2022.7.1
◆コブクロ結成のきっかけ
丸山:小渕健太郎(こぶち・けんたろう)くんとの出会いは何だったの?
黒田:小渕は宮崎県出身で、僕は大阪府の堺市出身なので、場所は全然別々だったんですけど、20歳ぐらいのとき、地元の商店街で弾き語りをしていたんですね。
丸山:はい。
黒田:たまたま小渕が転勤で堺にやって来て。
丸山:転勤!? サラリーマン?
黒田:凄腕のサラリーマンやったんですよ(笑)。弱冠20歳で関西ナンバーワンの営業マンやったんですよ。
丸山:小渕くんは、言葉が上手だもんね。
黒田:そうなんですよ。当時、僕が会ったとき、部下が20~30人いましたから。しかもみんな30代の先輩に対して、20歳の小渕が「それは違うよ」って指示を出していたんですよ(笑)。アイツ、すごいですよ。
丸山:すごいね(笑)。
黒田:サラリーマンの仕事の合間にストリートに出て来て、僕としゃべるようになって。
丸山:なるほど。
黒田:僕はずっと“プロになりたい!”と思っていて、ギターが上手い人を探していたら、小渕がたまたますごく上手くて。「仕事辞めんでもええから、ちょっと(一緒に)やろうや」って話をしたら、そこから意気投合して。
丸山:そこからサラリーマンミュージシャンとして両刀で。
黒田:「せっかくそれだけ仕事を頑張ってるんやから、ある程度、結果が出るまでは辞めんほうがええで」って言ってたんですけど、3ヵ月ぐらいしたら「両立できへん」言うて、辞めてたんですよ。
丸山:うん。
黒田:「辞めて大丈夫なん?」って言うてたんですけど、結成して2年ぐらいでメジャーデビューが決まって。
丸山:小渕くんは小渕くんで音楽の勉強をずっとやっていたの?
黒田:小渕はもともと、家が民謡の家元なんですよ。
丸山:民謡!?
黒田:家に太鼓や三味線があって、生徒さんが来て、お父さんや親戚の方が教えていたんです。小渕は、民謡の一族なんですよ。幼少期からずっと教えられてきたんですけど、着物を着てやるのが嫌で反抗期のときにやめたんですって。
丸山:うん。
黒田:三味線からギターに持ち替えて、中学・高校時代は洋楽にハマったみたいで。
丸山:民謡と洋楽じゃ真逆だね。そういうことなんだ。それで2人が意気投合して、デビューに至ると。曲はほとんど小渕くんだよね? すごい才能だよね。
黒田:デビューした頃、「いつか曲は書かれへんくなる。枯れる」ってよく言われたんですけど、出会ったときに「僕、曲作られへんから曲作ってほしいねん」って小渕に言ったら、週に3曲作ってくるんですよ。
丸山:週3曲!?
黒田:詞を書いて、曲も書いて。それをカセットテープに録ったやつを僕に渡すんですけど、僕が覚える時間が追いつかないという(苦笑)。それがもうすごいペースで。
丸山:ハハハハハ!
黒田:音楽業界の人たちは「まぁ最初はそうなんだろうけど、絶対に詰まるときがくるから」って言うんですけど、今でもまったく苦もなく書きますから。
丸山:溢れんばかりだね。
◆曲が尽きない小渕健太郎との絶妙なバランス
丸山:ずっとシングルを出しながら、アルバムも作って。黒田くんが書いた曲もあったよね? 僕も聴いたけど“いい曲だな”って思いましたよ。
黒田:あんなん、5年に1回ぐらいしか出てこないですよ(苦笑)。
丸山:(笑)。
黒田:「もうそろそろ5年経つから」って言われるんですけど、なんにもないですよ(笑)。本当に(曲が)書けないんですよね。
丸山:得意・不得意があるからね。
黒田:そうなんですよ!
丸山:餅は餅屋ですから、そこのバランスがいいコンビネーションなんですよね。
黒田:歌を必死で歌うから(曲作りは)勘弁してくれと。日々誤り倒してるんですよ(苦笑)。
丸山:ハハハハハ! でも、小渕くんは絶対怒らなそうですよね。
黒田:そう。小渕は、僕が1曲書く間に100曲書きますから。「もういいでしょ、僕の1曲は」って(笑)。
丸山:(笑)。そういえば、コブクロが公式アンバサダーをつとめる「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」のテーマソングを、日本国際博覧会協会から正式に依頼を受けて、制作することが決定したそうですね。
黒田:まさに今、作っている最中で。
丸山:へぇ~。
黒田:日々、どんな感じの曲にしようかというのを、小渕と。万博の方々とご相談させていただきながら。
丸山:こういうのってすごく緊張するよね。
黒田:すんごいするんですよ。今までの自分たちのさじ加減だけじゃなくて、今回は万博を観に来てくださる方々に喜んでいただけるという新たなジャッジもいるので、どうしようかなと。
丸山:でも、曲も作らないし、詞も書かないから、ゆっくり待っているだけ?
黒田:だから僕は「違う」って言うだけです(笑)。
丸山:ハハハハハ! 「ちょっと違うんじゃない?」って言うの!?
黒田:味見だけして、「ちょっとちゃうな……」って(笑)。
丸山:いい役だな、それ(笑)。歌はノリノリで歌えばいいんだもんね。
黒田:そう(笑)。
丸山:素晴らしい(笑)。それで2人が気持ちよいハーモニーが生まれるわけだから。黒田くんの背の大きさもありますけど、小渕くんの器の大きさもあると。
黒田:小渕の器は、僕の背と同じぐらいデカいですね(笑)。
次回7月2日(土)の放送も、引き続き黒田さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年7月3日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
コブクロ「万博テーマソング」絶賛制作中! 黒田俊介「すごく緊張する」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。6月25日(土)の放送は、コブクロの黒田俊介(くろだ・しゅんすけ)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆コブクロ結成のきっかけ
丸山:小渕健太郎(こぶち・けんたろう)くんとの出会いは何だったの?
黒田:小渕は宮崎県出身で、僕は大阪府の堺市出身なので、場所は全然別々だったんですけど、20歳ぐらいのとき、地元の商店街で弾き語りをしていたんですね。
丸山:はい。
黒田:たまたま小渕が転勤で堺にやって来て。
丸山:転勤!? サラリーマン?
黒田:凄腕のサラリーマンやったんですよ(笑)。弱冠20歳で関西ナンバーワンの営業マンやったんですよ。
丸山:小渕くんは、言葉が上手だもんね。
黒田:そうなんですよ。当時、僕が会ったとき、部下が20~30人いましたから。しかもみんな30代の先輩に対して、20歳の小渕が「それは違うよ」って指示を出していたんですよ(笑)。アイツ、すごいですよ。
丸山:すごいね(笑)。
黒田:サラリーマンの仕事の合間にストリートに出て来て、僕としゃべるようになって。
丸山:なるほど。
黒田:僕はずっと“プロになりたい!”と思っていて、ギターが上手い人を探していたら、小渕がたまたますごく上手くて。「仕事辞めんでもええから、ちょっと(一緒に)やろうや」って話をしたら、そこから意気投合して。
丸山:そこからサラリーマンミュージシャンとして両刀で。
黒田:「せっかくそれだけ仕事を頑張ってるんやから、ある程度、結果が出るまでは辞めんほうがええで」って言ってたんですけど、3ヵ月ぐらいしたら「両立できへん」言うて、辞めてたんですよ。
丸山:うん。
黒田:「辞めて大丈夫なん?」って言うてたんですけど、結成して2年ぐらいでメジャーデビューが決まって。
丸山:小渕くんは小渕くんで音楽の勉強をずっとやっていたの?
黒田:小渕はもともと、家が民謡の家元なんですよ。
丸山:民謡!?
黒田:家に太鼓や三味線があって、生徒さんが来て、お父さんや親戚の方が教えていたんです。小渕は、民謡の一族なんですよ。幼少期からずっと教えられてきたんですけど、着物を着てやるのが嫌で反抗期のときにやめたんですって。
丸山:うん。
黒田:三味線からギターに持ち替えて、中学・高校時代は洋楽にハマったみたいで。
丸山:民謡と洋楽じゃ真逆だね。そういうことなんだ。それで2人が意気投合して、デビューに至ると。曲はほとんど小渕くんだよね? すごい才能だよね。
黒田:デビューした頃、「いつか曲は書かれへんくなる。枯れる」ってよく言われたんですけど、出会ったときに「僕、曲作られへんから曲作ってほしいねん」って小渕に言ったら、週に3曲作ってくるんですよ。
丸山:週3曲!?
黒田:詞を書いて、曲も書いて。それをカセットテープに録ったやつを僕に渡すんですけど、僕が覚える時間が追いつかないという(苦笑)。それがもうすごいペースで。
丸山:ハハハハハ!
黒田:音楽業界の人たちは「まぁ最初はそうなんだろうけど、絶対に詰まるときがくるから」って言うんですけど、今でもまったく苦もなく書きますから。
丸山:溢れんばかりだね。
◆曲が尽きない小渕健太郎との絶妙なバランス
丸山:ずっとシングルを出しながら、アルバムも作って。黒田くんが書いた曲もあったよね? 僕も聴いたけど“いい曲だな”って思いましたよ。
黒田:あんなん、5年に1回ぐらいしか出てこないですよ(苦笑)。
丸山:(笑)。
黒田:「もうそろそろ5年経つから」って言われるんですけど、なんにもないですよ(笑)。本当に(曲が)書けないんですよね。
丸山:得意・不得意があるからね。
黒田:そうなんですよ!
丸山:餅は餅屋ですから、そこのバランスがいいコンビネーションなんですよね。
黒田:歌を必死で歌うから(曲作りは)勘弁してくれと。日々誤り倒してるんですよ(苦笑)。
丸山:ハハハハハ! でも、小渕くんは絶対怒らなそうですよね。
黒田:そう。小渕は、僕が1曲書く間に100曲書きますから。「もういいでしょ、僕の1曲は」って(笑)。
丸山:(笑)。そういえば、コブクロが公式アンバサダーをつとめる「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」のテーマソングを、日本国際博覧会協会から正式に依頼を受けて、制作することが決定したそうですね。
黒田:まさに今、作っている最中で。
丸山:へぇ~。
黒田:日々、どんな感じの曲にしようかというのを、小渕と。万博の方々とご相談させていただきながら。
丸山:こういうのってすごく緊張するよね。
黒田:すんごいするんですよ。今までの自分たちのさじ加減だけじゃなくて、今回は万博を観に来てくださる方々に喜んでいただけるという新たなジャッジもいるので、どうしようかなと。
丸山:でも、曲も作らないし、詞も書かないから、ゆっくり待っているだけ?
黒田:だから僕は「違う」って言うだけです(笑)。
丸山:ハハハハハ! 「ちょっと違うんじゃない?」って言うの!?
黒田:味見だけして、「ちょっとちゃうな……」って(笑)。
丸山:いい役だな、それ(笑)。歌はノリノリで歌えばいいんだもんね。
黒田:そう(笑)。
丸山:素晴らしい(笑)。それで2人が気持ちよいハーモニーが生まれるわけだから。黒田くんの背の大きさもありますけど、小渕くんの器の大きさもあると。
黒田:小渕の器は、僕の背と同じぐらいデカいですね(笑)。
次回7月2日(土)の放送も、引き続き黒田さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2022年7月3日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/