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SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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手紙を書けるカフェ「コトノハ」とは?

  • ON AIR
  • 2021/05/02

カキモリinkstand POSTのサンプルが到着!


4月にゲスト出演した東京・蔵前の文房具専門店「カキモリ」さんから手紙が届きました。手紙でやり取りをしながら理想の色のインクを作るサービス「inkstand POST」で、2人がそれぞれ依頼したインクのサンプルが出来上がったようです。

宇賀「まず、薫堂さんは〈『W座からの招待状』という映画紹介をやっています。映画を観たあとに詩を書くためのインクをお願いします〉という依頼をしましたね。そのインクが……これです」
写真 小山「〈スモーキーブラック 愛されるW座を想像し、Aは映画フィルムをイメージして作った色。Bは静寂と期待に包まれた映画館の空気。Cは懐かしさを覚える座席の色〉だそうです。これは、僕は断然Aの色がいいですね!」

宇賀「私もAがいいと思います。スモーキーな感じでいいですね」

小山「かっこいい色です」
宇賀「私は、〈ブーゲンビリアのピンク 太陽の光を浴びてキラキラ輝く鮮やかなピンク〉をお願いしましたが……(インクを見て)かわいい! 全部ピンクなんですけど、深さが違うというか。〈地中海に咲く鮮やかなブーゲンビリア 明るい光に照らされて輝く姿を色にしました。開放感あふれるテラスで過ごすゆったりとしたひと時を感じられますように〉」
写真 小山「ABC、どれがいいですか?」

宇賀「直感ではCなんですけど、Bがいちばん明るいですよね。光っている感じがしました。夏も来るし、明るいBにします! これは選んだらまた、作って送っていただけるんですよね」

小山「これで正式発注になるんですよね」

宇賀「inkstand POST、また到着を楽しみに待ちましょう」

大学生2人が運営 手紙を書けるカフェ〈コトノハ〉とは?

写真 宇賀「今日は春らしく、フレッシュな方々を呼んでいます」

横田「コトノハの横田琴音と申します」

河野「コトノハの河野奈々子と申します」

宇賀「お二人はいま大学生なんですよね?」

横田「私たち二人とも、東京理科大学の経営学部経営学科3年生です」

宇賀「おいくつですか?」

横田「20歳です」
写真 小山「『コトノハ』というのは何ですか?」

横田「私たちが活動をしている、言葉の大切さを届けるための団体と言いますか、二人でコトノハという名前で活動をしています」

宇賀「どういうことをされているんですか?」
写真 横田「いまは基本的にインスタグラムを使って、私たち自身が思うことや日々感じることを言葉にして、写真とともに発信しています」

宇賀「3月に『コトノハカフェ』というイベントがあったんですよね。これはどういうものだったんですか?」

横田「大切な人に手紙を書けるカフェです。もともとカフェというのはコミュニケーションスペースだったので、そういうのを取り戻したいなという想いと、私たちが言葉の大切さを届けたいという想いで、若い人に手紙を書いてもらうためにコーヒーと便箋と封筒をセットにして販売しました」

小山「お客さんはたくさん集まったんですか?」

横田「130人くらいの若者の方達が来店してくださいました。原宿の、ドットコムスペース トーキョーさんというカフェをお借りしました」

小山「そもそも、なぜ言葉に興味を持つようになったんですか?」

横田「昔から作文を書いたり文字を書いたり、卒業式の時に作詞をして朗読をしたことなんかもあって、昔から言葉に触れる機会が多かったんですね。最近、SNSが発達してきて、それで逆に言葉の大切さを考えさせられたというか……私たちは今こそやるべきなのかなと思いました」
写真 河野「私はコーヒーとかペアリングに興味があって、彼女と将来の夢を語り合っている時に『もしかして組み合わせたらカフェができるんじゃない?』となって、やろうと決めました」

宇賀「そんな河野さん、今日はこだわりのコーヒーを淹れてくださるんですよね」

河野「はい、今から淹れます!」
写真 写真 スタジオでコーヒーを淹れてくれた河野さん。

小山「今日はどんな豆を持ってきてくださったんですか?」
写真 写真 河野「桜梅桃李さんが焙煎したコスタリカの豆を持ってきました、アメリカンチェリーとかラム酒を思わせるようなテイストで、いい感じになっています」

宇賀「おいしい!」

小山「フルーツっぽいですね」
写真 宇賀「来てくれた人たちは、どんな手紙を書いていましたか?」

横田「カップルで来た子達はお互いに手紙を書きあったりとか」

河野「書く人が決まらない人向けに、私たち宛てのポストも用意していたのですが、そこに手紙を書いたけど直接渡せない人が投函をしてくれて。たとえばback numberのボーカルの清水さんに宛てた手紙だったり、漫画『宇宙兄弟』の作者の小山さんに宛てた手紙が届いていたり。それが面白かったので、ホームページに掲載させていただいています」

小山「お二人は、その時は手紙を書かないで、運営をするだけですか?」

横田「私たちは来てくださった全員の方に、ポストカードの裏に手紙を書きました」

河野「食事とコーヒーを提供する時のお盆に乗せて渡しました」

小山「いいですね」
写真 宇賀「そういうお手紙とかメッセージを書く時に心がけていることはありますか?」

河野「相手を思い浮かべて、書きたい言葉を素直に書くようにしています。LINEとかはあんまりその人のことを思い浮かべて書いたりはしないけど、手紙だと書く時間があって考えられるので。いいなあと思っています」

小山「好きな言葉とかフレーズはありますか?」

河野「最近、横田さんからもらった手紙の中で、最後に『出会えてよかった』って書いてあって……胸にきました」

横田「私はカフェに来てくださった方全員への手紙の最後に、『出会えてよかった』という言葉を書いていて。その人たちを思い浮かべた時にいちばんに思うのは、その人たちに手紙を書けることそれ自体がすごく素晴らしいし、その人に出会えたからこうして言葉を届けられるので。『あなたに出会えてよかった』ということをいちばん伝えたいです」
写真 小山「卒業する時はどうするんですか? 卒業式の時にどんな手紙を書き合おうかとか考えると、涙が出てきませんか?(笑)」

横田「確かにそうですね……!」
写真 写真 宇賀「卒業もそうですけど、この先やってみたいこととかは?」

横田「実は、学生のうちにカフェのオープンをしようと思っています」

小山「共同でビジネスをやるかもしれないんですね」

横田「カフェだけじゃなくて、コトノハ自体が言葉をかたちに残すものとか、記憶に残るものを生み出したいな考えているので、言葉の大切さを私たち二人で配信していけたらなと思います」
写真 横田さんと河野さんに、「いま手紙を書きたい人」に宛てたお手紙を書いてきていただいたのですが、なんとそれぞれ、お互いに宛てて手紙を書いてきてくれました。放送ではその手紙の朗読をお届けしました。

小山「70歳くらいになった時の二人を見てみたいですね」
写真 宇賀「私は自分の大学時代の友達のことを思い出しました。いいですね。
今日の放送を聞いてお二人にお手紙を書きたいと思ってくださった方は、ぜひ、番組にお寄せください。責任を持ってご本人にお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POSTコトノハ 宛】にお願いします」

今後の横田さんと河野さんの活動は、「コトノハ」のホームページでぜひご確認ください。

横田「ホームページではみなさんからのコトノハも募集しているので、「みんなのコトノハ」のページの「コトノハを送る」というボタンで送ってください」
写真 横田琴音さん、河野奈々子さん、ありがとうございました!

「コトノハ」ホームページ

「コトノハ」インスタグラム

#手紙にしよう


「#手紙にしよう」では季節に合わせたポストカードを更新しています。
ビンゴカードのように、たくさんの春が並んだポストカードや、会える日を待ち遠しく思う気持ちを伝えたくなるポストカードをご用意しております。GW帰省ができない方もぜひ手紙で会いに行ってみてください。
詳しくは、「&POST」のwebサイトをご覧ください。

「&POST #手紙にしよう」

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、新潟県〈新潟中央郵便局〉平松たい子さんでした!

「私は、郵便局の集配営業部に所属し、郵便物等の集荷をメインとして仕事をしています。 先日、お客さまが私の乗っていた郵便局の赤い車を見かけて、集荷先に到着したところに追いかけて来てくださいました。何かあったのかなと思ったら、封筒を1通持っていらして『良かった、間に合った。これを今日出したいの。』とおっしゃって、お渡ししてくださったので『お預かりします。』と言って預かりました。お客さまがすごく良い笑顔で『よろしくお願いします!』と言ってくださったのですが 、お客さまと直接こういったやり取りをできるというのは、ありがたい話だなと思いました。」
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