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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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宇賀なつみ 宇賀郵便局1日局長

  • ON AIR
  • 2019/06/09

リスナーからの手紙

今回は、鎌倉市のヨウコさんからのお手紙。以前、番組でプレゼントした写真集『天皇皇后両陛下と軽井沢:土屋写真店の記録』が当選したことへのお礼でした。「令和の年に最高の思い出になりました。周りの方を心から楽しませてくださる薫堂さん。お酒愛をキラキラ語る宇賀さん。全国各地の音の旅を手作りしてくださるスタッフの皆様。大好きです 敬具」。
写真 写真 宇賀「うれしいですね」

小山「さらに我々、プレゼントもいただいてしまいました」

なんと、宇賀さん、薫堂さん、そしてスタッフにまでお礼の品をいただいてしまいました。

小山「手ぬぐいですね」

宇賀「大切に使わせていただきます」

宇賀郵便局へ行く前に……宇賀なつみの下関観光!

5月30日、1日郵便局長を務めるため、山口県下関市の「宇賀郵便局」へ出かけた宇賀さん。

宇賀「仕事で山口県に来たことはあるのですが、下関ははじめてだったので、まずは観光をして来ました」
写真 写真 まず、訪れたのは「下関南部町郵便局」。1900年に完成した建物で、なんと現役では日本最古の郵便局舎です。さらに、丸型のポストを考案した発明家・俵屋高七さんの出身地でもあります。
歴史があるだけではなく、郵便局にはカフェや結婚式ができるギャラリーも併設されていて、舶来物のかわいらしいピアノもありました(宇賀さんは「ねこふんじゃった」を披露していました)。

宇賀「下関南部町郵便局の次は、フグのセリをしている唐戸市場に行ったのですが……ちょっと残念なことがありました」

なんと、取材に訪れた日が、月に2度しかない唐戸市場のお休みの日! 無念……。
しかし、ご夫婦で4、50年近く、唐戸市場で働いてきたと言う「ふく問屋 海」の方にお話を聞けました。
写真 長く連れ添ってきたご主人は5年前に他界。でも、「お客様に会うととても元気がもらえる」と笑顔で語ってくださいました。宇賀さんの「下関のどこがいちばん好きですか?」という問いに「この唐戸市場がいちばん好き」と答えていました。

小山「普段はすごく盛り上がっているんですよね?」

宇賀「はい、最近は海外からのお客さんも増えているようで。市場はお休みだったんですけど、中にある回転寿司屋は空いていたので、食べてきました」

小山「一緒に行ったスタッフによると、そこでビールを2本飲んだとか」

宇賀「違いますよ、2杯です! どうして増やすんですか!(笑)」
写真 市場をあとにして向かったのは……山口県北西の端にある「角島」。
写真 写真 本土と角島を結ぶ全長1,780メートルの角島大橋は、その絶景から写真映えするスポットとしてもいま人気に。

宇賀「橋を挟んだところに海水浴場があるのですが、まだ誰もいなくて、とってもいい場所でした」
写真 あまりのきれいさに、思わず海に入る宇賀さん。

小山「(写真を見て)水がきれいですね」

宇賀「緑色に透き通っているんですよ。面白いのが、ちょうど外の海と内の海の海流がぶつかり合って、海の中なのに波が立っている場所があったんです。はじめて見ました」

そしていよいよ、今回の旅の目的、宇賀郵便局へ!

宇賀郵便局1日郵便局長・宇賀なつみ

写真 山口県下関市豊浦町にある宇賀郵便局。「うが」ではなく「うか」郵便局と、読み方は違うものの、同じ「宇賀」同士の縁ということで、宇賀さんは1日郵便局長を務めることになったのです。

まずは、1日郵便局長の委嘱状を受け取りました。
写真 写真 この日、5月30日は「かもめ〜る」の発売日。宇賀さんは実際に窓口に立って、かもめ〜る販売のお手伝いをしました。
写真 写真 写真 写真 写真 宇賀さんの顔を見るために来てくれた90過ぎのおばあさん。
昔、宇賀郵便局に勤めていた人。
同じ名前だから、宇賀さんが町に来てくれるといいなと思っていた人。
宇賀郵便局長の奥様。
毎朝、テレビで宇賀さんを見ていたお子さん連れの人など……たくさんの人が、郵便局を訪れてくれました。
写真 宇賀「いま、改めて当日の様子を聞いて……涙が出そうです」

小山「町の人がすごく喜んでいますね」
写真 宇賀「宇賀って珍しい名字じゃないですか。だからすごく親近感を感じてくださっていたようで。本当に嬉しかったですね」

そして……宇賀郵便局を訪れてくれた方のひとりに、薫堂さんと会ったことがある、という人が!
写真 木工挽物職人の辻翔平さん
きっかけは、地域の特色や技術を活かした物作りに挑む人が、世界へ羽ばたくためのサポートをする「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」。薫堂さんがスーパーバイザーを務めるこのプロジェクトに、昨年、辻さんは参加していたというのです。
写真 これは運命! ということで、辻さんの工房「ムクロジ木器」までお邪魔しました。
写真 もともとは福岡県にある商社で働いていた辻さん。脱サラをして、木工挽物職人の道へ。娘さんが生まれてから「ふるさとをつくってあげたい」という気持ちが芽生え、奥様の地元である下関市に引っ越してきました。

辻「僕自身の地元でもあるように思えてきました」

ご自身は幼いころ、お父さんの仕事の都合で、各地を転々としながら過ごしていたといいます。

辻「下関市は本当に人がよくて、食べ物がよくて、自然も豊かな場所。いい環境ですね。移住してくる人も多くて、宇賀がものづくりの街になったら面白いなと思います」
写真 小山「辻さん、覚えていますよ! 木の器がすごくおしゃれで。茶筒みたいな木の塊の中を、ろくろで削ってつくっているんですね」
写真 宇賀「ろくろも作業場も、それから工房にあるハンモックも、全部海を向いていて。夕日がきれいに見えるところで仕事をされているんですって」

小山「宇賀さんは、宇賀の町のどこにいちばん魅力を感じましたか?」

宇賀「やっぱり、風。海がきれいでうしろが山なので、気持ちのいい風がさーっと抜けて行くんです。やさしいんですよね。もう一度、必ず行きたいなと思いました」
写真 そして今回、宇賀さんからは旅のおみやげが!
宇賀郵便局の局名入りの「ポスト型はがき」を5名様にプレゼントします。
ご希望の方は、【郵便番号102-8080 東京FM 「SUNDAY’S POST」】までお手紙を。
または、「SUNDAY’S POST」の番組WEBサイトからメッセージをお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、山口県下関市にある<下関郵便局>の西村太一さんでした!
「お客様の笑顔を見たくて配達させて頂いています。
先日、母の日に女性の方に花を届けたんですけど、“あー息子からじゃぁ。もういいのにー。”て照れながらでも笑って嬉しそうな顔をしてたんで、その時にこの仕事してて良かったなあと感じました。それ以外にも、お子さんが頼んだものを待ってて、もう見えるんですよね、行きよる時に。玄関先で“来た来た!お父さん来たよー!”って聞いた時にはこっちが笑顔になってしまう事もあったんで、すごい良かったなと思いましたね」
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