2020.6.26
◆冷やかし半分で始めたゴルフ
丸山:ゴルフを始めたきっかけは?
ひとり:僕は、冷やかし半分で始めました。“ゴルフなんて面白くないよ。朝早く起きて、何やってんだ”って思っていましたけど、“とりあえずいろいろとやってみよう”という僕の人生の生き方があるので。
丸山:なるほど。
ひとり:タロット占いも教室に通ってやりましたし。
丸山:嘘でしょ(笑)。
ひとり:乗馬教室にも通いましたし、僕なんでもやるんですよ。最近だと、3Dプリンターとか。何もわからないけどやり始めて。やってみて、飽きたらそれでいいやと。
丸山:うん。
ひとり:ゴルフも(やってみて)、飽きたら飽きたでいいんだから“やってみよう”と思ったら、まぁ~のめり込んじゃって。
丸山:ひとりさん、ギアが大好きでしょ? テレビで観てビックリしたもん。自分でシャフト交換みたいなことをやろうとして。技術論云々にハマる前にそっちに走っちゃったの?
ひとり:(スコア)100を切る前からギアに凝り始めましたから(笑)。たまたまゴルフ雑誌を読んでいたときに“重量フロー”という言葉を見て、自分のクラブを測ってみたら、6番アイアンのほうが5番アイアンよりも軽かったんですよ。
丸山:うん。
ひとり:たぶん思い込みですけど“そういや、6番アイアンうまくいっていなかったような気がする”って。それで自分で調整してラウンドしたら、たまたまうまくいっちゃったんですよ。
丸山:あぁ~(笑)。
ひとり:それで、“ゴルフって、ギアじゃん!”って(苦笑)。それからはもう沼ですよね。あらゆる工具を買って、(クラブの)重さ、長さ、振動数を全部エクセルに打ち込んで、それをグラフ化して……。
丸山:えぇ~っ!?
ひとり:でも、ギアはギア、ラウンドはラウンドって気持ちを切り替えているんですよ。じゃないと、ギアを全部調整してラウンドして、最初のティーショットで曲がっちゃったら、もう楽しくないんですよ。もうギアのことを考え出しちゃうから(苦笑)。
丸山:いやいや、そこは自分を変えないと(笑)。
ひとり:だから、ラウンド中はゴルファーで、ラウンドが終わったらクラフトマンと(笑)。そう切り替えて混同してラウンドしちゃわないように。
丸山:1回も技術論が出てこないね(笑)。
ひとり:ハハハ! 僕ね、いまやりたいのは、誰かのギアを調整してその人にいいスコアで回ってもらいたい(笑)。
丸山:ハハハ! それもうクラフトマンじゃん(笑)。重心距離とか頭に入っているんだね。(プロの)現場で採用されるかもしれない。こういうスイングをする人には、こういうクラブが合っているってところまで突き詰めたら、クラフトマンとして一流選手につける可能性がありますよ。
ひとり:うれしい。僕、キャンピングカーを持っているから、車内を工房にしてラウンドについて行って(笑)。やりたいな~。
丸山:向いているかも。
◆ゴルフとお笑い、向き合い方は似ている?
ひとり:試合中、自分の順位とか気にしながらやります?
丸山:僕、めっちゃボード見ますよ。全然ボードを見ない人もいます。
ひとり:人によって違うものなんですね。
丸山:自分の世界観をどうつくるか。僕はね、スーパスターと一緒に回るほうが楽なんですよ。すごく注目されている選手と回ると、その人にみんな注目が集まるから、自分が楽になる。
ひとり:なるほど。
丸山:タイガー・ウッズとかジャンボ(尾崎将司)さんと回ると、“到底、勝てそうにないな”って。そうすると、逆にいいスコアになるんですよ。(気持ちが)楽になるから。
ひとり:へぇ~、一緒に回る人で全然違うんですね。そう聞くと、“お笑いに近いな”って思いましたね。
丸山:本当?
ひとり:ボードを見る見ないも、芸人がライブとかで出番を待っているときに、前の芸人をずっと見る人と見ない人がいるんですよ。僕は見ない。
丸山:見ない派?
ひとり:ドッカンドッカン、ウケているのを見るとどんどんプレッシャーになって“俺、ウケるかな……”って心配になってくる。
丸山:なるほどね。
ひとり:で、スベっているのを見ても“俺もスベるんじゃないか”って(笑)。だから見ないほうが自分のペースでできるんですよね。かといえば、ずっと舞台袖でかじりついて見ている人もいるし。
丸山:僕はそっち派ですね。僕は全員のショットを見ちゃう。何番で打っているのかな、とかね。
ひとり:以前、タイガー・ウッズのインタビューを読んだんですけど、一緒に首位争いをしている相手のパットを、必ず心ののなかで“入れ!”と思いながら見ていると。
丸山:僕もそっち派です。
ひとり:そうなんですか!?
丸山:マッチプレーしている相手のことを、絶対に“入れ!”って思っちゃう。相手も入れてくるものだと想定しておかないと自分がつらくなる。“外してくれ!”と思ったことは1回もないですね。
ひとり:へぇ~!
丸山:一瞬の気の緩みが自分に響くんですよ。“相手も入れてくるだろうから、俺も入れなきゃいけない”と思い込んでいかないと。
ひとり:いやぁ、すごいな~! 僕なんか、同伴者のバーディーパットをいつも“外せっ!”って思って見ていますから(笑)。
丸山:ハハハ!
ひとり:周りが成功して、それに自分も引っ張ってもらうってことですね。確かにそっちの精神状態のほうがいいですね。
次回6月27日(土)の放送は、シンガーソングライターの大黒摩季さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
そして、JFN PARKでは丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。
丸山プロへの質問・メッセージは、番組Webサイトからぜひお送りください! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2020年6月28日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm
劇団ひとり、ゴルフはクラフトマンさながら!? そのハマリぶりとは…
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。6月20日(土)の放送は、前回に引き続き、お笑い芸人の劇団ひとりさんが登場しました。
◆冷やかし半分で始めたゴルフ
丸山:ゴルフを始めたきっかけは?
ひとり:僕は、冷やかし半分で始めました。“ゴルフなんて面白くないよ。朝早く起きて、何やってんだ”って思っていましたけど、“とりあえずいろいろとやってみよう”という僕の人生の生き方があるので。
丸山:なるほど。
ひとり:タロット占いも教室に通ってやりましたし。
丸山:嘘でしょ(笑)。
ひとり:乗馬教室にも通いましたし、僕なんでもやるんですよ。最近だと、3Dプリンターとか。何もわからないけどやり始めて。やってみて、飽きたらそれでいいやと。
丸山:うん。
ひとり:ゴルフも(やってみて)、飽きたら飽きたでいいんだから“やってみよう”と思ったら、まぁ~のめり込んじゃって。
丸山:ひとりさん、ギアが大好きでしょ? テレビで観てビックリしたもん。自分でシャフト交換みたいなことをやろうとして。技術論云々にハマる前にそっちに走っちゃったの?
ひとり:(スコア)100を切る前からギアに凝り始めましたから(笑)。たまたまゴルフ雑誌を読んでいたときに“重量フロー”という言葉を見て、自分のクラブを測ってみたら、6番アイアンのほうが5番アイアンよりも軽かったんですよ。
丸山:うん。
ひとり:たぶん思い込みですけど“そういや、6番アイアンうまくいっていなかったような気がする”って。それで自分で調整してラウンドしたら、たまたまうまくいっちゃったんですよ。
丸山:あぁ~(笑)。
ひとり:それで、“ゴルフって、ギアじゃん!”って(苦笑)。それからはもう沼ですよね。あらゆる工具を買って、(クラブの)重さ、長さ、振動数を全部エクセルに打ち込んで、それをグラフ化して……。
丸山:えぇ~っ!?
ひとり:でも、ギアはギア、ラウンドはラウンドって気持ちを切り替えているんですよ。じゃないと、ギアを全部調整してラウンドして、最初のティーショットで曲がっちゃったら、もう楽しくないんですよ。もうギアのことを考え出しちゃうから(苦笑)。
丸山:いやいや、そこは自分を変えないと(笑)。
ひとり:だから、ラウンド中はゴルファーで、ラウンドが終わったらクラフトマンと(笑)。そう切り替えて混同してラウンドしちゃわないように。
丸山:1回も技術論が出てこないね(笑)。
ひとり:ハハハ! 僕ね、いまやりたいのは、誰かのギアを調整してその人にいいスコアで回ってもらいたい(笑)。
丸山:ハハハ! それもうクラフトマンじゃん(笑)。重心距離とか頭に入っているんだね。(プロの)現場で採用されるかもしれない。こういうスイングをする人には、こういうクラブが合っているってところまで突き詰めたら、クラフトマンとして一流選手につける可能性がありますよ。
ひとり:うれしい。僕、キャンピングカーを持っているから、車内を工房にしてラウンドについて行って(笑)。やりたいな~。
丸山:向いているかも。
◆ゴルフとお笑い、向き合い方は似ている?
ひとり:試合中、自分の順位とか気にしながらやります?
丸山:僕、めっちゃボード見ますよ。全然ボードを見ない人もいます。
ひとり:人によって違うものなんですね。
丸山:自分の世界観をどうつくるか。僕はね、スーパスターと一緒に回るほうが楽なんですよ。すごく注目されている選手と回ると、その人にみんな注目が集まるから、自分が楽になる。
ひとり:なるほど。
丸山:タイガー・ウッズとかジャンボ(尾崎将司)さんと回ると、“到底、勝てそうにないな”って。そうすると、逆にいいスコアになるんですよ。(気持ちが)楽になるから。
ひとり:へぇ~、一緒に回る人で全然違うんですね。そう聞くと、“お笑いに近いな”って思いましたね。
丸山:本当?
ひとり:ボードを見る見ないも、芸人がライブとかで出番を待っているときに、前の芸人をずっと見る人と見ない人がいるんですよ。僕は見ない。
丸山:見ない派?
ひとり:ドッカンドッカン、ウケているのを見るとどんどんプレッシャーになって“俺、ウケるかな……”って心配になってくる。
丸山:なるほどね。
ひとり:で、スベっているのを見ても“俺もスベるんじゃないか”って(笑)。だから見ないほうが自分のペースでできるんですよね。かといえば、ずっと舞台袖でかじりついて見ている人もいるし。
丸山:僕はそっち派ですね。僕は全員のショットを見ちゃう。何番で打っているのかな、とかね。
ひとり:以前、タイガー・ウッズのインタビューを読んだんですけど、一緒に首位争いをしている相手のパットを、必ず心ののなかで“入れ!”と思いながら見ていると。
丸山:僕もそっち派です。
ひとり:そうなんですか!?
丸山:マッチプレーしている相手のことを、絶対に“入れ!”って思っちゃう。相手も入れてくるものだと想定しておかないと自分がつらくなる。“外してくれ!”と思ったことは1回もないですね。
ひとり:へぇ~!
丸山:一瞬の気の緩みが自分に響くんですよ。“相手も入れてくるだろうから、俺も入れなきゃいけない”と思い込んでいかないと。
ひとり:いやぁ、すごいな~! 僕なんか、同伴者のバーディーパットをいつも“外せっ!”って思って見ていますから(笑)。
丸山:ハハハ!
ひとり:周りが成功して、それに自分も引っ張ってもらうってことですね。確かにそっちの精神状態のほうがいいですね。
次回6月27日(土)の放送は、シンガーソングライターの大黒摩季さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
そして、JFN PARKでは丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。
丸山プロへの質問・メッセージは、番組Webサイトからぜひお送りください! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2020年6月28日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm