“ひなびた温泉”とは? ひなびた温泉研究所の岩本薫さんが登場
- 2021/01/24
ひなびた温泉研究所所長の岩本薫さんをお迎えして
今回は、「ひなびた温泉研究所」所長の岩本薫さんをお迎えしました。薫堂さんがずっと会いたかった方なのだとか!
小山「ここ数年で『湯道』を立ち上げまして、『湯道百選』という連載をしているんですね。日本の心を温めてくれるような温泉、銭湯を調べて、そこに行って自分で写真を撮って記事を書くという連載で。どこへ行こうかな、と調べたときに『ここ、いい!』と思うのが、大体岩本さんの『ひなびた温泉研究所』で紹介されている温泉なんですよ。なかなか行けていなんですけど、これまで行った中では、長崎のおたっしゃん湯。これはたまたま入りに行って、そのあと岩本さんの本に出ているのを見つけたので、間違いなかったんだなあ、と」
宇賀「岩本さんのご本もかなり読んでいるんですね?」
小山「サイトを読んでいてもかなり楽しんですよね。宇賀さんも、温泉が好きなんですよね」
宇賀「温泉、銭湯、お風呂大好きなんです」
岩本「ひなびた系もお好きですか?」
宇賀「好きです! 今日は楽しみにしていました」
小山「そもそも、なぜひなびた温泉に特化されたんですか?」
岩本「昔はいわゆる普通の温泉にも行っていたんですけど、僕はコピーライトが仕事で、全国へよく取材に行くんです。田舎の辺鄙なところにもよく行くんですね。そこで仕事が終わると時間がよく余って、温泉でもないかなと思って、地元の人に教えてもらうと、今まで見たこともない無人の共同浴場とかを初めて知って、それでハマっていってしまって。あと、つげ義春さんが好きだったので『この世界だ!』という感じがあったんです」
宇賀「“ひなびた”は辞書で引くと、田舎っぽいとかそういう感じですよね。どんな定義なんですか?」
岩本「最初は定義がなかったんですけど、今は『現代の時間の外にあるような温泉』と言っています」
宇賀「高級な温泉旅館とか、新しいスーパー銭湯みたいなものは入らないんですね?」
岩本「たまにこっそり入るんですけどね(笑)」
小山「確かに、ひなびた温泉研究所の所長が超高級旅館の露天風呂に入っていたら、研究員はがっかりしますよね(笑)」
宇賀「ひなびた温泉の魅力ってどういうところですか?」
岩本「何十年、何百年の時間が染み込んだような、人間の手では作れないようなジワっとくる雰囲気があるじゃないですか。あれがいちばんいいですね。やっぱり昔ながらのものだから、マーケティングの外にもある感じで」
小山「人の企みがないですよね」
岩本「そう、企みがないんですよね、天然なんです。観光地でもないからガツガツしていないし。結構、無人の勝手にお金を入れて入る温泉とかもあって、それがいいんです」
小山「いつもどうやって探しているんですか?」
岩本「前までは人に聞いたりネットで調べていたりしたんですけど、今は研究員さんが投稿している情報からですね」
宇賀「研究員の方は何名くらいいるんですか?」
岩本「今は240名です」
小山「所長にいい情報を教えた研究員は、ランクが上がっていくとか、そういうことはあるんですか?」
岩本「いえ、そういうのは(笑)。今はみんなで『日本百ひな泉』という、いわゆる百名山みたいな、100個の温泉を選挙で決めて本を出版しようとしています。今まさに佳境でさっき入稿してきました」
小山「えっ、じゃあもう百ひな泉は決まっているんですね?」
岩本「春には本が出ると思います」
宇賀「ちなみに、岩本さんがいちばん好きなひなびた温泉は?」
岩本「ありすぎて答えられないのですが……島根県にある小屋原温泉 熊谷旅館ですね。これです(画像を見せて)」
小山「小さな湯船がぽつんとあるだけですね」
岩本「こういうのが、1つの旅館に複数あるんです」
宇賀「いっぱいあるんですね」
小山「この辺りの温泉は、ハズレがないんですよ。島根県には千原温泉というところもありまして、そこもすごくいい湯で。いわゆる足元湧出湯で」
小山「下から湧いてくる温泉ですね」
岩本「少し炭酸系なので、しゅわしゅわという素晴らしい、夢心地になれる温泉ですよ」
小山「いいですね〜。お湯って何でこんなにいいんですかね?」
宇賀「私は無防備感が好きです。リラックスしきっちゃっているし、全裸だし、すごく情けないところじゃないですか。でも動物に還るというか、何も持っていない何者でもない、みんな平等な感じがいいなあと思っていて。湯につかっているときは無心で、それこそ企んだり計算したりしないようにしようと思っています」
岩本「やっぱり肌で感じるのは大きいですよね。川端康成さんって温泉の小説をいろいろ書いていたじゃないですか。やっぱり、肌で感じるからってちょっとエロいこと言っているんですけど。素肌で感じることをいちばんに言っていますね」
宇賀「岩本さんのご本を拝見していると、お湯だけじゃなくて、そこにいる人とか、待合室に売っているものとか、上がったあとのビールも紹介されているから、すごく行きたくなるし一緒に行っている気分になりますね」
岩本「やっぱり人も天然なんですよ。ガツガツしていなくて。おもてなしの究極というと、たとえば加賀屋さんみたいに仲居さんがビシッと並んでいる。あれの逆で、呼んでも誰も出てこないし、夕食の配膳をしていたおじいちゃんが、終わった途端にビールの栓を抜いて、目の前に座ったりとか(笑)。そういう天然なところも面白いですよね。ひなびた温泉でしか出会えないような感じで」
小山「岩本さんにぜひ聞かなければ、と思っていたことがありまして。湯道というものをやっているのですが、去年、一般社団法人に登録をしまして。今、湯道で取り上げるべき、いい湯はありますか?」
岩本「僕が湯道で面白いと思ったのは、バラエティに富んでいるところで。もしかすると、僕が興味のない高級なところばかりかな? と思っていたんですけど」
小山「いえいえ、湯に貴賎なしですから」
岩本「ちょっと変わったようなところでは……富山県の庄川湯谷温泉というところなんですけれども。もともとは旅館で、今は無人の日帰り温泉施設をやっているんですけど、なんと湯船全体が水没しているんです。浴室全体が湯船になっていて」
小山「洗い場も含めたところにお湯が溜まっているんですね。これ、どうやって入るんですか?」
岩本「階段を降りたらそのままジャバジャバ入ります。かけ湯をしないのはマナー違反ですけど、ここはマナー違反をしないと入れないんです(笑)。もともとは、自噴した温泉の勢いをそのまま活かしていたんです。温泉って枯れる場合もあるんですけど、その反対で勢いが激しくなっていて」
小山「加水もなしで、そのままなんですね」
岩本「排水が追いつかなくてこうなっていますから、加水とか加温とかのレベルではないです」
宇賀「熱くはないんですか?」
岩本「適温というか長湯できる状態です。異空間ですね。溢れて止まらなくなったお湯の中に、身を沈める」
宇賀「いまネットで見ていましたけど、旅館だけど無人なんですね」
岩本「立派な建物なんですけど、扉を開けるとカゴがあって、勝手にお金を入れて入るんです」
小山「皆さんの善意によって守られているんですね」
岩本「ひなびた温泉は性善説によって成り立つんです」
小山「それを感じられるのもいいですね。こんな世知辛い世の中に、まだまだいい人がいるんだと感じることができる」
岩本「悪い人いないぜ、みたいなね」
小山「そこ、絶対に行きます!」
宇賀「他にはどこかありますか?」
小山「雪の時期に行くべきところはあ?」
岩本「天ヶ瀬温泉というのがあるんです。川沿いに何個か無人の露天風呂があるんですけど」
宇賀「大分県日田市ですね」
岩本「駅前温泉なんですけど、ちょうど2月の雪が降る寒い時に行ったことがあって。露天で、誰もいないから裸になるじゃないですか。それどころじゃない寒さなんですけど、思い切って脱いで入った時の、温泉のありがたさが忘れられないんです。雪景色の素敵な温泉は他にもあると思うんですけど、個人的になってしまいますが、雪と温泉というとそこが思い浮かびます」
小山「今、こういう時期で旅行も行けませんから、想像の湯めぐりをするしかないですね」
岩本「江戸時代からも温泉はありましたけど、もっと粗末だったりしたと思うんですよ。旅の人ってそういう思いをしていたんだろうな、と。お湯に入って『あー』と」
小山「昔はわらじとかで行っていたわけですもんね」
岩本「現代人の何倍も歩いた体を癒して、すごくありがたいものだったのかなと思います。そういうのが駅前で味わえる温泉なんですよね」
小山「東京にはないですよね、ひなびた温泉」
岩本「東京にもあったんですけど、なくなっていて。昭和な感じでは、蒲田の蒲田温泉があります。大田区とか川崎の方って黒湯がすごい地中に埋まっていて、黒湯のレベルが全国レベルなんですね。普通の銭湯が、もう温泉なんです」
宇賀「あったまりたくなりますね。今、ひなびた温泉研究所は研究員の方を募集されているんですね?」
岩本「随時募集しています」
小山「何か資格はいるんですか?」
岩本「webサイト上で検定試験を受けるんです。ひなびた温泉検定という50問のクイズがありまして、それが合格点に至ったら、『ようこそひなびた温泉研究所へ』というサイトが現れますので。そこから申し込んでいただきます」
宇賀「面白そう、受けてみたいです」
小山「受けてみよう」
宇賀「これからも全国のひなびた温泉を巡られると思うので……ぜひ、その地から番組へお手紙を書いていただけませんか?」
岩本「喜んで」
小山「ひなびた温泉のロビーとかでですよ? 柱時計のカチ、カチ……という音を聴きながら手紙書くの、よさそうですよね。それでその土地の郵便局に行って、手渡しで手紙を渡して……」
岩本さんの著書『しみじみシビレる!名湯50泉 ひなびた温泉パラダイス』『ヘンな名湯』『もっとヘンな名湯』『戦国武将が愛した名湯・秘湯』など、ぜひお手に取ってみてください。
小山「これからもぜひいい湯を求めて、そしていい湯を日本に紹介してください」
岩本「お互い、湯の道を(笑)」
ひなびた温泉研究所所長 岩本薫さん、ありがとうございました!
「ひなびた温泉研究所」
http://hina-ken.com
宇賀「岩本さんのご本もかなり読んでいるんですね?」
小山「サイトを読んでいてもかなり楽しんですよね。宇賀さんも、温泉が好きなんですよね」
宇賀「温泉、銭湯、お風呂大好きなんです」
岩本「ひなびた系もお好きですか?」
宇賀「好きです! 今日は楽しみにしていました」
小山「そもそも、なぜひなびた温泉に特化されたんですか?」
岩本「昔はいわゆる普通の温泉にも行っていたんですけど、僕はコピーライトが仕事で、全国へよく取材に行くんです。田舎の辺鄙なところにもよく行くんですね。そこで仕事が終わると時間がよく余って、温泉でもないかなと思って、地元の人に教えてもらうと、今まで見たこともない無人の共同浴場とかを初めて知って、それでハマっていってしまって。あと、つげ義春さんが好きだったので『この世界だ!』という感じがあったんです」
宇賀「“ひなびた”は辞書で引くと、田舎っぽいとかそういう感じですよね。どんな定義なんですか?」
岩本「最初は定義がなかったんですけど、今は『現代の時間の外にあるような温泉』と言っています」
宇賀「高級な温泉旅館とか、新しいスーパー銭湯みたいなものは入らないんですね?」
岩本「たまにこっそり入るんですけどね(笑)」
小山「確かに、ひなびた温泉研究所の所長が超高級旅館の露天風呂に入っていたら、研究員はがっかりしますよね(笑)」
宇賀「ひなびた温泉の魅力ってどういうところですか?」
岩本「何十年、何百年の時間が染み込んだような、人間の手では作れないようなジワっとくる雰囲気があるじゃないですか。あれがいちばんいいですね。やっぱり昔ながらのものだから、マーケティングの外にもある感じで」
小山「人の企みがないですよね」
岩本「そう、企みがないんですよね、天然なんです。観光地でもないからガツガツしていないし。結構、無人の勝手にお金を入れて入る温泉とかもあって、それがいいんです」
小山「いつもどうやって探しているんですか?」
岩本「前までは人に聞いたりネットで調べていたりしたんですけど、今は研究員さんが投稿している情報からですね」
宇賀「研究員の方は何名くらいいるんですか?」
岩本「今は240名です」
小山「所長にいい情報を教えた研究員は、ランクが上がっていくとか、そういうことはあるんですか?」
岩本「いえ、そういうのは(笑)。今はみんなで『日本百ひな泉』という、いわゆる百名山みたいな、100個の温泉を選挙で決めて本を出版しようとしています。今まさに佳境でさっき入稿してきました」
小山「えっ、じゃあもう百ひな泉は決まっているんですね?」
岩本「春には本が出ると思います」
宇賀「ちなみに、岩本さんがいちばん好きなひなびた温泉は?」
岩本「ありすぎて答えられないのですが……島根県にある小屋原温泉 熊谷旅館ですね。これです(画像を見せて)」
小山「小さな湯船がぽつんとあるだけですね」
岩本「こういうのが、1つの旅館に複数あるんです」
宇賀「いっぱいあるんですね」
小山「この辺りの温泉は、ハズレがないんですよ。島根県には千原温泉というところもありまして、そこもすごくいい湯で。いわゆる足元湧出湯で」
小山「下から湧いてくる温泉ですね」
岩本「少し炭酸系なので、しゅわしゅわという素晴らしい、夢心地になれる温泉ですよ」
小山「いいですね〜。お湯って何でこんなにいいんですかね?」
宇賀「私は無防備感が好きです。リラックスしきっちゃっているし、全裸だし、すごく情けないところじゃないですか。でも動物に還るというか、何も持っていない何者でもない、みんな平等な感じがいいなあと思っていて。湯につかっているときは無心で、それこそ企んだり計算したりしないようにしようと思っています」
岩本「やっぱり肌で感じるのは大きいですよね。川端康成さんって温泉の小説をいろいろ書いていたじゃないですか。やっぱり、肌で感じるからってちょっとエロいこと言っているんですけど。素肌で感じることをいちばんに言っていますね」
宇賀「岩本さんのご本を拝見していると、お湯だけじゃなくて、そこにいる人とか、待合室に売っているものとか、上がったあとのビールも紹介されているから、すごく行きたくなるし一緒に行っている気分になりますね」
岩本「やっぱり人も天然なんですよ。ガツガツしていなくて。おもてなしの究極というと、たとえば加賀屋さんみたいに仲居さんがビシッと並んでいる。あれの逆で、呼んでも誰も出てこないし、夕食の配膳をしていたおじいちゃんが、終わった途端にビールの栓を抜いて、目の前に座ったりとか(笑)。そういう天然なところも面白いですよね。ひなびた温泉でしか出会えないような感じで」
小山「岩本さんにぜひ聞かなければ、と思っていたことがありまして。湯道というものをやっているのですが、去年、一般社団法人に登録をしまして。今、湯道で取り上げるべき、いい湯はありますか?」
岩本「僕が湯道で面白いと思ったのは、バラエティに富んでいるところで。もしかすると、僕が興味のない高級なところばかりかな? と思っていたんですけど」
小山「いえいえ、湯に貴賎なしですから」
岩本「ちょっと変わったようなところでは……富山県の庄川湯谷温泉というところなんですけれども。もともとは旅館で、今は無人の日帰り温泉施設をやっているんですけど、なんと湯船全体が水没しているんです。浴室全体が湯船になっていて」
小山「洗い場も含めたところにお湯が溜まっているんですね。これ、どうやって入るんですか?」
岩本「階段を降りたらそのままジャバジャバ入ります。かけ湯をしないのはマナー違反ですけど、ここはマナー違反をしないと入れないんです(笑)。もともとは、自噴した温泉の勢いをそのまま活かしていたんです。温泉って枯れる場合もあるんですけど、その反対で勢いが激しくなっていて」
小山「加水もなしで、そのままなんですね」
岩本「排水が追いつかなくてこうなっていますから、加水とか加温とかのレベルではないです」
宇賀「熱くはないんですか?」
岩本「適温というか長湯できる状態です。異空間ですね。溢れて止まらなくなったお湯の中に、身を沈める」
宇賀「いまネットで見ていましたけど、旅館だけど無人なんですね」
岩本「立派な建物なんですけど、扉を開けるとカゴがあって、勝手にお金を入れて入るんです」
小山「皆さんの善意によって守られているんですね」
岩本「ひなびた温泉は性善説によって成り立つんです」
小山「それを感じられるのもいいですね。こんな世知辛い世の中に、まだまだいい人がいるんだと感じることができる」
岩本「悪い人いないぜ、みたいなね」
小山「そこ、絶対に行きます!」
宇賀「他にはどこかありますか?」
小山「雪の時期に行くべきところはあ?」
岩本「天ヶ瀬温泉というのがあるんです。川沿いに何個か無人の露天風呂があるんですけど」
宇賀「大分県日田市ですね」
岩本「駅前温泉なんですけど、ちょうど2月の雪が降る寒い時に行ったことがあって。露天で、誰もいないから裸になるじゃないですか。それどころじゃない寒さなんですけど、思い切って脱いで入った時の、温泉のありがたさが忘れられないんです。雪景色の素敵な温泉は他にもあると思うんですけど、個人的になってしまいますが、雪と温泉というとそこが思い浮かびます」
小山「今、こういう時期で旅行も行けませんから、想像の湯めぐりをするしかないですね」
岩本「江戸時代からも温泉はありましたけど、もっと粗末だったりしたと思うんですよ。旅の人ってそういう思いをしていたんだろうな、と。お湯に入って『あー』と」
小山「昔はわらじとかで行っていたわけですもんね」
岩本「現代人の何倍も歩いた体を癒して、すごくありがたいものだったのかなと思います。そういうのが駅前で味わえる温泉なんですよね」
小山「東京にはないですよね、ひなびた温泉」
岩本「東京にもあったんですけど、なくなっていて。昭和な感じでは、蒲田の蒲田温泉があります。大田区とか川崎の方って黒湯がすごい地中に埋まっていて、黒湯のレベルが全国レベルなんですね。普通の銭湯が、もう温泉なんです」
宇賀「あったまりたくなりますね。今、ひなびた温泉研究所は研究員の方を募集されているんですね?」
岩本「随時募集しています」
小山「何か資格はいるんですか?」
岩本「webサイト上で検定試験を受けるんです。ひなびた温泉検定という50問のクイズがありまして、それが合格点に至ったら、『ようこそひなびた温泉研究所へ』というサイトが現れますので。そこから申し込んでいただきます」
宇賀「面白そう、受けてみたいです」
小山「受けてみよう」
宇賀「これからも全国のひなびた温泉を巡られると思うので……ぜひ、その地から番組へお手紙を書いていただけませんか?」
岩本「喜んで」
小山「ひなびた温泉のロビーとかでですよ? 柱時計のカチ、カチ……という音を聴きながら手紙書くの、よさそうですよね。それでその土地の郵便局に行って、手渡しで手紙を渡して……」
岩本さんの著書『しみじみシビレる!名湯50泉 ひなびた温泉パラダイス』『ヘンな名湯』『もっとヘンな名湯』『戦国武将が愛した名湯・秘湯』など、ぜひお手に取ってみてください。
小山「これからもぜひいい湯を求めて、そしていい湯を日本に紹介してください」
岩本「お互い、湯の道を(笑)」
ひなびた温泉研究所所長 岩本薫さん、ありがとうございました!
「ひなびた温泉研究所」
http://hina-ken.com
#手紙にしよう
外出や遠出が難しい今年の冬。こんな時だからこそ、手紙で元気を伝えるのはいかがでしょうか。ぜひ、「&Post」の中の「#手紙にしよう」をご活用ください。この寒い時期にも凛々しく花を咲かせるふきのとうと福寿草を描いたポストカードや、先日番組にもご出演いただいた絵馬師永崎ひまるさんの絵馬も更新しています。
番組やSNSでもご紹介していくので、お楽しみに。
https://andpost.jp/project/tegami.html
今週の後クレ
今回のメッセージは、沖縄県〈伊良部郵便局〉西平真樹さんでした!「以前観光でいらしたお客さまから「島に来たお土産として何か送りたいのだけど、何かおすすめはないかな?」とご相談を受けたことがあります。 色々とおすすめのお土産をご紹介し、あわせてせっかく郵便局にいらしたのですから、お手紙も書いてみるのはいかがでしょうか?とご案内しました。お客さまは「普段、手紙はあんまり書いたことないよ」と少し照れていらしたのですが、最終的にお手紙を出されました。後日、手紙を受け取った方がすごく喜んでいたということで、お客さまからお礼の手紙が郵便局へ届きました。 私にとっても、手紙の素晴らしさを改めて認識した出来事でした。」
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