TOKYO FM / JFN 38 STATIONSTOKYO FM / JFN 38 STATIONS 番組宛に手紙を贈る

SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
from

NEWSNEWS

銀座の街を元気づけるプロジェクト/レターソングプロジェクト続報

  • ON AIR
  • 2021/03/28

銀座ひと繋ぎプロジェクト 斉藤大地さんをお迎えして

写真 宇賀「今はコロナの影響で大変な思いをされている方が多いと思うのですが……薫堂さんが好きな銀座の街も、大きな影響を受けているんですよね。そんな銀座の街を元気づけたいという思いのもと立ち上げられた『銀座ひと繋ぎプロジェクト』について、今日はご紹介したいと思います。お迎えしているのは、プロジェクトリーダーの斉藤大地さんです」
写真 斉藤「よろしくお願いします」

小山「斉藤さんは銀座にある老舗の和菓子屋さん『木挽町よしや』さんの三代目なんですね」

宇賀「三代目ということは、創業は何年ですか?」

斉藤「1922年に創業しまして、来年で100周年ですね」

斉藤さんから、どら焼きのお土産をいただきました。箱を開けてみると……。
写真 宇賀「小さめのどら焼きに『小山薫堂』の焼き印がある!」

小山「僕、この焼き印があることをすっかり忘れていました(笑)。雑誌『dancyu』の植野編集長が僕の焼き印を作って、誕生日にプレゼントしてくれたんです。『よしやさんにこの焼き印があるので、いつでも発注してください』と言われたまま、忘れていました(笑)。普通のどら焼きって、あんこを皮2枚ではさむじゃないですか。でもよしやさんは、1枚の皮で包む感じのどら焼きなんですよね。これは何かきっかけがあったんですか?」

斉藤「お店の裏手に歌舞伎座があるのですが、役者さんが紅を付けた時に、普通のどら焼きだと口に入らないんですね。それで半月状にして、一口でも食べられるようにしているんです……と、表向きには言っているんですけど、実際は面倒くさかったかららしいです。1枚の皮で、1個のどら焼きができるので(笑)」
写真 宇賀「斉藤さんは、コロナの影響で銀座の街が変わってしまったと思われたそうですね」

斉藤「銀座というとやはりキラキラした街だと思われているのですが、実際のところはたくさんのお店が閉店になってしまって。僕の大好きなお弁当屋さんも閉店になってしまって、なんとかしないといけないという思いが強くなりました」

宇賀「そんな中で、斉藤さんは『銀座ひと繋ぎプロジェクト』と『銀座もの繋ぎプロジェクト』を立ち上げられたんですね。これはどういうものなんですか?」
写真 斉藤「昨年の4月、お弁当屋さんが閉店したのをきっかけに何かやらなくてはいけないと思ったことがありまして。私のお店は銀座3丁目にあるのですが、同じ町内の煉瓦亭という洋食屋さんの社長さんが『作りすぎたから食べて』と、ある日カツサンドをお持ちいただいたんですね。それで写真を撮ってSNSにあげると、たくさんのコメントが来たんです。これはもしかすると、たくさん紹介していけばコロナが終息した頃にたくさんお客さんが来ていただけるのかなと思い、“物々交換”をすることにしたんです。SNSでこういうことをします、と言った翌日に、銀座にある和菓子屋の菊廼舎さんの会長野方がいらして、『交換をしよう』とおっしゃってくださったんです」

小山「そうなんですね。普通、和菓子屋同士で、ある意味競合にあたるところを……」

斉藤「そこがやっぱり銀座の良さかなと思います。まず、菊廼舎さんの冨貴寄というお菓子が来まして、その次はヴォメロさんでワインと交換させていただいて。次はワインが落語家の金原亭馬生師匠の手ぬぐいに変わる……という風に、横でどんどん交換をしていく感じでした。僕がものを持って交換をしに行って、その都度、SNSで発信をさせていただきました」

宇賀「個人の方とお店、両方があるんですね」
写真 写真 小山「物々交換の最後は宮本亜門さんなんですね。ご実家が銀座ですもんね」

斉藤「喫茶店をやられているんですよね」

小山「これが『銀座もの繋ぎプロジェクト』で、今年からは『銀座ひと繋ぎプロジェクト』に変わったんですね?」

斉藤「次からは人をつなげていこうと亜門さんと決めまして。もの繋ぎをやっていく中で、たくさんのいいお言葉をいただいたんですよね。その言葉をメモしておけばよかったと後悔していたので、動画に収めようと思って、発信をしています」

宇賀「この番組は全国放送なので、『銀座に行ったことがない』という方もたくさんいらっしゃると思います。そこで、銀座がどんな街なのか、実際に銀座の方々にうかがってきました」
写真 放送では、銀座の老舗履物店「与板屋」の原信司さん、洋食屋「煉瓦亭」四代目の木田浩一朗さん、九代目 坂東彦三郎さんへ取材をした模様もお届けしました。
写真 写真 写真 写真 小山「銀座ってものすごく絆が深そうですよね」
写真 宇賀「斉藤さんにとって銀座はどんな街ですか?」

斉藤「ちょっと遠出をして銀座に戻ってきますと、やっぱりホッとする、安心する街なんですよね。音だったり、香ってくる街のにおいを嗅ぐと、肩の重荷がすっと下りる。そんな街だと思います」
写真 放送では斉藤さんに、プロジェクトでも関わりがあった銀座・三笠会館の谷辰也さん宛てのお手紙の朗読もしていただきました。

宇賀「お手紙は普段書かれることは多いですか?」

斉藤「僕にとって手紙は、書くよりも配る方が印象が強いんです。高校から大学まで7年間、郵便局でアルバイトをずっとやらせていただいていて。僕の中で、郵便局は切っても切り離せないような大好きな存在です」
写真 宇賀「今日の放送を聴いて、斉藤さんへお手紙を書きたいと思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。責任を持ってお渡しいたします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 斉藤大地さん 宛】へお願いします」

小山「銀座への応援の手紙でもいいですよね」

斉藤「嬉しいです」
写真 斉藤大地さん、ありがとうございました!

銀座ひと繋ぎプロジェクト
写真

レターソングプロジェクトの続報

写真 宇賀「ここからは、レターソングプロジェクトの続報をお届けします。この企画は、リスナーの方から『ありがとうを伝える手紙』を募集して、その中から選ばれた手紙を原作に、YOASOBIが楽曲を作るというものなんですね」

小山「いつからスタートしたんでしたっけ?」

宇賀「YOASOBIの二人が来てくれたのは去年の夏ですね」

小山「そこで無茶振りをしたらOKしてくれたんですよね」

宇賀「薫堂さんが思いつきで『手紙をもとに曲を作ってくださいよ』と言ったんですよね。たくさんのお手紙をいただいて、選ばれたのが広島県の小学6年生の女の子、はつねさん。音楽に対してのありがとうの手紙だったんですよね」

小山「あれは全員一致でしたもんね」

宇賀「ついに、曲のデモが完成したそうです!」

小山「やった! ということは、今日、聴けるんですか?」

宇賀「まずは原作者であるはつねさんに一番に聴いてもらいたいということで、スタッフがデモ音源を届けに、はつねさんに会いに行ってきました」

放送では、番組スタッフが広島県のはつねさんの元を訪ねた様子をお届けしました。

まず、はつねさんが今回のプロジェクトに応募をしてくれたきっかけについて聞いてみました。

はつね「YOASOBIさんの曲でダンスを踊らせてもらっていたんです。お母さんがたまたまラジオを聴いていて、いい機会だから送ってみようかなと思いました」

自分の手紙が選ばれ、YOASOBIが曲を作ってくれると知った時はどんな気持ちだったのでしょうか?

はつね「現実なのかな? とまず思って、本当にびっくりして……毎日、夢なんじゃないかな? って心配になるくらい、『おお』って思っています」

YOASOBIの二人から預かっていた、はつねちゃんへのお手紙を朗読してもらいました。

〈はつねちゃん、はじめまして。YOASOBIのikuraです。『音楽さんへ』から始まる素敵なお手紙をありがとう。はつねちゃんにとって、音楽はいろいろな気持ちにさせてくれたり、自分を見つめることのできる存在なんだとまっすぐに伝わってきました。私にとって音楽は、心を動かしてくれる大切なもので、はつねちゃんとは10歳くらい年が離れているけど、同じものを感じたり、繋がれていたりした気がしてとても嬉しかったです。音楽をそうやって大切に受け取ってくれる人がいるということが、私たちにとって音楽を奏でる理由になっています。ありがとう。お手紙の中に、『音楽の才能が自分にはない』と書いていたね。そして、そのあとには『曲を作ることが楽しい。音楽に出会えてよかった』とも書いていたね。私ははつねちゃんと同じくらいの年のころ、人前で初めて歌を唄って、歌を唄うことの楽しさや喜びを知りました。それから毎日毎日、歌を唄い続けて、音楽が楽しいという気持ちがエンジンとなって今も唄い続けています。きっと誰しもが自分だけの種を持っていて、楽しいという気持ちが土のように血と栄養になって、土台を支えてくれる大切な気持ちだと思います。日々、音楽を楽しんでいるはつねちゃんにも、はつねちゃんだけの種がきっとあるので、大切に育てていってくれたら嬉しいです。そして、はつねちゃんと音楽を通してまた出会えたら嬉しいです。私も頑張ります。今回、送ってくれたお手紙を原作にYOASOBIが曲を書かせてもらいました。これから歌をレコーディングする時には、はつねちゃんの音楽への想いや感謝を私自身と重ねて唄いたいと思います。完成を楽しみにしていてね。〉

〈はつねちゃん、はじめまして。YOASOBIのAyaseです。素敵なお手紙本当にありがとう。文章から溢れ出るはつねちゃんの音楽への想い、しっかり伝わってきました。僕も一人のミュージシャンとして、音楽への感謝の想いはいつも持っていますが、共感できるところも、はつねちゃんの言葉にハッとさせられるところもたくさんあって、読んだあとすごくあたたかい気持ちになりました。お手紙を楽曲にするという、僕たちYOASOBIにとっても刺激的で素敵な、初めての出来事をはつねちゃんのお手紙で体験することができて本当に嬉しいです。このお手紙を書いているいま、まさに楽曲を作っているところです。はつねちゃんの大事な音楽への想いを余すことなく詰め込んで、YOASOBIにとってもはつねちゃんにとっても、一生の宝物になるような最高の楽曲を作るので、楽しみに待っていてください。〉

そしていよいよ、YOASOBIが作った曲のデモ音源を、はつねちゃんだけに聴いてもらいました。
曲を聴いたはつねちゃんは、涙をこぼしていました。

はつね「すごくあたたかみがあって、本当に音楽さんが隣にいてくれるような感じの曲で……。自分の手紙がこんな感じで返ってくることは思っていなかったので……本当にありがとうございます。救われたなと思っているので、本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございます」
写真 小山「聴きたいですね!」

宇賀「聴きたいですよね。デモ音源がはつねちゃんに届けられたことを皮切りに、レターソングプロジェクトの様々な企画が動き出します。
まずは、YOASOBIとの文通企画『LETTER FOR YOASOBI』。ファンレターを送っていただくと、YOASOBIから全員にお返事が届く企画です。ぜひ、曲を楽しみにしている気持ちや、YOASOBIへのエールを手紙に書いて送ってください。
ファンレターの宛先は、【郵便番号102-8080 東京都千代田区麹町1−7 SUNDAY'S POST レターソングプロジェクト YOASOBI係宛】にお願いします。
また、『LETTER FOR YOASOBI』の専用のレターブースが、代官山蔦屋書店の3号館2階の音楽フロアに登場します。レターブースにはジュークボックス型のMUSIC POSTが設置されていて、手紙をいれると、ここでしか聴けないYOASOBIのメッセージが聴けるそうです」
写真 小山「YOASOBIファンは出しに行きたくなりますね」

宇賀「私も出したいです!」

YOASOBIの二人へのお手紙、お待ちしております!

「レターソングプロジェクト サイト」

#手紙にしよう

「#手紙にしよう」では季節に合わせたポストカードを更新しています。
春の楽しみがぎゅっと詰まったお手紙、届けてみませんか? ビンゴカードのように、たくさんの春が並んだポストカードや、会える日を待ち遠しく思う気持ちを伝えたくなるポストカードをご用意しております。
詳しくは、「&POST」のwebサイトをご覧ください。

「& POST #手紙にしよう」

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、和歌山県〈和歌山西小二里郵便局〉川合由香里さんでした!

「私は局長になり、21年目になります。あなたがいるからここに来るわ、というお客さまを作り続けたいなと思います。 郵便局のすぐ近くに、風光明媚な景勝地で『和歌の浦』というところがあります。 古くは万葉集で、『若の浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴きわたる』と山部赤人に詠まれるなど、本当に綺麗で、海の青、空の青、そして歴史的な建物があり、とても癒やされる場所です。 和歌山西小二里郵便局においでになった際には、和歌の浦へもぜひお立ち寄りください。」
MORE

ARCHIVEARCHIVE

MORE

CONTACTCONTACT

番組宛に手紙を贈る

この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。

〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛

番組への要望・リクエストを送る

番組宛にメールでメッセージを
送るにはこちらから

詳しくはコチラ