移住の魅力を発見!
- 2019/06/16
リスナーからの手紙
今回は、山形県の離島・飛島からの大越さんからのお手紙。大越さんは、薫堂さんが教授を務めていた大学の元教え子で、お手紙を送ってくださるのは今回で2通目。手紙は「間もなく迎えるお誕生日、おめでとうございます」という書き出しから始まり、(宇賀さんは6月20日、薫堂さんは6月23日生まれです)そして「飛島は6月からトビウオ漁が始まります。今年もいちばんいい季節になりました」と綴られていました。小山「トビウオ漁って面白そうじゃないですか? 飛んでいるの捕まえるんですかね、泳いでいるのですかね?」
宇賀「どっちだろう……両方じゃないですかね?」
小山「飛んでいるのをバーンって捕まえるイメージ、ありませんか?」
宇賀「番組で取材に行くと面白いですよね」
小山「いいですね、船酔いに強いディレクターがいますからね、行ってもらいましょう」
編集者 アサイアサミさんと移住の魅力を発見
移住がテーマの雑誌『TURNS』を知っていますか? 今回は『TURNS』で副編集長をされていた、編集者のアサイアサミさんをお迎えしました。かつては宝島社をはじめ、東京で編集者としてご活躍されていましたが、いまは岡山県に移住して編集のお仕事を。そして夫の浅井克俊さんと、地域の特産品のプロデュースやマネジメントをする会社「ココホレジャパン」を経営されています。アサイ「『TURNS』は、以前は田舎での生き方を特集する『自休自足』というライフスタイル誌でした。2011年の東日本大震災がきっかけで、みなさんの暮らし方の価値観が変わって、都心部以外でも暮らせるんじゃないか? と、思う方が増えていることを受けて、2012年に移住に特化した雑誌に生まれ変わりました」
宇賀「すごくおしゃれですよね。写真もたくさん使われていて」
小山「特集のタイトルもいいですよね。〈そうだ、農家になろう〉とか〈Snow Peak 野良仕事の服〉とか」
宇賀「いいですね〜。〈地域を知れば、酒がうまい 酒特集〉とかも」
小山「移住に特化した雑誌ができるほど、いま移住に興味がある人が多いんですか?」
アサイ「年々増えているなっていう実感がありますね」
宇賀「どのくらいの年代の方が多いんですか?」
アサイ「やっぱり子育て世代。子どもができるとライフスタイルも変わるじゃないですか。そのときに『このまま子どもの顔を見ずに週末まで過ごしていいのかな?』とか、お母さんも『子育てって本当は2人でするものじゃないの?』とかいろいろなことを考えるんですね」
アサイさんご自身も、お子さん進学をきっかけに、7年前に東京から岡山県瀬戸内市へ移住しました。
小山「瀬戸内市を選んだ理由はなんだったんですか?」
アサイ「晴れが多い! お日様ピカピカのところで子どもを育てたらなんか楽しいし、子どももいい感じに育ちそうって思って」
移住当初は、岡山で、東京と同じような出版の仕事はできない、と考えていたアサイさんですが……。
アサイ「東京でライターをやっていた人がきたらしい、と広まって。じゃあ広報誌で文章を書いてもらえないか、チラシをつくってくれないか、と仕事を頼まれていくようになったんです。それをどんどんやっていくうちに、BRUTUSとかリンネルとか、全国規模にまで広がって……。そういうふうにしているうちに、『TURNS』の編集長から、『リアルに田舎に移住している人の記事がほしい』と誘われたんです」
小山「じゃあ、仕事が減るどころか増えたっていうことですね」
アサイ「そうですね、それから岡山でラジオのディレクターもやるようになって」
小山「じゃあ、SUNDAY’S POSTの岡山特派員として、いろんな仕事を発注していいんですね」
アサイ「ぜひぜひ! 編集もできるので!」
日本各地を訪れているアサイさん。いま、注目している日本の土地をきいてみました。
アサイ「岐阜県郡上市がすごく面白いです。山奥で、名古屋からだいたい車で1時間くらいのところにある、美しい山合いと川の町です。そこで夏のあいだ、5日間くらい一晩中踊る『郡上おどり』というハードコアなお祭りがあって。令和に元号が変わる時も、『令和おどり』っていう、移る瞬間、踊り続ける……」
小山「何かあると踊るんですね」
アサイ「そこで私も踊ってきました。おじいちゃんもおばあちゃんも、一心不乱に踊っていて。最高だな〜と思いました。私は文化とか、そこにしかないものに惹かれるんですね。郡上には、その『ここにしかないもの』がたくさんあるんです。たとえば伝統的な下駄を、若い人向けには鼻緒の柄を可愛くしたり……古き良き伝統と、新しいものをミックスさせているところが面白いですね」
小山「移住者をはじめ、みなさんの見つける目線が、そのままコアな観光ガイドに繋がりますね」
アサイ「自論ですけど、地域の本当の姿を見つけるのはよそ者だと思うんです。愛着とか、人との縁は大事なものなんですけど、それが本当の姿を見えなくすると思うんです」
小山「外から見ると、それがすごく魅力っていうことがありますよね」
そんなアサイさん、収録のあとは北海道の美瑛市に移住関連のお仕事のトークショーに行かれるとのこと!
毎日忙しく、日本全国の地域の魅力を見つけて回っています。
小山「これからも、SUNDAY’S POSTの岡山特派員としてよろしくお願いします!」
父の日の手紙
6月16日は父の日。宇賀「『父の日にお父さんはどんなものが欲しいのか?』ある調査アンケートがあるのですが……1位はなんだと思いますか?」
小山「父親の気持ちになって考えると……『連絡がほしい』?」
宇賀「違います。ちなみに、『感謝の言葉がほしい』が2位です」
小山「そうしたら……『手紙がほしい』?」
宇賀「さすが、正解です! 薫堂さんは、父の日に手紙を書いたこと、ありますか?」
小山「ないです」
宇賀「私は小学生くらいのころは書いていたんですけど……」
ということで、2人でそれぞれのお父さんに向けて、手紙を書くことに。
そして、その手紙を朗読しました。
薫堂さんは……「もっと歩きましょう。最近のお父さんは、昔のような好奇心が随分と減っていませんか? ぜひ、好奇心を耕す旅に出かけてください。」という手紙。薫堂さんの好奇心はお父さんから受け継いだもの。もっと旅に出てほしい! と、お父さんに発破をかける内容でした。
宇賀さんは……「今年ははじめて2人で旅行ができて楽しかったよ。今まで聞いたことがない話がたくさん聞けて、とてもいい時間でした。また一緒にスナックに行こう。それまでに歌の練習をしておいてください」という手紙。今年、宇賀さんはお父さんと2人で、上海に旅行に行ったのだとか。
小山「そこでスナックに行ったんですか?」
宇賀「向こうは駐在の方が多いので、日本風のスナックが多いんです。うちのお父さんは歌が好きなんですけど、ただ下手なんですよ(笑)。一音もあっていないんだけど、でも、歌うことをあきらめない! ポジティブな、明るい父です」
みなさんも、お父さんへのお手紙、書いてみてはいかがでしょうか?
〈今週のプレゼント〉
そして今週は、嵐ファンの聖地!?愛媛県宇和島市「嵐郵便局」にちなんだプレゼントがあります。〈嵐郵便局・局名入りのポスト型絵はがき〉を、5名の方に。ちなみに、嵐郵便局のカラフルなスタンプ入りです)
もちろん、嵐郵便局まで足を運ばないと手に入りません。そして、同じく「嵐郵便局」の名前入りのカード型カレンダーもあわせてプレゼント。
ご希望の方は、【郵便番号102-8080 東京FM 「SUNDAY’S POST」】までお手紙を。または、「SUNDAY’S POST」の番組WEBサイトからメッセージをお願いします。
今週の後クレ
今回のメッセージは、熊本県天草市にある<城河原郵便局>の岡田拓也さん、濱本しずかさんでした!岡田さん「お客様から感謝されるときですね。例えば、仕事以外の事なんですが、二日前に泥を運んでくれって言われて。20キロあるものを十何回運んだっていうのがあります。」
濱本さん「お客様ひとりひとりの”ありがとう”という言葉を大切にして仕事をしています。保険など形として目に見えない商品をご提案するんですけど、その時にお客様が役に立ったと、ありがとうとお言葉を頂いた時やりがいを感じます。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛