2018/5/27
5月ももう終わりですね。
季節の変わり目ですが、みなさま体調崩されていませんか?
自分にとっての常識が、他人にとっては非常識だということってありますよね。
今日は「こんな私ってダメですか?」というメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Walk On The Wild Side / ルー・リード
◇カッチーニのAve Maria / 江原啓之



「今までまったく気にならなかったことで、最近とても気になってしまうことがあります。それは、親しい友人や同僚と食事でお店に入って席に着く時、たいてい相手が奥の良い席(ソファー席や眺めが良い向きの席)に座ることに気づいてしまいました。長い付き合いの親友も、いつもさっさと奥の席に座るタイプで、私は通路側になるので、人が椅子にぶつかってきたりとかしょっちゅうあります。なぜだか急に気になりだしてしまったので、この嫌〜なモヤモヤをどうにかしたいです。江原さんは、こういうさっさと自分が良いものを取るタイプの人といると、嫌な気持ちになりますか?気遣いあうのは堅苦しいことなのでしょうか?それとも、私の心が狭くなってしまったせいなのでしょうか…?醜い感情を木っ端微塵に吹き飛ばして、カラッとした明るく朗らかな太陽のような人でいたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「そういうことありますよね。私の場合は周りに見られたくないので、逆に奥側ではない席に座ることが多い。見せてもナンボの損もないのだけれど、食べている時やゆっくりしている時には気になってしまう。不思議なもので、周りが見て見ぬ振りをしている感じがよく伝わるんです(笑)。けれど、こういうことが気になる方というのは“何で私が下なの?”と、優位に立ちたい気持ちがあるからモヤモヤした気持ちになるのでしょうね。それは自分自身の正直な気持ちだから、時々“今日は私が奥!”などと言ってしまえばいい。モヤモヤしてしまうのは相手ではなく、自分の心の表れなのです。実は、私も人様と会っていて気に入らないことがひとつあることを発見したんです。私の知り合いに小食な人がいて、一緒にご飯を食べる時に“私はみんなのをちょっとずつ貰うから。みんなのを貰えればいい”と言うんです。それが何回か続いた時に“私のを貰われたら、私のものが一人前じゃなくなる”とカチンときて、後でハッキリと言ったんです。“そう言うのであれば、あなたも頼んで、残ったものを私も食べる。そうしたら一人前以上になる。小食だからみんなの少しずつ貰うというのは、みんな一人前欠けるんだよ”と。こんな私ってセコイでしょうか?ダメでしょうか(笑)?自分の本心が出ちゃって嫌ですね(笑)」


「友達のあり方について相談です。私はあまり運転が得意ではなく、友達と遠出をする際に友達に車を出してもらうことが多いです。こないだも高校時代の友達との集まりがあり、そのグループの子にいつものように一緒に車で乗せていってほしいとお願いしました。その際、なんだかあまり気乗りしていないと違和感があり、嫌なのかな?と思い、聞いてみると、“いつも車を出しているのに、ありがとうだけで、何もしてくれないから乗せるのが嫌だ。普通の人は食事や物を返すのにあなたはなにもしてくれない”みたいなことを言われてしまい、はっ!としました。気が利かない私が悪いのですが、言葉だけではダメなのかと正直とてもショックでした。そしてよく考えてみたら、私はこの子のことを元々苦手だと感じていて、でも家も近く、共通の友達がいて同じグループにいるからというだけで『友達』なんだと勝手に思い込んでいたのかな?と。私がいいように利用していたのかな?と色々考えてしまいました。私は友達関係で、損得を考えて付き合ったことがないので、態度をお金で示せ!みたいな感覚がありません。それは大人としてダメなことですか?無意識に思いやれない相手と友達でいる必要はないですよね」というメールをいただきました。

江原さん
「車を運転する人にとってみたら、ガソリン代もかかるし高速代もかかる。私は、あなたがちょっと自分の都合のいいように捉えているように思うんです。あなたは言われたことに“ハッとして”も、あまり反省していなくて理由づけしている。“友達関係で、損得を考えて付き合ったことがない”というのも図々しいのではないか。相手の方も積もり積もってパッと言ったんだと思うんです。本当に物が欲しかったり、お金が欲しかったりするのではなく、ジュース一本でも感謝の気持ちが欲しくいのであって、“当たり前”という感じなのが嫌なのだと思います。時々“当たり前”な人っているんですよね。私もカチンときたりすることもあるんです。あなたの気持ちも分かるけれど、親しき仲にも礼儀あり。その礼節に欠けていると良くないかもしれませんね」


「今年の1月、大好きな母が亡くなりました。本当に辛かったです。母の為に何かしてあげたい気持ちで、家に仏壇のような物を作りました。母の写真、戒名を書いた紙、お花、線香たて、ロウソク、おりんを置き、毎日お茶を供えてご供養をあげています。私は大阪から和歌山に嫁ぎ、子供は一人います。4月に義母から電話があり“家でのご供養をやめてくれないか”と言ってきました。“お盆までに徐々にお供えやご供養をやめてほしい。お母さんが帰る家を迷ったら悪い。本来帰る場所は大阪の家。私ら(義理の両親)が死んだら、仏壇を引き継いでもらいたい。そうすると1つの家に仏壇が2つあると悪い”と言うのです。私が母の為に作った仏壇のような物に子どもは“大阪のおばあちゃんにご飯あげる”と言って供えてくれていましたが、それを見た義母は“ご飯をあげたりするとそこに魂が宿る。大阪の家でしっかり供養してくれる人(家族)が居るからやめていってくれないか。寂しいと思ってずっと黙っていたけど、お盆がくる前に言おうと思って。写真を飾るのはいいけど、ご飯あげたりはしないでほしい”と言ってきました。私がしている事はダメなことでしょうか?姑の意見に合わせなければいけないでしょうか?主人には家でご供養する許可をもらっています。江原さんのご意見をお聞かせください」というメールをいただきました。

江原さん
「はっきり言って関係ありません。義母さんの言っていることは気にしなくていいと思います。けれど人間関係がある。あなたのしていることは陰膳の供養といって、そこの家の人以外が供養をすることだってある。義母さんは誰かに言われた迷信を信じているのか、もしかしたら“あなたの親ばかりで淋しい”という気持ちがあるのかもしれない。なので、あなたしか分からないところでお写真だけにして、時々ご飯を置いたりと、さり気なくやればいいと思うんです。多分、おりんを置いたりと大仰な感じになっているのでしょう。また別のことで言うと、これからの時代、一人娘さんなどもいっぱいいると思うんです。それなのに“一家の家に仏壇が2つ置いちゃいけない”なんていう、そんな心の狭いことはあり得ない。なので、そんなことは一切気にしないでいっていただきたいなと思います。詳しくは私著の『天国への手紙』(集英社)という本を読んでみてください。ただ、感情的な問題もあるので、さり気なくやってあげてくださいね」


●5月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
5月生まれのみなさんは、寛大な器を目指す人。
懐大きく、他者の心を包んでください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●6月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
6月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

●クラシックアルバム Utatama〜うたたま〜 2018年6月22日リリース!!
 今日一曲目にお送りした『Ave Maria』も収録されています。
 詳細はこちらから


◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「慰めは前進になりません。厳しい視点こそ明日への扉を拓きます」
「自分を俯瞰できる視点こそ、明日の幸いがあります」

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2018/5/20
暑くなったと思えば、急に寒くなったり。みなさん、体調崩されていませんか?
「『おと語り』に寄せられるメールの中で比較的多いのが“過去”を悔やんだり、今の判断も悔やんだり。現代人には“失敗恐怖症”というのがあると思うんです。小さい頃から正解を強いられる。そうすると、ちょっとでも失敗があったら“ダメだ”となって、毎日が綱渡りのような感覚かもしれませんね。だから“もうダメだ”と、すぐにあきらめも早くなってしまう。現代人はダメだったら“もう立ち上がれない”と短絡的に思ってしまいがち。でも、躓いたらまた戻ればいいんです。変な言い方かもしれないけれど、人は躓く為に生まれてきたのです。自分の未熟さを見るというのは“躓き”。未熟さを経験することによって理解し、向上すればいい。同じことでも、視点を変えれば生き方は変わるのです」という江原さん。
今日は『悔やみ・迷い』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Please Forgive Me / ブライアン・アダムス
◇旅立ち / 江原啓之



「私は33歳未婚です。前の恋愛で3年お付き合いをしていた方と、音信不通という形でお別れをされました。深く傷つき、苦しみ、生きるのが正直しんどくもなりましたが、このままではダメだと、過去の自分を反省し『自分1人で生きていく力をつける』という目標を立てました。すぐに実家を出て一人暮らしを始め、仕事をし、自立して毎日の生活環境を整えながら、周りの人達を大切にする。1人で過ごす趣味の時間も大切にする。そんな生活をしていた時に、現在お付き合いをしている11歳年下の彼と出会いました。彼は医大生で、後4年間学生です。友達期間を経て両想いだと分かった時、正直悩みましたが、本気で好きだと確信し、お付き合いする道を選びました。けれど、周りの目は冷たいです。なぜいい歳なのに結婚をしないのか?なぜ今そんな若い子と付き合うのか?いずれ若い子にいかれるよ‥と。自分の年齢からして今何故そんな若い子と付き合うのか?私が痛いくらい感じている事です。未来に不安がないと言ったら嘘になります。過去の私なら選ばなかった選択。でも、もしダメになっても、彼という素敵な人間性を持った方と出会えたことを絶対に後悔しないと決めて付き合う道を選びました。幸いにも彼も同じ様に想ってくれています。私の考えはおかしいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「おかしくない。その代わり、もしダメになっても本当に“彼という素敵な人間性を持った方と出会えたことを絶対に後悔しない”という気持ちを、絶対に思い出してください。それが大事。人生は成果主義ではない。好きな人と婚姻関係になっても死別ということもある。素敵な人と過ごす時間が大事であって、結果ではない。万が一別れることになっても“私の時間を返して”などと言わないこと。メールに書いてくれたことを、今日は“誓い”としましょう!」


「30歳で未亡人となりました。旦那さんは中学生から付き合い、初恋の人。20歳で長男を、23歳で長女を授かりました。幸せすぎる家族を築いていましたが、旦那さんの急死で、幼い我が子と共に地獄を経験しました。それでもなんとか生きていかなければとアルバイトから始めた仕事で社員に昇格する事が出来ました。1人になって今年で10年。お付き合いして4年になる彼氏がいます。彼は28歳。気が合って優しくて思いやりがあり、何より私をとても愛してくれています。そんな彼が1年前くらいから自分との子供が欲しいと結婚を求めて居ます。長男は大学受験、次女は高校二年生。多感な時期。自分の恋愛に付き合わせたくありませんが、子育ても終盤。40歳という年齢の壁から彼は私との結婚を急いでいます。子供達の事、彼のご両親の事、色々と考えると踏み切れません。12も年下に求婚されるとは有り難いですが迷っています。子供の素晴らしさや、子育ての長さを知っているからこそ、決断出来ないで居ます。家族3人の絆が硬く、そこへ他人を入れたことにより、子供達に私までいなくなってしまうなどという余計な寂しさは与えたくありません。あの子達には私しかいないのですから。とはいえ老後1人になる事が逆に子供達の負担となるのも嫌です。正確はあるのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「難しいですね。割と早くにご主人を失った方は、不思議なもので、相当愛し合っていた方が多い。素直に子どもさんたちと3人で相談・会議をした方が良いのではないか。子どもさんたちが“お母さん苦労したし、そろそろいいんじゃない”と言うかもしれない。それを大事にした方がいい。もし、子どもさんたちがあまり賛成しないようであれば、そこで考えてあなたが決めるべき。第一段目は家族会議。第二段目はあなたが決める。“そこまでしてでも…とは思えない”というのであれば、彼も若いし、別れるも“愛”。老後のことはあなた次第だから、子どもさんの負担などは気にしなくてもいいのではないか。40歳なんて、まだまだ若い!未来がある。ご苦労なさった分、幸せになって欲しいなと思います」


「この前、好きな人に告白して付き合う事ができたのですが、3日ほど経っていきなり別れを告げられてしまいました。その理由は“実は忘れられない人がいて、君と出会って変わろうとしたけど無理だった”とのこと。しばらく話し合いが続くなかで“彼女は僕が好きなのではなく、その彼を忘れるために僕でも良かったんだ”と感じました。それにはすごくショックだったので、感情的になって彼女にきつく当たってしまい、結局、別れることとなったのです。今では彼女の気持ちをちゃんと聞いてあげられなかったこと、感情的になってしまったことに後悔しています。彼女にはしっかり謝りに行くと決めたのですが、今後、彼女を応援するべきか、まだ想い続けていいのか自分でもわかりません。アドバイスをお願いいたします」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたはまだ19歳。躓く権利がある。自由にしてください!でも、謝りに行ってはいけない。手紙がいい。こんなことをいちいち謝りに行ったりすると返って“ウザイ”となってしまう。“これからもまだ想い続けていいか”なんていちいち聞くと、余計に嫌われてしまう。だから手紙で“こないだはきついことを言ってしまって、感情的になってしまったこと、ごめんなさい。その一言が謝りたい”。これだけ!それ以上しゃべるな!手紙でも綴るな!今の時代、手紙ではなくメールでもいいですけどね。“想い続けていいか”と聞くこと自体、依存心。あなたが想いたいのか想いたくないのか。けれど、こういうことで一歩一歩大人の男になっていくんです。良いことです。頑張ってくださいね!」


●江原啓之 今夜の格言
「過去の全ては、未来の希望のためにある学びです」
「過去には、おめでとう、そしてありがとうだけです」

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2018/5/13
寒暖の差の激しい一週間でしたが、みなさま体調は崩されていませんか?
「“親切”と“おせっかい”の違いって何なのでしょうか。あまり違いがないような気がするのですが、私の言葉で言いかえれば“大我”か“小我”か。“小我”とは、自分の為にしてしまうこと。放っておいた方が良いこともある。“大我”とは、相手のことを思うこと。見返りを期待しない。言った後のことも気にしない。“小我”は、すごく気にして“良い人”でいようとしてしまうのです。現代社会では、親切心がアダになったりすることもありますよね」という江原さん。
今日は「親切とおせっかい」をテーマに番組をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Sensitive Kind / JJケイル
◇モズのために / 江原啓之



「仕事を終え、帰宅途中のことです。帰路の途中、公園に車を停め。一息つこうと思っていたところインロックして車が開かないと、一人あたふたした人がいたので、僕の方からJAFに連絡をとり、助けてあげました。地元の方ではなかった為、一人心細そうだったので、JAFがくるまで一緒に待っていてあげました。解決した翌日“こんなことがあったんだ!”と、会社の同僚や知人に話したところ“あんまり知らない人と関わらない方がいい、騙されたりしないように”など言われて、少し不安になる自分がいました。でも、本当に困っていた人を疑うこと、親切な人を騙すこと、両方であふれかえるこの御時世に、少し悲しくなりました。昔はこんなことなかったのに。何故、この世の中が邪でいっぱいになってしまったのでしょうか?ここ数日、毎日のように知人も含め、困った人と出会い、助けることが続いています。何か意味があるのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「そういったことが続いているとも言えるかもしれないが“気付く目を持っている優しさがある”とも言える。困っている人に気付かずに通り過ぎる人も多い。周りのみなさんが言うように事件もあるから、それも間違いではない。どんなに親切にする時にも嫌だけれども、常に防備は必要。情だけで考えず理性的でいれば、助けることも防備することもできる。感情はいらない。理性で“今、必要だな。これを淡々とやる必要があるな”ということだけなされば良いのではないでしょうか」


「自分のとった行動についてご意見頂きたいです。自分のマンションの隣に虐待を疑ってしまうヒステリー声のするお宅があります。家族4人で引っ越してきて以来、毎週のように女性が子どもを罵倒する叫び声が聞こえ、残業などで夜中に通りがかる度、酷く心配な気持ちになります。周りに相談しても“よその家の事。関わらない方がよい”と言われるのですが、夜の帰宅間際に生々しい声が耳に入ると、たまらなく辛いです。家事や学校の成績をあげつらい、女性が子どもに“そんなんだから。グズ、遅い、さっさとやれ。ふざけんな”などの罵声。そんな中、今日ついに、いてもたってもいられなくなり、警察に通報をしてしまいました。これまでは、そのお宅の前で“こどもをいじめるな!酷い声はきこえているぞ!”と、声を上げて立ち去るなどの対応で気持ちを落ち着けていたのですが、ついに一線を越えてしまった感じです。警察の方は冷静に事情を聞いてくれ、そのお宅への訪問もしてもらえたようでしたが、果たしてこれは、よかったのか。後味の悪い気持ちでたまりません。自分は単に嫌な気持ちをぶつけ返してしまっただけなんでしょうか。こんな時、どんな風に対応されるかアドバイス頂けないでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「私は順番が逆だと思うのです。110番通報の方が先なのでしょうか。あなたは実直な方なのでしょう。けれど、声を上げていたら、あなたも同じ土俵に乗ってしまっている。そのお母さんが“外で叫んでいる変質者がいます”と110番してしまうかもしれない。すると、内容こそ違え、やっていることは同じになってしまう。大事なのは“理性”。110番や児童相談所に通報することは“理性”。自分が出ないことなのです。けれど、ビックリ水は大切。また記録が残るから、そのお母さんにも“本当に虐待になってしまうとまずい”というブレーキにもなりますからね」


「看護学校の友人の話です。友人はひどい鼻炎で、毎日鼻をグズグズさせ、一番前の席でイビキをかいて寝ています。周りの生徒の評判が悪く、私も悲しく思う時があり“ちゃんと病院に行っているの?”“行っているのなら、大きな病院で治療しているの?”と、聞いてみました。すると“なんでそんな事を聞くの?”と矢継ぎ早に聞かれ“このまま治療せずにいると、いじめの対象になる。ただでさえ勉強で忙しいのに、あなたの鼻炎で授業に集中できず、周りに迷惑が掛かるから、できるだけ早く治しなさい”と言ってしまいました。すると友人が泣き出し“私は長い間苦しんでいるんだ!治そうと努力し続けた。でも出来なかったし、お医者さんだってゆっくり治していこうって言っている。私の代わりに鼻炎になってくれますか?お金払ってくれますか?私は被害者!患者さんにもそう言えるの?あんたに何が分かるんだ!”と言われ“あなたからのアドバイスなんていりません!心配なんていりません!苦しんでいる人間をいじめるようなクラスメイトと一緒にいるのが不愉快!”と言って去ってしまいました。ビックリし、唖然としました。善意で言ったつもりが、友人を傷付けてしまいました。こういう場合、なんと言えば良かったのでしょうか?看護師になる者として対応を知っておきたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「私は看護師になる者の対応として、あなたが正しいと思う。看護師さんというのは、伝えることは毅然として伝えなければならない。また、あなたが伝えていることは間違っていないし、悪意はない。心配をして言っている。むしろ私は逆に、鼻炎は気の毒だけれど、この鼻炎の方に看護師になる特性はないと思う。鼻炎であることと、一番前の席で寝ることとは違う。それを正当化させて自己憐憫になり、責任転嫁し、依存心がある。こういう方が患者さんに正しく寄り添えるとは思えない。あなたもここで悩んだら、看護師さんとしてやっていけないと思う。すべて大事なのは“動機”。その時に意地悪で言ったのか言っていないのか。同じ言葉でも“動機”が正しければ問題ないのです。今後も普通に何もなく接すればいいと思う。“ごめんね”などと言わなくていい。過敏に振る舞えば、相手も余計に過敏になるもの。頑張ってくださいね」


「我家では毎月1回、氏神様にご挨拶に行くのですが、息子(7歳)に“神様はおばけなの?”と聞かれ、え…違うけどなんて言えば良いのかな?と、困ってしまいました。子どもに、神様の存在をどう伝えれば良いのでしょうか?アドバイスをお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「“神様は、あなたの心の中にいるんです。例えば、動物がいじめられていたら可哀想に思います。その可哀想に思うのが神様です。つい意地悪をしてしまう時があります。それは、あなたのまだまだ未熟なところが表れています。あなたが、花が美しいと思ったその美しいと言う気持ちもまた、あなたの中にいる神様が語っているのです”と私は言うでしょう。また、神社に行く時には“あなたの中の神様と神社の神様と共鳴させて、自分を映してみるんだよ。自分自身の神様を映してみているから、自分って神様として生きているかなと、ちゃんと見るんだよ。みんなそれぞれが神様なんですよ”と、こんなふうに言うと良いのです」


●江原啓之 今夜の格言
「人は躓く権利も持っています」
「成果や見返りを求めない心に、親切は宿ります」

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2018/5/6
GWももう終わりですね。
GWに、パワースポットにお出かけしたという方も多いのではないでしょうか。
「パワースポットとスピリチュアルスポットの違いをちゃんと分かっていない人が多いようです。パワースポットというのは、その場所じたいにパワーがあるところ。分かりやすいのはハワイ。果物を食べて種をプッとはいても、そこから芽が出てくるというくらい土地に力がある。ハワイにみんなが行きたがるのは“元気になるから”。暖かい気候というのもあるけれど、そこにエネルギーがあるからなのです。温泉もパワースポット。スピリチュアルスポットは、神聖なる祈りの場所。神社はスピリチュアルスポットなのです」という江原さん。
今日は「スピリチュアル」なメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇This Is Me / 映画『グレイテスト・ショーマン』より
◇ラピスの丘で / 江原啓之



「パワースポットと言われる場所で感じた“気”についてなのですが、人によって“体がポカポカした”とか“涼しい、ひんやりした”などと、感想は様々です。私はどちらかというと、パワースポットなどに行ったりすると、とても涼しい気持ち、体から心臓を通ってスゥッとリラックスするような感じを受けるのですが、その気はパワースポットに限らず、大好きなアーティストさんのロックの音楽を聴いているときにも感じたりします。人により捉え方は違うと思いますが、ポカポカするや、この涼しい気は良いものなのでしょうか?ポカポカするというイメージはとてもいいですが、涼しいやひんやりしているという気はどこか悪いところに来てしまったのか?と感じてしまい、少し怖くなってしまいご相談致しました」というメールをいただきました。

江原さん
「ひんやりするのと、悪いところに来てしまったというのはまるで違う。悪いところに行くと、首の後ろがゾクゾクッとする。ひんやりしたり涼しく感じるのは、強い神気や霊気を感じて浄化するから。お祓い的な“気”。体がポカポカするのは、自分自身の魂に共鳴して、オーラが増すから。人によって感じ方が様々なのではなく、人によってその時の効能が様々なのです。また、音楽の歌詞が自分の心情をうまく代弁してくれているだけでスッキリしたり、逆に勇気をもらうとオーラが輝いてポカポカするということもある。また“ようやくチケットを買ってきた”というだけで、同じようになったりもするんです。しっかりと理性で受け止めて理解するとよろしいと思います」


「私は大好きな神社があり、ご縁ができてからずっと参拝させて頂いています。境内の澄んだ空気、守られていような安心できる空間、手を合わせている時は、自然に笑顔になるほど大好きな場所です。ですがここ数年、テレビに取り上げられ参拝者が増え、いろいろな像が増えて御賽銭箱も増え…御朱印がハンコになり、しめ縄もビニールになり、御神籤も経営を感じるものに変わりました。さびしく悲しいような気持ちになり、神社で過ごす時間が減ってしまいました。神社に対する不満ができて、感謝が足りなくなっているんだと思いますが、神様は変わらずおられるのかなと不安に感じてきました。どうか江原さんの意見をお聞かせください」というメールをいただきました。

江原さん
「波長の法則です。神社も神社。あなたもあなた。お互い様です。昨年末でも色々とお分かりになったでしょうが、神職といえども人間。また、悪い気持ちでなくとも、神社も普及活動として、お金が入ったら華やかにしてみたりするのです。私も縁のある熱海の來宮神社も、境内にお洒落なカフェを作っている。神社の啓蒙活動に力を入れるということが、神社界の中でも言われていて、人がなるべく来たいと思うように、明るく観光的にしたりするのです。それを“下世話”と思う人もいるかもしれないが、神職からしてみたら“それでも神様の元に来てもらうことが大事”だと思っていたりする。確かに御賽銭箱が増えたり、御朱印がハンコになったりと、手を抜いているのは賛成できないけれど、人件費がかかるのでしょう。しめ縄がビニールなのも罰当たりですね。また、御神籤も“凶”を入れないところが多くなっているんです。逆に“凶”を引く神社があったら、みなさんも“嫌だ。凶!”ではなく“この御宮はきちんとしているな”と思った方がいい。一方で、波長の法則というのは何かというと、御宮の神主は、氏子さんから任されている管理人さん。あなたは“依存心”ばかり。“御宮に神様は相変わらずおられるのか”“こんなになっている”“あんなになっている”と、他人事でお客様根性。あなたも“御縁ができてからずっと”と言っているけれど、生まれてからというわけでもなく、ご縁ができて良くなったからと行って、笑顔を向けるだけで掃除のひとつもしない。掃除を求めていないにしても、もう少し神社に協力的だったり、もっと良くしようという気持ちが大切。ミシュランになってはいけない。“神様はおられるのかな”ではなく、神様というのは、自分自身でつなぐ。これを忘れてはいけないのです」


「デジャブについてお聞きしたいです。私は、霊感などはございませんが、よくデジャブを経験します。子供の頃から“あれ?この間もこんなことあったな”という体験を何回もしてきましたが、全て気のせいだと流していました。しかし、つい先日のことです。ある生放送のニュースを見ている時ふっと、同番組の生中継の様子が思い浮かびました。すると、いま目の前で見ている番組も同じ中継を始めたのです。アナウンサーが話す言葉一字一句、一般客の様子、ワイプの反応などすべて先取りして分かっている状態で生中継を見ました。次に何が起こるのか分かって、本当にその通りに中継が行われるのでとても混乱し、気味の悪さを覚えました。今までは気のせいで流せましたが、今回は生中継だったこと、私が事前に知ることが出来なかったことなので、デジャブと認めざるをえません。デジャブってただの勘違いなのでしょうか。それともスピリチュアル的に何か意味があるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「こういうことはしょっちゅうある。私は“こういうふうに出会う宿命的なものがあるのだな。その場所に縁があったのだな”と受け止める。それだけのこと。役にも立たない予知なんていちいち考えない。スピリチュアルの原則は、分からないことは無視して流せ。本当に伝えたいことは、何回でも分かるまでくるのです。スピリチュアルなことで変なふうにハマっていく人は“あれは何だったのでしょう”“これは何だったのでしょう”と、いつまでもそこに立ち止まる人。“電話が今、切れちゃった!”というのと同じ。必要があればもう一度かかってくるのだから、待っていれば良いのです。“あの電話、誰だったのだろう。どうだったのだろう”というのと一緒。気にしないことなのです」


「先日の夢の事でお聞きします。江原さんを我が家にお招きし、お祓いをして頂く事になりました。駅までお迎えに行く約束でしたが、家の掃除に手間取り、お迎えに行く時間が過ぎてしまいました。慌てていると、江原さんがピンポーンといらっしゃったのです。私はやってしまった…と物凄く落ち込みましたが“行けなくてごめんなさい”といったところ、江原さんは“約束が守れない貴方はお金には縁がない。そして将来もありませんね”と冷たく言われました。目が覚めてもハッキリと覚えていた夢だったので、何かのメッセージではないのかと落ち込んでいます。単なる夢とサラッと流してもよいのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、私ではありません(笑)。あなたのガイドの人が私の姿を使って来たのです。確かに夢での私の言葉はその通り。そういうところがあなたにはあるという自覚があって、思い癖の夢なのでしょう。そこにスピリチュアルなことがからんでいる可能性はある。約束を守ってくださいね」


「疫病神は、本当に存在するのでしょうか?というのも、私は交際している人がいます。付き合いだして2年半近くになるのですが、この2年その人に良くないことばかり起こります。事故にあったり、会社が危うい状態になったり、怪我をしたり、体調が優れなかったり…です。最近こんな状況になったのは、私と交際しだしてからじゃないのかな?と、いう気がしてきました。私は疫病神なのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「逆です。そういう彼を救う為に出会ったのです。なぜネガティブにとるのでしょうか。疫病神ではないのです。誰でも、そういう色んなことが表れる“節目”というのがある。意味のないことはない。その人の中の問題点が噴き出ている時に出会っているのだから、疫病神ではなく“あなたが支えてあげなさい”ということ。頑張ってくださいね」


●江原啓之 今夜の格言
「スピリチュアルな神秘は、生きる希望を与えます」
「宝のような楽器も奏者しだい。神秘も受け取り方しだいです」

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