恋愛エピソードが多い『赤と黒』ですが、意外にも「情熱に突き動かされて」「頭で考えるより先に体が動いてしまった」というような衝動的な愛がほとんど描かれていません。相手がどう出るか、自分がどう見えるかを考え尽くした上での愛情表現。これがフランス流の恋愛スタイルなのでしょうか?ちなみにフランスの担当編集者のお宅に招かれた時、去り際その家の男の子に雨の中わざわざ採ってきたオリーブの枝を贈られたという美しい思い出を持つ小川さん。「・・・あれはもしや、フランスの恋愛風おもてなしだったのかしら?!」と興奮してらっしゃいました。いずれにせよ幼い頃からロマンチックなおもてなしができるフランス人に脱帽です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |