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さすが小川さんの選んだとっておきの偏愛小説。(しかもアンソロジーの大トリ!)文章はシンプルで理解できるのに、「わけがわからない」「じわじわ不安が募る」「不気味」・・・。スタジオで小川さんの解説を聞いていると「確かにそう読める!」と一瞬スッキリするのですが、新たな疑問も沸々と湧いてくるという、とにかく奥の深いざわざわする作品です。特に「短い作品なのに登場人物が多く、全員が怪しげなのに全て尻切れトンボ」という小川さんのツッコミには目から鱗。ラスト、主人公の「私」は神になったのでしょうか?それともお供えに??私は「最初から神様だったのに本人が気がついていなかった」に一票なのですが…嗚呼、もやもや!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2021年09月12日
エリック・カール『パパ、お月さまとって!』
2021年09月05日
重松清『カレーライス』
2021年08月29日
三浦哲郎『盆土産』
2021年08月22日
ベバリイ・クリアリー『ゆうかんな女の子ラモーナ』

アーカイブ
生贄の踊り/パリ管弦楽団、ダニエル・バレンボイム指揮
ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』より。「お供え」を読んでイメージした曲です。
テリフリアメ/青葉市子
「この小説の雰囲気にぴったりの曲です」と小川さん。♪殻を破るとそこはみたこともない・・・・♪という歌詞ではじまる不思議な曲です。
 
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