2018/5/20
暑くなったと思えば、急に寒くなったり。みなさん、体調崩されていませんか?
「『おと語り』に寄せられるメールの中で比較的多いのが“過去”を悔やんだり、今の判断も悔やんだり。現代人には“失敗恐怖症”というのがあると思うんです。小さい頃から正解を強いられる。そうすると、ちょっとでも失敗があったら“ダメだ”となって、毎日が綱渡りのような感覚かもしれませんね。だから“もうダメだ”と、すぐにあきらめも早くなってしまう。現代人はダメだったら“もう立ち上がれない”と短絡的に思ってしまいがち。でも、躓いたらまた戻ればいいんです。変な言い方かもしれないけれど、人は躓く為に生まれてきたのです。自分の未熟さを見るというのは“躓き”。未熟さを経験することによって理解し、向上すればいい。同じことでも、視点を変えれば生き方は変わるのです」という江原さん。
今日は『悔やみ・迷い』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Please Forgive Me / ブライアン・アダムス
◇旅立ち / 江原啓之



「私は33歳未婚です。前の恋愛で3年お付き合いをしていた方と、音信不通という形でお別れをされました。深く傷つき、苦しみ、生きるのが正直しんどくもなりましたが、このままではダメだと、過去の自分を反省し『自分1人で生きていく力をつける』という目標を立てました。すぐに実家を出て一人暮らしを始め、仕事をし、自立して毎日の生活環境を整えながら、周りの人達を大切にする。1人で過ごす趣味の時間も大切にする。そんな生活をしていた時に、現在お付き合いをしている11歳年下の彼と出会いました。彼は医大生で、後4年間学生です。友達期間を経て両想いだと分かった時、正直悩みましたが、本気で好きだと確信し、お付き合いする道を選びました。けれど、周りの目は冷たいです。なぜいい歳なのに結婚をしないのか?なぜ今そんな若い子と付き合うのか?いずれ若い子にいかれるよ‥と。自分の年齢からして今何故そんな若い子と付き合うのか?私が痛いくらい感じている事です。未来に不安がないと言ったら嘘になります。過去の私なら選ばなかった選択。でも、もしダメになっても、彼という素敵な人間性を持った方と出会えたことを絶対に後悔しないと決めて付き合う道を選びました。幸いにも彼も同じ様に想ってくれています。私の考えはおかしいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「おかしくない。その代わり、もしダメになっても本当に“彼という素敵な人間性を持った方と出会えたことを絶対に後悔しない”という気持ちを、絶対に思い出してください。それが大事。人生は成果主義ではない。好きな人と婚姻関係になっても死別ということもある。素敵な人と過ごす時間が大事であって、結果ではない。万が一別れることになっても“私の時間を返して”などと言わないこと。メールに書いてくれたことを、今日は“誓い”としましょう!」


「30歳で未亡人となりました。旦那さんは中学生から付き合い、初恋の人。20歳で長男を、23歳で長女を授かりました。幸せすぎる家族を築いていましたが、旦那さんの急死で、幼い我が子と共に地獄を経験しました。それでもなんとか生きていかなければとアルバイトから始めた仕事で社員に昇格する事が出来ました。1人になって今年で10年。お付き合いして4年になる彼氏がいます。彼は28歳。気が合って優しくて思いやりがあり、何より私をとても愛してくれています。そんな彼が1年前くらいから自分との子供が欲しいと結婚を求めて居ます。長男は大学受験、次女は高校二年生。多感な時期。自分の恋愛に付き合わせたくありませんが、子育ても終盤。40歳という年齢の壁から彼は私との結婚を急いでいます。子供達の事、彼のご両親の事、色々と考えると踏み切れません。12も年下に求婚されるとは有り難いですが迷っています。子供の素晴らしさや、子育ての長さを知っているからこそ、決断出来ないで居ます。家族3人の絆が硬く、そこへ他人を入れたことにより、子供達に私までいなくなってしまうなどという余計な寂しさは与えたくありません。あの子達には私しかいないのですから。とはいえ老後1人になる事が逆に子供達の負担となるのも嫌です。正確はあるのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「難しいですね。割と早くにご主人を失った方は、不思議なもので、相当愛し合っていた方が多い。素直に子どもさんたちと3人で相談・会議をした方が良いのではないか。子どもさんたちが“お母さん苦労したし、そろそろいいんじゃない”と言うかもしれない。それを大事にした方がいい。もし、子どもさんたちがあまり賛成しないようであれば、そこで考えてあなたが決めるべき。第一段目は家族会議。第二段目はあなたが決める。“そこまでしてでも…とは思えない”というのであれば、彼も若いし、別れるも“愛”。老後のことはあなた次第だから、子どもさんの負担などは気にしなくてもいいのではないか。40歳なんて、まだまだ若い!未来がある。ご苦労なさった分、幸せになって欲しいなと思います」


「この前、好きな人に告白して付き合う事ができたのですが、3日ほど経っていきなり別れを告げられてしまいました。その理由は“実は忘れられない人がいて、君と出会って変わろうとしたけど無理だった”とのこと。しばらく話し合いが続くなかで“彼女は僕が好きなのではなく、その彼を忘れるために僕でも良かったんだ”と感じました。それにはすごくショックだったので、感情的になって彼女にきつく当たってしまい、結局、別れることとなったのです。今では彼女の気持ちをちゃんと聞いてあげられなかったこと、感情的になってしまったことに後悔しています。彼女にはしっかり謝りに行くと決めたのですが、今後、彼女を応援するべきか、まだ想い続けていいのか自分でもわかりません。アドバイスをお願いいたします」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたはまだ19歳。躓く権利がある。自由にしてください!でも、謝りに行ってはいけない。手紙がいい。こんなことをいちいち謝りに行ったりすると返って“ウザイ”となってしまう。“これからもまだ想い続けていいか”なんていちいち聞くと、余計に嫌われてしまう。だから手紙で“こないだはきついことを言ってしまって、感情的になってしまったこと、ごめんなさい。その一言が謝りたい”。これだけ!それ以上しゃべるな!手紙でも綴るな!今の時代、手紙ではなくメールでもいいですけどね。“想い続けていいか”と聞くこと自体、依存心。あなたが想いたいのか想いたくないのか。けれど、こういうことで一歩一歩大人の男になっていくんです。良いことです。頑張ってくださいね!」


●江原啓之 今夜の格言
「過去の全ては、未来の希望のためにある学びです」
「過去には、おめでとう、そしてありがとうだけです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 5月・6月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから