2018/11/25
早いもので、11月ももう間もなく終わりますね。
「今年も残すところ1ヶ月あまり。月日の早さを感じるのに、世代の違いもあるのでしょうか。私は一年が3ヶ月くらいに感じてしまいます(笑)。一年、あっという間なのに自分は何ができたのだろうと思って、私も自己嫌悪です」という江原さん。
今日は「自己嫌悪」をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇One Of These Nights / イーグルス
◇ルリカケスのうた / 江原啓之



「私は、ついつい嘘をついてしまいます。子どもの頃からそうで、最初は小さな嘘からでした。例えば、友人に飲みに誘われ、面倒だと仕事だと嘘ついたり、予定があると言ったり。でも、徐々に大きな嘘をつくようになりました。私は先日、約2年勤めた会社を退社しました。本当は激務に耐えられなかったのが理由ですが、円満退社にしたいが故、母の介護があると嘘をつき、会社の上司、同僚にも心配をかけ、また、その嘘が母にバレてはまずいので、母にもまた嘘をつき…と言った形で嘘をつき続けています。また、彼にも嘘をついたりします。言ったことで、相手だったり、誰かを傷つける嘘をついたことはありませんが、嘘だとバレたらやっぱり、嘘をつかれた相手は傷つくと思うと罪悪感でいっぱいになります…。どうしたら、嘘をつかずに素直な心で生きていけますでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたは嘘を分析できていませんね。このメールの中にある嘘もそれぞれ種類が結構違う。“友人に飲みに誘われ、面倒だと仕事だ”とつく嘘。これは、みんなしていること。嘘も方便。その定義は何かというと“相手を傷つけない為”かどうか。“円満退社にしたいが故”というのは、相手の為のようでいて、それは違う。その分、母を病気にしてしまったりしている。これは“身の保身”。これは相手を思っての“大我”ではなく“自分自身の為”。本当は激務に耐えられなかった。それならば、少なくとも、自分自身の健康上の理由にすれば良かったのではないか。もしくは正直に“バーンアウトです”などと言った方がまだ良かった。嘘は、相手を傷つけない為にあるもの。だから、このメールの中の“誰かを傷つける嘘をついたことはありません”というのは嘘。傷つけている。お母さんを傷つけているし、会社の方々も傷つけている。なぜなら心配をしてくれているから。使い分けとしては、正直に言った方が良いことは、大きな節目の時。“仕事を辞める”などといった時には、あまり嘘をつかない方がいい。ご飯に誘われたり、飲みに誘われたりすることは、次がまたあること。次のないことというのは、嘘をつかない方がいい。そこがポイントだと思います」


「私は、いつからか何も頑張らなくなってしまいました。小学生の頃は勉強も好きで、自分の好きな自分でした。しかし、中3の頃からずっと1番だった勉強も、13番までになり、第一志望の高校は落ち、滑り止めの私立に行きました。そこでもあっという間に3年間ビリでした。そして私立大学生になった私は、留年が決まってしまいました。明らかに自分の勉強不足でしかないし、自分が悪いだけなのです。“やらなきゃやらなきゃ”と、思うばかりで、実際は散らかったホコリまみれの部屋でごろごろしているだけ。親にも申し訳ないしかない。どうしてこうなってしまったのでしょう。どうしたら普通に普通のことをやれる私になるのでしょう。もう自分が怖いです」というメールをいただきました。

江原さん
「わかるな。若いのだからいい!今のうちにつまずきなさい!それまでの自分というのは、他者からの評価を自分としていたのでしょうね。何番だったとか、優秀であるかよりも、自分がしたいことを見つけること。“何をしたら楽しいのか”ということ。まだまだ焦らない。自分のやりたいことを一生懸命に考えてみて。とにかくまずは、学校を卒業しちゃうこと。学校を卒業して、それでやりたい方へ、どんどん羽ばたいていってくださいね。これから大人になったらもっと楽しい!ごろごろしているのはもったいない。ごろごろしている時間があったならば、バイトでも何でも色々して、社会勉強をすると良いですよ。楽しんでね。人生の景色を見てください」


「私は、大学で救急救命士を目指す勉強をしています。昨年大学に入学したのですが、人間関係・自分の性格・将来に悩んでいます。入学してから、同じコースの全員からいじられキャラとして扱われ、それが、苦痛で仕方がありません。自分が“やめて”と言えればいいのですが、何故か笑ってしまうのです。それが原因である事はわかっていますが、心を保つ為か、笑うことをやめられません。言いたいことがあっても、上手く文章にできなかったり、声が出なくなってしまって…そんな自分自身が嫌いです。もう少し頑張れば何か変わるかもしれないと頑張ってきたつもりですが、最近では我慢の限界に達しているように感じ、そんな人間関係全て切りたいと思うようになりました。入学した当初は、救急救命士になって、消防で働きたいと思っていたのに…。今では、自分は向いていない気がして、将来が不安です。母親に相談すると“違う道に行ってもいいんじゃないか”と言ってくれますが、今が人生の正念場。逃げたらいけないのではと、ためらう自分がいます。自分の限界がわかりません。そんなことは、社会に出たら当たり前という話も聞きます。でも、そんな世界で生きていくのが辛いです。私は自分自身に甘いのでしょうか。社会不適合者なのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「まず、いじられキャラで、それで笑ってしまうというのは分かるけれど、本当に嫌になるのは大事。すると“嫌だ”と言える。そのことと、メールの後半の意味はちょっと違うのではないかな。“自分の表現ができなかったり”というところで、すごく無責任な言い方かもしれないし、大学生だからなかなか時間もとれないかもしれないけれど、お休みの時に、旅行や一人旅をしてみたらいかがでしょうか。そうすると随分と意識も変わると思う。お母さんも心配して言ってくれていると思うけれど、まず、目指してきたことに向かって、やってみるというのも、道ではないだろうか。学校を卒業して、それから考えたって遅くない。また、就職を一度してみて、そこで考えたって遅くない。私はあなたのことを思うと、ここですべてから逃げたら、今度、そのことをずっと自己嫌悪に陥って生きていってしまうのではないかという気がするのです。とりあえず、やれるところまでやってみて。さっきのメールの方もそうだけれど、今の若い人は、なぜこんなに生き急ぐのだろうかと思う。社会が“急げ!急げ!”と言うのかな。人生、健康でさえあれば、まだまだ先、生きていける。大事なのは目先のことではなく、人生の景色をどれだけ見られるかということ。人生を楽しんで!と思います。どうせ、右を見ても左を見ても、暗いことはいっぱいある。あなたは社会不適合者ではない。こんなちゃんとした文章を書けるのだから!私はあなたを応援しています!人生の景色を楽しんでくださいね」


●11月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
11月生まれのみなさんは、祈りを実現する人。
世界の平安を祈ってください。

※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●12月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
12月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「本当の謙虚は、自己嫌悪を成長に変えます」
「自己嫌悪は、傲慢だからかもしれません」

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2018/11/18
日常生活でふと疑問に思ったり“これってスピリチュアル?”と感じることはありませんか?
今日は『軽いスピリチュアルな疑問』のメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇I Say a Little Prayer / アレサ・フランクリン
◇想い出という名の妖精 / 江原啓之



「an・an『開運行動学』(マガジンハウス)読ませていただきました。その中の『護符』についてです。私は堂々と家全体の五ヶ所に貼りたいのですが、理解していない家族は、他人に見られたり、見映えが嫌だと言い、なかなか貼れません。例えば護符を壁に貼り付け、その上から時計や写真やポスターや額縁で、護符を見えないようにしても良いでしょうか。家族が普段生活していない2階に貼っても良いのでしょうか。又、床に近い方、天井に近い方、どちらに貼るべきでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「普通は天井です。また、通常は1階より2階。もちろんその上にポスターを貼っても構わない。あとは自分の部屋だけでもいい。想念ですからね。“これで家全体が”と想えばいい。さらに地球全体を想って貼るというのはいかがでしょうか」


「以前、職場に手相が見られる女性がいました。長く半同棲だった彼とケンカ別れのような状態で、どちらもハッキリ別れるとは言わないまま、会わずにちょうど3、4日経っていたと思います。そんな時、手相を見られる彼女が“彼との間には、障害線が見える”“でも、新しい出会いあるよ。もう出会っている”と言われ、まったく受け入れられずにいました。“これが障害線だよ”と教えてくれた線を、消しゴムで消したい気分だった私は“消えろ、消えろ”と、一生懸命反対側の手で撫でていたというか、今思えば擦っていたのだと思います。数日後、水ぶくれができ、昔からかさぶたなど、気になるとめくってしまう私は、水ぶくれを潰してしまい、更に気になり、皮もめくってしまい、さらにいじいじ、いじってしまい、とんでもないことになってしいました。きれいに治った頃、障害線は消えていましたが、もちろん障害線だけでなく、その部分の前からの縦線も消えました。本当にこれからの人生が手相に現れるなら、あの時の行動は、起こるべきことを起こさせず、手相が変わったことによって、別の人生を今、生きているのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「私は手相の専門家ではありませんから、手相の先生に聞いてください(笑)。その友達ですが“新しい出会いがある”というけれど、新しい出会いが大事で、今の彼はもういいという考え方なのだろうか。こういうのは、手相の問題ではなく人間性が出る。女の人は怖いですね。けれど、手相をこするというのは、彼に気持ちがあることの表れなのでしょうね。あなたが可愛いなと思いました。自分の気持ちに正直に生きてくださいね」


「私はいわゆる晴女です。生まれたのは梅雨真っただ中の土砂降りの日。しかし母が産気づきタクシーに乗るころに突然カラッと晴れ、猛暑になったそうです。その後も学校の行事ごとや、何か大切な日はほとんどすべて晴れ。数年前に旅行で離島に行った際には台風が接近。しかし私が島に滞在している最中は台風が停滞し、私が帰路につく頃に再び動き出しました。そして帰りに私が乗った船の折り返し便は、高波のため運休に…ギリギリでした。先日も海外旅行に行ってきたのですが、街を移動すると私が去るのを待っていたかのように、滞在していたところに次々と雨が降りだしたりしました。そんな感じなので、今まで旅行先で傘を使った記憶がほとんどありません。自分が天気に恵まれるのはとても嬉しいし、ありがたいことだと思うのですが、その一方で“私と入れ違いで出かけた人、気の毒だなぁ…”などとも考えてしまったりします。どこかで“晴女は狐、雨女は龍神様がついている”などと聞いたことがありますが、スピリチュアル的にはどうなのでしょうか?また、それらのバランスをとることは可能なのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「確かに晴女は狐霊系、雨が降ってその後晴れると龍神系などという。そういう影響もあると思うけれど、だから何かという程度の話。私もわりと龍神系といわれ、雨が降って晴れる。けれどまず“戒め”に使うべき。“晴女”というのは、何も考えないということともいえる。“自分はもっと深く考えるようになろう”というメッセージでもある。“龍神系”というのは、それだけ気持ちの上がり下がりが激しかったりもする。“だから、なるべく平穏にしよう”という戒めでもある。けれど“晴女”ということが、あなたはちょっと自慢気。雨・水は要らないのだろうか。ここにあるのは、自分の“この世の都合”。今は、動いたり、旅行したりする時代ですが、農耕民族で、毎日畑で…といったならば、雨も大事、お天気も大事となる。だからどちらも大事なのです」


「結婚5年目、子供はおらず、夫婦とても仲良く過ごさせていただいています。彼のことはすごく尊敬もしています。仕事もできるし、人望も厚く、本当に強くて優しい人なのです。が、夫は雨男なのです。2人の共通の趣味がゴルフなのですが、必ず雨が降ります。それならば、私が雨女ではないのか?と思いますが、今まで私はどこに行っても雨が降らず、むしろ私が行くと雨が止むくらいでした。だから、出かけるときに、雨の心配などしたことがなかったのに、最近では、出かける日はどうせ雨だな、と思ってしまいます。雨女や雨男って本当にあるのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「雨女や雨男はある。あなたは晴女。けれど夫と一緒に行くと雨になる。ということは“夫の庇護でいつも生きている”というメッセージ。自分と一緒だと晴れるのだというならば、自分の影響も大きい。けれど、それくらいご主人に愛をいただいているのだから“雨男なんです”という卑下した言い方はお辞めくださいね」


「一人暮らしの自宅で“祀るモノ”についてお伺いしたいです。これまで、毎月一日に神社へお参りに行っているのですが、自宅で毎日手を合わせて“敬う”ということをしたいと考えています。しかし、何を置いて拝めば良いのか分からず、困っております。実家は仏教で、諸事情により本家ではありませんが、先祖代々の位牌があり、正月には氏神様に挨拶に行って、お札も祀っております。一人暮らしの場合は、先祖代々の位牌・神社のお札など、どちらかにした方が良いのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「物は関係ありません。スピリチュアルですから。目に見えないものなのです。だから対象物がなくても、常に自分自身の中に、お札やお宮、位牌などがあると思って祈れば良いのです」


「一緒に暮らしていたお婆ちゃんが亡くなりました。悲しく、傍にいない寂しさはあります。しかし、感謝でいっぱいです。たましいは永遠なので…。なんというか、まだ傍にいてくれている感じがします“四十九日がくるまで、色々な出来事が起こるから気をつけないと”と、母が言っていました。確かに心当たりがないのに、警察から電話がかかってきたり、庭に知らない人がフラフラとか、今までは確かになかったです。私は“面白いなぁ。何か色々あるのね”と思いつつ、たまたまとも思っています。四十九日までの間に、昔から“気をつけなさい”とか“何か起こるものよ”と言われるのはなぜなのですか?」というメールをいただきました。

江原さん
「これは迷信です。四十九日までの間というのは、喪失感があって現実が見られなくなり、隙が生まれる。すると事故が起きやすい。だから、そういったことに注意しなさいということなのです。また、人がフラフラ入ってくるというのは、現代の場合では、人が亡くなったりすると、遺産などがあると聞きつけて、詐欺師や泥棒が来る。そういうことにも注意してくださいね。四十九日というのは、仏教でいうところの四十九日。神道では五十日祭というものがある。四十九日や五十日というのは、あまり関係はありませんが、ある程度のちょっとの期間、お別れにまわったりするのでするのです」


●江原啓之 今夜の格言
「すべてに意味があります」
「意味に気が付けば、人生が豊かになります」

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2018/11/11
朝晩、肌寒くなってきましたね。
「世の中には、呆れてしまうような出来事や、人物に出会うことってありますよね。ちょっと前にはハロウィンもあり、嘆かわしいこともありました。それだけ鬱憤を晴らしたいという気持ちがあって、不幸なのかもしれませんね。
今日は深い話になりましたが、表面的に見るのと、深く掘り下げ分析するのとでは、まったく違う。違う事実が見えてくるのです。ただの被害者、ただの不幸というのではなく、そこにも意味がある。それを正しく分析できないといけない。『おと語り』で、分析のお手伝いができるのはいいことだと思うのです。お悩みを抱えている方たち、これからも番組にメール送ってくださいね」という江原さん。
今日は『困ったものだ』というメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Breakdown / トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
◇幸せのみつけかた / 江原啓之



「私は4人の子どもの母親です。20歳になる長男がギャンブル好きで困っています。きっかけは、最初にした株か為替かわかりませんが、一千万ぐらい勝ちました。それからは、金額の桁が20歳の子にしては価値観がかわりました。今は、私に250万の借金があり、毎月少しずつでも返してくれています。それでもやめられないようです。小さい時から運だけはあり、色んな意味で驚かされます。20歳ですし、自己責任でお金の管理のことなどは何度も言っていますが、お金には無頓着で、人に貸したり、財布をよくなくしたりします。親は一切、賭け事はしません。今は、大学をやめて就活中で、友達のバイト先をお手伝いに行っています。楽をして大きなお金を稼ごうとしています。親の対応で、何かアドバイスをいただけたら助かります」というメールをいただきました。

江原さん
「困ったものですね。けれど、まず“私に250万円の借金があり”とありますが、貸してはいけない。“自分ですることは、自分でお金を貯めてやりなさい”とする。自己責任を植え付けるには、こういうことをしてしまうからいけない。また重箱の隅を突くようで申し訳ないのですが“小さい時から運だけはあり、色んな意味で驚かされます”という言葉。これは、どこかで溺愛しているのでしょう。親が、こういうところで甘いんです。“小さい時から運だけはあり”と言うならば、放っておけばいいと思ってしまう。また、今は社会的にこういう風潮がある。YouTuberになりたい子たちが多い。それで将来どうなるのか、苦労というものが分かっていない。実際にやってみれば大変なことだと思うと思う。けれど、それで一攫千金を目指している。今、ファッションデザイナーになりたい子は少ないけれど、裏原でTシャツを当てたい子たちはいっぱいいる。耳年増という言葉があるけれど、みんな“大変だ”ということが分かっているんです。だから逃げたい。また、社会がそういったことを煽っているという気がする。便利が当たり前だと煽られて、それが当たり前になり“苦労してはいけない”“楽して稼ぐのがいい”“○○をやって当たりました!”というのをメディアもやり過ぎな気がする。“汗水流して働いて、稼いで、それであとは自己責任でなさったらいかがでしょうか”と、ここはひとつ突き放すのも親の愛だと思います」


「突然ですが、私の悩みを聞いてください。私の父のことなのですが、横浜市内の戸建てに一人暮らししています。その家がボロボロに老朽化していて屋根に穴が空き、キッチンもお風呂も使えない状態です。ゴミも捨てないのでゴミ屋敷になっています。父は、65歳で働いていますが、やり繰りできず、家を維持できていません。母は13年前に他界しています。私は父に“家を売って、コンパクトなマンション等に移り住んだらどう?今、元気に動けるうちに行動した方がいいよ。もし今、亡くなってしまったら、3人兄弟で家の処分でもめるから、そのことも念頭に置いてほしい”と伝えましたが“俺はまだ死なない”と、ちゃんと考えてくれません。それが、父の生き方と思ってそのままにするしかないのか、突然亡くなった時に兄弟で処理するしかないものかと、悩んでいます。どうかお知恵をお貸しください」というメールをいただきました。

江原さん
「難しいですね。けれど自己責任。お父さんが自分の考えでいくしかない。年を取ると、考えというのは固まってしまってなかなか広がらなくなってしまうんです。“老害”という言葉もありますが “若い時は、もう少し違ったのに…”と、色んな人に私も様々なところで感じるんです。これは仕方のないこと。けれど忘れてはならないのは、家の処分でもめるというけれど、そういう兄弟は、新しい家にしてももめますからね。お父さん自身もやりくりできていないけれど、新しい家に云々で…と、無駄にお金をかけないでいきたいと思っているのではないか。よく寄り添って話を聞いてみてあげてくださいね」


「私は学習教室で18年、子どもたちを教えています。その中の一人、4年生の時から教えている父1人、息子1人の男の子。第1志望の私立高校に合格しました。しかし数日後、お父さんから“入学金が払えないので、お金を貸してほしい”と。来月にはお金が手元に入るとのことだったので、悩んだ結果35万円をお貸ししました。もし私がお貸ししなかったら、ずっと希望校として目指して頑張ってきた彼が報われないなぁ、という気持ちが多分にありました。貸さなかったら、私のせいで進学できなかったのだという気持ちに、一生苦しむかもしれないと思ったことも事実です。月末5万円ずつ返済してくれるという約束でしたが、1度は返済をしてくれたものの、次の月から振込はなくLINEでのやりとりで“申し訳ない”“もう少し待ってほしい”の一点張り。月々1万円の返済を提案し、承諾してくれましたが、約束の日にち以降、連絡もなくなりました。長年の江原さんファンとしては“こんな目にあうのも偶然ではなく必然”“私の心にそれを引き寄せてしまう物があった”“ここから何かを学びなさい”ということなのでしょうが、助けたいという気持ちを踏みにじられてしまったことに、私の心は毎日かき乱されています。どのように解釈したらいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「私のファンと言いながら、私の大事な話を忘れている。“人にお金を貸す時には、あげたと思いなさい”。お金を貸して悶々とするのは、相手の為ではなく、自分の為に貸したからです。“私のせいで進学できなかったのだという気持ちに、一生苦しむかもしれない”ということは、自分の為に貸したのでしょう。そこはもう後ろを向かない。負があればプラスもある。そういう気持ちで貸したならば、潔くあげたと思った方がいい。それで返ってきたら“あら、返ってきた。良かった”ということでいいと思うんです。そうでなければ“私のせいで進学できなかったのだ”という気持ちをかなぐり捨てて“貸せないものは貸せない”と言った方がいい。嫌なことを言いますが、ここでこういうふうに不義理なことをしているということは、その高校もその子は、途中でやめるかもしれませんね。それはその親子さんの学びでもある。この場合にお金を貸すことは、みんな誰もが良いことだと思うでしょう。けれど“自分の為に貸した”ということ。“ちょっと良いことをしている”という考え方が、自分の問題点をきちんと見極められなくなり、見失うのです。自律して生きるということ、責任主体で生きるということは、大変に厳しいものなのだということなのです」


「5年前の話です。付き合っていた彼が束縛する人で、たまに暴力もありました。当時はお互いに好き過ぎるのに上手くいかなくて、とても辛かったです。これ以上一緒にいると2人ともダメになると、何度も別れては、彼が私の家に来てかわいそうになり、受け入れて…を繰り返していました。ある日、彼が暴れた時に誰かに引き離して欲しくて、彼の母親に連絡しました。それから彼も母親に止められ、段々と離れて行きました。いつ暴れ出すかわからない不安とストレスで別れたかったのですが、とても好きだったので、まったく連絡が来なくなった時に、すごく後悔しました。けれど、忘れるよう仕事に没頭し、会わなくなって半年後、人伝てに彼が病気で亡くなったことを聞き、突然のことで信じられませんでした。この5年の間で数人と会ったりしましたが、好きにはなりませんでした。いつも思うのは亡くなる前に、なぜ連絡をくれなかったのか、私にどういう気持ちを抱いて連絡してくれなかったのか、忘れようと思っても、亡くなった彼のことばかり考えてしまいます。本当は結婚して家族が欲しいですが、気持ちの整理ができる日が来るとは思えません。どう気持ちの整理をしたら良いか、この先、誰かを好きになることがあるのか、寂しくて苦しいです」というメールをいただきました。

江原さん
「厳しいようですが、私がいつも言っている人が躓く3つの法則。“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”。その苦しみはわかるけれど、自己憐憫に陥ってはいけない。明るく前に向かわなければいけない。“なぜ連絡をくれなかったのか”という責任転嫁もある。私のアルバムの中にある『最後だとわかっていたなら』(東日本大震災復興支援チャリティアルバム第3弾『ひと語り』に収録)という詩の朗読もありますが、その時その時を込めて生きること。悔やまない。その時、懸命に生きて出した結果なのだから、必要以上に自分を責めないこと。もしかしたら病気が彼をそうさせていたのかもしれない。彼も自分のしたことに対する罪も感じていたから、大我の愛で、これ以上苦しめたくなくて、あなたの愛がよく分かっていたから返って連絡しなかったということもあると思うのです。彼の愛を受け入れてあげて、あなたはまた新たな愛に進んでいかれたらいいのではないでしょうか」


●江原啓之 今夜の格言
「目に映るすべては、成長のための映し出しなのです」
「すべては自分自身のことなのです」

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(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
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◇ 11月お誕生日の方
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2018/11/4
いよいよ11月。今年も残り2ヶ月になりましたね。
「今日の冒頭の言葉で、躓きの3法則。それは“自己憐憫・責任転嫁・依存心”です。と、お伝えしました。躓く人は、この3つか、3つのどれかに入っている。“自己憐憫”。“私って可哀想…”という視点から始まると、解決はできません。“責任転嫁”。“誰が悪いから…親が悪いから…”。“依存心”。“こうしてくれない、ああしてくれない”という気持ち。この3つを全部なくして自律すればいいのです」という江原さん。
今日は様々なメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Do You Believe In Love / ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
◇ひらひらり / 江原啓之



「江原さんにご教示いただきたいです。私の夫のことです。ちょっとした言い合いから、潔白を証明する為にスマホを見せてくれたのですが『恋人募集・婚活』というサイトに登録しているのを見つけました!閲覧履歴に残っていて、本人は、忘れきっていた様子で焦っていました。“俺じゃない、ゲームしていると、こういうサイトが出てくるから、勝手にこんなことになったんだと思う”と、言い訳していましたが、自己紹介文に『〇〇在住、お酒やご飯を一緒に楽しみたい、一緒にお食事行きましょう』と、ノリノリな文面を書き込んでいました。職業まで本当のことを書いている上に、写真まで!その写真は家族旅行の写真です!自分のところだけを切り取って使っていました。ただただ情けなく、何とも言えない気持ちになりました。俺じゃない!信じてくれ!と言っていた夫も、酔っている時にしてしまったのかも…と認めました。認められたら、じわじわと気持ち悪さが増し、これからも一緒にやっていけるか不安です。お店をしていて、私も毎日手伝いで入っています。どんなお客様とも会話を弾ませることの出来る、何でも知っていて尊敬できる夫だけに、本当にショックで気分が沈みっぱなしです。子どももいるし、離婚までは考えていませんが、夫にどう接していけばいいのか分からないです。顔も見られない心境です」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたの気持ちも分かるけれど、許したってください!本人も忘れていて、見せてしまうくらい。ということは、本気ではない。結婚もして子どもさんもいらっしゃる。エロエロがなかったら、そうはならない!そういうエロ〜イところがあるから、お二方とも結婚し、家庭を持ったのでしょう。その過去のエロエロが、ムクムクっと出てきてしまった。だんだん年をとっていくと、妄想エロエロしかない。今回は許してあげて!旦那さんも本気じゃないから、なかったことにしてやって!そして、罰ゲームでも与えてやって!私が代わりに旦那に言ってあげます。バカヤロ〜!!!!!これで許してあげてください!」


「今、ネットで友達や、世界中の誰とでも対戦できるあるオンラインゲームが、小学生から大人まで流行っています。そのゲームは、無料のゲームなのですが、課金が出来るシステムです。うちの中1の息子も、家で暇さえあればほぼ一日中やっていて、そんな中、課金をする子がチラチラ出てきました。ゲームの中の自分のキャラに、格好いい服や武器を装備したり、カッコいいダンスを踊らせたり、仕草まで課金で買えるシステム。みんなのキャラがカッコよくなってくると、息子も“課金がしたい!”と言ってきました。うちは課金禁止にしていますが、息子が“誕生日プレゼントは、課金がいい!課金の他に欲しいものはない!”と、言ってきました。旦那は“課金でいいんじゃないか?”と言いますが、私は現実にある物ではないので禁止にしています。江原さんのご意見、お聞きできたらありがたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「課金でいいんじゃないかな。みなさん、意外に思うでしょ?けれど、その代わりに注釈が付く。“そういうのは絶対に嫌なの。本当に反対なの。想い出として残らないから虚しい”などとグチグチとお母さんの意見として言って、認めてあげたらいいのではないか。そんなことは長く続くものではないと思うし“そういったことは、いつか虚しいって気付いてね”と伝えること。その上でOKしてあげたらいいと思う。今、本人がそれが一番だと思っている。けれど、その言葉も付いてくれば、絶対に本人は意識をする。中毒にならない為には“普段はダメ。お誕生日だけ”とする。違う視点でいくと、ちょっと毒々しいお菓子を食べたい時、“今日だけは食べちゃいな”ということもある。そういうことのレベルで考えてみたらいかがでしょうか。私も反対ですよ。けれど、何でもかんでも、それを押さえつけたからいいというものではないとも思うのです」


「私は今年、9年いたアメリカから日本に帰国しました。主人の仕事でアメリカに渡り、子ども3人と5人家族で9年ぶりに帰ってきました。が、日本のあまりの変わりように、自分が馴染めず、どう過ごして良いのかわからずにいます。自分が知っている日本の姿はこんなではない、え?日本人ってこういう人達だったっけ!?など、ガッカリすることばかり。たった9年でこんなにも変わるものなのかと、残念でしかたない感じです。街歩く人は皆、笑顔はなく、どこを見てあるいているのか、無気力に皆見える。そうかと思えば、若い人は皆、スマホ片手に体の一部かのように同じ動き。海外での日本のイメージは勤勉で、頭も良く、親切、素晴らしい国だと殆どの人がそう言ってくれていましたが、実際は全く違う現実に驚いています。こんな日本どう思いますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「確かに色々と変わってはいるし、私もずっと警告をしている。けれど、嘆いていても仕方がない。今度はもっと具体的に“こんなこと・あんなこと”と、メール送っていただきたいな。逆言うと、アメリカでも同じだと思うんです。アメリカの方が、言っていることとやっていることが矛盾していることがすごく多い。あんなにみんな博愛主義的な親切そうなことを言っているけれど、実はすごく差別があるし、行って結構ガッカリすることもある。私はアメリカで、本当に面と向かって“ジャップ!”と言われたことがある。だから日本だけではなく、みんなどこの国でもあると思うんです。9年して帰ってきたからビックリしたこともあるのでしょうが、9年のアメリカの変わり様に気付けていない可能性もある。だから、具体的に送ってくださるといいなと思うのです。今、どこの国でも世界共通して言えるのは、物質的価値観、物、経済力など、そういったことばかり考えているということ。スマホもAI化も、みんな良いことだと言うけれど“人間の心が壊れる”と、私はずっと言っています。一億総コミュニケーション不全になってしまった。“おはよう”も言えなくなっている。私もあなたのおっしゃる通りだと思うけれど、言いっぱなしもいけない。ただ貶(けな)すだけなら誰でもできてしまう。どういうところがどうなのか。そしてもっと分析して、どうするべきなのかというところまで書いて送って欲しいなと思います」


「ネガティブなご相談です。32歳にもなる二男ですが、まだ独身です。自己憐憫、責任転嫁、依存心の塊のようなバカ息子です。私が生んで育てて来たので、お恥ずかしい話ですが、仕事は毎日、朝早くから夕方まで頑張って行っていますが、たまに飲みに行き、酔って帰ってくだを巻きます。“なんで俺を生んだ!俺なんか生まれてこなけりゃ良かった。今まで幸せだと一度も思ったことがない。辛い、辛い。もうこんな人生嫌だ”なんて泣くのです。中学時代にイジメに遭い、何度も何度も死のうと思ったらしく、ずっとトラウマに悩んできました。でも寝て、あくる日はケロッと明るく仕事へ行き、帰ったら“夕べはごめん”と謝ります。何度も何度も同じような繰り返しがあり、その度に私はビクビクと怯えています。主人は、息子の愚痴を聞くだけ聞き“過去のことは忘れて前向きに生きろ”と諭していますが、堂々巡りです。こんな息子に私たちは、何て言ってやればいいのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「心配なのは分かるけれど、少し過干渉かな。優しい気立ての良い息子さん。もう少し発破をかけてもいいのではないか。そしてくだを巻いたら“そうやってグチグチしているから、パッとしないんじゃないの?”などと言ったり、以前話をしたことのある嫁姑の時の合いの手の様に“ハイハイハイハイ!始まった!ショーです!”と、ミラーボールの一個でも買って、愚痴が始まったらミラーボールの灯りを点けて、マイクでも渡して“さぁ!次男の浪花節のはじまり〜!!!”などと明るくしてみるのもいい(笑)。“そうやってバカにして〜”と言うかもしれないけれど“そんなことを言ったところで仕方がないじゃないか。過去は過去。これからあなたの人生。明るいことが待っている!そちらへ旅立とう〜!”と言った方がいいのではないかなと思います」


「現在、大学4年生です。私にはどうにもならない悩みがあります。それは、苦手な同級生のことです。もう自分ではどうしようもなくて、助けていただきたいです…。私の苦手なその子は、ちょっと派手な女の子です。全然悪い子ではないし、実際に何か嫌なことをされたわけではないのですが、なぜかその子の姿を見ると怖くなり、憎くてたまらなくなってしまいます。そして“その子に見下されているんじゃないか”と、勝手に心が思ってしまい、傷ついてしまうのです。原因はまったくわかりません。最初に彼女を見たときから、なぜだか“敵だ”と思いました。ケバケバしていたり、気遣いに欠けるところが嫌い、というのはあるのですが、それ以上に憎しみが大きすぎるのです。“お願いだから消えてくれればいいのに…”と、神様に祈ってしまいます。一方で、その子の、スタイルが良くて、ギャルっぽいところに、少し憧れも持っています。これは嫉妬なのでしょうか?私もその子のことをこんなに憎みたくないし、仲良くなりたいし、会うたびにこんなに苦しい気持ちになるのが辛いです。私は一体どうすればいいでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「こういうことはあります。あなたのすべてがこの相手に宿っているのです。あなたにとって嫌いなこと、羨ましいところ、自分自身の劣等感を映し出してくれるようなところが全部ある。人生の中で、こういう方に出会うことは時々ある。学ぶことしかないんです。憎むとか嫌うとか言っているうちは、分かっていない。分析できていない。よく見てみてください。羨ましいところもあると言っている。気遣いがないというところは、自分が最も許せないポイントを彼女が持っていたりもする。こうでありたい自分と、こうあって欲しくない自分が全部複合している、あなたの“大好き”と“大嫌い”の総合デパートなのです。それを自覚したならば、嫌ったり憎んだりするのはお門違い。色々と教えてくれてありがとう!自分の姿を見せてくれてありがとう!と、思うべきなのです」


●江原啓之 今夜の格言
「躓きの3法則。それは“自己憐憫・責任転嫁・依存心”です」
「たましいのルールを知れば、怖いものはありません」

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