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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
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日本の展望タワーの魅力を紹介 かねだひろさんが登場

  • ON AIR
  • 2021/05/09

展望タワー・展望施設マニアのかねだひろさんをお迎えして

写真 今回は、展望タワー・展望施設マニアのかねだひろさんをお迎えしました。
写真 小山「てっきりお名前で男性の方かと思っていました。そもそもなぜ、タワーに惹かれたんですか?」

かねだ「日本全国の知らない街に行きたいと思ったんです。初めて新潟県に行った時、新潟の街に立っているレインボータワーに出会いまして。高さ100メートルから街並みをバーっと見た時に、『こんなに一気に街を知れる手段があるんだ!』『新潟の街を制したぞ!』という思いが一気に湧いてきたんです」

宇賀「タワーマニア歴はいつ頃からですか?」
写真 かねだ「2010年ですね。そのあとすぐに東日本大震災があって、そこからレインボータワーが休業してしまったんですね。それが自分の中ですごくショックで……。それから、日本全国にどのくらいタワーがあるのか、ということを調べ始めました」

宇賀「ちなみに、日本にタワーはいくつあるんですか?」

かねだ「私が調べた中では、展望施設は500以上あります」

宇賀「そんなに!」
写真 かねだ「展望タワーというのは明確に定義されているわけではないんですよね。私の中の定義として、高さが31メートル以上で、展望するためのフロアがあって、あいだに中間層がない施設を展望タワーと呼ばせていただいています」

小山「31メートルには何か意味があるんですか?」

かねだ「見上げる高さがある程度必要というのと建築基準法で高層建築物は31メートルを超える建物という定義があるので、それをお借りしています」

小山「500以上の施設がある中で、かねださんはどのくらい回ったんですか?」

かねだ「昨日数えてみたら、380でした」
写真 宇賀「すごい! 東京では、東京タワーとかスカイツリーとかですよね」

小山「逆に、東京で他にありますか?」

かねだ「タワーホール船堀という施設がありまして、そこに船堀タワーがあります。こちらは高さ11メートルから景色が見れます。私は東京タワーと東京スカイツリーと船堀タワーを、『東京三大タワー』と呼んでいるんですけど、あまり定着しないです(笑)」

宇賀「かねださんは『日本展望タワー大全』という本を出されているんですけど、まず開くと『タワー三兄弟』と言って、長男が名古屋テレビ塔、次男が通天閣、三男が別府タワー。面白いですよね」

小山「スカイツリーは入っていないんですね?」

かねだ「本の巻頭では6兄弟までご紹介していて。長男の名古屋テレビ塔、通天閣、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーです」

宇賀「生まれた順なんですね?」

かねだ「そうです。全て設計されたのが同じ、内藤多仲という方なので6兄弟にしています」

小山「確かに東京タワーと似ていますね」

かねだ「似ているけどちょっと違うというのが、また兄弟っぽいなという感じですね」
写真 宇賀「この前別府に行ったんですけど、別府タワーはそんなに高くないじゃないですか? 東京タワーの先だけが建っているみたいだなと思っていたんですけど、そういうことだったんだ! 薫堂さんはどのタワーが好きですか?」

小山「やっぱり東京タワーですね。美しいじゃないですか、夜にライトアップされた東京タワーの姿。ライトアップされるようになってから好きになりましたね」

宇賀「かねださんが一番好きなタワーは?」

かねだ「私もやっぱり東京タワーですね。私は熊本県で生まれて茨城県で育ったのですが、東京で働き始めた時はまだスカイツリーがなかったので、東京タワーが会社から見えた時に、自分が東京で働いているなという気持ちにすごくさせてもらったんです。窓から見ると常にいて、見守られているような安心感があるなと思っていて。変化を見続けていきたいなと思って、通っていましたね」
写真 小山「かねださんはタワーに登った時に、必ずすることってあるんですか?」

かねだ「まずは、そのタワーが街にどういう風に建っているのかを知りたいので、ちょっと遠くからそのタワーを見ますね。そこからタワーに行って、見上げて、高さを感じて。エレベーターがあるタワーの場合は、エレベーターが開いた瞬間の最初の景色をすごく大事にしていて」

宇賀「マニアックですね(笑)」

かねだ「開いた瞬間、壁の時もあるんですけど、景色がバーっと見えると、気持ちがわーっ! となりますね」

宇賀「日本一新しいタワーは古宇利オーシャンタワーなんですね。ここも行ったことあります。沖縄の古宇利島のタワーですよね。本島から繋がっているところですよね?」

かねだ「すごく綺麗な橋を渡った先にありますね。展望タワーが建設されたのが高度経済成長期、そして1990年代のレジャーブーム期だったのですが、やっぱり今は高いビルがどんどん建つようになったので、展望を目的とした施設をあえて作ることが、2000年代に入ってからなくなってしまったんですね。その中で2012年の東京スカイツリーが、ある意味で集大成みたいなタワーだったんです」

小山「今のうちに登った方がいいタワーはあるんですか?」

かねだ「あります。クロスランドタワーというのが富山県小矢部市にあるんですけど、エレベーターが円形の変わった形で。この部品がもう作れないということで、このエレベーターが故障したら終了しますと言われているんです」

宇賀「(本を見て)本当だ、面白い形をしていますね」
写真 写真 小山「94年建設なんですね。それでも部品がないんですね?」

宇賀「ここから見える景色がまた、タワーとは似合わない田園風景なんですね」

かねだ「この辺りは散居村と言って、一つひとつの家が離れている地帯なんです。クロスランドタワーという名前は、高速道路が交差しているのが見えるのが由来です」
写真 宇賀「手紙が書けるタワーはあるんですか?」

かねだ「ポストを設置しているのは、東京タワーですね。そちらに手紙を投函しますと、東京タワーが描かれた風景印が届きます。私自身も大事な手紙は東京タワーに行って出したりもしています」

小山「知らなかった!」

かねだ「あとは東京スカイツリーにもポストがありまして。こちらは建物の中にあるポストとしては、日本一高いところにあります。赤いスカイツリーの形をしているのがすごくかわいいポストです」

小山「それは何メートルのところにあるんですか?」

かねだ「345メートルですね」

小山「そこから出すと、また縁起がよさそうですね」
写真 かねださんに、「いま手紙を書きたい人」に宛てたお手紙を書いていただきました。

小山「どなた宛てですか?」

かねだ「人じゃなくて、東京タワーに向けて書いてきました」

小山「東京タワーに向けて手紙を書いた人は初めてかもしれませんね(笑)」
写真 放送では、東京タワーへのお手紙を朗読していただきました。

宇賀「かねださんのタワーへの愛が伝わってきましたし、また改めて登りたいなと思いました」

小山「海外へのタワーは興味ないんですか?」

かねだ「あるんですけど、海外にまで手を出してしまうともう……(笑)」

小山「あえてまだ封印しているんですね」

かねだ「日本でもまだ会えていないタワーがあるので、まずはそちらを全部見てからかなと思います」

宇賀「今日の放送を聞いてかねださんにお手紙を書きたいと思ってくださった方は、ぜひ、番組にお寄せください。責任を持ってご本人にお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POSTかねだひろさん 宛】にお願いします」
写真 写真 展望タワー・展望施設マニアのかねだひろさん、ありがとうございました!

#手紙にしよう

「#手紙にしよう」では季節に合わせたポストカードを更新しています。
春の楽しみがぎゅっと詰まったお手紙、届けてみませんか? ビンゴカードのように、たくさんの春が並んだポストカードや、会える日を待ち遠しく思う気持ちを伝えたくなるポストカード、母の日にぴったりなポストカードをご用意しております。
詳しくは、「&POST」のwebサイトをご覧ください。

「&POST #手紙にしよう」

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、北海道〈函館赤川郵便局〉寺田貴洋さんでした!

「当郵便局は、2020年10月19日に移転・開局したのですが、地域の方々の思いを込めて設計し、外観全体がレンガ調で作られております。移転の際には、多くのお客さまから、『新しくできる郵便局の名前は変わってしまうの?』というご質問がありました。また、『三代続けて郵便局を使っていて、この名前に親しみがある』といったお声も頂きました。 とても嬉しかったですね。地域の名前に、本当に親しみを持ってくださっているのだろうなということと、この地に当郵便局が出来て85年になるのですが、今まで郵便局で働いてきた方々、携わった方々が地域の方としっかり関係性を築いてきたということの証でもあると感じました。」
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