NYの鮨職人 宇井野詩音さん/ポストカー始動!
- 2019/07/28
ゲストはNYの鮨職人・宇井野詩音さん
日本の良さを音と手紙で伝えるSUNDAY’S POST。今回は日本が世界に誇る食文化「お鮨」がテーマです。小山「宇賀さんは海外に出たとき、お鮨は食べる派ですか?」
宇賀「私、食べたことないです。カリフォルニアロールとかああいうのはありますけど」
小山「僕はハワイに行ったときだけ食べます。いいお鮨屋さんがあるときだけ食べるんですけど……でも、今日のゲストの方のところには、まだ行ったことがなくて。いつか行ってみたいんです」
今回はニューヨークで鮨職人として活躍されている、宇井野詩音さんをお迎えしました。
宇賀「宇井野さんと薫堂さんは、お知り合いなんですよね?」
小山「『鮨さいとう』っていうミシュラン三ツ星のお店がありますけど、彼はその二番手だったんです」
宇賀「まだお若いですよね?」
宇井野「いま29歳です」
宇井野さんは18歳から「鮨さいとう」で修業を開始。25歳で二番手になり、現在はニューヨークの鮨店「sushi AMANE」の大将をつとめています。そしてなんと実は、薫堂さんと宇井野さんは親戚同士なのだとか!
小山「僕が初めて彼に会ったのは18歳のときで、『鮨さいとう』の大将の齋藤さんに『うちの新しいのですが、薫堂さんの親戚らしいですよ』って言われたんです。いや、宇井野なんて知らないなあと思って」
宇賀「ええ!(笑)」
小山「『本当に親戚なんですよ』って言われて。すぐに僕は実家に電話をして、うちの親父に確認をして。そうしたら『宇井野って親戚、いるよ』と、言われました(笑)」
2017年の7月にオープンした「sushi AMANE」は、開店からわずか3ヶ月で、ミシュランガイドニューヨーク2018年版1つ星を獲得! 昨年版でも獲得して、2年連続の1つ星に輝いています。
小山「お客さんは現地の人が多いんですか?」
宇井野「9割が現地の、日本人以外の方ですね」
宇賀「そもそもどうして鮨職人になろうと思ったんですか?」
宇井野「僕は熊本県の天草出身なのですが、天草では昔から釣りとか素潜りで魚を獲って、自分でさばいて料理をするのがすごく好きで。それを活かせる仕事がしたくて、鮨職人を目指しました」
小山「どうやってニューヨークに行けたんですか? 決めても、普通はなかなか行けないじゃないですか」
宇井野「『鮨さいとう』を辞めたタイミングで、海外にすごく興味があったんです。いろいろなお客さんにアメリカに研修旅行に行くつもりだと、話をしていたんです。そうしたら、お客さんの1人から『知り合いがニューヨークにお店を開くんだけど、まだ鮨職人が決まっていないから、どう?』というお話をいただいて。それがきっかけです」
小山「ニューヨークが決まってお店を辞めたんじゃなくて、辞めてから決めたんですね。それもすごい。じゃあ、そこでそのお客さんと会わなかったら、どうしていたの?」
宇井野「アメリカに研修旅行へ行ったと思います。いろいろ国のお客さんを見て、アメリカがいちばん魅力的に映ったんですよね」
小山「ニューヨークではどんな鮨の出し方をしているんですか?」
宇井野「日本と同じように、白身から始めて、ちょっと重たいものに行って、酢の物にいって、マグロと穴子で締めるような流れです」
宇賀「3ヶ月でミシュランを獲得されて。すごく順調な感じがしますけど、何がいちばん大変でしたか?」
宇井野「水と空気が違うので、シャリを理想的な具合に炊きあげるのにすごく苦労しました」
小山「水はミネラルウォーターとか?」
宇井野「アメリカは日本と同じ軟水なので、いろいろ試しましたが、水道水が使いやすいですね。ちゃんと浄水器を入れて使っています。お米も、お酢も、塩も日本のものです」
小山「でもやっぱり湿度が違ったり、水が違うと東京とは同じようにならない?」
宇井野「まったく同じ分量でも、炊きあがりが全然違うんですよ」
ニューヨークの鮨事情を。薫堂さんも宇賀さんも興味深く聞いていました。
そして、薫堂さんと同じく、宇井野さんは熊本県天草市の出身。故郷についてもお話をうかがいました。
小山「ニューヨークに行って、自分の故郷である天草はどんなふうに見えますか?」
宇井野「すごくいいところですね。山が豊かで、海も豊かというあの環境はなかなかないと思います」
宇賀「いずれは天草に戻りたいとか、そういう気持ちはあるんですか?」
宇井野「じつは2日前に天草に帰っていたのですが、魚を食べてもすごくおいしかったですし、いずれは、と思ったりもします」
宇賀「このあとも、ニューヨークに戻るんですよね?」
小山「時々、番組に宛ててニューヨークから手紙を書いてもらえませんか? 今日はこういうお客様が来ましたとか、なんでもいいです」
宇井野「いいですよ!」
宇賀「ついに海外からも届くようになったら、いいですね」
小山「それか、『AMANE』に番組のポストカードを置いてもらって、書きたいお客さんに書いて送ってもらうのもいいですね」
宇賀「それもいいですね!」
小山「オリジナルのポストカードができたら送りますね」
宇井野詩音さん、ありがとうございました!
宇賀「宇井野さんと薫堂さんは、お知り合いなんですよね?」
小山「『鮨さいとう』っていうミシュラン三ツ星のお店がありますけど、彼はその二番手だったんです」
宇賀「まだお若いですよね?」
宇井野「いま29歳です」
宇井野さんは18歳から「鮨さいとう」で修業を開始。25歳で二番手になり、現在はニューヨークの鮨店「sushi AMANE」の大将をつとめています。そしてなんと実は、薫堂さんと宇井野さんは親戚同士なのだとか!
小山「僕が初めて彼に会ったのは18歳のときで、『鮨さいとう』の大将の齋藤さんに『うちの新しいのですが、薫堂さんの親戚らしいですよ』って言われたんです。いや、宇井野なんて知らないなあと思って」
宇賀「ええ!(笑)」
小山「『本当に親戚なんですよ』って言われて。すぐに僕は実家に電話をして、うちの親父に確認をして。そうしたら『宇井野って親戚、いるよ』と、言われました(笑)」
2017年の7月にオープンした「sushi AMANE」は、開店からわずか3ヶ月で、ミシュランガイドニューヨーク2018年版1つ星を獲得! 昨年版でも獲得して、2年連続の1つ星に輝いています。
小山「お客さんは現地の人が多いんですか?」
宇井野「9割が現地の、日本人以外の方ですね」
宇賀「そもそもどうして鮨職人になろうと思ったんですか?」
宇井野「僕は熊本県の天草出身なのですが、天草では昔から釣りとか素潜りで魚を獲って、自分でさばいて料理をするのがすごく好きで。それを活かせる仕事がしたくて、鮨職人を目指しました」
小山「どうやってニューヨークに行けたんですか? 決めても、普通はなかなか行けないじゃないですか」
宇井野「『鮨さいとう』を辞めたタイミングで、海外にすごく興味があったんです。いろいろなお客さんにアメリカに研修旅行に行くつもりだと、話をしていたんです。そうしたら、お客さんの1人から『知り合いがニューヨークにお店を開くんだけど、まだ鮨職人が決まっていないから、どう?』というお話をいただいて。それがきっかけです」
小山「ニューヨークが決まってお店を辞めたんじゃなくて、辞めてから決めたんですね。それもすごい。じゃあ、そこでそのお客さんと会わなかったら、どうしていたの?」
宇井野「アメリカに研修旅行へ行ったと思います。いろいろ国のお客さんを見て、アメリカがいちばん魅力的に映ったんですよね」
小山「ニューヨークではどんな鮨の出し方をしているんですか?」
宇井野「日本と同じように、白身から始めて、ちょっと重たいものに行って、酢の物にいって、マグロと穴子で締めるような流れです」
宇賀「3ヶ月でミシュランを獲得されて。すごく順調な感じがしますけど、何がいちばん大変でしたか?」
宇井野「水と空気が違うので、シャリを理想的な具合に炊きあげるのにすごく苦労しました」
小山「水はミネラルウォーターとか?」
宇井野「アメリカは日本と同じ軟水なので、いろいろ試しましたが、水道水が使いやすいですね。ちゃんと浄水器を入れて使っています。お米も、お酢も、塩も日本のものです」
小山「でもやっぱり湿度が違ったり、水が違うと東京とは同じようにならない?」
宇井野「まったく同じ分量でも、炊きあがりが全然違うんですよ」
ニューヨークの鮨事情を。薫堂さんも宇賀さんも興味深く聞いていました。
そして、薫堂さんと同じく、宇井野さんは熊本県天草市の出身。故郷についてもお話をうかがいました。
小山「ニューヨークに行って、自分の故郷である天草はどんなふうに見えますか?」
宇井野「すごくいいところですね。山が豊かで、海も豊かというあの環境はなかなかないと思います」
宇賀「いずれは天草に戻りたいとか、そういう気持ちはあるんですか?」
宇井野「じつは2日前に天草に帰っていたのですが、魚を食べてもすごくおいしかったですし、いずれは、と思ったりもします」
宇賀「このあとも、ニューヨークに戻るんですよね?」
小山「時々、番組に宛ててニューヨークから手紙を書いてもらえませんか? 今日はこういうお客様が来ましたとか、なんでもいいです」
宇井野「いいですよ!」
宇賀「ついに海外からも届くようになったら、いいですね」
小山「それか、『AMANE』に番組のポストカードを置いてもらって、書きたいお客さんに書いて送ってもらうのもいいですね」
宇賀「それもいいですね!」
小山「オリジナルのポストカードができたら送りますね」
宇井野詩音さん、ありがとうございました!
手紙文化を盛り上げよう! ポスト会議#11
全国におよそ2万4千局ある郵便局と連携を取りながら、新しいムーブメントを作りや、商品開発をしていく企画コーナー「ポスト会議」。宇賀「この夏から、手紙にまつわる新しいプロジェクトが始まるんですよね?」
小山「そうなんですよ。題して、『ポストカー』というものをつくりました。移動式郵便局兼、移動式レタールームです。郵便局が屋台になったような……」
移動式郵便局「ポストカー」は、日本の「絵はがき映えする」風景をめぐる移動型郵便局。車内には絵はがきを書くためのツールや文房具が備え付けられていて、3種類の投函口があるポストも。家族や友人などに宛てる「誰かへの手紙」、その日の記念に自分に宛てて出す「自分への手紙」、誰に宛てるでもない想いや、言えない想いを、宛先を書かずに出す「宛先のない手紙」の3種類です。
宇賀「ポストカー、面白いですね!」
小山「何しろ1台しかありませんから、言ってみれば究極の四つ葉のクローバーみたいなものなんですポストカーからラブレターを出したら恋が実ったとか、願書をここから出したら合格できたとか、そういうことも起きるといいですね」
ポストカーは毎月、日本の絵はがき映えするスポットに登場。7月19日に東京中央郵便局からスタートして、8月2日と3日には、新潟県の長岡まつり 大花火大会の会場に姿を見せます。自分が撮影した写真を、その場で絵はがきにできるサービスもあります。運営の担当は長岡郵便局のみなさんです。
小山「長岡の花火大会、一度だけ見たことがあるんですが、すごいですよね」
宇賀「私も去年、はじめて行ったんですけど、感動しました。本当に迫力があって」
小山「その感動を手紙にする。将来の自分にそれを出すとかね」
宇賀「その時の感動って徐々に忘れてしまいますからね。ぜひ、お手紙を書いてみてください。番組に宛ててくださってもうれしいです」
今週の後クレ
今回のメッセージは、<東京中央郵便局>の、矢内陽子さんでした!「東京駅の目の前の郵便局なので、海外や地方からいらっしゃったお客様が多く、特にアジア圏の方が”ご当地フォルムカード”というポストカードに、日本から自分宛てに送られる方がいらっしゃいます。思い出のひとつとして手紙や葉書を使って頂いて本当に嬉しく思っております。」
MORE
MORE
この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛