2022.6.24
◆どぶろっくは一度解散していた!?
丸山:森さんは、浅井企画お笑いタレントセミナーの1期生ということで、どぶろっくの2人って子どもの頃はどうだったの?
森:小中高の頃は、すごく対称的で。僕は暗くて地味な人間でしたけど、相方(江口直人さん)は逆に目立つタイプで。
丸山:へぇ~。もともとは、役者志望で上京したんですか?
森:そうなんですよ。僕は自分を変えたいというか、人前で表現している人に憧れがあって。
丸山:ちょっと内気な感じなのに、人前で表現するってすごく真逆なことをやるわけじゃないですか。その勇気って“絶対、変えなきゃ”という思いで(東京に)出てきた?
森:それもありますし、地元って自分のキャラや性格が決まっちゃっている感じがあるじゃないですか。そのキャラから抜け出してみたいという願望があって。
丸山:うん。
森:役者だといろいろなキャラクターになれるし、東京という知らない街のほうが僕という人に先入観がないから、“いいかな”と思って。
丸山:役者になる人って「いろいろな人物になれる」って必ず言いますよね。
森:そういう願望があって。それで、大学を卒業して単身で上京して。
丸山:相方の江口さんは?
森:相方は(同じ大学を卒業後も)地元に残っていて、自分でバンドを組んで一時期ミュージシャンを目指していたんですよ。
丸山:うん。
森:結果、それぞれの道で挫折して、26歳のときにお笑いをやろうと。
丸山:なるほど。お笑いコンビとしても挫折があったそうですけど。
森:当時、相方が恋に落ちてしまいまして(笑)。相方が佐賀の実家に帰って東京に戻ってきたときの便で、隣に座っていた女性とちょっと仲良くなったらしいんですよ。
丸山:へぇ~。
森:その女性と連絡先を交換して、東京に戻ってきたんです。で、その女性のほうはこっち(東京)に遊びに来ていて、後で九州に戻ったらしくて。
丸山:なるほど。
森:遠距離の状態で連絡を取り合って、付き合うことになったらしくて。
丸山:すげぇ~。“♪それってオイラを誘ってるんじゃないの~”って感じたのかな(笑)?
森:感じたんじゃないですかね(笑)。それで愛を育んでいたらしいです。当時はネタ合わせを毎日のようにやっていたんですけど、夜の9時ぐらいになると「ちょっと……」って外に出て行って、その女性に毎日電話していたんですよ。
丸山:それで、「おい、ふざけんなよ」と。
森:いや、僕が「ふざけんなよ」じゃなくて、「俺、その子に本気になったから、コンビを1回解散させてくれ」って。そしたら10ヵ月ぐらいして別れたんですよ。
丸山:ハハハハハ!
森:それで、ちゃんと戻ってきました(笑)。相方が「また(どぶろっくを)やろう」って言うから、「別れた?」って聞いたら「うん」って。
丸山:でも、(コンビ解散を)ちゃんと受け入れるのってすごいね。また、そういうふうになるんじゃないかって、不安にならない?
森:いやいや、僕は付き合いが古いから、(一旦解散したときも)“絶対に戻ってくる”と思っていました。
丸山:なるほどね。子どもの頃からずっと一緒にいたわけだもんね。お互いのことをよく知っているのもよかったってことだね。これが普通にどこかのお笑いの学校で出会った奴だったら別れているよね?
森:それはあるかもしれないですね。
丸山:子どもの頃から共に歩いてきたから、わかり合えたと。素晴らしい仲だと思います。
◆どぶろっくの代名詞・歌ネタ誕生秘話
丸山:コンビにとって、最初に“ドン!”ってきたきっかけはなんだったの?
森:深夜番組の「あらびき団」(TBS系)ですね。ほかの番組と同じようにオーディションがあって受けたんですけど、“たぶん落ちたな”って手応えを感じなかったんですよ。
丸山:うん。
森:そのとき待ち時間が長くて。2人ともお金がなくて、オーディション会場の近くの公園で時間をつぶしていたんですよ。恵比寿の公園だったんですけど、土曜日の日中だったので、かわいい女の子がショッピングとかをして歩いているわけですよ。
丸山:なるほど(笑)。
森:それを見ながらブランコに乗って時間をつぶしていて。そしたら急に相方がノートを取り出して、パッとメモを書き始めて。
丸山:うん。
森:それで、「これ、ちょっと一緒に歌ってくんない?」って。(そのメモを見たら)歌詞を書いていたので、それに曲をつけて歌って、時間をつぶしていたんです。
丸山:ほぉ。
森:コントや漫才だけをやっていたコンビだったんですけど、(会場に戻って)オーディションで手応えを感じなかった相方が、普段はあまり自分からアピールしないのに、突然「さっき1曲作ったんですけど、よかったら歌っていいですか?」って。オーディション会場でいきなり「歌いたい」って言ったんですよ。
丸山:うん。
森:それで、「ぜひぜひ!」って言われて歌ったのが、「女っつーのは」って歌だったんですよ。
丸山:へぇ~。
森:あれは、公園で恵比寿を歩いている女の子を見ながら作った歌なんです。
丸山:そうなんだ!? おもしろい!
森:で、歌ってみたら、そのネタで合格しまして。
丸山:ハハハハハ! 前にやったネタじゃなくて(笑)。
森:合格理由は、「お笑いのオーディション会場に歌を歌いにきたコンビ」ということで初めに紹介されて。MCの東野(幸治)さんと藤井(隆)さんが「何、この歌詞?」って言って、それから歌ネタになったんですよ。
丸山:「あらびき団」がきっかけで世に出た人、いっぱいいますもんね。
森:ハリウッドザコシショウさん、はるな愛さん、風船太郎さんとか。当時、キャスティングもよかったじゃないですか。みんな(芸が)粗いから(笑)。観ているだけで元気が出ますもんね。
丸山:(笑)。それから「キングオブコント2019」(TBS系)で優勝して。あのネタ、最高だったもんね。
森:あれは、トイレから出てきた相方が急にあの歌を歌い出したんですよ。
丸山:ハハハハハ! そういう発想能力が根深いということで(笑)。
森:本当に心からそう思ったんでしょうね(笑)。
次回6月25日(土)の放送は、コブクロの黒田俊介さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2022年6月26日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
どぶろっく、実は一度解散していた!? 森慎太郎「相方が恋に落ちてしまいまして(笑)」
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。6月18日(土)の放送は、前回に引き続き、お笑いコンビ・どぶろっくの森慎太郎(もり・しんたろう)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆どぶろっくは一度解散していた!?
丸山:森さんは、浅井企画お笑いタレントセミナーの1期生ということで、どぶろっくの2人って子どもの頃はどうだったの?
森:小中高の頃は、すごく対称的で。僕は暗くて地味な人間でしたけど、相方(江口直人さん)は逆に目立つタイプで。
丸山:へぇ~。もともとは、役者志望で上京したんですか?
森:そうなんですよ。僕は自分を変えたいというか、人前で表現している人に憧れがあって。
丸山:ちょっと内気な感じなのに、人前で表現するってすごく真逆なことをやるわけじゃないですか。その勇気って“絶対、変えなきゃ”という思いで(東京に)出てきた?
森:それもありますし、地元って自分のキャラや性格が決まっちゃっている感じがあるじゃないですか。そのキャラから抜け出してみたいという願望があって。
丸山:うん。
森:役者だといろいろなキャラクターになれるし、東京という知らない街のほうが僕という人に先入観がないから、“いいかな”と思って。
丸山:役者になる人って「いろいろな人物になれる」って必ず言いますよね。
森:そういう願望があって。それで、大学を卒業して単身で上京して。
丸山:相方の江口さんは?
森:相方は(同じ大学を卒業後も)地元に残っていて、自分でバンドを組んで一時期ミュージシャンを目指していたんですよ。
丸山:うん。
森:結果、それぞれの道で挫折して、26歳のときにお笑いをやろうと。
丸山:なるほど。お笑いコンビとしても挫折があったそうですけど。
森:当時、相方が恋に落ちてしまいまして(笑)。相方が佐賀の実家に帰って東京に戻ってきたときの便で、隣に座っていた女性とちょっと仲良くなったらしいんですよ。
丸山:へぇ~。
森:その女性と連絡先を交換して、東京に戻ってきたんです。で、その女性のほうはこっち(東京)に遊びに来ていて、後で九州に戻ったらしくて。
丸山:なるほど。
森:遠距離の状態で連絡を取り合って、付き合うことになったらしくて。
丸山:すげぇ~。“♪それってオイラを誘ってるんじゃないの~”って感じたのかな(笑)?
森:感じたんじゃないですかね(笑)。それで愛を育んでいたらしいです。当時はネタ合わせを毎日のようにやっていたんですけど、夜の9時ぐらいになると「ちょっと……」って外に出て行って、その女性に毎日電話していたんですよ。
丸山:それで、「おい、ふざけんなよ」と。
森:いや、僕が「ふざけんなよ」じゃなくて、「俺、その子に本気になったから、コンビを1回解散させてくれ」って。そしたら10ヵ月ぐらいして別れたんですよ。
丸山:ハハハハハ!
森:それで、ちゃんと戻ってきました(笑)。相方が「また(どぶろっくを)やろう」って言うから、「別れた?」って聞いたら「うん」って。
丸山:でも、(コンビ解散を)ちゃんと受け入れるのってすごいね。また、そういうふうになるんじゃないかって、不安にならない?
森:いやいや、僕は付き合いが古いから、(一旦解散したときも)“絶対に戻ってくる”と思っていました。
丸山:なるほどね。子どもの頃からずっと一緒にいたわけだもんね。お互いのことをよく知っているのもよかったってことだね。これが普通にどこかのお笑いの学校で出会った奴だったら別れているよね?
森:それはあるかもしれないですね。
丸山:子どもの頃から共に歩いてきたから、わかり合えたと。素晴らしい仲だと思います。
◆どぶろっくの代名詞・歌ネタ誕生秘話
丸山:コンビにとって、最初に“ドン!”ってきたきっかけはなんだったの?
森:深夜番組の「あらびき団」(TBS系)ですね。ほかの番組と同じようにオーディションがあって受けたんですけど、“たぶん落ちたな”って手応えを感じなかったんですよ。
丸山:うん。
森:そのとき待ち時間が長くて。2人ともお金がなくて、オーディション会場の近くの公園で時間をつぶしていたんですよ。恵比寿の公園だったんですけど、土曜日の日中だったので、かわいい女の子がショッピングとかをして歩いているわけですよ。
丸山:なるほど(笑)。
森:それを見ながらブランコに乗って時間をつぶしていて。そしたら急に相方がノートを取り出して、パッとメモを書き始めて。
丸山:うん。
森:それで、「これ、ちょっと一緒に歌ってくんない?」って。(そのメモを見たら)歌詞を書いていたので、それに曲をつけて歌って、時間をつぶしていたんです。
丸山:ほぉ。
森:コントや漫才だけをやっていたコンビだったんですけど、(会場に戻って)オーディションで手応えを感じなかった相方が、普段はあまり自分からアピールしないのに、突然「さっき1曲作ったんですけど、よかったら歌っていいですか?」って。オーディション会場でいきなり「歌いたい」って言ったんですよ。
丸山:うん。
森:それで、「ぜひぜひ!」って言われて歌ったのが、「女っつーのは」って歌だったんですよ。
丸山:へぇ~。
森:あれは、公園で恵比寿を歩いている女の子を見ながら作った歌なんです。
丸山:そうなんだ!? おもしろい!
森:で、歌ってみたら、そのネタで合格しまして。
丸山:ハハハハハ! 前にやったネタじゃなくて(笑)。
森:合格理由は、「お笑いのオーディション会場に歌を歌いにきたコンビ」ということで初めに紹介されて。MCの東野(幸治)さんと藤井(隆)さんが「何、この歌詞?」って言って、それから歌ネタになったんですよ。
丸山:「あらびき団」がきっかけで世に出た人、いっぱいいますもんね。
森:ハリウッドザコシショウさん、はるな愛さん、風船太郎さんとか。当時、キャスティングもよかったじゃないですか。みんな(芸が)粗いから(笑)。観ているだけで元気が出ますもんね。
丸山:(笑)。それから「キングオブコント2019」(TBS系)で優勝して。あのネタ、最高だったもんね。
森:あれは、トイレから出てきた相方が急にあの歌を歌い出したんですよ。
丸山:ハハハハハ! そういう発想能力が根深いということで(笑)。
森:本当に心からそう思ったんでしょうね(笑)。
次回6月25日(土)の放送は、コブクロの黒田俊介さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2022年6月26日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/