Yogee New Waves 角舘健悟さんをお迎えして
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- 2020/01/12
Yogee New Waves 角舘健悟さん
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宇賀「なんでしょう、クラスの好きな男の子をお父さんに紹介するみたいな、そわそわした気持ちです(笑)」
今回は、4人組バンドYogee New Wavesからヴォーカル・ギターの角舘(かくだて)健悟(けんご)さんをお迎えしました。
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宇賀「2年前に、Love JamというORIGINAL LOVEの田島貴男さんがやっていらっしゃるライブイベントにYogeeが出ていらして。そこで初めて生で聴いて『この声好き』って思ったんです」
角舘「嬉しいですね。目の前で言っていただけると恥ずかしいというか……」
宇賀「歌声もそうですけど、話しているときの声も好きで。去年まであるテレビ番組でナレーションもされていて、それもすごく好きだったんですよ」
小山「曲づくりはどんな風にされているんですか? パッと降りて来る感じですか?」
角舘「降りて来るのをずっと待っていて。結構書き溜めたりもするんですけどそれは全部ムダになるというか、ムダじゃないんでしょうけど……凝縮されたものを一滴一滴、曲にする感じですね」
小山「さっき宇賀さん、作詞が独特の世界って言っていたじゃないですか」
宇賀「すごくロマンチストだなと思うんですよ。どうやってこの言葉が出て来るんだろう? って。何度聴いても、あまり意味がわからないものもあるし。どういうシチュエーションなんだろう、って」
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角舘「今日、すっごいやりづらいです(笑)」
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角舘「好きな人は……おじいちゃんが好きでした。いろいろなことを教えてくださったので。昔は、松田聖子さんが大好きで。ユーミンさんとか……父親はどちらかというとファンキーなものが好きで、RIP SLYMEとか」
宇賀「聴いていると、どういう順番で曲とか作っていらっしゃるのかなって」
角舘「実体験を元にしようとは思っていて。最初の、土を種に植える瞬間がいかに状態が良いのかが鍵な気がしていて。それを、夜道を歩いたりとかして、ずっと待つ。車を運転したりとかして。一人の時に大体(曲は)できますね」
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M1.「HOW DO YOU FEEL?」
M2.「to the moon」
情緒的なスタジオライブに、宇賀さんも薫堂さんもうっとりでした。
宇賀「どうですか、薫堂さん!?」
小山「まずね、声が本当にクラクラっと来ますね」
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小山「トロッとしているというか、お酒でたとえるとちょっと熟成した日本酒で。みりんくらい熟成して、照りがある感じ」
角舘「今日はちょっといつもと(スタジオの)雰囲気が違くて……より“みりん的”というか」
宇賀「最初のアルバムと比べると、声は変わりましたよね?」
角舘「最初のアルバムはそれこそ22歳とかで録ったので、声がもっとシャープというか若くて。今はちょっとマッスルが増えて強くなりましたね」
宇賀「そもそも音楽を始めたきっかけは何だったんですか?」
角舘「3歳の頃、たくさん習い事をさせられていて。全部サボって辞めたんですけど、1個だけ残ったのがパーカッションで」
宇賀「ドラムをやられていたんですよね。ギターを始めたのは遅いんですか?」
角舘「ギターは中学2年生で。歌はそれこそYogeeが初めてなんですよ」
小山「最初に曲をつくったのは?」
角舘「高校2年生の時で、その時はギターで作ったんですけど、曲になりませんでしたね」
小山「タイトルは覚えていますか?」
角舘「覚えていないんですけど、本当に高校生みたいな歌詞でしたね。〈有刺鉄線を越える…〉みたいな(笑)」
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角舘「フィードバックはありましたね。最近やっと言葉にできるようになったんですけど、街がゴミゴミしているので、他のところに行きたくなるんですよね、できるだけ。それこそ去年、メキシコに行ったように。社会的じゃないところに身を投じたくなるというかそういう習性がありますね」
宇賀「だから夜の街を歩いたり、海を見に行ったりするんですか?」
角舘「そうですね、徘徊しているんでしょうね」
宇賀「Yogeeの曲ってすごく東京感があるんですよ。いわゆるゴミゴミしている都心の東京じゃなくって、夜中とか海とか早朝とか、人がいない東京みたいなイメージなんですよね。……どうですか?」
角舘「……そうだと思います!」
小山「いまの言わせてるでしょ(笑)。でも、歌声とかメロディーラインとか、どこかに連れて行ってもらえそうな不思議な感じがありますよ。催眠術にかかったような気分になっていました、さっきも」
角舘「エスケーピズムですね、俺の徘徊はすべて。嫌なことからの逃避」
宇賀「だからなんですかね、連れ出してもらえる感じ」
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角舘「ちょうど、初期メンバーのベースに直紀くんという僕と小1から高3まで一緒のやつがいて。そいつが辞めるってなったんですね。その彼とのことが曲になったんですよ。もうちょっと抽象度を上げると、僕が家で手紙を書いていて、ふと窓を見ると夜なんですよね。雲に月があって、そこへ今はいない彼と飛びたい、太平洋でさえそのイメージの中では飛べる、そういう世界の話というか。でも現実はもっとシビアでリアリティがあって、っていう」
小山「光景がイメージとして頭に浮かんで、それを言葉に変換しようって感じですか?」
角舘「そうですね、そのパターンが結構多くて、多分ですけど。自分でもよくわからないですね、気づいたら出来ている感じ」
宇賀「歌詞を文章にした時に、整合性が取れているかとか、そういうのはあまり気にしていない感じ?」
角舘「気にしていない。気にしたら結構ヤバいですね」
小山「この番組は手紙を書いたりとか、日本のいろんな音を聞きに行ったりする番組なのですが……手紙をテーマに書いてみるとか、日本のどこかの音から膨らませて、曲を作るとかは?」
角舘「すごく素敵だと思います。興味はすごくあって。ボイスメモみたいなのが携帯にあるじゃないですか。あれに海へ行った時は波の音とかを録って、それを作品に使ったりしています。雨の日も気づいたら録るとか。そういうのもやっています。個人的にすごくフェイバリットだった瞬間は、僕のおじいちゃんはインドネシアで亡くなっているんですけど、そのインドネシアの海の音を録ることができて。それをじいちゃんのために書いた曲の冒頭で流すことができて。最高、バッチリ! って」
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番組へのお手紙、お待ちしています
番組の後半では前回に引き続き、2019年に皆さんからいただいて、紹介しきれなかったお手紙をご紹介しました。エマニュエル浜口さんから、九州の即席ラーメンの王道「うまかっちゃん」のプレゼントと手紙をいただいたり……皆さんからのお手紙をたくさん読ませていただきました。
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宛先は【郵便番号102-8080 TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」】までお願いします。
今週の後クレ
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「『また来たいな』と思ってもらえるような接客やおもてなしができるように、自分の中では心がけています。重そうな荷物を持ったお客様がいらっしゃった時、『お荷物お持ちしますよ』と声をかけたところ、すごく喜んでくれて。そこから野菜や手作りのシフォンケーキを作って持ってきてくださったりしました。笑顔でお客様もいてくださると、自分もすごく嬉しいですし、自信にもつながって、また頑張ろうと思うことができました。」
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三味線奏者の浅野祥さんが登場!
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![番組宛に手紙を贈る](img/ttl_letter.png)
この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛