賢治的オノマトペワールド!今回も魅了されました。「こぼこぼ噴きだす冷たい水」や「空がくるくるくるっと白く揺らぎ」「雨はざっこざっこ」「風はどっこどっこ」などなど、珍しい言い回しなのだけれどその風景が頭にしっかり浮かぶ不思議な擬音語の数々は、宮沢文学の大きな魅力だと思います。ところで物語の子どもたちの置かれている環境が素晴らしいですね。公園一つ出てこないのに自然相手に無限に遊び方があり、子どもたちも体いっぱいそれを楽しんでいます。「土手の草はざわざわ波になり」くらいはまだ東京でも見られますが、いつか息子や娘に岩手のこんな夏休みを味あわせてあげたいと憧れてしまいました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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