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SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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再始動!旅するカメラプロジェクト

  • ON AIR
  • 2020/10/11

写真家 ハービー・山口さんと旅するカメラプロジェクト

写真 今回は、写真家のハービー・山口さんをゲストにお迎えしました。
小山「宇賀さんはハービーさんと会うのは初めてですか?」

宇賀「初めてお会いしました! スタジオに入っていらっしゃってからずっとカメラで撮っていますね(笑)」

ハービー「はい、息をするように」

小山「ハービーさんは写真を撮る情熱が違いますから。一緒に何度か写真旅をしたことがあるんですけど、『どうしてハービーさんは、いつも素敵なシーンに出くわすんですか?』と聞いたんですよ。その時にハービーさんは『人間力を鍛えるんです』と。人間力を鍛えれば偶然が自分の元に引き寄せられるというお話をされていて。さすがだなあと思って一緒に旅をしたら……人間力じゃなくて、強引なんですよ(笑)。人の家の扉を開けて、中でテレビを見ているおじいちゃんに『おじいちゃん、いいですかー? こっち向いてください!』って写真撮っていたんですよ(笑)」

ハービー「家宅侵入になりかねない」

宇賀「捕まりますよ(笑)」

小山「それを独特のこの笑顔と雰囲気と……それが人間力なんですよね。誰もがハービーさんに心を許して、心を開いて写真を撮ってもらうと、いい表情になるんですよね」

ハービー「20代に10年間、イギリスに暮らしていました。パンクロックの時代だったんですけども、強面のパンクロッカーたちがみんないい表情をしてカメラに収まってくださって。今薫堂さんがおっしゃってくれたような笑顔と、ソフトな感じで寄っていくと『こいつ面白いじゃん』ってなって隙を見せてくれる。いちばんその人の人間らしい表情を僕が汲み取って、写真にして残して、多くの人にその人の精神性を伝播する。それで平和がどんどん広がっていくという構図なんです」
写真 宇賀「どうして今回、ハービーさんをお呼びしたのかというと……今回、ハービーさんに、SUNDAY’S POSTの『旅するカメラ』シーズン2の企画にご参加いただくことになりました! これは私と薫堂さんが、それぞれ1台ずつ、数枚撮影したインスタントカメラを、リスナーの方に送って、また数枚撮って次の方に繋いでいただいて、カメラに旅をさせる企画です」

ハービー「薫堂さんらしいね」

小山「宇賀さんのカメラは戻ってきたんですけど、僕のカメラは行方不明になっていて諦めていたんです。でもつい先日、戻ってきたようなんです!」

スタジオには現像した薫堂カメラの写真も用意しました。

薫堂さんが1枚目、そして2枚目に撮影したのは……FM横浜で薫堂さんがパーソナリティーを務めているラジオ番組の相棒、柳井麻希さんの写真。
写真 写真 3枚目と4枚目は、軽井沢での写真。

小山「軽井沢の知り合いの別荘で、若手アーティストたちを呼んでオークションが開かれていたんです」
写真 写真 5枚目は、そのオークション会場に来ていたシェフ。
写真 そのあとは、北九州市の容子さんにカメラのバトンを託して、4人の方にカメラを旅させていただきました。
写真 写真 写真 写真 写真 写真 写真 写真 写真 写真 写真 写真 旅するカメラ企画にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

宇賀「薫堂さんのカメラも戻ってきたので、シーズン2をスタートさせたいと思います! 今回は、私たち3人がそれぞれ撮ります。これはリレーしません。撮りきります。しかも、今回は白黒のインスタントカメラを使います」

小山「こんなのあるんですね」
写真 ハービー「私も初めて拝見しました」

小山「ハービーさん、これいいブランドのカメラですよね?」

ハービー「イルフォードはイギリスの場所の名前で、フィルムは私もずいぶん使っていましたよ」

宇賀「さらに、リスナーの方にも1台、回します。つまり、合わせて4台、カメラが旅をします」

小山「まずは、この第1号になる方を募集する、と」
写真 小山「ハービーさんはインスタントカメラって使ったことあります?」

ハービー「ありますよ。インスタントカメラは肩肘張らずに使えるカメラじゃないですか、その刹那性がいいですよね」

小山「どういう時にシャッターを切るといいと思いますか?」

ハービー「1日の中で、『いま幸せだな』と思った瞬間に目の前のものを撮ればいいと思いますよ」

宇賀「上手く撮ろうとかせずに、自分の幸せが大事なんですね」
写真 ハービー「(インスタントカメラのシャッターをどんどん切っている)」

小山「ハービーさん、このスタジオを出る前に撮り切るんじゃないですか?(笑)」

ハービー「そういう感じもしますよね」

宇賀「早い! 旅させてください(笑)」

「旅するカメラ シーズン2」に参加したいという方は、ぜひ意気込みも添えて番組宛てにお手紙でご応募お願いします。宛先は【郵便番号102-8080 TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」 旅するカメラ係】までお願いします。お名前、ご住所、電話番号の明記を必ずお願いします。
写真 写真 小山「ハービーさんは普段からカメラを持ち歩いているんですよね」

ハービー「お風呂に入る時以外は手放さないですね。食事をする時も。プロ野球の選手が自分の布団にバッドを置いたり、グローブを置いたりして、『あのフォームがいいんじゃないか』と思ったらいきなり素振りを始めるような、そういう感じですね。そのために握り心地のいいカメラとか、相性がいいものを探すわけです。若い頃に、恋人の手をそっと握ったかのような高鳴り、ときめき……それが写真を撮るひとつのモチベーションになっています」

宇賀「ハービーさんはロンドンに10年間、留学されていたんですよね」

ハービー「留学というか、遊学というか」

小山「その頃は、当然メールもないし、携帯も当然ないですし、手紙しかないわけですよね」

ハービー「エアメールですね。毎日寂しいんですよね。郵便屋さんがコトッて(手紙を郵便受けに)落とすでしょう。そうすると、(アパートには)何人もの部屋がありますから、誰に来たかは分からないけど、居ても立ってもいられなくなってドアの方へ行くんです。その中に赤と青のエアメールがあると、自分宛てかな、でも2階に住んでいる日本人かもしれない……と。それで手紙に“ミスターヤマグチ”と書いてあると、嬉しくて嬉しくて。その場で開けるのがもったいなくて、2、3日開けるのを待っていたというような時もありました」

小山「それは誰からの手紙だったんですか?」

山口「両親ですね。僕は9年間くらい、日本に帰らなかったんです。それで7年目くらいに、父と母がパリに来るという手紙をもらって、それでパリに行きましたね。その時は驚かそうと思ってパリのホテルにいきなり行って。両親は僕が行くって知らなくて、扉を開けたら7年ぶりの息子がいて。その時は思わずハグをして、『ああこれが両親の味だ』と」

小山「印象的な手紙はありますか?」

ハービー「離れていた両親に、やっと言えた自分の本心を書いた手紙とかね。向こうに1年くらい行って、『自分は日本ではこうだった』という話を書いて、でも海外に行ってよかった、という手紙を。あと、薫堂さんのテレビ番組で、50年ぶりに私の初恋の人に会えたんですよ。テレビ局が探して。その方が、50年前に僕が送った手紙をまだお持ちだったんです。お互いに、家庭があるのに」

小山・宇賀「(笑)」
写真 小山「いま、いちばん手紙を書きたい相手は誰ですか?」

ハービー「過去の自分へかな」

宇賀「どのくらい過去の自分ですか?」

ハービー「小学生とかね。写真家になりたかったり、病気を抱えていて明日への不安におののいていた自分がいたわけですが、『大丈夫だよ』と。『信じたことをやりましょう』ということを書きたいかな」

小山「僕は(ハービーさんの)息子さんへ書くのがいいと思いますよ。息子さんは大学を卒業されて、立派な写真家になりつつあるんですよ。素晴らしい写真家で。この間、その息子さんのプレゼンテーションを聞く機会があって、何をやろうとしているとかというと、宮廷写真家をやろうとしているんです」

宇賀「宮廷写真家?」

小山「たとえば昔、クラシックの音楽家は王様に仕えて、その王様のために曲を書いていたんですよ」

ハービー「絵描きさんもそうですよね」

小山「それと同じで、専属写真家のオーナーを募集してその人に仕える。ずっとじゃないですよ、たとえば1週間をその人と共にして撮ります、とか。あなたの人生を撮っていきます、となると、それまでどんな人生を歩んできたのかを聞いた上で、その旅をする。幼い頃に行ったお店であるとか、その人の記憶の片隅にありそうな風景を探り出してそれを1冊の写真集にしてプレゼントする。それを仕事にしようと思っています、というプレゼンで」

ハービー「僕も仕事上、カルチャークラブとか福山雅治さんのツアーに専属カメラマンで付いたりとか、専属であるがゆえに撮れた彼らのプライベートな写真というのはありましたね。一緒にお風呂に入ってみたりとか、こんなところで定食を食べたなあ、とか。フォトセッションの時間では撮れないものが専属では撮れる。人生を分けているというか、福山雅治さんとの時間を共有した何年間、というのはありますものね」
写真 宇賀「旅するカメラシーズン2! カメラに旅をさせて、また年明けには3人で集まって、現像して、品評会をしましょう。ハービーさん、すぐに撮り切らないでくださいね(笑)」

今回のお話を聞いて、ハービー・山口さんにお手紙を書きたいと思われた方は、ぜひ番組に宛てて送ってください。責任を持ってご本人にお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」 ハービー・山口さん 宛て】までお願いします。

ハービー・山口さん、ありがとうございました!
写真

マゴ写レターをご存知ですか?

写真 「マゴ写レター(まごしゃれたー)」は、スマートフォンから簡単に写真付き往復はがきを送ることができるサービスです。

「最後におじいちゃんおばあちゃんと会ったのはいつだっけ?」と、今年は帰省したくてもできず、離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんとのコミュニケーションが取れていないと感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
マゴ写レターのサイト内で、送る写真、住所を登録すれば、おじいちゃん、おばあちゃんのもとへ往復ハガキでお手紙が届きます。
おじいちゃんおばあちゃんは「マゴ写レター」(往復はがき)を受け取り、印刷された孫の写真を手元に残しつつ、ハガキの半分を使って返信することができます。
締切は10月19日まで。いい孫の日として日本郵便が制定した、11月5日頃に到着します。
離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんに会うことが難しい今、是非『マゴ写レター』を送ってみてはいかがでしょうか。詳しくは公式Webサイトをご覧ください。

マゴ写レター 公式Webサイト

レターソングプロジェクト with YOASOBI

写真 SUNDAY’S POSTでは、音楽ユニットYOASOBIとのコラボ企画「レターソングプロジェクト with YOASOBI」を開催しています。
あなたの手紙を原作にYOASOBIが楽曲を制作するプロジェクト。テーマは〈「ありがとう」を伝える手紙〉。家族、友人、恋人……面と向かって言うには少し気恥ずかしい「ありがとう」の気持ちを手紙で伝えてみませんか?
ご応募は【郵便番号102-8080 TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」レターソングプロジェクト】までお願いします。締め切りは10月31日。氏名、住所、電話番号の明記を忘れずにお願いします。
詳しい情報は、こちらのページからご確認ください。

レターソングプロジェクト with YOASOBI

さらに、「山野楽器」CD/DVD取扱い店舗全26店で、「レターソングプロジェクト With YOASOBI」の専用応募はがきと投函箱を設置いただいています。
その場で書いて専用ポストに投函いただくか、またははがきを持ち帰って、切手を貼ってポストに投函してください。こちらもぜひチェックをお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、埼玉県<吉川郵便局>青木由美子さんでした!

「以前所属していた郵便局で、ずっと懇意にしてくださっていた70代のご夫婦がいらっしゃったのですが、私が転勤した時に、バスに乗って新しい郵便局まで会いに来てくださったのは大変嬉しかったです。そのお客さまとは、現在までかれこれ18年程、年賀状のやり取りをしています。毎年、写真付きの年賀状を送ってくださるので、年に1回お客さまの元気な姿と近況を知ることができ、嬉しいです。 手紙は『人と人とをつなぐ、あたたかい心が伝えられる手段』だと思っております。」
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