モノンクルの2人が登場!
- 2020/11/29
モノンクルをお迎えして
宇賀「今週は、ジャズポップのジャンルで注目されている角田隆太(つのだ りゅうた)さんと吉田沙良(よしだ さら)さんにお越しいただきました」小山「ジャズポップっていうジャンル、初めて聞きました」
角田「あるんですかね?(笑) 造語です」
小山「どうですか、ジャズポップって紹介されるのは?」
角田「違和感もないし、ぴったりくるとも思わないし……」
宇賀「ご自身でジャンルは何と言っているんですか?」
吉田「難しいんですよね」
角田「ジャンルを言うことがあれば、ジャズとポップスを掛け合わせた、というふうに言っています」
宇賀「気になるのが、『モノンクル』というアーティスト名。どういう意味なんですか?」
角田「岸田秀さんの『ものぐさ精神分析』という本を大学生の頃に読んだときに伊丹十三さんの『モノンクル』という雑誌のことを知って、響きが面白いなあと思って拝借したかたちですね」
小山「伊丹さんが責任編集されていた雑誌ですよね」
宇賀「お二人はどういうきっかけで一緒にやることになったんですか?」
吉田「私の音楽大学の先輩に、CRCK/LCKSというバンドをやっているサックスの小西遼という人がいるんですけど、彼の他のバンドで角田さんがベースをしていて、私がそこに誘われて。ベーシストだけど、ギターを弾いて曲も作っていると聞いて。曲を聞かせてもらって、一緒にやりたい! と思って」
小山「最初から2人だけで?」
吉田「ジャズシンガー、ジャズベーシストだったので、メンバーは流動的でトランペットとか弦楽器を入れるときもあって、いろいろな形態で演奏しています」
宇賀「曲を聞かせていただいて、最初、女性が書いているのかな、と思ったんです。でも全部角田さんが書いているんですね?」
角田「9割は僕が書いています」
宇賀「どうやって作り出すんですか?」
角田「そうですね……普通だと思います、普通に書いている……」
小山「吉田さんは角田さんか書いたものを見たとき、いつもどう思うんですか?」
吉田「えげつないなあ、って(笑)。何でこんなに女の子の心がわかるんだろう? って。私でも言葉にできないのに。毎回、ちょっと笑っちゃいます」
小山「うますぎて笑ってしまう、と。角田さんはどこで創作のヒントを得ているんですか?」
角田「女性目線で書こうとかも特に思っていないので、あんまり意識はしていないんですけど……何でしょう、先人たちのお知恵を借りて(笑)」
モノンクルは10月7日に新曲「Every One Minute」を配信リリースしました。
宇賀「新曲の『Every One Minute』はどんなきっかけで作った曲なんですか?」
吉田「この曲はCMのタイアップソングがきっかけで作り上げた曲なんですけど、進んでいないように見える毎分、毎秒も、どんどん螺旋階段になって上に登っていっているんだよ、ということをテーマにした曲です」
小山「かっこいいですよね、夜の首都高を走る時に聞きたくなる曲ですね」
宇賀「私は雑誌に載っているようなオシャレな部屋でコーヒーを飲みながら聞きたいです」
小山「確かに角田さんの歌詞はとてもギャップがあるというか、どこから生まれてくるんですかね?」
宇賀「ファンの間では、『角田さんの中には腐女子が住んでいる』と言われているようですが(笑)」
角田「刺激的な言葉ですね(笑)」
小山「曲作りは歌詞が先なんですか、曲が先なんですか?」
角田「曲がちょっと先に出てきて交代交代で作っていくことが多かったのですが、今年からは歌詞を先に書くようにしました。曲は自宅でパソコンで制作することが多いですね」
宇賀「お二人はもともと子どもの頃から音楽がお好きだったんですか?」
吉田「家が第九とエンヤが流れて朝起きる、みたいな家で。すごく音楽を聞いていましたね」
宇賀「さっき、番組のディレクターが『どうやったら歌が上手くなるんですか?』と質問していたんですけど……(笑)。でも、どうやったら吉田さんのような歌声になるのか聞いてみたいです」
吉田「高校ではクラシックを習ったりレッスンを受けてきてはいるんですけど、結局、その人の人柄とかどういうふうに生きてきたのかがかなり声に影響されると思うんです。顔と同じで絶対声にも出るので。人生次第だと思います、声は」
小山「確かに、吉田さんは雰囲気がありますよね。声に存在感がありますよね」
小山「角田さんは……つのだ☆ひろさんと関係があるんですね?」
角田「そうなんです、つのだ☆ひろは叔父になりますね」
小山「おじさまが偉大なアーティストと認識したのは、子どもの頃から?」
角田「そうですね、僕が子どもの頃はテレビにも毎週出ていたので」
小山「生『メリー・ジェーン』は何回も聞いているんですか?」
角田「一度くらいしか聞いたことないですね(笑)」
宇賀「幼い頃からやっぱり音楽には触れていたんですか?」
角田「父親がリュートっていう楽器をプロのミュージシャンとしてやっていたので、昔から」
小山「つのだ☆ひろさんはお二人の曲は聞いているんですか?」
角田「はい、『さらっとした感じいいね』と(笑)」
さらに、角田さんと吉田さんに手紙の思い出についてもうかがいました。
吉田「実家を出てひとり立ちをするときに初めて母親から手紙をもらいました。『一人暮らし頑張ってね、またね』みたいなすごく軽い手紙で(笑)。でもそれがすごく印象的だったし、嬉しかった思い出があります」
宇賀「角田さんはどうですか?」
角田「文字を書くときって、ちょっと話しているときと人格が違う感じになると思っていて。それこそ自分は歌詞も書くし、日記もつけているんですけど、そのときと外に出ているときはちょっと違うような気がしていて。だから自分の中で手紙を書くのって難しいんですよ。手紙をうまく書けるような大人になりたいなと思います」
小山「でもラブレター書くのうまそうですよね」
宇賀「この歌詞ですもんね。自分の生み出している歌詞が、公共の電波とかでぶわーっと広がっていることについてはどうですか?」
角田「自分のパーソナルを投影しているというよりかは、それこそ沙良のため、歌う人のために書いているので。自分の言葉を書くことを忘れちゃっているのかもしれませんね」
小山「どうですか、沙良のために書いている、と言われたら」
吉田「すごい壮大なラブレターをもらっているみたいですね」
スタジオではさらに、「魔法がとけたなら」の生演奏も披露いただきました。
宇賀「今日のお話や生演奏を聞いて、お二人に手紙を書きたいと思ってくださった方もいると思うので、ぜひ番組宛てにお寄せください。責任を持ってお二人にお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST モノンクル宛】にお願いします。
来年、モノンクルのビルボードライブも決定しています。
1月16日にBillboard LIVE YOKOHAMAで、2月22日に、Billboard LIVE OSAKAでそれぞれ2公演ずつ開催予定です。チケットは現在販売中。詳しくはモノンクルのオフィシャルウェブサイトもご覧ください。
モノンクル
モノンクルの角田隆太さん、吉田沙良さん、ありがとうございました!
角田「違和感もないし、ぴったりくるとも思わないし……」
宇賀「ご自身でジャンルは何と言っているんですか?」
吉田「難しいんですよね」
角田「ジャンルを言うことがあれば、ジャズとポップスを掛け合わせた、というふうに言っています」
宇賀「気になるのが、『モノンクル』というアーティスト名。どういう意味なんですか?」
角田「岸田秀さんの『ものぐさ精神分析』という本を大学生の頃に読んだときに伊丹十三さんの『モノンクル』という雑誌のことを知って、響きが面白いなあと思って拝借したかたちですね」
小山「伊丹さんが責任編集されていた雑誌ですよね」
宇賀「お二人はどういうきっかけで一緒にやることになったんですか?」
吉田「私の音楽大学の先輩に、CRCK/LCKSというバンドをやっているサックスの小西遼という人がいるんですけど、彼の他のバンドで角田さんがベースをしていて、私がそこに誘われて。ベーシストだけど、ギターを弾いて曲も作っていると聞いて。曲を聞かせてもらって、一緒にやりたい! と思って」
小山「最初から2人だけで?」
吉田「ジャズシンガー、ジャズベーシストだったので、メンバーは流動的でトランペットとか弦楽器を入れるときもあって、いろいろな形態で演奏しています」
宇賀「曲を聞かせていただいて、最初、女性が書いているのかな、と思ったんです。でも全部角田さんが書いているんですね?」
角田「9割は僕が書いています」
宇賀「どうやって作り出すんですか?」
角田「そうですね……普通だと思います、普通に書いている……」
小山「吉田さんは角田さんか書いたものを見たとき、いつもどう思うんですか?」
吉田「えげつないなあ、って(笑)。何でこんなに女の子の心がわかるんだろう? って。私でも言葉にできないのに。毎回、ちょっと笑っちゃいます」
小山「うますぎて笑ってしまう、と。角田さんはどこで創作のヒントを得ているんですか?」
角田「女性目線で書こうとかも特に思っていないので、あんまり意識はしていないんですけど……何でしょう、先人たちのお知恵を借りて(笑)」
モノンクルは10月7日に新曲「Every One Minute」を配信リリースしました。
宇賀「新曲の『Every One Minute』はどんなきっかけで作った曲なんですか?」
吉田「この曲はCMのタイアップソングがきっかけで作り上げた曲なんですけど、進んでいないように見える毎分、毎秒も、どんどん螺旋階段になって上に登っていっているんだよ、ということをテーマにした曲です」
小山「かっこいいですよね、夜の首都高を走る時に聞きたくなる曲ですね」
宇賀「私は雑誌に載っているようなオシャレな部屋でコーヒーを飲みながら聞きたいです」
小山「確かに角田さんの歌詞はとてもギャップがあるというか、どこから生まれてくるんですかね?」
宇賀「ファンの間では、『角田さんの中には腐女子が住んでいる』と言われているようですが(笑)」
角田「刺激的な言葉ですね(笑)」
小山「曲作りは歌詞が先なんですか、曲が先なんですか?」
角田「曲がちょっと先に出てきて交代交代で作っていくことが多かったのですが、今年からは歌詞を先に書くようにしました。曲は自宅でパソコンで制作することが多いですね」
宇賀「お二人はもともと子どもの頃から音楽がお好きだったんですか?」
吉田「家が第九とエンヤが流れて朝起きる、みたいな家で。すごく音楽を聞いていましたね」
宇賀「さっき、番組のディレクターが『どうやったら歌が上手くなるんですか?』と質問していたんですけど……(笑)。でも、どうやったら吉田さんのような歌声になるのか聞いてみたいです」
吉田「高校ではクラシックを習ったりレッスンを受けてきてはいるんですけど、結局、その人の人柄とかどういうふうに生きてきたのかがかなり声に影響されると思うんです。顔と同じで絶対声にも出るので。人生次第だと思います、声は」
小山「確かに、吉田さんは雰囲気がありますよね。声に存在感がありますよね」
小山「角田さんは……つのだ☆ひろさんと関係があるんですね?」
角田「そうなんです、つのだ☆ひろは叔父になりますね」
小山「おじさまが偉大なアーティストと認識したのは、子どもの頃から?」
角田「そうですね、僕が子どもの頃はテレビにも毎週出ていたので」
小山「生『メリー・ジェーン』は何回も聞いているんですか?」
角田「一度くらいしか聞いたことないですね(笑)」
宇賀「幼い頃からやっぱり音楽には触れていたんですか?」
角田「父親がリュートっていう楽器をプロのミュージシャンとしてやっていたので、昔から」
小山「つのだ☆ひろさんはお二人の曲は聞いているんですか?」
角田「はい、『さらっとした感じいいね』と(笑)」
さらに、角田さんと吉田さんに手紙の思い出についてもうかがいました。
吉田「実家を出てひとり立ちをするときに初めて母親から手紙をもらいました。『一人暮らし頑張ってね、またね』みたいなすごく軽い手紙で(笑)。でもそれがすごく印象的だったし、嬉しかった思い出があります」
宇賀「角田さんはどうですか?」
角田「文字を書くときって、ちょっと話しているときと人格が違う感じになると思っていて。それこそ自分は歌詞も書くし、日記もつけているんですけど、そのときと外に出ているときはちょっと違うような気がしていて。だから自分の中で手紙を書くのって難しいんですよ。手紙をうまく書けるような大人になりたいなと思います」
小山「でもラブレター書くのうまそうですよね」
宇賀「この歌詞ですもんね。自分の生み出している歌詞が、公共の電波とかでぶわーっと広がっていることについてはどうですか?」
角田「自分のパーソナルを投影しているというよりかは、それこそ沙良のため、歌う人のために書いているので。自分の言葉を書くことを忘れちゃっているのかもしれませんね」
小山「どうですか、沙良のために書いている、と言われたら」
吉田「すごい壮大なラブレターをもらっているみたいですね」
スタジオではさらに、「魔法がとけたなら」の生演奏も披露いただきました。
宇賀「今日のお話や生演奏を聞いて、お二人に手紙を書きたいと思ってくださった方もいると思うので、ぜひ番組宛てにお寄せください。責任を持ってお二人にお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST モノンクル宛】にお願いします。
来年、モノンクルのビルボードライブも決定しています。
1月16日にBillboard LIVE YOKOHAMAで、2月22日に、Billboard LIVE OSAKAでそれぞれ2公演ずつ開催予定です。チケットは現在販売中。詳しくはモノンクルのオフィシャルウェブサイトもご覧ください。
モノンクル
モノンクルの角田隆太さん、吉田沙良さん、ありがとうございました!
『Letter From 代官山』にポストカーがやってくる!
11月27日から代官山 蔦屋書店で開催されている「Letter From 代官山」には、皆さんはもう足を運んでいただけましたか?Letter From 代官山に、移動型郵便局「ポストカー」が登場します! 今年の1月の長崎のランタンフェスティバル以来の稼働となります。
Letter From 代官山の会期中、2回の登場が決定しています。初回の運行日は12月5日(土)、6日(日)の2日間。時間は11時から夜7時までです。オリジナルポストカードはもちろん、その場で撮影した写真をポストカードにして、手紙を書くこともできます。
その次の登場は、12月19日(土)と20日(日)の予定です。この時はポストカーで年賀状を出すこともできます。「Letter From 代官山」と同じ、オリジナルの小型印や切手もお楽しみいただけます。
詳細は&Postサイトをご覧ください。
&Post
今週の後クレ
今回のメッセージは、神奈川県〈大和郵便局〉藤木尚子さんでした!「毎年、神奈川県大和市で開催している大和市民まつりに、大和市内の郵便局合同で参加しており、2019年は『郵便屋さんになって写真を撮ろう・手紙を送ろう』という体験コーナーを開催しました。 お祭りの期間中、部活帰りの男子中学生数人が並んでいたので、声をかけてみたところ、彼らは『手紙でお母さんに日頃の感謝を伝えたい』と話していて、胸が熱くなりました。 その後、彼らが手紙を書き終えて、少し照れくさそうに帰る姿を見て、体験コーナーを通じて、彼らのお手伝いができたことに幸せを感じました。今年は新型コロナウイルス感染症拡大のため開催できませんでしたが、これからも地域の皆さまに喜んでもらえるような取組みをしていきたいと思います。」
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