他にはない発想や文体で、読み手を一気に物語へ引き込んでしまうバージニア・ウルフ。才能溢れる女流作家であったことは間違いありませんが、彼女の日記には『ダロウェイ夫人』を生み出す際の大変な苦しみが綴られています。小川さんはこの日記に大変共感されて、「同じ作家として励まされますねぇ」としみじみ。なんでも小川さん、執筆にとりかかる日の朝は同業の方のblogを読み、「今日は全然書けなかった・・・」などという告白を見つけると、「お互いがんばりましょう!」と心の中でエールを送ってからご自分の執筆に取りかかるのだそうですよ。なんというハートウォーミングなお仕事前の儀式!小川さんらしいです。
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