2020.7.1
◆大黒「いま人生で一番歌が楽しい」
丸山:大黒さんとは同い年で、もう1つ共通点があって。大黒さんのデビューは1992年で、僕もその年にプロテストに合格したんです。同じ90年代を過ごしてきましたけど、大黒さんにとって90年代ってどうでした?
大黒:一言で言うと“怒涛”。ゆっくり寝たとか、ぼんやりした覚えが1日もないくらいに、全力疾走で走り抜けた感じ。
丸山:そんなに忙しいんですか!? TUBEの前田(亘輝)さんを見ていたら、楽しそうでしたけど。
大黒:作曲のほとんどが春畑(道哉)さんじゃないですか。前田さんは作詞でしょう? 私は1人で両方、PVとかも全部1人でやらないといけないから1年中やっている感じ。いつもバンドはいいな~と思う、分業できて。
丸山:でも、1人で得たものもあるだろうし、喜びとか。
大黒:自分との闘いばっかりじゃない? 特にゴルファーも。
丸山:そうですね。
大黒:メンタルとかもすごく左右するし。歌もそうで、自分をいつもニュートラルに持っていくやり方が人生のテーマみたいなところがありますよね。孤独だなと思いますよ。
丸山:なるほど。僕らは原点や初心に戻るために、例えばスイングを基礎からもう一度やり直そうとか、戻る場所を決めているんですけど、歌手の人ってどこに戻るんですか?
大黒:私は、ホーム(地元)の北海道に帰る(笑)。デビュー前の自分に帰るようにしています。自分の体の老いをカバーする技術も……最近のほうが絶好調だもんね。
丸山:へぇ~。なぜですか?
大黒:いま人生で一番歌が楽しくて。声も出るし、質も良くなっているし、反比例しているみたいな。だから、こういうご褒美がもらえるなら、これまでの人生もあながち無駄じゃないなって思えちゃうよね。
丸山:いまが絶好調で楽しいって、素晴らしいですよ。そんな大黒さんは、3月から4ヵ月連続で配信シングルをリリースされて。
大黒: 3月に、(オリンピックの)代表選考の大事な大会、名古屋ウィメンズマラソンの公式応援ソングとして「Let’s☆Go!!Girls」という曲を書いたんです。緊急事態宣言が発令された少し手前で、本当は盛り上がるはずだったんだけど、ライブもできなくなったし……不憫で、かわいそうになっちゃって、我が子が。
丸山:うん。
大黒:4月には、いじめにあっている子どもたちと、いじめについて考える「IJIME QUEST 415 Stage.02 ~あなたのハート護ります~」という企画があって(※開催中止)。そこでも、曲(「RAINBOW QUEST ~僕らはピース メイト~」)を書いていたんですけど、“415(良い子)”の4月15日(水)に配信することになっていて、「もう1曲いっとく?」って感じで、5月に「OK」を出して。
丸山:すごいですね、その仕事量。
◆ZARD・坂井泉水とのエピソード
丸山:「OK」を配信開始した5月27日(水)は、思い入れのある日なんですか?
大黒:もともとは、1992年の5月27日がデビュー日(「STOP MOTION」)だったんです。そして、私の戦友というか大先輩なんですけど、とてもかわいがってもらっていたZARDの坂井泉水さんの命日でもあるんです。
丸山:そうなんですね……。
大黒:ちょうど私の15周年(2007年)のときに亡くなられて。それからは、自分のデビュー日をみんなでうかれて祝う気持ちになれず……彼女のご冥福を静かにお祈りする日にしていたんだけど、この「OK」という曲を“出そう”となったときに、スタッフのみんなが「泉水ちゃんは気にしていないと思うし、むしろ喜んでくれるだろうから、『OK』はデビュー日に出したら?」って。
丸山:うん。
大黒:最初はこだわりもあって「それはやりません」って言っていたんだけどね。いつも「泉水ちゃん」って呼んでいたんですけど、ものすごくキュートな人で。自分の現場を抜け出してきて、「摩季ちゃん」ってよく忍び込んでくるんですよね。かわいい顔をして「(スタジオに)入ってもいい?」って言ってくるから、「そんなの、社長に聞かなきゃダメに決まってるじゃん!」って。いつも怒られるの、私だから(笑)。
丸山:僕も若いころ何度かお会いしたことありますけど、素敵な人でしたよね。
大黒:この曲の仕上げをしているときに、泉水ちゃんが「入りたい」って言っている気がしたの。たまにお姉ちゃんぶって「(社長には)私が言っておいてあげるから、大丈夫!」って。そう言うんじゃないかなと思ったんですよね。だから、いいのかなと思って“5月27日”にリリースしました。
次回7月4日(土)の放送も、引き続き大黒さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
そして、JFN PARKでは丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。
丸山プロへの質問・メッセージは、番組Webサイトからぜひお送りください! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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聴取期限 2020年7月5日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm
大黒摩季、ZARD坂井泉水とのエピソードとデビュー日への思い明かす
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。6月27日(土)の放送は、シンガーソングライターの大黒摩季さんが登場しました。
◆大黒「いま人生で一番歌が楽しい」
丸山:大黒さんとは同い年で、もう1つ共通点があって。大黒さんのデビューは1992年で、僕もその年にプロテストに合格したんです。同じ90年代を過ごしてきましたけど、大黒さんにとって90年代ってどうでした?
大黒:一言で言うと“怒涛”。ゆっくり寝たとか、ぼんやりした覚えが1日もないくらいに、全力疾走で走り抜けた感じ。
丸山:そんなに忙しいんですか!? TUBEの前田(亘輝)さんを見ていたら、楽しそうでしたけど。
大黒:作曲のほとんどが春畑(道哉)さんじゃないですか。前田さんは作詞でしょう? 私は1人で両方、PVとかも全部1人でやらないといけないから1年中やっている感じ。いつもバンドはいいな~と思う、分業できて。
丸山:でも、1人で得たものもあるだろうし、喜びとか。
大黒:自分との闘いばっかりじゃない? 特にゴルファーも。
丸山:そうですね。
大黒:メンタルとかもすごく左右するし。歌もそうで、自分をいつもニュートラルに持っていくやり方が人生のテーマみたいなところがありますよね。孤独だなと思いますよ。
丸山:なるほど。僕らは原点や初心に戻るために、例えばスイングを基礎からもう一度やり直そうとか、戻る場所を決めているんですけど、歌手の人ってどこに戻るんですか?
大黒:私は、ホーム(地元)の北海道に帰る(笑)。デビュー前の自分に帰るようにしています。自分の体の老いをカバーする技術も……最近のほうが絶好調だもんね。
丸山:へぇ~。なぜですか?
大黒:いま人生で一番歌が楽しくて。声も出るし、質も良くなっているし、反比例しているみたいな。だから、こういうご褒美がもらえるなら、これまでの人生もあながち無駄じゃないなって思えちゃうよね。
丸山:いまが絶好調で楽しいって、素晴らしいですよ。そんな大黒さんは、3月から4ヵ月連続で配信シングルをリリースされて。
大黒: 3月に、(オリンピックの)代表選考の大事な大会、名古屋ウィメンズマラソンの公式応援ソングとして「Let’s☆Go!!Girls」という曲を書いたんです。緊急事態宣言が発令された少し手前で、本当は盛り上がるはずだったんだけど、ライブもできなくなったし……不憫で、かわいそうになっちゃって、我が子が。
丸山:うん。
大黒:4月には、いじめにあっている子どもたちと、いじめについて考える「IJIME QUEST 415 Stage.02 ~あなたのハート護ります~」という企画があって(※開催中止)。そこでも、曲(「RAINBOW QUEST ~僕らはピース メイト~」)を書いていたんですけど、“415(良い子)”の4月15日(水)に配信することになっていて、「もう1曲いっとく?」って感じで、5月に「OK」を出して。
丸山:すごいですね、その仕事量。
◆ZARD・坂井泉水とのエピソード
丸山:「OK」を配信開始した5月27日(水)は、思い入れのある日なんですか?
大黒:もともとは、1992年の5月27日がデビュー日(「STOP MOTION」)だったんです。そして、私の戦友というか大先輩なんですけど、とてもかわいがってもらっていたZARDの坂井泉水さんの命日でもあるんです。
丸山:そうなんですね……。
大黒:ちょうど私の15周年(2007年)のときに亡くなられて。それからは、自分のデビュー日をみんなでうかれて祝う気持ちになれず……彼女のご冥福を静かにお祈りする日にしていたんだけど、この「OK」という曲を“出そう”となったときに、スタッフのみんなが「泉水ちゃんは気にしていないと思うし、むしろ喜んでくれるだろうから、『OK』はデビュー日に出したら?」って。
丸山:うん。
大黒:最初はこだわりもあって「それはやりません」って言っていたんだけどね。いつも「泉水ちゃん」って呼んでいたんですけど、ものすごくキュートな人で。自分の現場を抜け出してきて、「摩季ちゃん」ってよく忍び込んでくるんですよね。かわいい顔をして「(スタジオに)入ってもいい?」って言ってくるから、「そんなの、社長に聞かなきゃダメに決まってるじゃん!」って。いつも怒られるの、私だから(笑)。
丸山:僕も若いころ何度かお会いしたことありますけど、素敵な人でしたよね。
大黒:この曲の仕上げをしているときに、泉水ちゃんが「入りたい」って言っている気がしたの。たまにお姉ちゃんぶって「(社長には)私が言っておいてあげるから、大丈夫!」って。そう言うんじゃないかなと思ったんですよね。だから、いいのかなと思って“5月27日”にリリースしました。
次回7月4日(土)の放送も、引き続き大黒さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
そして、JFN PARKでは丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm