俳優の角野卓造さんが登場
- 2021/09/05
角野卓造さんをお迎えして
今回は、俳優の角野卓造さんをゲストにお迎えしました。宇賀「薫堂さんと角野さんは京都で何度かお会いされているんですよね」
角野「5月くらいにおじゃまをして、蛍を見せていただきました」
小山「そうでしたね。僕は角野さんのおしゃれさに感動しました。2日続けてうちにいらっしゃったんですけど、ファッションに合わせてスニーカーも違うんですよ。今日のスニーカーもおしゃれですよ」
角野「汗っかきということもあるのですが、毎日同じものを着るのは嫌なので。大概京都は1週間行くのですが、東京からダンボールを3箱くらい送るんですよ。夏は楽ですよね、半袖だし厚みもないので、日にち分入れちゃいます」
小山「変わっているって言うと怒られますけど(笑)、下着を日数分入れる人はいますけど、靴を日数分入れる人はいないですよね」
宇賀「京都ではお家に泊まられるんですか?」
角野「いえ、ホテルですね。1週間から10日だと、大きいトランクと中くらいのトランクとダンボールが3つですね」
小山「そこまで京都に魂を捧げているのに、ホテル暮らしなのは何か理由があるんですか?」
角野「武装解除をしてだらっと行くところじゃなくて、京都ではちょっときちんとしていよう、いいお客さんになろう、と。適度にピンと張っている感じが気持ちいいんですね。そうは言っても1日中、街をぶらぶらして映画を観に行ったりとか、お寺さんがあれば通りがかりに手を合わせたりはしますけど、わざわざどこかまで行こうということはないです。ただ、夜のご飯だけは一応予約を入れて、昼はぶらぶらしてそこらへんのおでん屋さんに入るとかですね」
小山「そのぶらぶらが、1冊の本になったんですよね。しかもこれはシリーズ第2弾です」
宇賀「先月、8月に京都の行きつけのお店を紹介する1冊『続・予約一名、角野卓造でございます。【京都編】』という本が出版されたんですね」
角野「『Meets』という楽しい雑誌がありまして、連載を1ページいただいてお店を1軒ずつ回っているんです。4年に1回本を出していて今年の秋で8年目になります」
小山「お店のセレクトが絶妙なんですよね」
宇賀「お寿司、天ぷら、イタリアン、おうどん屋さん、喫茶店とか、たくさんありますね」
小山「この中で好きなお店はたくさんあるのですが、僕は『牛おおた』という焼肉屋さんが好きなんです。焼肉でカウンター席があるんです」
角野「すごくいいタイミングだと、お姉さんが最高の状態で焼いてくれるんです」
小山「あと、枚数で頼めるんですよね。タン塩を2枚食べて、上ミノは2つ塩で1つタレで、みたいな頼み方ができるんです」
宇賀「夢のようですね!」
角野「おひとりさまにはありがたいですね」
小山「本当に精度の高い感じのお店が載っているのがすごいですよね」
角野「今回は、どちらかというと普通のお店、普通の京都の方が行かれる普通のお店が多いかなと思います」
宇賀「角野さんは京都以外でも食べ歩きはされているんですよね」
角野「20代の前半から劇団の旅公演で北海道から九州まで巡っていて、芝居をやったことがないのは沖縄くらいかな、佐渡島も行ったことはないですね。県庁所在地とか、ナンバー2、3くらいに人口が多い街は多いところで20回以上行っていますね」
小山「おいしいお店を見つけるコツはあるんですか?」
角野「僕たちの20代の頃ってガイドブックがなかったんですよね。先輩から口伝えだったんです。『あそこに行ったら蕎麦屋はあそこに行け』とか、『ラーメン屋はあそこだよ、酒を飲むならここが安い』とか」
宇賀「いいお店の条件はどんなものですか?」
角野「僕が好きなのは、ご家族でやっている規模。お父さんお母さん、その娘と婿くらいのサイズで、お店もそんなに大きすぎない。自分の家だったりするといちばん良いですね」
小山「自宅でやられているお店ですね」
角野「お値段がその分反映されないですし、お客さんのとこもすごく大事にしてくれるんですよね」
小山「先々週、紹介した長崎の『寿々屋』さんにも角野さんのサインが飾られていました」
角野「実は薫堂さんのご本を拝見して、旅公演の時にうかがったんです」
さらに、角野さんに手紙にまつわるお話もうかがいました。
宇賀「角野さんがこれまで書いたり、受け取ったりした中で、印象に残っているお手紙はありますか?」
角野「僕は世代的に左利きを直されたので、字とお箸は右にしろと言われていたのですが、右で書いていると自分の感覚じゃないんですよね。だからすごく筆不精になっちゃって。書くより喋る方がという感じなのですが、うちの家内は手紙好きで、よく手紙をもらいました」
小山「いまもですか?」
角野「いまはクリスマスにカードくらいですね。でも何かあると、よく手紙をくれました。中には怖いやつもありましたけど(笑)」
小山「でも、全部いまでもお持ちなんですか?」
角野「ちゃんと保存しています」
宇賀「今日は『いま手紙を書きたい人へ宛てたお手紙』を書いてきていただきました。どなたに書いていただきましたか?」
角野「親友の役者に書いてきました」
角野さんは俳優の佐藤B作さんにお手紙を書いてくださいました。ぜひradikoでお聴きください(9月12日まで聴取可能)。
宇賀「今日の放送を聞いて、角野さんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。ご本人にお渡しさせていただきます。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 角野卓造さん 宛】にお願いします」
小山「全国で料理屋さんをやっている方で、『一人でも大歓迎です』という方はぜひ、そういう情報も寄せてください」
角野「はい、必ずうかがいます!」
『続・予約一名、角野卓造でございます。【京都編】』は、京阪神エルマガジン社から発売中です。
続・予約一名、角野卓造でございます。【京都編】
角野卓造さん、ありがとうございました。
角野「汗っかきということもあるのですが、毎日同じものを着るのは嫌なので。大概京都は1週間行くのですが、東京からダンボールを3箱くらい送るんですよ。夏は楽ですよね、半袖だし厚みもないので、日にち分入れちゃいます」
小山「変わっているって言うと怒られますけど(笑)、下着を日数分入れる人はいますけど、靴を日数分入れる人はいないですよね」
宇賀「京都ではお家に泊まられるんですか?」
角野「いえ、ホテルですね。1週間から10日だと、大きいトランクと中くらいのトランクとダンボールが3つですね」
小山「そこまで京都に魂を捧げているのに、ホテル暮らしなのは何か理由があるんですか?」
角野「武装解除をしてだらっと行くところじゃなくて、京都ではちょっときちんとしていよう、いいお客さんになろう、と。適度にピンと張っている感じが気持ちいいんですね。そうは言っても1日中、街をぶらぶらして映画を観に行ったりとか、お寺さんがあれば通りがかりに手を合わせたりはしますけど、わざわざどこかまで行こうということはないです。ただ、夜のご飯だけは一応予約を入れて、昼はぶらぶらしてそこらへんのおでん屋さんに入るとかですね」
小山「そのぶらぶらが、1冊の本になったんですよね。しかもこれはシリーズ第2弾です」
宇賀「先月、8月に京都の行きつけのお店を紹介する1冊『続・予約一名、角野卓造でございます。【京都編】』という本が出版されたんですね」
角野「『Meets』という楽しい雑誌がありまして、連載を1ページいただいてお店を1軒ずつ回っているんです。4年に1回本を出していて今年の秋で8年目になります」
小山「お店のセレクトが絶妙なんですよね」
宇賀「お寿司、天ぷら、イタリアン、おうどん屋さん、喫茶店とか、たくさんありますね」
小山「この中で好きなお店はたくさんあるのですが、僕は『牛おおた』という焼肉屋さんが好きなんです。焼肉でカウンター席があるんです」
角野「すごくいいタイミングだと、お姉さんが最高の状態で焼いてくれるんです」
小山「あと、枚数で頼めるんですよね。タン塩を2枚食べて、上ミノは2つ塩で1つタレで、みたいな頼み方ができるんです」
宇賀「夢のようですね!」
角野「おひとりさまにはありがたいですね」
小山「本当に精度の高い感じのお店が載っているのがすごいですよね」
角野「今回は、どちらかというと普通のお店、普通の京都の方が行かれる普通のお店が多いかなと思います」
宇賀「角野さんは京都以外でも食べ歩きはされているんですよね」
角野「20代の前半から劇団の旅公演で北海道から九州まで巡っていて、芝居をやったことがないのは沖縄くらいかな、佐渡島も行ったことはないですね。県庁所在地とか、ナンバー2、3くらいに人口が多い街は多いところで20回以上行っていますね」
小山「おいしいお店を見つけるコツはあるんですか?」
角野「僕たちの20代の頃ってガイドブックがなかったんですよね。先輩から口伝えだったんです。『あそこに行ったら蕎麦屋はあそこに行け』とか、『ラーメン屋はあそこだよ、酒を飲むならここが安い』とか」
宇賀「いいお店の条件はどんなものですか?」
角野「僕が好きなのは、ご家族でやっている規模。お父さんお母さん、その娘と婿くらいのサイズで、お店もそんなに大きすぎない。自分の家だったりするといちばん良いですね」
小山「自宅でやられているお店ですね」
角野「お値段がその分反映されないですし、お客さんのとこもすごく大事にしてくれるんですよね」
小山「先々週、紹介した長崎の『寿々屋』さんにも角野さんのサインが飾られていました」
角野「実は薫堂さんのご本を拝見して、旅公演の時にうかがったんです」
さらに、角野さんに手紙にまつわるお話もうかがいました。
宇賀「角野さんがこれまで書いたり、受け取ったりした中で、印象に残っているお手紙はありますか?」
角野「僕は世代的に左利きを直されたので、字とお箸は右にしろと言われていたのですが、右で書いていると自分の感覚じゃないんですよね。だからすごく筆不精になっちゃって。書くより喋る方がという感じなのですが、うちの家内は手紙好きで、よく手紙をもらいました」
小山「いまもですか?」
角野「いまはクリスマスにカードくらいですね。でも何かあると、よく手紙をくれました。中には怖いやつもありましたけど(笑)」
小山「でも、全部いまでもお持ちなんですか?」
角野「ちゃんと保存しています」
宇賀「今日は『いま手紙を書きたい人へ宛てたお手紙』を書いてきていただきました。どなたに書いていただきましたか?」
角野「親友の役者に書いてきました」
角野さんは俳優の佐藤B作さんにお手紙を書いてくださいました。ぜひradikoでお聴きください(9月12日まで聴取可能)。
宇賀「今日の放送を聞いて、角野さんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。ご本人にお渡しさせていただきます。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 角野卓造さん 宛】にお願いします」
小山「全国で料理屋さんをやっている方で、『一人でも大歓迎です』という方はぜひ、そういう情報も寄せてください」
角野「はい、必ずうかがいます!」
『続・予約一名、角野卓造でございます。【京都編】』は、京阪神エルマガジン社から発売中です。
続・予約一名、角野卓造でございます。【京都編】
角野卓造さん、ありがとうございました。
大宮エリーさん 15周年オリジナル フレーム切手
SUNDAY’S POSTにも出演していただいた大宮エリーさん。様々なジャンルを超えた活動の15周年を記念して、オリジナルのフレーム切手を販売します。YouTubeやLINE LIVEでも配信されている「お手紙講座」の中で、手紙を書くこと、受け取ることの楽しさを伝えている大宮さんが、「心鮮やかな切手があれば、手紙がもっと楽しくなる」という想いから制作されたそうです。コロナ禍で、様々な面で、疲弊している日々の癒しと励ましになるような、晴れやかな草花が描かれた「大宮エリー15周年オリジナル フレーム切手」は、9月6日(月曜日)から、84円10枚セット 税込み1,780円で販売されます。
詳しくは郵便局のネットショップをご覧ください。
郵便局のネットショップ
#手紙にしよう
様々なポストカードを無料でダウンロードできる「#手紙にしよう」のサイトにも夏にピッタリなお手紙が更新されています。手紙を送る相手と『過ごしたい夢の夏』を叶えるお手紙を用意しました。海水浴を楽しむバージョンと、家族みんなで花火をしているバージョンがあり、イラストの顔の部分が空いているため、自分の顔や送る相手の顔を描きこむ事ができます。また、親子で楽しめる吹き出しつきのポストカードもございます。まだまだ暑さの続く夏、お手紙で元気を届けてみてください。
詳しくは、「&POST」のwebサイトをご覧ください。
「&POST #手紙にしよう」
今週の後クレ
今回のメッセージは、神奈川県〈東秦野郵便局〉宮崎信江さんでした!「窓口の空き時間等を活用し、はがきの台紙を利用してぽすくまのしおりを作ったり、良いことが返って来るようにと、願いを込めたカエルのしおりを作ったりしております。 志望している大学を何校も受験されるお客さまで、『今日はこの色!今回はこの色!』と願掛けをして、朝ラッキーカラーを調べてから郵便局に来て、私の折り紙を持って行くという方がいらっしゃいました。そのお客さまから、先日『第一志望に合格しました!』というご連絡をいただきました。また、私が作ったしおりについて、『勉強する時に参考書に挟んだり、ノートに挟んだりして、すごく励みになりました。勇気づけられました。』というお言葉をいただき、改めて作って良かったなと思いました。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
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