ぐ 島太鼓奏者のひがけい子さん
- 2022/03/13
島太鼓奏者のひがけい子さんをお迎えして
今回は、沖縄の民謡を歌い継いでいる島太鼓奏者のひがけい子さんをお迎えしました。
小山「沖縄というと三線のイメージが強かったのですが、沖縄太鼓というのがあるんですね」
ひが「一般的には“島でいご”、“島太鼓”と言います」
宇賀「東京とかにある太鼓とは違うんですか?」
ひが「樽式なんです」
小山「くり抜きではなく、樽のように1枚ずつ板を貼っているんですね」
ひが「はい、沖縄には大きな木もないので。それで湿度が高いので、ゆるい音がします。強く皮を張ってもだんだんゆるくなっていくので、叩いていくうちに良い音になっていきます。今日の太鼓は若いです。まだまだ叩き込んでいないので」
宇賀「その小さな方の太鼓は持つこともできるんですか?」
ひが「はい、エイサーでも叩けます。小さめになっているので音が高いですね。中太鼓の低い音色のものもあります」
ひがさんには太鼓の演奏も披露いただきました。薫堂さん、宇賀さんも飛び入りで参加! 演奏の模様はradikoでお聴きいただけます(3月20日まで聴取可能)。
宇賀「ひがさんが太鼓を始められたきっかけは何だったんですか?」
ひが「私の父からで。集落では芸能を奉納するというのがありまして、それの担当をしていたんですね。それで唄と三線を、時計屋さんの仕事の傍らでやっていたんですけど。私は4姉妹なのですが、その4姉妹で『でいご娘』というチームがありまして、その中で私は太鼓の担当で。あとからまた三線、唄も」
宇賀「お父様と姉妹のみんなで演奏されていたんですね」
ひが「ファミリーでやっていたんですけど、父と母が交通事故にあってしまって、2人ともいなくなってしまったんですね。もちろん父の指導がないし、自分たちだけでやるのも無理だなと思っていたんですけど、父の作った歌、『艦砲ぬ喰ぇー残さー』があるんですね。すごく痛々しいタイトルなんですけど、内容は二度と戦争がないようにと。私たちの母は後妻で先妻さんは戦争で亡くしたんですね。その父の作った歌があるので、それをレコーディングしようということで」
小山「お父様の作られた歌が平和の象徴として残っているわけですね」
ひが「これを歌い継いでいきたいなと思っています」
宇賀「ひがさんのアルバムが3月30日に発売されるんです。タイトルは『テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ』」
小山「クイズみたいですね」
宇賀「何だと思います?」
小山「テンミカチは空の神様、ドンミカチは地面の神様、ヒヤミカチは海の神様?」
宇賀「すごい、それっぽいですね!(笑)」
ひが「いいですね。でも違うんです(笑)。テンは三線のテン、ドンは太鼓のドン、ヒヤはよいしょっていう掛け声なんです。だから『立ち上がっていこう』という意味ですね。ミカチは“やって”という意味で、テンとやって、ドンとやって、ヒヤっとやって……という意味です」
宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、これまでお手紙を書いたり、受け取ったりした中で印象に残っているものはありますか?」
ひが「手紙は素敵ですよね。いつもお稽古をしたあとにお手紙で『今日もありがとうございました』っていただいています。今日の出来事、『いいお天気でしたね』『今日も幸せな時間をありがとうございました』っていただくんですよ。私もそういう風にならなきゃ、と思います」
宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いていただいているんですよね」
ひが「両親に宛てて(書きました)」
ひがさんにはご両親に宛てたお手紙を朗読していただきました。ぜひradikoでお聴きください。
宇賀「今回の放送を聞いて、ひがさんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。責任を持って、ご本人にお渡しいたします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST ひがけい子さん宛】にお願いします。
3月30日リリースのひがさんのアルバム「テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ」もチェックしてみてください。
「テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ」
テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ(CD)
ひがけい子さん、ありがとうございました!
ひが「一般的には“島でいご”、“島太鼓”と言います」
宇賀「東京とかにある太鼓とは違うんですか?」
ひが「樽式なんです」
小山「くり抜きではなく、樽のように1枚ずつ板を貼っているんですね」
ひが「はい、沖縄には大きな木もないので。それで湿度が高いので、ゆるい音がします。強く皮を張ってもだんだんゆるくなっていくので、叩いていくうちに良い音になっていきます。今日の太鼓は若いです。まだまだ叩き込んでいないので」
宇賀「その小さな方の太鼓は持つこともできるんですか?」
ひが「はい、エイサーでも叩けます。小さめになっているので音が高いですね。中太鼓の低い音色のものもあります」
ひがさんには太鼓の演奏も披露いただきました。薫堂さん、宇賀さんも飛び入りで参加! 演奏の模様はradikoでお聴きいただけます(3月20日まで聴取可能)。
宇賀「ひがさんが太鼓を始められたきっかけは何だったんですか?」
ひが「私の父からで。集落では芸能を奉納するというのがありまして、それの担当をしていたんですね。それで唄と三線を、時計屋さんの仕事の傍らでやっていたんですけど。私は4姉妹なのですが、その4姉妹で『でいご娘』というチームがありまして、その中で私は太鼓の担当で。あとからまた三線、唄も」
宇賀「お父様と姉妹のみんなで演奏されていたんですね」
ひが「ファミリーでやっていたんですけど、父と母が交通事故にあってしまって、2人ともいなくなってしまったんですね。もちろん父の指導がないし、自分たちだけでやるのも無理だなと思っていたんですけど、父の作った歌、『艦砲ぬ喰ぇー残さー』があるんですね。すごく痛々しいタイトルなんですけど、内容は二度と戦争がないようにと。私たちの母は後妻で先妻さんは戦争で亡くしたんですね。その父の作った歌があるので、それをレコーディングしようということで」
小山「お父様の作られた歌が平和の象徴として残っているわけですね」
ひが「これを歌い継いでいきたいなと思っています」
宇賀「ひがさんのアルバムが3月30日に発売されるんです。タイトルは『テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ』」
小山「クイズみたいですね」
宇賀「何だと思います?」
小山「テンミカチは空の神様、ドンミカチは地面の神様、ヒヤミカチは海の神様?」
宇賀「すごい、それっぽいですね!(笑)」
ひが「いいですね。でも違うんです(笑)。テンは三線のテン、ドンは太鼓のドン、ヒヤはよいしょっていう掛け声なんです。だから『立ち上がっていこう』という意味ですね。ミカチは“やって”という意味で、テンとやって、ドンとやって、ヒヤっとやって……という意味です」
宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、これまでお手紙を書いたり、受け取ったりした中で印象に残っているものはありますか?」
ひが「手紙は素敵ですよね。いつもお稽古をしたあとにお手紙で『今日もありがとうございました』っていただいています。今日の出来事、『いいお天気でしたね』『今日も幸せな時間をありがとうございました』っていただくんですよ。私もそういう風にならなきゃ、と思います」
宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いていただいているんですよね」
ひが「両親に宛てて(書きました)」
ひがさんにはご両親に宛てたお手紙を朗読していただきました。ぜひradikoでお聴きください。
宇賀「今回の放送を聞いて、ひがさんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。責任を持って、ご本人にお渡しいたします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST ひがけい子さん宛】にお願いします。
3月30日リリースのひがさんのアルバム「テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ」もチェックしてみてください。
「テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ」
テンミカチ ドンミカチ ヒヤミカチ(CD)
ひがけい子さん、ありがとうございました!
#手紙にしよう
「#手紙にしよう」では、今回は春の訪れを感じる、お花をモチーフにしたポストカードが2種類掲載されています。切手デザイナーの丸山智氏が撮影した「国営ひたち海浜公園のネモフィラと菜の花のポストカード」と、同じく切手デザイナーの山田泰子氏が描いた「春のグリーティング切手に合わせたポストカード」。現在、郵便局通販サイトで販売中の春のグリーティング切手や、竹久夢二の花図案の切手と合わせて、春の彩りをお楽しみください。
また、「JAL〜Letter from the sky〜」のオリジナルポストカードが、3月9日から31日まで、#手紙にしようのサイトへ掲載予定です。ご自宅から空旅気分でお楽しみください。今回は、Letter from the skyに合わせて、「ホテルJALシティ青森」と連動し、ホテル内に手紙を楽しむためのレターブースが登場します。こちらのレターブースは、ホテルJALシティ青森に宿泊の方も、そうでない方もご参加いただけます。詳しくは、「&Post」のサイトをご覧ください。
「#手紙にしよう」
「&Post」
ぽすくまのお気に入りグッズ プレゼントのお知らせ
昨年、東京・神戸で開催したぽすくまのコラボカフェで大人気だった「ぽすくまのお気に入りグッズ」が、郵便局の通販サイトで販売中です。どのグッズも、ぽすくまのモチーフや日本郵便オリジナルのタータンチェックを使用しています。シールやレターセット、レターボックスなど、お手紙にまつわるグッズも充実。これからの季節にぴったりな花柄のハンカチや、切手の持ち運びにちょうどいい手のひらサイズの缶ケースもあります。
ぽすくまのおきにいり グッズ特集
いつも番組を聴いてくださっているリスナーの方5名に、ぽすくまのお気に入りグッズの詰め合わせをプレゼントします! 番組の感想や、ぽすくまの好きなところを書いて、お手紙でご応募ください。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POSTぽすくまのお気に入りグッズ プレゼント係】までお願いします。しめきりは3月31日消印有効となります。ご応募、お待ちしています!
今週の後クレ
今回のメッセージは、東京都〈外苑前郵便局〉山田真理子さんでした!「当局はオリンピックの開会式や閉会式が行われました、新国立競技場や明治神宮野球場、秩父宮ラグビー場の近くにあり、地域を挙げてスポーツの応援に力を入れています。特に昨年は神宮球場を本拠地としているプロ野球球団「東京ヤクルトスワローズ」が日本一となりましたので、地元も大変盛り上がりました。私自身もスワローズの大ファンなので、新型コロナウイルス感染症の感染対策に気をつけながら何回も球場に足を運び、応援しました。 地域の方々とのご縁で、スワローズの選手やラグビー選手のサイン入りユニフォームをいただき、郵便局に展示していますので、ご来局いただくお客さまに大変喜ばれています。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛