番組専属の伝書鳩を探そう!/新企画が続々と?
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- 2020/01/26
伝書鳩のいまを探りに 東京ピジョン・フェスティバル

小山「覚えていますよ、伝書鳩の面白い大会があるから取材したい、という内容でしたよね?」
改めて、あじモンから届いた手紙をご紹介すると……
〈伝書鳩のことを知りたいです。伝書鳩はなんと、紀元前5千年から使われているとされる、鳩の帰巣本能を利用した通信手段なのだそうです。郵便の元祖と言えなくもない、と、調べていたら、2020年1月11日から12日、日本伝書鳩協会が催す東京ピジョン・フェスティバルなるイベントが行われると知りました。サンポスで取材するのはどうでしょうか? そしてゆくゆくは、番組専任の伝書鳩“サンポス号”を仲間に入れるとか。ご一考くださいませ」
小山「宇賀さんは鳩が苦手なんですよね」
宇賀「苦手ですね、鳥全般が苦手です! ただ、今日は目には見えないので……」
今回は、提案者であるスタッフのあじモン自ら、池袋サンシャインシティ文化会館で1月11日・12日に開催された「東京ピジョン・フェスティバル」をレポートしてきました。
あじモン「テーブルの上に、ケージに入った鳩がずらーっと並んでいます。意外とみんな……静かです! キョロキョロしていますけど、全然鳴かないです」
「番組専属の伝書鳩を探したいと思います!」と、熱い想いを語るあじモン。まずは、今回の品評会で総合一席に輝いた山﨑清さんにお話をうかがいました。現在200羽もの鳩を飼育されている山﨑さん。今回の品評会には、選りすぐりの13羽を出品されました。
あじモン「いい鳩の条件って何ですか?」
山﨑「まずは掴んでみてバランスのいい鳩。それから羽根の具合、筋肉、軽さ、頭の良さ、健康状態とか、いろいろある。飛ばしても、見ても美しい鳩がいいですね」
あじモン「見ていると、鳩はみんな血統がはっきりしているんですどそこもポイントですか?」
山﨑「うちで飼っているのは昭和2年頃の通信で使うための“軍用鳩”の子孫。松島から飛ばした成績のいい鳩がいて、兄弟で飛んだから“松風・島風”の名前が付いたんだって。それの子孫だから、文化財みたいな鳩だね」
小学生の頃から、新聞配達のアルバイトで餌代を稼ぎながら鳩を飼っていた山﨑さん。当時、クラスの半分は鳩を飼っていたほど、人気だったのだとか。それから60年以上、飼育を続ける山﨑さんにとって、鳩とはどんな存在なのでしょうか?
山﨑「鳩は私の人生です。鳩を始めたらいろんな知り合いができていったわけ。いろんな人と巡り合って、振り返れば全部鳩でつながっています。鳩そのものが人生です」
続いて、日本伝書鳩協会・副会長の折原博一さんの元を訪ねたあじモン。日本伝書鳩協会は1954年から活動を開始、現在はおよそ1500人で活動しています(昭和30年代には協会員が1万人もいたとか!)
あじモン「番組でお手紙を届けてくれる伝書鳩を探しているのですが……鳩、いますか?」
折原「……いないです!」
あじモン「えっ、いないんですか!?」
なんと今は、手紙を運んでくれる伝書鳩はいないのだそうです! それでも、巣に戻るまでのスピードを競う「鳩レース」を楽しむ人は多いのだとか。
あじモン「東京ピジョン・フェスティバルの品評会には、どのくらいの方が参加されていますか?」
折原「全国から50人くらいですかね。鳩は今回出たのが、76羽。競技に使う鳥だと、安いのは1万円から、30万円くらいまでかな」
帰巣本能があり、1分間で1200メートルほど飛ぶ鳩は、東京~松島(宮城)の300キロほどの距離を3時間30分で帰って来られるとか。すごいスピードです。
あじモン「折原さんにとって、鳩とはなんでしょう?」
折原「ロマン。自分が一生懸命育てて、管理してきた鳩が飛んでくる羽根のかたちがいつもドキドキするね。初恋と同じ」
あじモン「手紙を届ける伝書鳩はいませんでした。でも、知らない世界を垣間見ることができたんじゃないかと思います」
取材レポートを聞いた2人は……。
小山「結局、空振りだったってことですか?」
宇賀「あと、鳩の声も聞こえなかったですね。よかった~(笑)」
小山「いい子ばっかりだったんですね」
宇賀「鳩はおなかが空いている時や求愛の時に鳴くんだそうです。ちなみに日本の新聞社も、1960年代半ばまでは、原稿や写真のネガを送るのに伝書鳩を使っていたようです。でも聞きますよね、新聞社の屋上にまだ鳩小屋が残っているとか」
小山「へえ、そうですか。そこに取材に行けばよかったのに(笑)。伝書鳩をTOKYO FMの屋上で飼うとかは、企画として面白そうですよね」
小山「でも、伝書鳩みたいな原始的なものってあこがれますよね。いろいろなものが進化する時代だからこそ、振り返って『面倒くさいのがよかったよね』とか」
宇賀「私、一つあこがれているのが、東海道を歩いて京都まで行ってみたいです。昔は皆行っていたわけじゃないですか。旅籠とか残っているところに泊まって」
小山「いい企画ですね! 宇賀なつみ東海道五十三次。日本画の人とか募集して絵にしてもらいましょうよ」
宇賀「何日くらいかかるんですかね」
小山「いっぺんに行くと現実的じゃないから、今日はここからここまで、って分けるといいですよ」
宇賀「あー、でもいっぺんに行ってみたいな」
小山「ちょっとGoogle先生に聞いてみましょう!」
検索すると、皇居から京都御所までは、歩くと“4日と3時間”と出てきました。伝書鳩から生まれた(?)企画、宇賀なつみ東海道五十三次、実現するのでしょうか? 乞うご期待を!
〈伝書鳩のことを知りたいです。伝書鳩はなんと、紀元前5千年から使われているとされる、鳩の帰巣本能を利用した通信手段なのだそうです。郵便の元祖と言えなくもない、と、調べていたら、2020年1月11日から12日、日本伝書鳩協会が催す東京ピジョン・フェスティバルなるイベントが行われると知りました。サンポスで取材するのはどうでしょうか? そしてゆくゆくは、番組専任の伝書鳩“サンポス号”を仲間に入れるとか。ご一考くださいませ」

宇賀「苦手ですね、鳥全般が苦手です! ただ、今日は目には見えないので……」
今回は、提案者であるスタッフのあじモン自ら、池袋サンシャインシティ文化会館で1月11日・12日に開催された「東京ピジョン・フェスティバル」をレポートしてきました。


あじモン「いい鳩の条件って何ですか?」
山﨑「まずは掴んでみてバランスのいい鳩。それから羽根の具合、筋肉、軽さ、頭の良さ、健康状態とか、いろいろある。飛ばしても、見ても美しい鳩がいいですね」
あじモン「見ていると、鳩はみんな血統がはっきりしているんですどそこもポイントですか?」
山﨑「うちで飼っているのは昭和2年頃の通信で使うための“軍用鳩”の子孫。松島から飛ばした成績のいい鳩がいて、兄弟で飛んだから“松風・島風”の名前が付いたんだって。それの子孫だから、文化財みたいな鳩だね」
小学生の頃から、新聞配達のアルバイトで餌代を稼ぎながら鳩を飼っていた山﨑さん。当時、クラスの半分は鳩を飼っていたほど、人気だったのだとか。それから60年以上、飼育を続ける山﨑さんにとって、鳩とはどんな存在なのでしょうか?
山﨑「鳩は私の人生です。鳩を始めたらいろんな知り合いができていったわけ。いろんな人と巡り合って、振り返れば全部鳩でつながっています。鳩そのものが人生です」

あじモン「番組でお手紙を届けてくれる伝書鳩を探しているのですが……鳩、いますか?」
折原「……いないです!」
あじモン「えっ、いないんですか!?」
なんと今は、手紙を運んでくれる伝書鳩はいないのだそうです! それでも、巣に戻るまでのスピードを競う「鳩レース」を楽しむ人は多いのだとか。
あじモン「東京ピジョン・フェスティバルの品評会には、どのくらいの方が参加されていますか?」
折原「全国から50人くらいですかね。鳩は今回出たのが、76羽。競技に使う鳥だと、安いのは1万円から、30万円くらいまでかな」
帰巣本能があり、1分間で1200メートルほど飛ぶ鳩は、東京~松島(宮城)の300キロほどの距離を3時間30分で帰って来られるとか。すごいスピードです。
あじモン「折原さんにとって、鳩とはなんでしょう?」
折原「ロマン。自分が一生懸命育てて、管理してきた鳩が飛んでくる羽根のかたちがいつもドキドキするね。初恋と同じ」

取材レポートを聞いた2人は……。
小山「結局、空振りだったってことですか?」
宇賀「あと、鳩の声も聞こえなかったですね。よかった~(笑)」
小山「いい子ばっかりだったんですね」
宇賀「鳩はおなかが空いている時や求愛の時に鳴くんだそうです。ちなみに日本の新聞社も、1960年代半ばまでは、原稿や写真のネガを送るのに伝書鳩を使っていたようです。でも聞きますよね、新聞社の屋上にまだ鳩小屋が残っているとか」
小山「へえ、そうですか。そこに取材に行けばよかったのに(笑)。伝書鳩をTOKYO FMの屋上で飼うとかは、企画として面白そうですよね」

宇賀「私、一つあこがれているのが、東海道を歩いて京都まで行ってみたいです。昔は皆行っていたわけじゃないですか。旅籠とか残っているところに泊まって」
小山「いい企画ですね! 宇賀なつみ東海道五十三次。日本画の人とか募集して絵にしてもらいましょうよ」
宇賀「何日くらいかかるんですかね」
小山「いっぺんに行くと現実的じゃないから、今日はここからここまで、って分けるといいですよ」
宇賀「あー、でもいっぺんに行ってみたいな」
小山「ちょっとGoogle先生に聞いてみましょう!」
検索すると、皇居から京都御所までは、歩くと“4日と3時間”と出てきました。伝書鳩から生まれた(?)企画、宇賀なつみ東海道五十三次、実現するのでしょうか? 乞うご期待を!
手紙文化を盛り上げよう! ポスト会議#32
時には全国の郵便局と連携しながら、手紙や音にまつわる企画を考えたり、ゲストを呼んだりする「ポスト会議」。宇賀「今回は、本日またしても! ポスト・ブラザーズの長女、あじモンから、番組に新しい風を吹き込むための持ち込み企画があるそうです」

〈ラブレター企画をやりたいです。手紙で愛は伝わるか? 壮大な社会実験企画です。
企画? ものへのラブレター……薫堂さんならちくわ。宇賀さんならお酒のように、日常的に愛しているものへの愛を手紙にして投稿いただく。番組が配達人として、手紙を対象に届けちゃうかも?〉
小山「たとえば宇賀さんが〈十四代大好き!〉と書いた手紙を、山形の高木酒造さんまで届ける、という企画ですよね」
宇賀「ちくわはどこがいいんですか?」
小山「豊橋のヤマサちくわというところがありまして、そこが好きなんですよ」
宇賀「でも結局、作っている方に届く感じじゃないですか。もっとものに対する愛を書いてもいいんですかね」

〈企画? ラブレター渡し隊……ラブレターを書いたはいいけれど、渡す勇気がない。そんな人を応援する企画。天使になるのが夢、という小山薫堂が、一緒にあの人にラブレターを渡しに行きます〉
小山「つまり、僕が配達員になるということですね。これはやってみたい! でも(バレンタインデーに)間に合いますかね」
宇賀「今日から1週間以内に出していただければ間に合うんじゃないですか?」
小山「じゃあとりあえず、募集してみましょうか。我々に、ラブレターの概要書のようなものをまずは送ってください。審査させていただいた上で、直接ご連絡しますので。そうしたらラブレターを書いていただいて、責任を持って届けに行き、それがそのまま番組企画になる」
宇賀「素敵ですね~」
小山「でもそんな人いますかね?(笑)」

小山「番組のスタッフと文通したい人を募集するのは? 何人かいるスタッフの誰かが(返事を)書く。どうですか?」
宇賀「いいですね!」
小山「手紙を送っていただければ、スタッフが手分けをして返事を書きますよ」
宇賀「私たちも書くかもしれないですしね」
新企画に参加したい方は、それぞれ〈ラブレター渡し隊〉〈文通企画〉などわかるように書いていただき、お手紙か番組サイトのメッセージでご応募ください。
お手紙の宛先はお手紙は【郵便番号102-8080 TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」】です。
住所・氏名・電話番号を忘れずに明記ください。

宇賀「録ったものを曲に使っているっておっしゃっていましたね」
小山「我々は出張に行ったり、旅によく出るじゃないですか。あるいは日常の中でもいいんですけど、『うわ、皆に聞かせたいな!』と思った音を随時録ってくるというのはいかがですか?」
宇賀「いいですね、角舘スタイル!」

そして、番組Podcast「薫堂・なつみの心のままに」は<コチラ>。
今週の後クレ

「少しでもお客様の身近な存在になれるよう心掛けております。その一つとして、地域貢献として地元・松山で行われる<松山まつり>の野球拳おどりに、郵便局のチームとして参加させて頂いております。踊っている最中窓口によくいらっしゃるお客様に”野村さーん!”とお声を頂いたり、また後日働いている時に”踊ってるの見たよ~”とお声を沢山頂いて、私自身かなり嬉しく思いましたし、そういった形でお客様の身近になれればと思って頑張っているところであります。」
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